[イチョウの落ち葉]
葉の黄色は色素「カロテノイド」による。
市街地に落ちるイチョウの葉ほど迷惑なものは無い。
バナナの皮並みに滑り易いから危険。
でも街路樹としては綺麗だから切らないで欲しいと思う矛盾。
O・ヘンリーの『最後の一葉』を思い出す光景。
って、あれは蔦の葉だけどな。
読書好きの伯父貴に名作だからと本を貰ったがイマイチ好きになれない話だった。
赤色に変わるのを「紅葉(こうよう)」
黄色に変わるのを「黄葉(こうよう、おうよう)」
褐色に変わるのを「褐葉(かつよう)」と呼ぶ。
[褐葉]
茶色っぽい葉の色は、フロバフェンと総称される褐色物質の蓄積による。
[紅葉]
やはり紅葉はこれぐらいビビッドじゃないとなぁ。
彩づく木々の下で“考える人(Le Penseur)”
「秋深き隣は何をする人ぞ (芭蕉)」的な?
紅葉や黄葉が色づき始めるのに最低気温8℃以下(広葉樹)が必要で、
さらに5℃以下になると一気に色づきが進むとされるそうな。
昨日、上野恩賜公園で散歩していた時も、かなり葉が色付いていました。
ワタクシは、桜よりも紅葉の方が心がトキメク。
桜は未だにあまり好きにはなれない花です。
梶井基次郎作品のせいかもしれん。
ゆえに、梅のほうが好き。
でも“空を見げる”という点では、紅葉の方が好きかも。
この季節の澄んだ青空と、赤や黄色のコントラストは最高に綺麗だと思う。
子供の頃には良さが全く理解できなかったものが理解できるようになり、
大人になったとしみじみ思う季節行事は、
紅葉狩りかもしれん。