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興味あるものを 興味ある人に。

私は諦めを敵とする。 私の日々の努力は実にこの諦めと闘うことである。 (北条民雄)

長野県長野市『善光寺』で平成最後の3月の御朱印をいただく。

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そういえば、善光寺で御朱印を頂いたことがなかったと気づきましで、

青春18きっぷで母とちょっくら長野までやって参りました。

御朱印に惹かれて善光寺参りって感じです。

前回参拝したのは2016年の夏

今回はその時よりも、かなりじっくりと参拝することができました。

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敷石が敷き詰められた参道は史跡になっているっぽい。

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7000枚弱の石板が敷かれています。

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[仁王門]
扁額には「定額山」という山号が書かれています。


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[阿形]

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[吽形]

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仁王像は、巨匠・高村光雲と米原雲海の合作です。


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木鼻の獅子は頭にイラクサのような冠をかぶっていました。キリストっぽい?

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垣根に使われているトゲのある植物を利用しているようです。
鳥除けなんでしょうけど、グッドアイデアですね~

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仁王門の背後右裏に「三宝荒神」、左裏に「三面大黒天」が安置されています。

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ガードが固くてスマホでは撮影できませんけどね。

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[三門]
五間三戸二階二重門、入母屋造、檜皮葺
国重要文化財

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[本堂]
国宝


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桁行十四間、梁間五間、一重もこし付、撞木造、妻入、
正面向拝三間、 軒唐破風付、両側面向拝各一間、総檜皮葺


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提灯の上に雀が。
(クリックで拡大)


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内側の木鼻の生き物がハリーポッターに出てくるドビーに似ている。

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銅板に記された文字は鮮明ですが、
左側の木板に記された文字は消えているようでした。
何が記されていたんだろう?


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本堂から三門を眺む。
境内に人が増えて参りました。


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謎の岩が本堂の左右に設置されています。

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本堂を脇から眺む。
本堂の裏側には石塔が並んでいました。


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千人塚と称される供養塔。
慶長年間に起こった百姓一揆の犠牲者を弔うものらしいです。
よく見れば朱に塗られていますね。


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本堂を真裏から眺む。

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[経蔵]
桁行五間、梁間五間、一重、宝形造、檜皮葺、八角輪蔵付
国重要文化財


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くしゃみと闘いながらの参拝となりましたが、

ゆっくりと外周を散策し、かなり興味深かったです。

預けてあった御朱印帳を受け取りに向かいます。

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この建物内部で御朱印がいただけます。

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5種類ほどある中から2種頂くことにしました。

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そして今月限定の御朱印(書置き)も頂きました。

一生涯のうち、何度、善光寺参りができるかしら?

と、ふと思ってみたり。


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【善光寺】

長野県長野市元善町491
本尊:一光三尊阿弥陀如来(絶対秘仏)
創建年:644年


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東京都国分寺市『旧本多家住宅長屋門』と『旧本多家住宅倉』という国分寺市指定の文化財。

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国分寺市の文化財(建造物)に『旧本多家住宅長屋門』と『旧本多家住宅倉』があります。

『旧本多家住宅長屋門』は、国分寺村の名主だった本多家の屋敷入口に、

表門と先代当主の隠居所を兼ねて江戸時代末期に建てられました。

幕末から明治時代に分家の本多雖軒(すいけん)が村医者の拠点として利用しました。

築170年の経年劣化により、平成27~29年に保存修理工事が行われています。

現在見られる姿は改修後のものです。

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[旧本多家住宅長屋門]
国分寺市指定有形文化財(建造物)


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木造2階建,寄棟造,亜鉛鉄板葺

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おたかの道湧水園の入園チケットは「おたカフェ」で購入できます。
チケット代は100円です。


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おたかの道湧水園内から見た長屋門。

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向かって右側は土間物置。

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向かって左側に四畳半と六畳の和室があります。

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[旧本多家住宅倉]
国分寺市指定有形文化財(建造物)


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木造2階建,切妻造,生子板葺

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外壁は目地を切ったモルタル洗出しで、昭和の改修。


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屋敷地内西側にあります。

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敷地内には「湧水源観察ポイント」なるものも。

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侵入不可であるため、遠方に望む、って感じです。

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敷地内にある七重塔レプリカ。
国分寺にあったものを模しているようですね。



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【旧本多家住宅長屋門,旧本多家住宅倉】

国分寺市西元町1-1574-1 おたかの道湧水園内
入園料:100円
開館時間 9:00~17:00(入館は16:45まで)
休館日:月曜(祝日・振替休日の場合はその翌日)


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兵庫県神戸市『太山寺(たいさんじ)』の本堂は神戸市唯一の国宝建築物です。【その壱】

三身山 太山寺
[太山寺(たいさんじ) 本堂]
建立期:鎌倉後期永仁年間(1293年~1299年)

国宝


神戸市内で国宝に指定されている唯一の建築物がある『太山寺(たいさんじ)』。

国の重要文化財に指定されているものは、仁王門、阿弥陀如来坐像をはじめ18件。

なのに全国的認知度はかなり低いと申せましょう。

ワタクシの周囲の認知度は関西出身者を含めてもゼロでした。

南北朝時代に、南朝方勢力として支院41ヶ坊に僧兵を有していた太山寺。

現存する支院の一つである安養院には、

安土桃山時代の枯山水名園があり、国の名勝に指定されています。

本日は母と三宮駅から神戸市営西神・山手線(西神中央行)で伊川谷駅まで行き、

伊川谷駅からタクシー(1,080円/片道)で現地に向かいました。


太山寺 仁王門
[仁王門]
国指定重要文化財


太山寺 仁王門
新西国三十三箇所25番札所でもあります。
ちなみにココにバス停があります。


太山寺
バスの時刻がわかり易く1時間に1本。

太山寺 仁王門
他の場所にあったものを現在の場所に移築したと伝えられています。
室町時代中期の建築物で、入母屋造、本瓦葺、八脚門。
棟高は8mあります。


太山寺 仁王門

太山寺 仁王門
仁王像は菱格子で覆われています。

太山寺 仁王門
阿行(あぎょう)像を隙間から激写。

太山寺 仁王門
ガラスらしきものが填め込まれた眼球。

太山寺 仁王門
もっと詳しく見たいものの、格子で見えません。

太山寺 仁王門
吽形(うんぎょう)像。

太山寺 仁王門
仁王門の周囲に車道があるため、柵が設けられています。

太山寺 仁王門
屋根瓦は比較的新しい感じ。
鬼瓦が見えますが、表情までは見えませんでした。


太山寺 仁王門
もしかしたら鬼瓦だけは古いものなのかも。

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仁王門を出て、参道を歩きます。
途中のあぜ道に土筆が生えていました。


