皇居東御苑
12月24日に皇居東御苑に居る日本人は少ないようで、
入口で英語で話しかけられた今日のワタクシ。
どうやら外国人ツーリストだと思われたっぽい。
実際この日は外国人ツーリストが多く、
「ここは公園なのか宮殿なのか?」と訊いている人を見かけました。
それは答えるのが難しい質問だなぁと思ってみたり。
今日は大手門から入り、平川門から出るルートで散策しまして、
天守台を望むものの割と最短ルートで進んでみました。
猛烈に喉が渇いていたので早く水分チャージをしたい一心で歩く。
水筒を持ってくればよかったと大変後悔しました。
石垣が脹らんでいる箇所があるのか、ネットが貼られていました。
あまり人が居ません。
今日は快晴なので天守台もスッキリ映る。
石垣と遠くに見える高層ビルとの対比が良いなぁと思った梅林坂辺り。
名残の紅葉が見られました。
紅葉の手前は梅の木だったと思う。
そこに綺麗な鳥が止まっていました。
どこに居るか分かりますか?
(クリックで拡大)
実は白丸で囲んだところに居るんです。
三の丸尚蔵館前で桜が咲いていました。寒桜?
ちょっと咲くのが早い気がする。
季節的に枯葉や落葉した木々が多い中、紅葉が見られたのは良かった。
ちょっと得した気分になりました。
桜も咲いていて、季節感に惑うけれども。
空気が澄んでいてとても良い散策日和でした。
梅が咲いているところもあったので、
来年は早めに梅林に行く方がいいかもなぁ。
三の丸尚蔵館の新施設の外観がほぼ出来上がっていました。
(開館は令和5年秋を予定)
【皇居東御苑】
東京都千代田区千代田1-1
開苑時間 9:00~16:00
休苑日:月曜、金曜、年末年始(12月28日~翌年1月3日)ほか
宮内庁:https://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html
東御苑の台所櫓跡に展望台がありました。
前からあったっけ? という疑問を持ちつつ、
そこから見える景色目当てに登ってまいりました。
登るってほどではないんですけどね。
なだらかなスロープになっております。
ここはかつて御台所前三重櫓があったところです。
櫓の規模がよく分かりますね。
そらが綺麗に見える!
竹橋・神田方向
大手町・日本橋方向
パレスホテル東京も見えます。
白鳥濠の石垣の上にあるので、
ネットでよく見る「石垣の上に立つ武士の写真」の気分も味わえます。
こうやって改めて見ると東京はビルだらけだなぁ。
空があまり無くて、時々息苦しくなります。
だから空が広く感じられる場所が貴重だと思える。
特にこの二年間の息苦しさは半端なかったかも。
そうして考えると、
江戸城の大奥に居た女性たちの息苦しさは如何ばかりかと。
そりゃ江島事件みたいなことも起こるよねと納得してみたり、
ここに居続ける皇族の方々の息苦しさについて勝手に想像してみたり。
まあ、いろいろと妄想しまくっておりました。
平和な日本の一般人女性として生きるって、
とても幸せなことなんだなぁとしみじみ感じ入ったりもして。
そんなこんなで、近場でリフレッシュできる場所として、
今後もここに足を向けたいと思います。
いいところを見つけられて今日は良い日だ。
【皇居東御苑】
東京都千代田区千代田1-1
開苑時間 9:00~16:00
休苑日:金曜、月曜、年末年始ほか
宮内庁:https://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html
江戸時代に大阪城が幕府の直轄地だったと初めて知った今日。
東御苑の土産物屋で見つけた地図を買うかで結構迷いました。
500円だったら買っちゃえよって感じですが、
持ち帰るのが面倒だったのと、
見終わったらただの紙になっちゃうってことで躊躇い、
結局買い控えしてしまいました。
その代わり記憶力のないワタクシにしては珍しく、
記憶に残る内容でした。
ふむ。あれをテーマに諸国を歩くのも良いかもしれん。
と思ってみたり。
さて、江戸城には当たり前ですが贅沢な石垣が沢山残っています。
度重なる災害で都度修復されているとはいえ、
修復してまで残そうと思えるところがスゴイ。
関東大震災での石垣の被害について面白い論文があったので、
以下にリンクを貼っておきます。
[ 関東大震災後の旧江戸城石垣の復旧に関する研究 - 土木学会 ]
こうして見ると、築城から現在に至るまで、
石垣には多くの人の手が入っていることが分かりますな。
汐見坂の石垣は結構面白くて、
坂を上った先の左右で石の組み方が違うんですね。
「亀甲積み」の美しい石垣。
ピッタリと辺が合わさった美しい形状で、
ずーっと眺めて居られます。
こちらは「打ち込みハギ」という積み方。
すき間には間石(あいいし)といわれる小石を詰めてあります。
白鳥濠の石垣は「打ち込みハギ」といわれる積み方で、
家康時代に築かれた城内最古の石垣だと言われていました。
白鳥濠の石垣が最古だと言われていましたが、
今年、「三の丸尚蔵館」の建て替え工事現場から、
最古級の石垣が発見されたそうです。
って、どちらも江戸初期だから同じ時期なのかもしれませんが。
江戸城の石垣は伊豆半島産の安山岩が使われていますが、
今回発見された遺構は利根川水系のものらしき石材が含まれているそうです。
残念ながら崩壊の恐れがあるため埋め戻しされるそうですが、
石の違いを見てみたいので、展示してくれることを期待しています。
石垣といえば、上の石垣が気になっています。
これ、何なんですかね?
