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興味あるものを 興味ある人に。

私は諦めを敵とする。 私の日々の努力は実にこの諦めと闘うことである。 (北条民雄)

鳥居

滋賀県大津市の葛川坊村町へ。

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どこまで行っても大津市から出られません。

そんな感じで車で北に向かっておりました。

目的地は葛川坊村町。

冬は寒いんだろうなと思えるほど涼やかな場所でした。

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安曇川と書いて「あどがわ」と読むらしい。
上流に向かうにつれ、川の水がどんどん澄んで参りました。

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道中で沢山見た白い花。

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ウツギの花だそうです。
「和名のウツギは幹が中空である、空木(ウツギ)に由来しています」
ですって。

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かやぶき屋根が見える。
たぶんあれが「葛川かや葺の家」なんだろうな。

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左手に鳥居が見えます。

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地主神社(じしゅじんじゃ)の大鳥居。
木製で渋い。


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地主神社の拝殿と本殿が垣間見えます。

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赤い橋は「三宝橋」。

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橋から清流を見下ろす。
ここは明王谷というらしい。

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新緑が目に優しい。

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見ごろが終わった箱根空木(はこねうつぎ)。

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柿の花を初めて見たかも。

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この日の主要目的地はコチラの建物。

沢山の緑を見たので視力が少し良くなったのでは?

と期待してみたり。

って、またすぐに戻りそうですけどね。

ちなみに白い花(京鹿子)は走行中の車内から撮っています。

ピントが合っているのが凄いとテンションが上がるワタクシ。

文化財プレートがあるお宅があったので、

再訪することがあれば周辺を歩いてみたいです。



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山梨県富士吉田市『北口本宮冨士浅間神社』の参道から随神門まで。

北口本宮冨士浅間神社

北口本宮冨士浅間神社は、富士吉田市にある浅間神社の一社。

祭祀対象を富士山とする神社です。

由緒は古く、景行天皇40年(110年)に日本武尊が東征した折、

大塚丘に立ち寄り、そこから富士仰ぎ見て

「富士の神山は北方より登拝せよ」との勅をしたため、

その言葉に従って大塚丘に浅間大神と日本武尊を祀ったのが始まりだそうです。

後に富士山の噴火により、大塚丘の北方に社殿を建立。

これが現在社殿のある地になっています。

北口本宮冨士浅間神社
大鳥居まで続く参道の両脇は樹齢百年以上の杉で覆われています。

北口本宮冨士浅間神社
角行が荒行したと伝えられる立行石(たちぎょういし)。
江戸時代に大流行した富士講の開祖・角行(かくぎょう)が、
真冬に酷寒のなか裸身でここに爪立ちし、
富士山を遥拝しながら30日の荒行をしたんだとか。


北口本宮冨士浅間神社
神仏習合の時代には、この手前に仁王門があったそうです。
今は基礎石のみが残っています。


北口本宮冨士浅間神社
山門前には石橋が掛かっており、
清水が流れています。


北口本宮冨士浅間神社
北口本宮冨士浅間神社
阿形の狛犬。

北口本宮冨士浅間神社
北口本宮冨士浅間神社
吽形の狛犬。
かなり高い位置から見下ろしています。


北口本宮冨士浅間神社
大鳥居の先に随神門があります。

北口本宮冨士浅間神社
[随神門]
富士吉田市指定有形文化財
指定年月日:平成26年2月17日


北口本宮冨士浅間神社
ところどころに雪が残っています。
この辺りはまだ朝晩は寒いんでしょうねぇ。


北口本宮冨士浅間神社
元文元年(1736年)建立。

北口本宮冨士浅間神社
向かって右側の門守神(かどもりのかみ)。

北口本宮冨士浅間神社
向かって右側の門守神(かどもりのかみ)。

北口本宮冨士浅間神社
蟇股(かえるまた)には、なんとも可愛らしい彫刻が施されています。
左側の生き物は何なんだろう?


北口本宮冨士浅間神社
もしかして、七福神の弁財天?

