[熊野大社 本殿]
山形の熊野大社といえば、本殿の兎の彫刻が有名です。
本殿裏側にある彫刻群の中に兎が3羽隠れているというもので、
3羽全てを見つけられると願いが叶う、幸せになると言われています。
ちなみに3羽全ての居所を誰かに話すと、幸せは逃げてしまうそうです。
自力で探すのが幸せへの近道って事みたいです。
先ずは地図を見てから本殿の裏に向かいましょう。
八幡神社の前に小さな案内板が立っています(写真右側)。
拝殿の脇の道を進みます。
むっ、これは、お稲荷さんでは・・・。
ちなみに本殿の正面の向拝はこんな感じです。
彫刻だらけ。
懸魚のヒレは花になっています。
木鼻は珍しくも、鳳凰の頭と獅子。
躍動的な龍の姿もあります。
花の彫刻も様々あります。
こちらは菊かな?
手挟みの彫刻は花束のよう。
色が付いていない分、彫りの見事さが際立ちますね。
もう、どこを写真に収めればいいのか訳がわからなくなってきました。
[本殿の裏側]先の
お稲荷さんの赤い鳥居をくぐって裏側にたどり着きます。
稲荷神社があまり得意ではないワタクシはドキドキでした。
この面の彫刻のどこかに兎が3羽隠れているようです。
こちらの鳳凰の彫刻は躍動感があって立派です。
鳳凰の体って鱗が生えているみたいですね。
『宋書』巻二十八志第十八では、
頭は蛇、頸は鶴、背は魚、腹はスッポン、尾羽は魚の尾鰭、前半身は鴻に似ており、頭は青く、翼を並べるとされる。
さて、改めて兎を探したいと思います。
上から見下ろしていくと・・・
ここには生き物が居そうにないですね。
ってか、彫刻だらけで何処を見ればいいか分からん。
と思っていたら、ヒントはこの旗だと言われました。
あ、居た。
先ずは一羽目です。
確かに旗の絵の通りでした。
・・・とか。
向かって右側の木鼻。
波模様ですね。
ってか、上の方にセミの抜け殻が刺さってる。
3羽のうち残り1羽はこの辺りに隠されているという人も居るようです。
拝殿と本殿の間の路。
三つの社が並んでいますが、
そのうち二宮神社社殿は県の文化財に指定され、
三宮神社社殿は市の文化財に指定されています。
拝殿と本殿などを拝殿に向かって右側の下から見上げたもの。
目が悪いと兎を3羽探すのは難しいです。
オペラグラスが必要だと感じました。
ワタクシの場合はカメラのレンズを活用しましたけれど。
3羽目が見つかっても、幸せのために他言無用ってことで。
御朱印の話に、つづく。
【熊野大社】
山形県南陽市宮内3476-1
主祭神:伊弉冉命(イザナミ)
日本三熊野の一つ