今度詳しそうな人に訊いてみようと思います。
天守の石垣は加賀藩によるもので、
瀬戸内海から運んだ花崗岩で造られているとか。
上に行くほど石が小さくなっています。
基礎の埋まっている部分も興味深い。
行く度に様々な発見がある江戸城の石垣。
もっとマニアになったら、より楽しめるんだろうなぁ。
2021年12月の開苑日になります。
【皇居東御苑】
東京都千代田区千代田1-1
開苑時間 9:00~16:00
休苑日:金曜、月曜、年末年始ほか
宮内庁:https://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html
皇居・東御苑の「三の丸尚蔵館」が12月13日から建て替えのため閉館するそうで、
最後に見ておこうと思い、朝から歩いて行って参りました。
現在の展示が最後になります。
皇居・東御苑にある「三の丸尚蔵館」は、皇室から国に寄贈された国宝を含む1万点近い美術品を所蔵し、一部を無料で一般公開しています。 現在、「三の丸尚蔵館」は、新しい施設の建設が進められ、いまの建物は新施設の完成後に取り壊されることになっていて、宮内庁は来月12日まで開かれている展覧会の終了をもって休館することにしました。
新たな施設は再来年秋にオープンする予定で、宮内庁ではそれまでの間、所蔵作品の点検やクリーニングを行うことにしています。11月12日 20時12分 NHK WEB NEWS
新しい建物は既存の建物の隣で現在建設中です。
以前は増築・改修計画でしたが、
現在は新築工事に変更されています。
建設費は、外国人旅行客誘致を名目に、
国際観光旅客税(出国税)を充てるとか。
新館は令和5年秋開館予定とされていますが、
ここでは完成予定が令和6年7月31日になっていたり、
令和7年完成予定という報もあり、よく分かりません。
現在の展示室は1室のみであっという間に見学できてしまいますが、
新館は展示室が拡張されて展示品も増えるのだそうです。
新館オープンの展示品は凄いものが見られるんだろうと予想しており、
伊藤若冲の代表作「動植綵絵(どうしょくさいえ)」が観られるかもと期待中。
30幅すべてが展示されるかは不明ですが、数点でも観てみたいし、
もしそうなれば是非行こうと思っています。
あっという間に見学が終わったので、
引き続き石垣を愛でに城内へと進もうと思います。
【三の丸尚蔵館(さんのまるしょうぞうかん)】
東京都千代田区千代田1-1 皇居東御苑内
※現在開催中の第89回展覧会の終了(12月12日(日))後休館
※新施設の開館は令和5年秋を予定
宮内庁:https://www.kunaicho.go.jp/
[平川橋]
平川門前の木橋。
現在の橋は昭和63年3月31日に改架されたものです。
今ココ。
平川橋のコンクリートの橋脚上にある箱?が気になるのですが…
これは何かしら?