北口本宮冨士浅間神社
だとすると、これは毘沙門天か?

北口本宮冨士浅間神社
これは大国天かな?

北口本宮冨士浅間神社
獏が彫られた木鼻。

北口本宮冨士浅間神社
向かって左側にもあります。

北口本宮冨士浅間神社
奥には獅子の木鼻も。

北口本宮冨士浅間神社
拝殿側から見た随神門。

北口本宮冨士浅間神社
こちらの木鼻には牙があります。
そして、蟇股(かえるまた)はやはり七福神だったようです。
手前に福禄寿が見えますもんね。


北口本宮冨士浅間神社
手水舎側から見た随神門。

門に千社札が貼られまくっているのは、昭和時代までの名残なのかしら。

【千社札】
題名を記した札(題名札)が貼られている間は、参籠(さんろう:宿泊参拝)と同じ功徳があるという民間信仰での風習から、日帰り参拝者が参籠の代わりに自分の札を貼った事が始まり。
神社仏閣の許可をもらって御朱印を頂いた上で千社札を張るのが本来の慣わしである。
神社仏閣に無断で貼ったり、剥しにくいシールを貼ったりするのは、不道徳である。

あの位置に貼る作業だけでも大変そうで、貼る側の気合を感じますなぁ。

今だと器物損壊行為になるのかな?



北口本宮冨士浅間神社
【北口本宮冨士浅間神社(きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)】

山梨県富士吉田市上吉田5558
主祭神:木花開耶姫命、彦火瓊瓊杵命(夫)、大山祇神(父)
※当初は諏訪神社であったと考えられている
諏訪神社の主祭神は、建御名方神と八坂刀売神(妻)

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山梨県富士吉田市『金鳥居』は富士山の入口。

金鳥居
[金鳥居(かなどりい)]
別称:一の鳥居
H9.7m,柱Φ0.88m,笠木13.4m


富士吉田駅ならぬ、富士山駅にやって参りました。

東京駅からバス利用で約1時間50分ぐらいで到着。

早朝だったもんで、先ずは神社に向かうことにしました。

と、その前に、金鳥居から富士山を眺めてみることに。

吉田口登山道に至る前にある鳥居で、

富士登山をする昔の人は、この手前で禊をしてから鳥居をくぐったのだそうです。

この鳥居の先は富士信仰の神聖なる信仰世界になるそうな。

金鳥居
扁額の富士山の文字は「富」ではなく「冨」なんですね。

富士山
この日、富士山がスッキリ見えたのは朝だけでした。

富士山
暖かいような、寒いような、不思議な体感気温でした。

さて、ここから歩いて北口本宮冨士浅間神社に向かいます。


金鳥居
【金鳥居】

山梨県富士吉田市上吉田(富士山駅より徒歩3分程度)
1788年(天明8年)建造後台風や戦争の金属供出などで失するも
1955年(昭和30年)に有志により再建された。

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山梨県甲府市『武田神社』は躑躅ヶ崎館の跡地に建てられた大正時代からの神社です。

武田神社




武田氏の拠点である躑躅ヶ崎館(武田氏館)跡に建てらた『武田神社』。



甲府駅からまっすぐに伸びた道の突き当たりにある神社で、



武田信玄を祭神としています。



ゆえに、ご利益は勝運なんだそうです。



武田神社
意外と広い躑躅ヶ崎館(武田氏館)跡。

武田神社
躑躅ヶ崎館(武田氏館)の遺構である石垣を利用した神社入口。

武田神社
真新しく感じる石鳥居。

武田神社
武田神社
鳥居の両脇をかためる狛犬。

武田神社
[甲陽武能殿]
薪能などが催されるようです。


武田神社
[三葉の松]

武田神社
富山の勝興寺(しょうこうじ)で見ましたけれど、
三ヶ月以内に別の場所で見ることになるとは親近感がわきます。


武田神社
黄金色になって落葉することから、
身につけると金運アップのご利益があるといわれています。


武田神社
[御水舎]

