紫織庵_全景
京都の伝統的な「大塀造」建築の代表例。




地下鉄烏丸線で烏丸御池駅下車、6番出口より徒歩5分。



迷ったとしても、徒歩10分程度のところに『紫織庵(川﨑家住宅)』があります。



京都市指定有形文化財及び京都府医学史研究会史跡でもある建物は、



京町家に洋間があり、



和洋折衷の外観が京都の町並みの中では一風変わった趣があります。



江戸時代後期に荻野元凱が開業していた医院の跡地に、



室町随一の豪商・四代目井上利助氏がモダンな洋間を加えて新築。



その後、昭和40年から平成9年まで川﨑家の方々が住んでいたそうです。



でも家族4人で住むには広過ぎるんだとか。



紫織庵 (85)
和室設計:数奇屋の名工・上坂浅次郎
洋間設計:近代建築の父・武田五一
1926(大正15)年


紫織庵 (84)
ネットで予約をしていたので、そのまま玄関まで入ります。

紫織庵_玄関
このアプローチが良いですねぇ~。
右手が洋間(洋館)。


紫織庵_洋間外壁
タイルと石張りの外壁、窓枠は木製に塗料を塗っていますね。
窓枠はピンクですが、すごい色彩センスだなぁ。


紫織庵 (73)
[玄関]
夏のしつらいになっていました。


紫織庵 (70)
玄関の上框はかなり高め。
靴脱ぎ石の下に木の板も敷いてありました。
(つまりは階段状になっている)


紫織庵 (72)
玄関の左側の壁に押しボタンが見られます。

紫織庵 (71)
呼び鈴っぽいですね。

紫織庵 (69)
入り口で見学料800円を支払います。
最初から最後まで、凄く丁寧に対応して頂きました。


紫織庵 (68)
玄関の右側にある洋間。
ここが医院だった場所らしいです。
天井は格天井。立派です。
壁は張り替えているそうな。


紫織庵 (81)
建築当初から変わらぬ照明器具。
かなりモダンなデザインです。


紫織庵 (67)
椅子も古そうなのですが、自由に座って良いそうです。
「暑いのでクーラーの前で涼んでください」と勧めて頂きました。


紫織庵 (80)
邸内の殆どの建材は、建築当時のままだそうです。
内装の木部はすべてチーク材が使われています。


紫織庵 (79)
重厚な造りのドアには彫りがあります。

紫織庵 (78)
アール・ヌーボーっぽいデザインですね。

紫織庵 (77)
ドアと同じ資材に見える暖炉上部の飾り棚。
鏡も古そうです。


紫織庵 (76)
寄木細工の床。

紫織庵 (66)
洋間の横にある茶室。天井がごっつい明るくて驚きます。

紫織庵 (64)
入り口の天井がガラス張りになっていました。
なんて贅沢なんだ!


紫織庵 (65)
ドアストッパーには木目込み人形の兎が、ちょこんと置いてありました。

紫織庵 (63)
川﨑家住宅の通称になっている「紫織庵」はこの茶室の名前です。

紫織庵 (62)
壁が紫紺でめっちゃオシャレ。

紫織庵 (61)
水屋。

紫織庵 (60)
左奥に出入口があります。

紫織庵 (59)
南瓜みたいな形の照明器具。
この箇所に設置しているのって、あまり見たことが無いかも?


紫織庵 (58)
天井部分の開口部。

紫織庵 (57)
いずれか名のある銘木とは思いますが、
何かはワタクシには分からない木で作られた欄間。
右側の柱は北山杉かな。

紫織庵 (1)
庭から「紫織庵」を望む。

紫織庵 (74)
[廊下]
手前左側が玄関になります。


紫織庵 (75)
廊下の照明器具。
シンプルですが、モダン。


紫織庵 (56)
右手の窓ガラスは「波打ちガラス」。
ガラスの板が大変高価だった時代のオリジナルです。
ゆえに良く見るとガラスが波打っています。


紫織庵 (55)
左手の和室では祇園祭期間中の「屏風飾(屏風祭)」を一年中展示。
屏風は撮影禁止なので、室内の写真はありません。
洛中洛外図も展示してありました。