竹橋方面を望む。
[平川門]
江戸城の裏門大奥に最も近いので大奥女中達の出入りする通用門でもあり 、
御三卿(清水・一橋・田安)の登城口でもあったそうです。
瓦の造形美が見事でどこを切り取っても絵になります。
漆喰部分の形も直線だけではないという…塗るのが難しそう~
鯱ってこうやって付いているもんなんですねぇ。←口の部分
輪違いに組まれた瓦が見事です。
[梅鉢懸魚]
罪人や死人はこの橋から出されたため、不浄門と呼ばれています。
浅野内匠頭や大奥の老女(←役職)絵島も、この橋から出されました。
とても重そうな木の大戸。
門の脇の出入り口は何処に繋がっていたんだろう?
それと階段になっている意味がわからん。
今更だけれど、門扉は内側に開くんですね。
引くより押す方が門を守りやすいってことかな?
梁はかなり太く、これを支えるにはかなりの太さの門柱が必要だと感じます。
武具を着けた武士が何人二階に乗っても大丈夫って気がしますね。
内側脇にも出入り口が。
これは二階の見張り用でしょうか。
内側から見た門。
Tの字に配された石垣は、力学的にはどういう働きがあるんだろう?
細かく積まれた石垣。
門を入ってからは、ゆるやかな坂道を上がっていきます。
なるほど、直ぐに梅林に行ける門だったんですね。
右手に行くと大奥方面。
石垣の上には真っ赤に彩られた紅葉がありました。
[ミツマタ]
[タチバナ]
大奥があった辺り。
ビル群は大手町方面。
[北桔橋門(きたはねばしもん)]
内側
[北桔橋門(きたはねばしもん)]
外側
重要地点にあるため濠は深く、石垣は最も堅固になっています。
石垣のカーブって、ほんと優美ですよね。
[平川濠]
この先が平川門
平川門が不浄門だったということを初めて認識したワタクシ。
平川門を使って皇居東御苑に入るのも初めてです。
チラリと入ってサラリと出たい時には便利ですね。
平川橋は、再建されてはいますが、姿は昔のままなんだそうです。
ちょっと大奥女中気分を妄想してみたり。
もちろん、“不浄”という言葉に敏感なワタクシは、
別の橋を使って出たのでした。
[大手門]
入園は無料です。
月曜と金曜は休園です。
棟部分の瓦の組み方が綺麗ですね。
ここの鬼板は菊の御紋なんですね。
膨れが出てきている石垣。
[百人番所]
大手町方面は霧になっていますね。
懸魚は銅版なのかな。
ここの鬼板は葵の御紋です。
めっちゃ霧が出ている大手町方面。
[ホタルブクロ]
[亀甲竹]
[キンメイモウソウ]
[茶畑]
[タイサンボク(泰山木)]
学名:Magnolia grandiflora
モクレン科の常緑高木。
[サンショウバラ]
[アサザ]
紫陽花を見に行ったのに、六義園ほどは見られませんでした。
代わりに、二の丸庭園の菖蒲田で花盛りだったのは、花菖蒲でした。
菖蒲田にかかる狭い橋の上は、ご高齢の見学者でいっぱいで、
エライことになっていました。
今、日本で一番元気なのは、この御歳頃の方々かもしれん。
とりあえず、遠巻きに花を愛でておりました。
望遠のカメラで良かったよ。
花菖蒲も雨が似合う花ですね。
なんだか花弁が犬の耳みたいにたるたるで、
色取り取りののワンコの園に居るみたいでした。
ワタクシ、もしかして、犬を飼いたいのかな?
[鳳凰冠]
[鶴の毛衣]
6月19日には、皇居東御苑でランチタイムコンサート(皇宮警察音楽隊)があるそうです。
曲目は「Let it go」ですって。
ちょっと聴いてみたい気もするけど、
木曜日のお昼時だから無理だな。
[アジサイ(紫陽花)]
学名:Hydrangea macrophilla
ユキノシタ科の落葉低木。
[ガクアジサイ(額紫陽花)]
[チャノキ(茶の木)]
学名:Camellia sinensis
ツバキ科ツバキ属の常緑樹。
[ホタルブクロ(蛍袋)]
学名:Campanula punctata Campanula
キキョウ科の多年草。
花言葉は「正義」「貞節」「愛らしさ」「忠実」。
[ハナショウブ(花菖蒲)]
学名:Iris ensata Thunb.