太山寺
広大な駐車場の奥にあった石垣。
城の石垣のような反りが見られます。


太山寺
基礎になっている石はかなり大きな一枚岩みたい。

安養院
太山寺は、支院41ヶ坊・末寺8寺・末社6社を有していたそうですが、
現在は龍象院・成就院・遍照院・安養院・歓喜院の5坊が残っているのみ。


安養院
[安養院(太山寺安養院庭園)]
石組みで表現した枯池式枯山水が見られるそうです。


安養院
安養院庭園(国指定名勝)の一般公開予定日は
4月27日~5月5日。


安養院

安養院
わき道から安養院内にある江戸時代中期の茅葺民家が見えます。

中門
[中門]
門をくぐった左側に受付があり、300円の拝観料を支払います。
震災の影響なのか、石段のずれが散見されました。


三身山 太山寺
[手水舎]

三身山 太山寺
手水鉢は大きな石をくり貫いたもので、
ワタクシにはかなり良いものに見受けられました。


三身山 太山寺
国宝への階段。
本堂は寺院建築には珍しい蔀戸(しとみど)が見られます。


三身山 太山寺

太山寺 本堂
蔀戸の上部が持ち上げられ、下部が撤去され、
開口部となっています。


太山寺 本堂
本堂は密教本堂式と呼ばれる形態です。

太山寺 本堂
この黒い開口部が蔀戸(しとみど)。

太山寺 本堂
桁行7間、梁間6間。

太山寺 本堂
懸魚は猪目(いのめ)懸魚。

太山寺 本堂
本堂外陣。
昭和39年(1964年)に解体修理され、内外の朱も塗り直されています。


太山寺
側面は蔀戸はごく一部だけで、他は板戸などになっています。

太山寺 本堂
本堂正面の石階段。
木製じゃなくて石段ってところが安定していて良いですね。


太山寺 本堂
白漆喰の亀腹(かめばら)。
震災では、この亀腹に亀裂が入ったそうです。


太山寺 本堂
朱塗りの柱と黒塗りの蔀戸、白漆喰の壁のコントラストが良いですね。

太山寺 本堂
本堂前の梅が満開でした。

_IMG_5361
杏と梅の接木と書いてありますね。

三重塔
梅越しの三重塔。

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_IMG_5363
地面には埋めの花弁が舞っていました。見ごろは過ぎているようです。



その弐】につづく。


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そしてこれから桜が見ごろに。



太山寺
【太山寺(たいさんじ)】

兵庫県神戸市西区伊川谷町前開224
宗派:天台宗
本尊:薬師如来、十一面観音
創建年:霊亀2年(716年)
開基:藤原宇合
新西国三十三箇所 25番,神戸十三仏霊場 4番,神戸六地蔵 1番,
播州薬師霊場 1番, 明石西国観音霊場 26番,明石西国観音霊場 23番(龍象院)


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山梨県南巨摩郡『身延山久遠寺』に青春18きっぷを使って行って来た。【その参】

身延山久遠寺
[久遠寺三門]


身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)のオンシーズンは桜と紅葉の季節。

真夏は人がそれほど多くない時期なのかもしれません。

だって、山頂の食堂に誰も居なかったんだもん。

ちなみに我々はおにぎりを持参していたのですが、

「山頂展望食堂 身延庵」の攻めたメニューが気になって、

こちらで昼食を摂ることに致しました。

山頂展望食堂 身延庵
山頂にある食堂なのにメニューが豊富。

山頂展望食堂 身延庵
[身延ゆばカレーデミチーズバーグ丼 900円(税込)]
盛り過ぎやろ~ってぐらいモリモリな内容。
これで900円は安いんじゃないかな。
ってか、ゆばをカレーに入れちゃうと訳が分からなくなります(笑)。


山頂展望食堂 身延庵
珍しく千葉県民Tが「ビールも飲んじゃう?」と訊くもんで、
注文しちゃいました~。550円なり。
一口目の美味しさが半端なかった。


食堂でのんびりして、時間が来たので階下のロープウェイ乗り場に移動。

人が居ないね~と話していたら、

ロープウェイの発車時刻前に中国系の観光客の団体さん登場。

ここにこれだけの人が居たのかと驚きました。

7分後には地上に到着。

ここから乗り合いバスで・・・と思ったものの、

当初の計画よりも2時間早かったもんで、帰りは自力で下山することにしました。

登りはしんどくても、帰りはラクだろう~

と軽く考えていたのですが、数段下りて認識の甘さを痛感しました。

文字通り、痛感。

一段一段の段差が高いので、太ももへの負担が半端ない。

急斜面なので転がり落ちそうで怖い。

そもそも高所恐怖症なのに、なにゆえワタクシは階段を下りているのか?

