
本日と明日の2日間、500軒を超える露店が日本橋大伝馬町界隈にひしめきます。
その露店の一部で販売しているのが「べったら漬」です。
「べったら市」は、江戸中期の中ごろから、宝田恵比寿神社(東京都中央区日本橋)の門前で10月20日の恵比寿講(商家で恵比須をまつり、親類・知人を招いて祝う行事)にお供えするため、前日の19日に市が立ち魚や野菜、神棚などが売られるようになったのがその起源です。
本当に500もの露店があるのかは不明です。
そんなにない気がしたけど、実はもっと広範囲に散らばっていたんですかね。謎です。
しかも「べったら漬」を売る露店はそれほど多くは無いように感じます。
似たような名前のお店ばかりだったので、近くの露店の方に訊いたら、
製造は同じで、販売する露店がそれぞれ違うってだけらしいです。

寶田恵比寿神社に並ぶ提灯には、歌舞伎役者の名前が。
普段は貰えない御朱印がこの日は貰えるらしいです。

小さな神輿も出て露店の並ぶ狭い道を進んでいました。

日本橋ではなく築地と書かれた「べったら漬」屋さんもあります。

あまり物販慣れしてい無さそうな露店もあったり。

同じ製造で、別露店、というのが並ぶ道。
どこで買っても味は一緒ってことよね?


どこのお店でも、大根葉がオマケで付くようですね。
べったら漬は、店ごとに味付けが違い、大根の皮つきと皮なしでも食感が異なるそうです。
その中でも 『東京新高屋』のべったら漬は中央区の推奨名産品に登録されており、
宮内庁御用達にもなっているとか。

東京新高屋の商品を売る露店。


うん、間違いないですね。


他店より商品の種類が多いためか、繁盛していました。


購入後、ジッパーバッグに入れて持ち帰る。
これを使うのと使わないのとでは匂いの広がりが段違いです。


こちらが新高屋で購入したもの。
べったら漬(皮なし)×一本と、赤かぶ×二個。
計2,500円でした。


大根の葉はサービスで付きます。(刻んでみた)
麹漬けではなく塩漬けでした。
明日、スープにしてみようかな。
せっかくなので、一か所だけでなく、別の製造元の「べったら漬」も試したくなりました。
そこで選んだのが「金久の東京べったら漬」。
でも、ここ、結局は新高屋になるようですね。
「金久」自体は平成14年に倒産していて新高屋に譲渡されているっぽいので。

ココでしか買えない「皮付きべったら」という文字に踊らされる。


セットものもあるみたい。量が分からないので高いのか安いのかワカラン。
(べったら漬は量り売りです)


とりあえず皮付きべったら漬を購入。
最も小さいものを選んで、1,300円でした。


大根葉も付けてくれてました。
先に買ったものより量は多めです。
べったら漬は、皮付きと皮なしの2種類ありますが、皮なしの方が上品ですね。
賞味期限を訊いたら2週間だと言っていたので、
来週、母が来るし、それまで食べずに保管しておこうと思います。
それにしても、べったら漬ってお高いですよね。
デパートで買う時も高いなぁと思っていたけれど、
そういうものなのだってことが今回分かりました。
でも何でお高いんだろう? 謎です。
大量の砂糖を使って漬けるからかなぁ?

【日本橋恵比寿講べったら市】
中央区日本橋本町3-10 宝田恵比寿神社
2018年10月19日(金)~2018年10月20日(土)
開催時間 12:00~21:00まで
JR総武線新日本橋駅、東京メトロ日比谷線小伝馬町駅、都営新宿線馬喰横山駅、都営浅草線人形町駅