1662年(寛文2年)創業の『宮坂醸造』。
諏訪五蔵のひとつで、「真澄(ますみ)」の蔵元です。
その宮坂醸造が蔵の一角に設けているセレクトショップ「セラ真澄」に立ち寄りました。
真新しい建物だなと館内をぐるりと見まわしたら、
かなり高い位置に凝った欄干らしきものを発見。
何を彫ったものだろうかとガン見していたらマダムから
「全壊した建物から救出できたものを飾っています」とご説明頂きました。
そのこと自体を知らなかったのですが、割と大きな事故だったようです。
2010年7月5日午後7時40分ごろに、諏訪市の国道20号線の交差点で信号待ちをしていた乗用車の後ろに大型トラックが追突。弾みで2台とも宮坂醸造の「セラ真澄」というショップに突っ込んだ。2階建ての建物は全壊したが、ショップは営業を終えていたため人がおらず、運転していた男性2人も軽症で済んだ。
鉄骨の無い木材で建てられた建物に突っ込んだためか
建物は全壊でしたが運転手たちは怪我で済んだそうです。
凄いな、木造建築物。
新しく建てられたものですが、蔵の雰囲気が残っています。
左手に見えるのが欄間。
(許可を得て撮影しています)
欄間には裏面がありますが、こちらも双方素晴らしい彫刻なんだそうです。
はめ込んであるので見られませんが。
欄間を見ていたら「奥に立派な松があるんですよ」とご案内頂きました。
樹齢200年以上の黒松が庭にででんと立っていました。
ワタクシが立っている建物が事故に遭った場所だそうです。
黒松は無事だったんですね。
チラリと聞いたところによると盆栽用の松らしい。
この庭は一見の価値あり。絶対に見ておいたほうがいいです。
右側がショップ。背後左側が「松の間」と呼ばれる試飲ルームです。
時間不足でお酒の購入ならず。
鍾馗さんらしきものが中庭の小さな池(?)に飾ってありました。
ショップ(右手)の前は贅沢にも石張りです。
かなりお金のかかった建物だと思う。
時間が殆どなかったため迷う時間もなし。興味深い商品が多々あったのに残念です。
次回はここで時間を多めにとり、じっくりと見て商品を購入したいと思ってます。
真澄の酒粕を使ったわさび漬けを発見。
美味しい木綿豆腐が手に入ったらこれを乗せて食べようと思ってます。
セレクトショップだからか、こんなお茶もありました。
喉が渇いていたので買ったのですが帰宅後もまだ飲んでいません。
【宮坂醸造(みやさかじょうぞう)】
蔵元ショップ セラ真澄
長野県諏訪市元町1-16
https://www.instagram.com/cella_masumi/
https://www.cellamasumi.jp/