南部鉄器を製造販売する『鈴木盛久工房』の創業は1625年(寛永2年)。
つまりは徳川家光が将軍だった時代です。
南部藩の藩政時代から代々鋳物師として南部藩に仕えた家で、
現在は15代目。
カフェに向かうべく歩いていたのですが、途中にあった店構えが気になり、
ふらりと入ってみました。
実は今回の旅のテーマは、「南部鉄瓶を買うこと」。
何か良いものが見つけられればいいなぁと思っておりました。
店内に並ぶ作品群は繊細で優美。
後で知ったところによると、
接客してくださった女性が現在の御当主だったようです。
初めての女性当主ってことで、話題になった方なんだとか。
日本伝統工芸展の鑑審査委員などをされていた方で、
宮内庁が作品を買い上げたこともあるとか。
しかし、入店時には全く知りませんでした。
2020年1月15日から日本橋三越本店で個展をされるそうです。
写真を撮らせていただいたこの一角に積まれているのは、
それに出す作品群なんでしょうね。ぜひ観に行こうと思います。
記念にワタクシが買ったもの。最も安価で買い易かったのです。
[左]コースター (竹) 、[右]コースター (梅)
各2,500円(税別)
梅は旅の記念に母に進呈しました。
ワタクシ用に買ったのはコチラ。竹です。
裏に銘が入っています。
店内には置いていなかったのですが、
(来年の個展には出すらしい)
写真などで見ると、こちらの南部鉄瓶は美しいです。
欲しいなぁとおもったのですが、だいたい十万円代。
なかなか勇気のいる買い物になりそうです。
そうそう壊れるものではないので、一生ものですもんね。
吟味をして購入したいと思っています。
吟味をし過ぎて目はどんどん肥え、予算も嵩むんですけどね。
南部鉄器は奥が深いです。
【南部鉄器 鈴木盛久工房(すずきもりひさこうぼう)】
盛岡市南大通1-6-7
営業時間 9:00~17:00
定休日:日曜
http://www.suzukimorihisa.com/