[平川橋]
平川門前の木橋。
現在の橋は昭和63年3月31日に改架されたものです。
今ココ。
平川橋のコンクリートの橋脚上にある箱?が気になるのですが…
これは何かしら?
竹橋方面を望む。
[平川門]
江戸城の裏門大奥に最も近いので大奥女中達の出入りする通用門でもあり 、
御三卿(清水・一橋・田安)の登城口でもあったそうです。
瓦の造形美が見事でどこを切り取っても絵になります。
漆喰部分の形も直線だけではないという…塗るのが難しそう~
鯱ってこうやって付いているもんなんですねぇ。←口の部分
輪違いに組まれた瓦が見事です。
[梅鉢懸魚]
罪人や死人はこの橋から出されたため、不浄門と呼ばれています。
浅野内匠頭や大奥の老女(←役職)絵島も、この橋から出されました。
とても重そうな木の大戸。
門の脇の出入り口は何処に繋がっていたんだろう?
それと階段になっている意味がわからん。
今更だけれど、門扉は内側に開くんですね。
引くより押す方が門を守りやすいってことかな?
梁はかなり太く、これを支えるにはかなりの太さの門柱が必要だと感じます。
武具を着けた武士が何人二階に乗っても大丈夫って気がしますね。
内側脇にも出入り口が。
これは二階の見張り用でしょうか。
内側から見た門。
Tの字に配された石垣は、力学的にはどういう働きがあるんだろう?
細かく積まれた石垣。
門を入ってからは、ゆるやかな坂道を上がっていきます。
なるほど、直ぐに梅林に行ける門だったんですね。
右手に行くと大奥方面。
石垣の上には真っ赤に彩られた紅葉がありました。
[ミツマタ]
[タチバナ]
大奥があった辺り。
ビル群は大手町方面。
[北桔橋門(きたはねばしもん)]
内側
[北桔橋門(きたはねばしもん)]
外側
重要地点にあるため濠は深く、石垣は最も堅固になっています。
石垣のカーブって、ほんと優美ですよね。
[平川濠]
この先が平川門
平川門が不浄門だったということを初めて認識したワタクシ。
平川門を使って皇居東御苑に入るのも初めてです。
チラリと入ってサラリと出たい時には便利ですね。
平川橋は、再建されてはいますが、姿は昔のままなんだそうです。
ちょっと大奥女中気分を妄想してみたり。
もちろん、“不浄”という言葉に敏感なワタクシは、
別の橋を使って出たのでした。