
[自由学園明日館]
東京都豊島区西池袋2-31-3
10:00~16:00(15:30までの入館)
喫茶付見学600円(見学のみは400円)
国指定重要文化財
アメリカが生んだ巨匠フランク・ロイド・ライト。
日本では、帝国ホテルの設計で特に有名です。
そのF.L.ライトが設計した校舎が、自由学園明日館。
関東大震災や第二次世界大戦の空襲から免れた建物で、国の重要文化財になっています。
経年劣化が顕著になったため、
1999年3月から2001年9月まで保存修理工事が行われました。
(第44回BCS賞受賞作品(2003年))
実はワタクシ、ずーっとココに来たかったんですの。
でも平日しか中に入れないので、諦め続けておりました。
ようやく来ることが出来て良かったです。



建物は、木造、漆喰塗。


小教室が並ぶ棟。
読書会らしき勉強会が開催中でした。


外構には、大谷石がふんだんに使われています。


[会議室 Rm1925]


老朽化ゆえでしょうか?


分かり易い館内マップがあったので参考に。


[ホール]
正面に大谷石で囲われた暖炉があります。


座高が低い子供用の椅子。


ライトのデザイン“らしい”照明。


喫茶付きのチケットで入館したので、
珈琲 or 紅茶、クッキーor パウンドケーキ(ミニ)が付きます。


コースターは、このホールの絵になっています。



アール・デコっぽい窓枠。


小窓には、上の窓の重量からかくるズレなのか、隙間が開いています。
ここから蚊が侵入しておった。


[食堂]
家具が低めで天井が若干高めゆえ、広い空間に見えます。


F.L.ライト設計の照明。




ここにも暖炉が。
たぶんホールの暖炉の真裏かと。


真新しい大谷石と古い大谷石の色の差が面白いですよね。


[JMショップ]
物販コーナーです。
ここだけの入館には見学料がかからないっぽい。


この椅子、欲しいなぁ~。


見学できない日もあるため、見学カレンダー参照のこと。


[自由学園明日館講堂]
結婚式も執り行なえるそうです。


[講堂外観]
これだけの芝生スペースを都心で残していられるって、スゴイですよね。
そして敷地内には、自由学園生活工芸研究所の物販を行っている建物があります。
そこで購入したのが下の数点。
自由学園といえば、婦人之友社。
自由学園の創立者である羽仁夫妻が作った出版社でして、
隣接して建物があるのですが、
そこの窓もなかなか面白いデザインになっていました。

[婦人之友社]
豊島区内でも代表的な建築物を見ることが出来、納得することが出来ました。
文化財の維持って、お金がかかるだろうなぁと実感することが出来る建築物で、
入館料の600円で少しは足しになるんだろうか? と不安になるほどです。
数年後には、値上がっているかもね、入館料。