などと自問自答しつつ、落ちたら確実に死ぬ恐怖の階段を下り続けました。

マジで怖いし、マジで足の筋肉がプルプル震える。

足が震え過ぎて階段を踏み外しそうな恐怖感がある。

心底怯えました。

身延山久遠寺
「菩提梯(ぼだいてい)」と名付けられている287段の石段。
菩提とは、煩悩を断ち切り悟りの境地に至ることですが、
この階段を登り切ると涅槃(ここの場合は久遠寺本堂)に至るとか。
題目「南無妙法蓮華経」の七字になぞらえ、階段は7区画あるそうです。

菩提梯
踊り場で振り返るも上が見えないほどの急勾配。
手すりが無いと昇降できません。


身延山久遠寺
一段一段の段差が不均一であるところも怖さを覚える一因かも。
蹴上(けあげ)は、30cmぐらいはあると思う。
※建築基準法による平均的な蹴上は23cm以下


身延山久遠寺
震えながら階段を下りきったら、階下に案内板がありました。
体力に自信がない方は坂道か乗り合いバスで昇降することをお勧めします。


104mの高低差を287段の石段で一気に昇降するというある種の苦行。

そりゃあ、悟りもひらけそうです。

我々にとって、この日一番のイベントは、この階段を下ったことかもしれません。

地に足をつけた途端に足ががくがく震えて歩き難く、

そこから山門までの石畳の道が苦痛でしかたありませんでした。

歳を取ると、石畳も辛くなる可能性があると感じました。

石畳の隣には坂道があるのですが、こちらを通って三門まで到達。

最後に山門の敷居を跨ぐのもドッコイショと掛け声をかけないと跨げない程でした。

身延町
門前町のバス停まで歩くのも一苦労。
歩くのが辛いので一休みすることにしました。


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疲れている時に身体に染みるかき氷。
ワタクシはシンプルにカルピス味にしました。
400円也。


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門前町などに飾られている鉢植えの蓮は、
門前町の奥様方の組織が丹精込めて育てているのだとか。

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涼しそうな見た目の鉢。

身延久遠水
クオン薬局で売られている「久遠水」は目薬です。
クオン薬局でしか入手出来ません。


身延久遠水
[久遠水 530円(税込)]
特に花粉症による目のかゆみ、目の充血や痛みなどに効果があるそうな。


なかなか面白い一日でした。

しかし、もしもう一度行く機会があっても、階段は利用しないかな。

明日の筋肉痛が怖すぎる。

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帰りは甲府経由で帰宅。
電車内から隣の線路に豪華列車「四季島」の姿を見ました。
正面からは写真が撮れなかったのが残念です。



身延山久遠寺
【久遠寺】

山梨県南巨摩郡身延町身延3567
山号:身延山
宗派:日蓮宗
創建年:1281年(弘安4年)
開山:日蓮
札所等:日蓮上人霊跡、日蓮宗57本山、甲斐百八霊場108番


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【写真多用】埼玉県熊谷市『妻沼聖天山(めぬましょうでんざん) 』に再訪して御朱印を頂く。

妻沼聖天山

『妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)』には埼玉県唯一の国宝建造物があります。

高野山真言宗の仏教寺院で、正式には『歓喜院(かんぎいん)』といいます。

前回訪れた時は御朱印に興味が無かったのでチェックもしていなかったのですが、

今回はそれを目当てに再訪いたしました。

やはり、何度も訪れたくなるお寺ですわ。

今回は本殿を見ることなく帰ったのですが、

経年を見るために定期的に参拝したいと思っています。

妻沼聖天山
[中門(四脚門)]
熊谷市指定文化財


妻沼聖天山
妻沼聖天山の第二の門になります。

妻沼聖天山
最古の建造物なんですねぇ。

妻沼聖天山
様々な札が掛かっています。
そういえば、ぼけ封じのお守りが境内で販売されていました。


妻沼聖天山
真新しい札から、古い札まで様々な名称が掲げられています。

妻沼聖天山
中門の奥にあるのが最後の門である仁王門。

妻沼聖天山
妻沼聖天山
阿吽の狛犬が鎮座しています。
表情は柔和です。


妻沼聖天山
[御水屋]

妻沼聖天山
[仁王門]
明治時代に台風で倒壊したため、後に再建されました。


妻沼聖天山
ここで必見なのが、金剛力士像です。

妻沼聖天山
躍動感溢れる姿で迫力があります。

妻沼聖天山
「だめ、絶対!」というアテレコを脳内でしてしまいました。

妻沼聖天山
[拝殿]

妻沼聖天山
妻沼聖天山
こちらにも狛犬が居ます。
毛並みの良い尻尾が特徴ですね。


妻沼聖天山
拝殿の向拝。
手挟みがカラフルです。


妻沼聖天山
唐破風の下の彫刻にも色彩が施されています。

妻沼聖天山
ここだけでも竜が3匹・・・って、
龍の数え方って匹でいいのか?


妻沼聖天山
足の生え方が気になる虎も居ます。

妻沼聖天山
その両脇の蟇股は鬼ですね。

妻沼聖天山
まだ九時前だったもんで、本殿の見学はできません。

妻沼聖天山
前回見学したので、今回は中には入りません。

妻沼聖天山
ちらっと見ると、本殿はこんな感じになっています。

妻沼聖天山
前回と変わらずブルーシートが敷かれた相撲場。

妻沼聖天山
[閼伽井堂(あかいどう)」]
井戸を据えた土間と水天宮を祀る一室からなる建物。


妻沼聖天山
妻沼聖天山
妻沼聖天山

妻沼聖天山
天井は格天井になっています。

妻沼聖天山
籠堂(こもりどう)と本殿を繋ぐ回廊。

妻沼聖天山
妻沼聖天山
裏側はこうなっています。

妻沼聖天山
すらりと高い「夫婦の木」。
虫が居ないので、動かずに見ていられます。


妻沼聖天山

妻沼聖天山
エノキとケヤキのどちらが夫で妻なのかは不明です。

妻沼聖天山
樹の上のほうでは、枝が腕を組んでいるみたいに見えますね。

妻沼聖天山
ムシは居ずとも、マムシは居るらしい。

さて昨年11月18日、国の文化審議会は妻沼聖天山に所在する

歓喜院籠堂(かんぎいんこもりどう)
鐘楼(しょうろう)
閼伽井堂(あかいどう)
三宝荒神社(さんぽうこうじんしゃ)
五社大明神(ごしゃだいみょうじん)
天満社(てんまんしゃ)
仁王門(におうもん)
水屋(みずや)
平和の塔(へいわのとう)