アヤメ科の多年草。
花言葉は「うれしい知らせ」「優しさ」「伝言」「心意気」「優しい心」「優雅」「あなたを信じる」。
花弁の中央が黄色いのがハナショウブなんだそうです。
カキツバタは白なんですって。
[アサザ(浅沙)]
学名:Nymphoides peltata (Gmel.) O. K
ミツガシワ科の多年生の水草。
[タイサンボク(泰山木)]
学名:Magnolia grandiflora
モクレン科の常緑高木。
花言葉は「前途洋々」「威厳」。
ミシシッピ州とルイジアナ州の州花です。
蕾・・・かな?
花が終わった後。
なんだか南国フルーツみたいですな。
週末はウォーキングが日課のワタクシ。
どうしてもそれは止められない。
ってことで、母には皇居東御苑の休憩所で読書しながら待っていていただき、
ひと歩きして参りました。
雨上がりだったので、とても綺麗に紫陽花を愛でることが出来ました。
皇居の紫陽花は真っ青。
土壌が酸性でアルミニウムを吸収しまくっているんでしょうな。
これを見ていたら、様々な種類の紫陽花が咲いている庭園に行きたくなって参りました。
次週は某庭園に紫陽花を観に行こうっと。
[二の丸庭園]
今日は大手門から入りました。
月・金曜日は休園(無料)。
[アヤメ(菖蒲)]
菖蒲田だけでなく様々な場所で咲いていました。
今日は雨だから一層綺麗に見えますな。
[藤棚]
当たり前ですが藤の季節は終わっておりました。
ここは白い藤なんですね。
[二の丸庭園]
高台から庭園を見下ろしたところ。
入園している人は多いのに此処では殆ど人に会いませんでした。
皆、何処を見学しているんだろう?
[フタリシズカ(二人静)]
普通は花穂が二つなのですがここのは三つでした。
二人だと静かでも、三人寄ると・・・
[江戸城本丸天守台]
江戸時代(1657年)の明暦の大火での焼失後は天守が再建されることはありませんでした。
[大奥跡]
天守台から見下ろした直ぐ前の空間がそれ。
[サンショウバラ(山椒薔薇)]
学名:Rosa hirtula
バラ科バラ属の落葉小高木。
ミツバチが黙々と蜜or花粉を集めておりました。
見ていてなんか和む。
[ナツミカン]
至る所に果樹が植えられているのは、非常時を視野に入れているのかなぁ。
[茶畑]
綺麗に整えられた茶畑もありました。
[松之大廊下(まつのおおろうか)跡]
廊下に沿った襖に松と千鳥の絵が描かれていたことから松之大廊下と称された。
あの有名な刃傷沙汰があった場所です。
[バイカウツギ]
学名:Philadelphus satsumi
花は香水の材料として採用される。
[タニウツギ(谷空木)]
学名:Weigela hortensis
スイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木。
田植えの時期に花が咲くので「田植え花」としても知られる。
[ヤマボウシ(山法師)]
学名:Benthamidia japonica
ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木。
[ヤマボウシ]
今が見頃らしく、休憩所の掲示板にも案内が貼ってありました。
[ガマズミ(莢蒾)]
学名:Viburnum dilatatum
果実は食用。
[紫陽花]
紫陽花は雨が似合いますな。
花はまだまだ先のようです。
[コアジサイ(小紫陽花)]
学名: Hydrangea hirta
アジサイ科アジサイ属の落葉低木。
日本固有種。
[富士見櫓]
本丸地区に現存する唯一の櫓で、遺構の中では最も古いとされている。
[エゴノキ]
学名:Styrax japon
エゴノキ科の落葉小高木。
和名は果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来する。
緻密で粘り気のある材を将棋のこまなどの素材とされているそうな。
皇居東御苑は広い。
広いから、天気の時に散策すると、ごっつい喉が渇きます。
そのイメージが脳裏に深く刻まれているゆえ、
東御苑に行くのは雨の日に限ると思っているワタクシです。
晴れの日よりも、多分、空いていると思うし。
それと、運動不足から来る足の浮腫みを改善すべく、
最近は毎週末に運動を心がけております。
運動って言うよりは、ただの散策なんですけどね。
その観点からすると、皇居東御苑散策は丁度良い運動になります。
ハッと気付いたら二時間以上経過していたりするけれど、
緑が目に優しいし、空気は比較的綺麗だし、植物が沢山あって飽きないし。
東京の好きな公園(と言っていいかは謎ですが)ではベスト5に入るかも。
あと数週間経過したら、菖蒲田が見頃になるかも。
そうしたら、また雨の日に散策しようかな、と思っているところ。
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