紫織庵 (4)
[畳敷中廊下]

紫織庵 (53)

紫織庵 (54)
庇が深いので夏の日差しも奥までは入ってきません。

紫織庵 (51)

紫織庵 (48)
簾の効果って半端ないですねぇ。

紫織庵 (49)
御簾の掛け方を初めて間近で見ました。
そうか、こういう仕組みだったのか。


紫織庵 (50)

紫織庵 (47)

紫織庵 (46)
東山三十六峰をモチーフにした竹内栖鳳の欄間。

紫織庵 (43)

紫織庵 (44)
床の間には、祇園祭の鉾の絵と粽が飾っていました。

紫織庵 (41)
[付書院の小脇の杢目の板]

紫織庵 (42)
仏間から茶室を望む方向。

紫織庵 (45)
床に敷かれた「網代」にはそれを抑える金具があるんですね。
初めて知りました。


紫織庵 (40)

紫織庵 (39)
苔生した庭は、どうしてこんなにも魅力的なんでしょうねぇ。

紫織庵 (37)
右手方向に土蔵があります。

紫織庵 (36)

紫織庵 (35)
これがその織部灯篭。

紫織庵 (34)
確かに人型になっています。

紫織庵 (33)
庭には打ち水がしてありますね。

紫織庵 (32)

紫織庵 (30)
襖の幅が違う理由は分からずじまいでした。

紫織庵 (31)
この時代の照明器具ではよく見る形。

紫織庵 (29)

紫織庵 (28)
左手手前が浴室、奥がトイレになっています。
※トイレは女性トイレのみ改修済み


紫織庵 (27)
蔵に向かう廊下にも杉の丸太が使われています。

紫織庵 (26)
左手が土蔵。
商品を展示してありました。
土蔵は切妻造本葺2階建て。
手前と奥の二棟あります。


紫織庵 (23)
土蔵の扉の下に敷かれたレール。
重い扉を開閉し易いように工夫されています。


紫織庵 (21)
内扉を引き出すための金具。

紫織庵 (22)
東邦電気工業株式会社製ですかね?

紫織庵 (20)
2階へあがる階段。

紫織庵 (19)
2階から階段を見下ろしたところ。
天井が吹き抜けになっている珍しい階段です。


紫織庵 (18)

紫織庵 (17)
1階の洋間の真上にある「鎌倉彫の間」。

紫織庵 (16)
凝った形の照明器具。

紫織庵 (15)
ステンドグラスはアール・デコ風。

紫織庵 (14)
ちょっとタイプは違うけど同じくステンドグラスがここにも。

紫織庵 (13)
電熱式の暖炉。
天板部分はアラバスターですかね。


紫織庵 (12)
寄木細工の床。

紫織庵 (11)
部屋の名前にあるとおり、腰壁が鎌倉彫になっています。

紫織庵 (10)
2階廊下の畳は、踏み心地の良い藁床の畳床っぽいです。
フカフカしていて、めちゃくちゃ気持ちよかった。

長襦袢などの展示即売会をしている和室が左側にありました。


紫織庵 (9)

紫織庵 (8)

紫織庵 (5)
祇園祭の時は、間近に鉾が見られるようです。

紫織庵 (6)
紫織庵 (7)
こういう場所を造る辺りが、京都らしいですね。

紫織庵 (83)
通りから見た鉾見台。

紫織庵 (25)
玄関から奥の庭までトンネルが通っているそうです。

紫織庵 (24)
これが庭側のトンネル出入り口。

紫織庵 (2)
屈んで歩く程度の高さでしょうか。

紫織庵 (3)




京都の町家を見学するなら、とても良い勉強材料って気がします。



ただし、裕福な町家ですけど。



日々見学方法や対応などが変わっているようなので、



必ず事前確認をしてからお出かけください。





紫織庵 (38)
【紫織庵(しおりあん)】
京都府京都市中京区新町通六角上る三条町340番地
開館時間 10:00~17:00 要予約
休館日:火曜
入館料:800円(2015年6月5日より)
http://www.shiorian.gr.jp/



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