の9件を有形文化財(建造物)に登録するよう文部科学大臣に答申し、

国登録有形文化財に指定されるそうです。

すごいですねぇ。

妻沼聖天山
さて、御朱印をいただくために社務所に向かいます。
openは9時から。


妻沼聖天山
墨の良い香りがします。
好きなお寺で頂く御朱印って、もの凄く嬉しいですね。

誰かを連れて来たいとは思うものの、

熊谷はちょっと遠いし、これからの季節は暑くなるからなぁ。



妻沼聖天山
【妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)】

埼玉県熊谷市妻沼1627
山号:聖天山
熊谷駅から朝日バス利用
【6番】太田駅・西小泉駅・妻沼聖天前線で「妻沼聖天前」停留所下車
片道460円 Suica利用可


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埼玉県熊谷市『妻沼聖天山(めぬましょうでんざん) 貴惣門』の修復された二天像がちょっと・・・。

妻沼聖天山

『妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)』には埼玉県唯一の国宝建造物があります。

高野山真言宗の仏教寺院で、正式には『歓喜院(かんぎいん)』といいます。

その貴惣門は国の重要文化財に指定されています。

素晴らしい彫刻群は一見の価値アリで、再度見たいと思わせる建造物。

ゆえに、本日、再訪して参りました。

前回と違っていたのは二天像。

修復が完了して、持国天と多聞天(毘沙門天)の像が見られます。

しかし、この修復はどうなんだろう?

別物感が半端ないんですけど?

妻沼聖天山

妻沼聖天山
6月に、二天像修復の報告などが行われるそうな。
ちなみに下が前回見た改修前の像です。

貴惣門
[持国天(じこくてん)]
東方を護る守護神として造像される場合が多く、
向かって右手前に安置されるのが原則とされます。


貴惣門
体色は赤く、右手を拳にして右腰に置き、左手に刀を持つ姿で表されることが多い。

貴惣門
足下に邪鬼を踏みつけています。
それが、こうなっちゃいました。

妻沼聖天山

妻沼聖天山
この塗料の照り感に違和感があるのだけれど?

妻沼聖天山

妻沼聖天山
一瞬、樹脂製の像かと思った。
それ以外の彫刻は以前のままなので、浮いている気もする。

妻沼聖天山
妻沼聖天山
妻沼聖天山
妻沼聖天山
妻沼聖天山
門の彫刻はやはりみごとです。

多聞天の腕が折れたため修復したらしいのですが、

このペイントはどうなんだろう?

経年劣化で良い感じになるはずという計算なのかしら?

何はともあれ、修復前に見ておいて良かったです。

今どきは、日光東照宮のような修復が流行りなのかしら。
(「日光東照宮 修復 ひどい」で検索)



妻沼聖天山
【妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)】

埼玉県熊谷市妻沼1627
山号:聖天山
熊谷駅から朝日バス利用
【6番】太田駅・西小泉駅・妻沼聖天前線で「妻沼聖天前」停留所下車
片道460円 Suica利用可


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群馬県高崎市『本坊』は国登録有形文化財に指定されているらしい。

榛名神社宿坊


「いわな」の文字がはためく姿に魅了され、

近付いてみたのが榛名神社の本坊です。

榛名神社二之鳥居手前にあります。

同時にはためく「手打そば」の文字。

アレルギー持ちにはなかなかスリリングですが、

イワナ塩焼き定食1,600円は魅力的です。

そんなことを考えながらふと階段の横を見ると、

文化財プレートが置いてありました。

なに!? ここは文化財だったのか!!?

完全にノーマークでした。

お店はともかく文化財は気になるので、

ちょいと階段を上ってみることにしました。

榛名神社
[榛名神社 二之鳥居]
この鳥居の左側手前に階段があります。


榛名神社宿坊
文化財プレートを発見。

榛名神社宿坊
[鐸木家住宅(本坊)門]
登録有形文化財(建造物)
江戸時代の建造物です。


榛名神社宿坊
残念ながら(?)、本日は休業日でした。


休業日でよかったような、そうでもないような・・・。

ちなみに、この門の先にあった鐸木家住宅(本坊)宿坊は取り壊されており、

平成28年9月14日に文化財登録を抹消されています。

消えてしまう文化財を知ると、旅を急がねばという気になりますね。

まだまだリストにマルが埋まらない状態ゆえ、

これからも地道に文化財めぐりの旅を続けたいと思います。


榛名神社宿坊
【本坊】
(そば、天ぷら、定食・食堂)
群馬県高崎市榛名山町183
営業時間9:00~16:00
定休日:不定休
http://www.haruna-honbou.com/


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【その弐】富山県高岡市『勝興寺(しょうこうじ)』の唐門も重要文化財なんです。

勝興寺
[唐門]
重要文化財
明和6年(1769年)京都で建立。
明和26年(1893年)移築。




現在、本堂以外の殆どの建物が改修中につき、



境内に入る門はこちらの唐門になります。



堀にかかる石橋を渡るのですが、圧巻の佇まいです。



もう、ここからで期待値が高まるってもんです。



勝興寺
石橋も古いものらしく、補強もしてありました。

勝興寺

勝興寺
兎の毛通しの鳳凰。
胸元の飾りは何だろう?


