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竹橋にある丸紅ギャラリーで、「濱野年宏 伝統と現代のハーモニー 聖徳太子絵伝四季図大屏風(中宮寺蔵)と新作」という長いタイトルの展覧会を朝から観て参りました。

丸紅にギャラリーがあるのは知っていたのですが、入るのは今回が初めて。

ギャラリーに行くことが目的だったので内容は正直二の次だったのですが、めちゃくちゃ驚く出来事があったので逆に記憶に残りました。

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丸紅東京本社の3階にあるギャラリーは、正面右側にあるエスカレーターで直接行けます。

開館時間ちょい前だったので入口で待つかなと予想しつつエスカレーターに乗ったのですが、3階フロアに着いたらなぜか黒い服のギャラリー関係者らしき人々が入口付近に立っている。

今日は入っちゃダメなのかしら? と不安になり近くの方に伺ったところ、「どうぞお入りください」と言われたので扉を入って受付に向かいました。

入館料を支払い(現金不可)、コインロッカーに荷物を預けて、いざ鑑賞!
と思っていたら、背後が少し騒がしくなったので振り向くと、宮さまがお出ましになっていました。

めちゃくちゃ驚いた。ってか、毛穴が全て開いたんじゃないかってぐらい驚きました。

思わず壁に寄って姿勢良く立つワタクシ。目の前を宮さまが通り過ぎる際、ほんの少しお辞儀をしたら、会釈を返されました。

濱野年宏さんと思われる方が宮さまに寄り添って作品の解説をしているため、かなりゆっくりと進まれる。

その後ろを随行の方と複数の関係者らしき人々がぞろぞろと付いていくのですが、その最後尾にワタクシも付いていく羽目に。

途中であまりにも不安になったので「この場で暫く待ってから進む方が良いですか?」と最後尾の関係者の方に伺ったところ、「大丈夫ですよ」と言われたので、半分漏れ聞こえる解説を耳にしつつ作品を眺めておりました。

正に「眺める」という言葉がぴったりな心境。

視覚情報が分散し、内心ずーっと狼狽えておりました。

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ここは撮って良いと言われたところ。

さて本日間近に拝した宮さまとは、三笠宮彬子女王殿下のことです。

オックスフォード大学で日本美術史を専攻され博士号を取得された初めての女性皇族で、ワタクシが密かに "凄い女性皇族だなぁ" と尊敬している方です。年下なんですけれども。



観賞中は逆に関係者の方々に気をつかって頂いて恐縮しまくりでしたが、宮さまが「一般の方もご自由に(ご一緒に)」とのスタンスだったようです。

昭和生まれのワタクシとしては、昭和生まれの皇族(←ここ重要)の方々は雲上人だという感覚がどこかにあるため、こんなことをリアルで体験できるとは思ってもみませんでした。

朝からインパクトが強すぎる体験をしたため、この後で何処に行くつもりだったのか思い出せず、とりあえず東京駅まで歩くことにしました。フライパンを買わねばならんし。

そして再び小さいながらも驚くことがあったのですが、その話はまた後ほど。

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<丸紅ギャラリー概要>

丸紅は、創業(1858年)から現在まで続く繊維に関わるビジネスを通じて蒐集・保全してきた江戸期を中心とする古い時代の染織品(きもの、帯、袱紗など)や染織図案、1960~70年代にアートビジネスに携わる中で入手した西欧絵画、そして、染織図案の接点などから画家本人や画商を通じて蒐集された近代日本絵画を「丸紅コレクション」として所蔵しています。2021年11月に開館した丸紅ギャラリーでは、「古今東西の美が共鳴する空間」をコンセプトとして、丸紅コレクションを中心にさまざまなテーマで展覧会をおこなっています。

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「濱野年宏 伝統と現代のハーモニー 聖徳太子絵伝四季図大屛風(中宮寺蔵)と新作」
<開催概要>

開催期間:2023 年 9 月 12 日(火)~10 月 14 日(土)
開館時間:10時~17時(入館は 16時半まで)
休館日:日曜日・祝日
入館料:一般500円(高校生以下無料)
※障がい者手帳をお持ちの方と介助者の方1名は無料
※着物、浴衣など、和装でのご来館の方は無料
※入館料は全額、社会福祉法人丸紅基金に寄付されます
主催:丸紅ギャラリー、日本経済新聞社
協力:中宮寺門跡、公益財団法人メセナかがわ・濱野年宏芸術交流協会



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【丸紅ギャラリー】

東京都千代田区大手町1-4-2 丸紅ビル3F
(東京メトロ東西線「竹橋駅」3a出口より徒歩1分)
開館時間 10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:日曜、祝日、年末年始、展示替え期間
入館料:一般 500円(キャッシュレス決済のみ
※Suicaが使えます
※現金利用不可
https://www.instagram.com/marubeni_gallery_official/
https://www.marubeni.com/gallery/


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