「国立極地研究所」で検索すると、
「国立極地研究所 よりもい」という言葉がトップに出るのです。
「よりもい」の意味が謎だったのですが、
調べてみると『宇宙(そら)よりも遠い場所』というアニメの略称なんだとか。
(最近のアニメの略称は、付け方自体がよーわからん)
この「よりもい」の聖地が、国立極地研究所なんですって。
その気配は売店にしか無いようですが、
この日は結構な見学者たちが小ぢんまりした館内に居ました。
観測隊といえばコレ。雪上車です。
書体が時代を感じさせます。
クローラの音が聞こえそうな重々しい感じがしますね。
外にはスコップなども付いています。
中に入れておかなくて大丈夫なのかな。
フロントガラスは小さめなんですね。
吹雪いたら前が見えないんじゃないのか?
ワイパーの責任が重すぎる。
雪が白いから、雪上車は黒く作っているのかな?
と思って大原鉄工所のHPを見たら、今は朱色でした。
メンテナンスのためか同社からも南極地域観測隊に参加者がいます。
基地の模型が展示してあります。
結構広いな。
ライブ映像も観られます。
気温マイナス10℃って、今は意外と温かいのか?
北海道の冬の温度がビビるレベルだったので、それ基準で。
時代とともに防寒性能も向上しているようです。
体験ができます。
南極の氷が展示してありました。むき出しです。触れます。
南極の氷からスタートするパンデミック小説を読んだことがあるため、
触るのが躊躇われる小心者のワタクシです。
言われないと「南極の氷」と分からないかも。
オジサマが「音がする」と耳を近づけて居られました。
基地の個室はミサワホーム製。
同社からも南極地域観測隊に参加者がいます。
西村淳氏の「面白南極料理人」を読んでから、
南極地域観測隊が近しく感じられるようになりました。
あの作品は面白いです。
映画にもなりましたね。
自分だったら何を持って行くかなぁ、と考えるのも楽しかった記憶があります。
近しくも遠いところでは、昔、
友人の旦那さんの友人が南極地域観測隊に参加していたってことがありました。
年賀状はそちらの消印だって聞いたことがあります。
企業に所属していて出向を命じられたら家族は慄くだろうなぁ。
学生時代にもっと「働き方」を考えていたら、
そういう選択肢もあったんだなぁと感じました。
結局は親族が所属する分野で働く率が高いって気がする。
ワタクシも祖父の仕事の分野からあまり離れてないもんなぁ。
エンジニアってかっこいいよなぁ~と思いながら見学していたワタクシです。
さて、売店では何も買うつもりが無かったのですが、
壁に貼ってあったカレンダーを見て気持ちが動きました。
洗面所のカレンダーはこれにしようと思い、購入。
なかなか良い感じです。
掛けるのが楽しみです。
先行販売という文字がありましたが、
ここ以外でどこで売っているんだろう?
隊員たちが撮影した写真を使ったカレンダーは1,200円(税込)です。
おまけで選ばせてもらったミニポスター。
いろいろあるけど今は「生き物」の気分だったのでこれをチョイス。
ワタクシは南極と言えばタロとジロを思い出す世代です。
小学生の頃、学校の講堂で映画を観させられたもんで。
そのタロとジロを含む15頭の樺太犬記念像は、
東京タワーから同施設敷地に移設されていました。
さて、ここはとても小さな施設ですが、入館無料ですし、
子供を連れてくるには丁度いい感じです。
来年の夏に下の甥っ子が来るなら、
ここに連れてきてもいいかもなぁとちょっと思いました。
立川は遠いので、ちょっと、だけですけど。
なにはともあれ、現在の隊員の写真を見て、
色んな仕事があるんだなぁと感じた、四十代後半の秋です。
【国立極地研究所 南極・北極科学館】
National Institute of PolarResearch
東京都立川市緑町10-3
(JR立川駅から多摩モノレール高松駅下車)
開館時間 10:00~17:00(最終入館16:30)
休館日:日曜、月曜
入館料:無料
https://www.nipr.ac.jp/science-museum/