勝興寺
門に掲げられた額。
「雲龍山」は勝興寺の山号です。


勝興寺
何処を写真に切り取っても圧巻の彫刻群。

勝興寺
扉に色合いが無くとも、華美です。

勝興寺
龍は玉を持っています。




ちなみに、勝興寺は戦国時代に瑞泉寺と並んで越中一向一揆の中心勢力でした。



浄土真宗本願寺派といえば、一向一揆のイメージが強烈ですもんね。



寺の敷地は土塁・空濠で囲まれておりまして、



ここは越中の国府跡という伝承があるそうです。



境内は東を正面とし、総門、唐門を入った敷地南寄りに大規模な本堂が建ち、北寄りには大広間、書院、台所など寺僧の居住・接客用の建物群が軒を列ねる。近世建立の堂舎群がまとまって残り、近世寺院の景観を残す点に価値が認められる。



勝興寺




この唐門を観ているだけでも時間がさくさく進んでしまいます。



スゴイな、唐門。



歴史の授業で一向一揆のくだりは特に苦手だったワタクシ。



そのあたりをきちんと勉強しなおせば、



この境内の建物群も違った見方ができるのかもなぁと、ぼんやり思いました。



勝興寺
本堂側から唐門を望む。

勝興寺
檜皮葺の屋根が優美です。
こうやって見ていると、ぞりぞりとさかさまに撫ぜたくなりますね。
近くで見ると大きな板なんだろうけれど。




時間が無いので、本道に向かいます。



【その参】につづく。





勝興寺
【勝興寺(しょうこうじ)】

富山県高岡市伏木古国府
宗旨:浄土真宗
宗派:本願寺派
本尊:阿弥陀如来



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寛永寺の厳有院(げんゆういん)霊廟勅額門は国指定重要文化財です。

寛永寺
[厳有院霊廟勅額門(げんゆういんれいびょうちょくがくもん)]




江戸幕府4代将軍徳川家綱の霊廟勅額門が寛永寺霊園に建っています。



霊廟は昭和20年の東京大空襲で焼失したため、現存しているのは門のみ。



大層立派な門ゆえ、今は見られない霊廟は如何ばかりかと思われます。



寛永寺

寛永寺

寛永寺
形式は四脚門、切妻造、前後軒唐破風付、銅瓦葺。

寛永寺
右側の阿形の獅子

寛永寺
左側の吽形の獅子。

寛永寺
内部から見られないのが残念です。
ここにお墓があるのっていいなぁ~。




綱吉よりは家綱の方が好きなワタクシとしては、



年始からこの門を見ることが出来て良かったです。



久々にお万の方の話を読みたくなりました。



 


【厳有院霊廟(げんゆういんれいびょう)勅額門】
東京都台東区上野桜木1
延宝9年(1681年)建造



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長野県長野市『善光寺(本堂は国宝)』に牛がおる。

善光寺
[三門(山門)]
国指定重要文化財
内部には、四国八十八箇所の各寺院の本尊の代像が安置されている。




今回の青春18きっぷの旅の目的地は、善光寺。


千葉県民Tと二人で訪れたのですが、彼女は来た記憶が無いそうです。


「一生に一度は善光寺詣り」の言葉を全う出来てヨカッタヨカッタ。


ここは無宗派なので、どんな信心を持つ人でも受け入れてくれる度量の広いお寺さん。


お寺なので、お賽銭箱の前にはお焼香が置いてありました。


ここではやはり、「戒壇巡り」をしておくべきでしょう。


本堂の床下にある真っ暗な通路を通って、


本尊の阿弥陀如来が安置されている「瑠璃壇」という小部屋の真下にあるとされる


“極楽浄土への錠前”に触れるという有名なもので、


入場料500円でチケットを購入し、阿弥陀如来へ祈祷した後に体験できます。


日曜日だったので、家族連れが多く、「戒壇巡り」は大渋滞。


真っ暗な通路の壁を右手で触りつつ進むのですが、


結構ライフが削られました。


前の千葉県民Tにナビって貰いつつ鍵に触れましたが、


自分一人だけだったら、触れたかどうか・・・。


視覚障害(全盲)を疑似体験したような気分になりました。


こりゃ、音に敏感になりますわ。


出口で子供がギャン泣きしてましたが、


トラウマになっちゃうんじゃないかなぁ。


ちなみにワタクシはこれも一度体験済みでしたが、


子供の頃だったもんで、イマイチ記憶に残っておらず、


今回の体験が強く心に刻まれました。


多分、もう参加しないと思う。


善光寺
正面が仁王門。
手前の参道には多くのお土産物店が並んでいます。
暑い日なので、ソフトクリームが売れているようでした。


善光寺
[仁王門]

善光寺
[阿形(あぎょう)像]
向かって左側にあります。


善光寺
[吽形(うんぎょう)像]
向かって右側にあります。


善光寺
仁王門の細工は殆どがネットが掛けられていて、見えるものはごくわずかです。

善光寺
[本堂]
国宝
現本堂は宝永4年(1707年)の再建。
また、参道の敷石は市指定の史跡になっています。


善光寺
[本堂正面]
ここの獅子も、向かって左が阿形、右が吽形になっています。
※写真は拡大可能


善光寺
善光寺
ネットが掛けられているので、肉眼ではよく見えない彫刻ばかり。

善光寺
向かって左側から見た本堂。

善光寺
本堂の柱の飾り。

善光寺
裏側から見た本堂。

善光寺
忠霊殿・善光寺史料館と本堂裏の間にあった牛の置物。
緑の間らひっそりと立っていました。
森永乳業提供の乳牛象らしいです。
母牛が「善子さん」、仔牛が「光子さん」。
母と娘だったんですねぇ。


善光寺
[鐘楼]梵
鐘は重要美術品らしいです。たぶん。


善光寺
[経蔵]
これも重要文化財に指定されていますが、現在保存工事中で外観が覆われています。
また長らく見られないんだろうなぁ。


善光寺
落雷があったのか、折れた大木が三門脇に立っていました。



暑くて暑くて、いろんな意味でライフを削られるヒトトキでした。


春とか、秋などにお参りに行くのがベストじゃないかしら?