武田神社
鳳凰の兎の毛通し。

武田神社
大正8年(1919年)に竣工した社殿のうち、拝殿。

武田神社
屋根瓦には「武田菱」が見られます。

武田神社
向拝の造形。

武田神社
茅葺屋根の切妻部分に若干の意匠が見られます。

武田神社
向拝部分。

武田神社
本殿にズームすると・・・

武田神社
気配の先に鳥が居ました。

武田神社
拝殿の脇に井戸があります。

武田神社
こちらも躑躅ヶ崎館(武田氏館)の遺構だそうです。

武田神社
空のペットボトルがあるってことは・・・

武田神社
水を汲める場所があるってことで・・・

武田神社
武田信玄の娘が産湯に使ったという「姫の井戸」がありました。
ここで水を汲めます。


武田神社
その脇にある鳥小屋に居た鶏。
ずいぶんとイケメンです。


武田神社
なんかカッコイイ。
キャーこっち見てー的な感じでカメラを構えたら・・・


武田神社
別の鶏に割り込まれました。

武田神社
鳥小屋の下段に居た尾長鳥。
綺麗だ。


武田神社
顔が見えないけれど貴重そうな鶏も居ました。
ブルーの鶏冠って初めて見たわ。




「武田氏館跡」として国の史跡に指定されている武田神社がある敷地。



復元されたものもありますが、



土塁、水堀、空堀、土橋、虎口、井戸、天守台などの遺構が残っています。



武田神社

武田神社
水堀らしき場所。

武田神社
土塁らしき場所。

武田神社
土塁の上に上ると、富士山が見えます。

武田神社
見えてます。

武田神社
鳥も飛んで来ました。
名前がわからんけど。


武田神社
躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)の水堀。

武田神社
さて、御朱印を頂きたいと思います。

武田神社

武田神社
切り絵が描かれた紙の御朱印は1枚500円。

武田神社
書いてもらう場合は300円になります。




場所が気に入ったので、



一人で甲府に来た際は、周囲をぐるりと散策したいと思います。



ご利益は分かりませんが、気持ちの良い場所です。




武田神社
【武田神社(たけだじんじゃ)】

山梨県甲府市古府中町2611
主祭神:武田信玄
創建:1919年(大正8年)



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宮城県仙台市『大崎八幡宮』の社殿は国宝に指定されています。【前編】

大崎八幡宮


宮城県にある国宝と云えば、大崎八幡宮。

慶長12年(1607年)に伊達政宗によって創建されました。

絢爛豪華な安土桃山時代の社殿(本殿・石の間・拝殿)は国宝に、

長床(1棟)が重要文化財に、

社務所、旧宮司宿舎、神馬舎が登録有形文化財に

それぞれ指定されています。

その建物が見たくて、朝からバスに乗って母と二人で行って参りました。

大崎八幡宮
「八」の字が鳥になってる。

大崎八幡宮
鳥居の向こうは階段でした。
足が丈夫じゃないと神社には参拝できないんですねぇ。
母が頑張って上っていましたが、
ワタクシも歳を取ったら厳しいかもしれん。


大崎八幡宮
立て札が建っているのだけれど、
高い場所にある上、文字が見えません。


大崎八幡宮
[石鳥居]
宮城県指定有形文化財に指定されています。


大崎八幡宮
石鳥居の先にある階段と、その上の鳥居。

大崎八幡宮
こちらの立て札は文字が見える。

大崎八幡宮
階段を見下ろすとこんな感じ。

大崎八幡宮
階段を上がった先の鳥居。

大崎八幡宮
こちらの「八」の字も下の鳥居の額と同じく鳥の形をしています。

大崎八幡宮

大崎八幡宮
鳥居の手前にある阿形の狛犬。

大崎八幡宮
吽形の狛犬。
体型に親近感を覚えますわ~。

大崎八幡宮
最近、こういう説明書きを多く目にするようになったものの、
外国人向けの案内はあまり無いんですね。


大崎八幡宮
昔の手水舎だったと思われるもの。

大崎八幡宮
祓所(はらえど)と書かれた木札が建っている場所。

大崎八幡宮
長床に続く最後の階段。

大崎八幡宮
その手前にも狛犬が居ます。
狛犬って、参道に向かって建つものと、
拝殿を背にして建つものがありますね。
この差は何なんだろう?

