
菊池寛実記念 智美術館は、実業家菊池寛実の三女で京葉ガス会長などを務めた菊池智の現代陶芸コレクションを一般公開することなどを目的として2003年開館しました。
現代陶芸を何度見てもイマイチ理解できないワタクシですが、本日はチャレンジするつもりで鑑賞致しました。まあ、結論から申せば、やっぱりよく解らなかったんですけれども。
館内は基本的に撮影禁止ですが、2作品のみ撮影が許されています。
そちらを撮ったので、今後理解に努めたいと思います。

この企画展のフライヤーを飾っている大賞作品。


審査員のコメント付きです。

こちらは優秀賞受賞作。
色が綺麗で、これは飾っていても良いなと思えました。


しかしコメントがワタクシには難解だったりする。
現代アートの優劣の付け方がイマイチ解からない。
それぞれの良さがあると思うのだけれど、受賞作品と入選作品のどこに差があるのかがワタクシには難解でした。
いつかは解かるようになるのかなぁ。

さて、美術館の敷地内には、2003年に登録有形文化財に登録された千葉亀之助自邸の洋館があります。内部は非公開ですが、外観だけ見学。

ものすごく分かり易い場所に文化財プレートが掲げられています。
登録名:池寛実記念智美術館別館

玄関のレンガっぽいタイルが異様に綺麗なんだけれど貼り換えたのかな。
(大正15年竣工)
※昭和54年に本館(和風建築)から火が出て洋館も延焼したとか

遠目で見ると十字架かと思った真鍮製らしき飾り。

腰壁部分は小松石。

側面。
木造2階建て。
天然石らしきスレート屋根が目を惹きます。


スレート葺は雨水の仕舞いが大変なんですよね。

駐車場奥にある木造の建物。
これは何だろう?
火災があったということは、修繕されたってことですね。元の形とは異なっているようですが、長らく大切に使われてきた建物なんだそうです。
菊池智さんのこの建物に対する愛情が感じられます。
近代的な美術館の建物との対比がなかなか面白い。

美術館でスタンプカードを貰ったので、埋まるまで通ってみようと思っています。
いつか現代陶芸の良し悪しを習得できるといいなぁ…。

【菊池寛実記念 智美術館】
きくちかんじつきねん ともびじゅつかん
東京都港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル
開館時間 11:00~18:00
休館日:月曜、年末年始、展示替期間
※たぶん電子マネーは使えません

https://www.musee-tomo.or.jp/