千葉県民Tと二人で、


「お参りが終わったら、冷たいものを飲みましょう」


を合言葉に暗闇&日射しと戦った今回の善光寺参りでした。


珈琲
冷たい飲み物が飲める時代って素晴らしいです。




【善光寺】
長野県長野市元善町491
本尊:一光三尊阿弥陀如来(絶対秘仏)
創建年:644年


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皇居北の丸公園の桜は今日よりも今週末が見頃かも。

北の丸公園



本日は会社の帰りに北の丸公園で桜を観るべく、九段下駅で下車しました。


日が少し長くなったので、夜桜というよりは夕桜という感じで、


徐々に暗くなっていく空に、白く浮かぶ咲き初めの桜を愛でる人々が


ゆったりと漫ろ歩いておりました。


でも見頃は数日後かな。


明日は20℃を超える暖かさになるらしい東京地方。


もしかすると一気に花開くかもしれませんねぇ。


北の丸公園
竹橋駅で下車して、千鳥ヶ淵経由で九段に行くのも良いかもしれませんねぇ。

北の丸公園
まだまだ蕾の方が多い九段界隈。

北の丸公園
田安門を見上げても枝の方が目立つぐらいです。

北の丸公園
でも樹によりけりで、結構咲いている個体もあるようです。

北の丸公園
濠には菜の花やスミレなどが咲いており、
もう少し桜のピンクが濃ければ綺麗だろうなぁと想像されます。


北の丸公園
桜とスミレ。

北の丸公園
震災以降、閉鎖されている九段会館。

北の丸公園
ちょっと田安門をくぐってみることにしましょう。

北の丸公園
でも、門をくぐるだけに留めました。

北の丸公園
田安門付近から九段の方を見下ろしたところ。

北の丸公園

北の丸公園

北の丸公園

北の丸公園


まだまだ、蕾の方が多いかもしれませんね。


北の丸公園
田安門付近から武道館を見上げたところ。

北の丸公園
田安門から靖国方面を見下ろしたところ。

北の丸公園
濠に映った桜もまた良し、な感じ。



北の丸公園の桜の開花状況を確認したもんで、家路に着くことにしました。


靖国通りを渡って、神社前を通過し、そのまま坂を下り続けて飯田橋方面へ。


と、その前に、靖国通りの桜の開花状況もチェックしておかねば。


北の丸公園
[九段坂常燈灯台]

靖国通り
[靖国通り(至・市ヶ谷)]

靖国
靖国神社は現在「靖国神社 さくらまつり」開催中です。

靖国
屋台も沢山出ており、人で賑わっていました。



今週末は桜も咲いて、この辺りは大混雑するんでしょうねぇ。



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青春18きっぷを使った日帰り山形県米沢市の旅。【写真多用】

米沢市
[米沢市上杉博物館]

誰でも青春18きっぷが簡単に使えるようになるとワタクシが信じている

ジョルダンの青春18きっぷルート検索。

便利ですよねぇ。

それを使って今回訪れたのが、山形県の米沢市。

初、米沢入りです。

天気はそれほど崩れなかったものの、夕方に向けて曇天。

ワタクシの米沢のイメージは日本海側らしい曇ったものとして定着しそうです。

でも、なかなか面白かったんです。

下調べナシの行き当たりばったり旅でしたが、

色々とタイミングの良さが重なり、結構順調に日帰り旅を満喫することが出来ました。

今回知ったのは、宇都宮駅までは毎度お馴染みだったもんで、

そこまでは旅気分が皆無だったってこと。

黒磯から「旅だーっ」という気分が沸き上がり、

次のターゲットは郡山にしようと思うほど、郡山駅の雰囲気が気に入りました。

それはそうと、今回の旅の目的地、米沢市の極々一部でワタクシが見たものを

下に羅列します。

それなりに文化財とも出会えたし、

まあまあ満足できる旅でした。

日本酒も買ったし!

地図
米沢駅は下の方、松川を渡った先にあります。

舞鶴橋
[上杉神社]
米沢城址にあり、上杉謙信を祀っているそうです。
遠くからでも分かり易く、旗がはためいていました。
それはそうと、あれ? この橋って・・・


舞鶴橋
橋の袂に案内板がありました。
この橋が「舞鶴橋」だったんですね。
国登録有形文化財の橋の存在は知っていましたが、
ここにあったとは知りませんでした。
しかも意外と小さい・・・。


舞鶴橋
[舞鶴橋]
石造アーチ橋、橋長5m、幅員7m
欄干は凝灰岩。


舞鶴橋
径間は狭いんですねぇ。

米沢城址
遠景。

米沢城址
石垣が結構イイです。
丸石なんですねぇ。


米沢城址
米沢城址の濠。

門
駐車場に立派な門を発見しました。
さぞ名のある門に違いない・・・と思ったのですが、
結構ぞんざいな扱い。
瓦が落ちかけています。


門
門
分家という意味の紋なのかなぁ。

出羽の織座
[出羽の織座 米澤民藝館]
山形県米沢市門東町1-1-16
日本で唯一の原始布、古代織に関する参考資料館なんだそうです。


出羽の織座
営業時間 10:00~11:30、13:00~16:00

出羽の織座
ワタクシが前を通りかかった時は昼休み中でした。

出羽の織座

出羽の織座
結局、再び戻ってくることはありませんでした。
(外の暖簾がいいよね)


米沢市
途中で暖簾を販売しているお店を発見しました。
しかし、ものごっい入りにくい雰囲気。
ご用の方はベルを~的なものが引き戸を入って直ぐの場所にあるのは
流石にハードル高いわ。


米沢市
うーむ、読んでも何かワカラン。

米沢市
とても立派な木造建築物。
ネットなどで囲いがしてあるし、「山形県」という文字も見えるので、
今は人の住んでいない文化財候補だったのかもしれないと妄想しておりました。


蔵
ものすごく立派な家の通りに面してあった蔵。
6畳云々&入居者募集の文字があったので、部屋を貸しているのかしら?


高校
[米沢女子高等学校校舎]
国登録有形文化財(建造物)
木造2階建,瓦葺,建築面積1713㎡
昭和初期の建築物。

実は偶然通りかかり、その外観に「いずれかの文化財に違いない」と思っておりました。
市でも県でもなく、国の登録文化財だったんですねぇ。


高校
木造の校舎が、しかも大人数の使用に耐えなければならない建築物が、
こうして残っているのは素晴らしいですね。


消火栓
何故か地面から浮き上がった消火栓を頻々に目にしました。
よーく考えたら、雪に埋もれるから嵩上げしているんですかね?