大崎八幡宮
大崎八幡宮
鳥居の手前にあった狛犬よりはスマートです。
気になるのは、阿形吽形ともに角があること。


大崎八幡宮
[長床]
国の重要文化財に指定されています。


大崎八幡宮
別名割拝殿などとも呼ばれるそうです。

大崎八幡宮
こちらの扁額の文字も独特です。

大崎八幡宮
入口の上に軒唐破風が付いています。

大崎八幡宮
流鏑馬の絵が掛かっていました。
この絵、カッコイイですね。


大崎八幡宮
屋根は入母屋造こけら葺。
長床としては宮城県最古の遺構だそうです。
近年に解体修理されています。


後編に続く】



大崎八幡宮
【大崎八幡宮】
宮城県仙台市青葉区八幡4-6-1
主祭神:応神天皇、仲哀天皇、神功皇后
創建:不明


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宮城県塩竈市『鹽竈神社』の狛犬たち。

鹽竈神社


鹽竈神社の主祭神は、塩土老翁神、武甕槌命、経津主神。

武甕槌命、経津主神が東北を平定した際に両神を先導したのが塩土老翁神で、

塩土老翁神がこの地に留まって人々に製塩を教えたと伝えられています。

「塩竈」の地名の由来とされる竈が境内に安置されるのが御釜神社で、

境内には4口の竈が安置されているそうです。

さて、話は戻って鹽竈神社。

境内には複数の狛犬が居て、どれも独特の風貌をしており、

なかなか面白いです。

鹽竈神社
直毛っぽくも見えるヘアスタイルの阿形の狛犬。

鹽竈神社
吽形の狛犬。

鹽竈神社
ビリケンさんみたいな風貌の阿形の狛犬。

鹽竈神社
かなり歯が出ている気がする吽形の狛犬。

鹽竈神社
でも横から見るとそうでもない。

鹽竈神社
別宮内に見える阿形の狛犬。
スフィンクスみたい。


鹽竈神社
吽形の狛犬。

鹽竈神社
[随身門]
元禄11年(1698年)上棟。


鹽竈神社
[左大神]
神社の門守(かどもり)の神。


鹽竈神社
[右大神]

鹽竈神社
鹽竈桜の神紋以外の菊花紋が随身門にはありました。

鹽竈神社
降りるのに気合が要る急な階段。

鹽竈神社
この石段の途中にも狛犬が居ます。
こちらは阿形。
顔がシーサーみたいですね。


鹽竈神社
吽形の狛犬。

鹽竈神社
安永の文字が見えます。
江戸時代中期の狛犬ってことですね。


鹽竈神社
寛文3年(1663年)建立の花崗岩製明神鳥居。
奥の石段を登るには、かなりの気合が必要ですわ。


鹽竈神社
鳥居の扁額。
周囲に亀などの造形がめぐらせてあります。


鹽竈神社
石鳥居前の阿形の狛犬。
尻尾がリスのようにふさふさです。


鹽竈神社
吽形の狛犬。


狛犬の造形って面白いですね。

いまだに自分好みの狛犬に出会ってはいませんが、

今後は注目して探してみたいと思います。

ワタクシは、やはり恰幅が良いのが好みですわ。


鹽竈神社
【鹽竈神社】
宮城県塩竈市一森山1-1
鹽竈神社 主祭神:塩土老翁神、武甕槌神、経津主神
創建:不詳


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昭和生まれの大阪育ち。数十年前から母の実家の神楽坂エリアに生息。食,日本酒,旅,富山県,文化財(建築物),読書等を好み、当ブログではそれらにオマケ情報も加味しています。それなりの年齢になり、老眼とか更年期とか諸々の不具合も出て参りました。そんな多様な話をチマチマと記す日々です。
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