
賎機山(しずはたやま)の麓にある『静岡浅間神社』は、
神部神社、浅間神社、大歳御祖神社の三社の総称。
境内にある社殿計26棟は国の重要文化財に登録されています。
そんな賎機山の山の上に鎮座するのが麓山神社(はやまじんじゃ)。
この22日は市内の材木業建設業関係者や氏子、関係者、崇敬者が参列し、
木材業の繁栄と宮元町内の安全が祈願される例祭が執り行われる日でした。
一年に一度しかない麓山神社例祭。
ゆえに特別に拝殿に昇殿参拝でき、
御朱印は書き置きではなく御朱印帳に直接書いて貰える日でもありました。
高所恐怖症気味ゆえ、前回で参拝は最後だと考えていたワタクシでしたが、
母がいきなり石段を登り始めたため、
驚きつつも母の背後からぴったりと付き添い、
前方も後方も見ず、ただひたすらに石段を踏むことで登りきることが出来ました。
母の頑張りにより、再度の参拝が叶い、しかも貴重な機会に巡りあえたのでした。

[麓山神社拝殿]
国指定重要文化財
蔀戸が上げられ、本殿が建物越しに垣間見えます。


昇段し、お払いをして頂き、お榊を捧げることが叶いました。

静岡浅間神社の昇殿には500円掛かりますが、
こちらの昇殿参拝は無料でした。

蔀戸(しとみど)と舞良戸(まいらど)が開放された拝殿。
普段は見ることの出来ない光景です。

[麓山神社本殿]
国指定重要文化財
普段は閉じられている中門の門扉か開け放たれています。


拝殿の舞良戸が開け放たれていると、
風の動きを視覚的に感じますね。
建物が生きている感じがすると申しましょうか。

[本殿]快晴でしたので、彫刻が色鮮やかに見えました。


かなり傷んでいる懸魚(げぎょ)。

よりハッキリと見える手挟み。

桜の名残もありました。

恐怖の石段。
今回はここを使わずに済むルートを発見しました。
それにしても、麓山神社(はやまじんじゃ)って読めないわぁ。
「ろくさんじんじゃ」って脳内で読んじゃってますもの。
福島県の人なら、ふつうに「はやま」って読めるんだろうな。

ヤマフジは満開でした。

御朱印帳に直接書いていただけるのは一年でこの日のみ。
それ以外の日は書き置き。