ウコギの垣根
[ウコギの垣根]
米沢藩9代藩主「上杉鷹山(ようざん)公」が非常食にもなるからと奨励したと知り、
ずーっと見てみたいと思っていたんですよ。
駅前の展示垣根であれ、実際に見られて良かったデス。


ウコギの垣根
でも、芽吹いた頃に見るのが正解だったかも・・・。


さて、今回ワタクシが米沢市で購入した日本酒は以下のとおりです。

日本酒
[純米大吟醸 香梅(こうばい)]
醸造元:香坂酒造(株)
容量:720ml
原料米:山田錦100%
「日本酒の芸術品」という言葉に惹かれて購入しました。


日本酒
[袋吊り斗瓶囲い 大吟醸 山五(やまご)]
醸造元:浜田(株)
容量:720ml
原料米:山田錦100%
限定品らしく、ネットで探しても見つかりませんでした。
要冷蔵。


日本酒
こちらはお土産用に購入した「吟醸 香梅」。
一枚目と同じく、香坂酒造(株)のものです。


結構迷いますよねぇ、日本酒を買うのって。

まだまだ初心者なので、試していないものが多く、好みも定まりません。

東北は日本酒の商品が半端なく多いもんで、

好みとして定着するには、まだまだ時間がかかりそう。

途中の福島でもお土産店に半端ない数の日本酒が置いてあり、

これからの旅は東北に決まりだなぁと思ったワタクシです。

(北陸は無条件にぶらり旅エリア)

次は会津で飲んだくれるかな~。




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埼玉県熊谷市『妻沼聖天山(めぬましょうでんざん) 仁王門』の仁王さんに撒かれている豆が気になる。

妻沼聖天山仁王門
ええんか? 節分の豆を仁王さんに撒いて・・・


寺院内に仏敵が入り込むことを防ぐ守護神である仁王さん。

門の両側に立つ、金剛力士(こんごうりきし)像のことです。

『妻沼聖天山』の仁王門にも立派な仁王さんが立っているのですが、

柵の隙間から足元を見たら、大量の煎り豆が落ちていました。

2月3日は節分でしたからねぇ。

でも、節分の豆って、鬼に撒くものではなかったっけ?

埼玉では仁王さんにも撒くものなのか?

と、二体の金剛力士像の足元を見て、文化の違いを感じました。

あの豆は誰が掃除するんだろう?

ってか、豆を撒いて、木像が傷まないのかな。

色々と気になります。

妻沼聖天山中門
正面が「中門」です。

妻沼聖天山

分かり易く、まっすぐ続く参道の奥が拝殿になります。

妻沼聖天山中門
実は注文も文化財になっています。
ただし、市指定。


妻沼聖天山中門

妻沼聖天山中門
中門の向かって右手に鰻屋さんがありました。
結構人が入っているようだったので今回は素通り。


妻沼聖天山仁王門
正面に見えるのが「仁王門」です。
万治元年(1658年)創立、
明治24年台風で倒壊したため、明治27年に再建されました。


妻沼聖天山仁王門
立派な仁王さんが門の両側にチラリと見えてます。

妻沼聖天山仁王門
貴惣門に比べると彫刻は少なくシンプルな造りですね。

妻沼聖天山仁王門
[阿形(あぎょう)像]

妻沼聖天山仁王門
[吽形(うんぎょう)像]
「だめ、絶対」
というキャプションを入れたくなるお顔と右手です。


妻沼聖天山仁王門
[阿形の狛犬]
仁王門の手前に狛犬が鎮座していました。
なんだかユルイ顔で癒される~


妻沼聖天山仁王門
[吽形の狛犬]
しっぽ、長っ!


狛犬
「あ」

狛犬
「うん」。

この狛犬たちは角が無いですね。

昭和時代以降に作られた物は左右ともに角が無い物が多いそうですが、

この狛犬はちょっと古そうなんだよなぁ。

いつの時代のものなんだろう?

今度、ガイドさんに質問してみようかな。



妻沼聖天山
【妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)】

埼玉県熊谷市妻沼1627
山号:聖天山

熊谷駅から朝日バス利用
 太田駅・西小泉駅・妻沼聖天前線で「妻沼聖天前」停留所下車
片道460円 Suica利用可


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【写真多用】埼玉県熊谷市『妻沼聖天山(めぬましょうでんざん) 貴惣門』は国指定重要文化財で3つの破風をもつ特異な形式の門です。

貴惣門

『妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)』には埼玉県唯一の国宝建造物があります。

正式には『歓喜院(かんぎいん)』で、高野山真言宗の仏教寺院。

本尊は、歓喜天御正体錫杖頭で重要文化財に指定されています。

もう一つの重要文化財が、貴惣門。

境内入口直ぐの門がそれです。

正面遠目では分かり難いものの、

近寄ると素晴らしい彫刻の数々で飾られています。

素晴らしいというか、凄まじいというか。

もう、どこをどう見ればいいのかワカランレベルで、

とりあえず写真を撮っておきました。

動画で撮るのがベストだったのかもしれませんが、

若干、アワアワしていたもんで思い浮かびませんでした。

貴惣門
【貴惣門】
嘉永4年竣工
安政2年(1855年)頃完成

この門は、正面よりも横から見る方が面白いです。


貴惣門

貴惣門
書の知識が無いもので、この書体の良さが語れませんが、
周囲の彫刻は素晴らしいと思えました。


貴惣門
屋根を上下二重とし、下重は前後に2つの切妻屋根を架け、
側面から見ると3つの破風をもつ特異な形式の門。←wikiより


貴惣門
蕪懸魚(かぶらげぎょ)

貴惣門

貴惣門
貴惣門
貴惣門
貴惣門
貴惣門
貴惣門
貴惣門
貴惣門
貴惣門
貴惣門
貴惣門
貴惣門

貴惣門
貴惣門
貴惣門
貴惣門

貴惣門
ここには何かが書かれていたんでしょうね。
今は全く見えませんが。


貴惣門
[持国天(じこくてん)]
東方を護る守護神として造像される場合が多く、
向かって右手前に安置されるのが原則とされます。


貴惣門
体色は赤く、右手を拳にして右腰に置き、左手に刀を持つ姿で表されることが多い。

貴惣門
足下に邪鬼を踏みつけています。

貴惣門
多聞天(毘沙門天)は修復中で不在でした。

貴惣門
貴惣門
貴惣門
貴惣門
貴惣門
貴惣門
獅子の口が赤いってことは、以前は朱に塗られていたのかもしれませんね。

貴惣門
貴惣門
貴惣門

貴惣門
貴惣門
貴惣門
貴惣門

貴惣門
奈良辺りでよく見る石の台座部分。
あの上にはこういう重厚な木造建築物が建っていたんでしょうね。
次回観る時は、もう少しリアルに妄想できそうです。


貴惣門
そして参道は手前側にある中門、仁王門へと続きます。


貴惣門
【妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)】

埼玉県熊谷市妻沼1627
山号:聖天山

熊谷駅から朝日バス利用
 太田駅・西小泉駅・妻沼聖天前線で「妻沼聖天前」停留所下車
片道460円 Suica利用可


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文京区小石川『旧磯野家住宅(銅御殿)』を念願叶って外部のみ見学して来た。※重要文化財

門
【旧磯野家住宅(銅御殿:あかがねごてん)】
表門も国の重要文化財
明治44年竣工
門扉は厚7cmの楠木の一枚板で、
これほどのものは二つと無いかと。



国の重要文化財に指定されている住宅が茗荷谷駅からすぐの場所にあります。


昔から散歩の度に前を通っていて内部見学してみたいと思っていたのですが、


本日念願かなって外観のみの見学会に参加して参りました。


ここは山林王・磯野敬氏の旧宅で、


予算と工期に制限を設けないで建てられた贅沢な建築物。


建築に使われた木曽のヒノキは、山まるごと購入して選んだものだとか。


制限が無かった時代なので、屋久杉も贅沢に使われているそうです。


中でも、御蔵島のクワを使った床柱は素晴らしい銘木とのこと。


来年は是非見てみたいものです。


(今年応募したものの、あっさり落選しました)


他に、ベルギーから取り寄せたガラスも特筆すべき建材。


関東大震災や東京大空襲、東日本大震災でも無事だったという、


大変しっかりした建物です。


こういう贅沢な普請道楽をしたいと思っても、


現代は日本に銘木が残っておらず、実現不可能でしょうな。


成長の早いスギとヒノキを植え過ぎて、花粉症に悩んでいるのに


地場材は売れていないし・・・。


ゆえに素晴らしい住宅は是非とも後世に残して頂きたいと願う次第です。


しび
門の上の鴟尾(しび)。



ちなみにこの建物は、磯野家からホテルで有名な大谷一族が暮らし、


現在は大谷財団が管理しています。


大谷財団と云えば、旧古河邸の管理でも有名ですね。


以前散歩中に見た「マンション建設反対」の看板。


既に隣に十数階建てのマンションが建ってしまっていました。


何もこんな場所にそんな高さで建てなくても・・・と思ってみたり。


景観が随分変わっていて、


小石川後楽園から見える東京ドームほどの違和感がありました。


なんか勿体ないなぁ。




門
【旧磯野家住宅(銅御殿)】

文京区小石川5-19-4
外観のみの見学は春と秋の金・土曜日に実施
内部見学は年一回(秋)で抽選
見学料 540円
※内部写真のWEB掲載は不可


【にほんブログ村】

学習院女子大学の前を通ったら学園祭をしていたのでちょっと立ち寄ってみました。

門
[学習院旧正門]
国の重要文化財に指定されています。
※移設


門目当てで立ち寄ったものの、

本日と明日は学習院女子大学学園祭「和祭(やわらぎさい)」だったらしく、

一部一般人も構内に入ることが出来るようでした。

ってことで、ちょっと見学。

学生の皆さんが「ごきげんよう」と仰るのには、

ああ、学習院だ~と感じ入ってみたり。

ワタクシもごっつい長らく女子校に居ましたが、

こんな雰囲気では無かったことは間違いない。

でも、構内に溢れる娘さんたちの多さに、

なんだかとても懐かしい感じがしました。

学園祭なので男性も入れるんですが、

偏差値の高そうな若者ばかりで「ほへーっ」と感心してみたり。

会話を漏れ聞いても、チャラくないもんな。

まあ、それはそうと、とても小ぢんまりした学園祭で、

オバチャンは居た堪れなくなってソッコー退散しました。

構内に入れたので、元・近衛騎兵連隊宿舎(明治末年建築)も観られたし。

構内は写真撮影禁止なのが、ちょっと残念でした。

image

門
唐草文様をあしらった和洋折衷の鉄門。
赤い色がなんとも華やかです。


image
全てがファンシーな学園祭の雰囲気でした。
(ピンク色とお花に溢れている感じ←イメージです


もう二度と足を踏み入れることはないだろうなぁと思いつつ、

重要文化財である正門を目に焼き付けて

(もしくはカメラに収めて)

帰路に着きました。



門
【学習院女子大学学園祭 和祭(やわらぎさい)】
2015年10月10日・2015年10月11日
東京都新宿区戸山3-20-1
東京メトロ副都心線西早稲田駅から徒歩1分


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sava!プロフィール

sava

昭和生まれの大阪育ち。数十年前から母の実家の神楽坂エリアに生息。食,日本酒,旅,富山県,文化財(建築物),読書等を好み、当ブログではそれらにオマケ情報も加味しています。それなりの年齢になり、老眼とか更年期とか諸々の不具合も出て参りました。そんな多様な話をチマチマと記す日々です。
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