sava!

興味あるものを 興味ある人に。

私は諦めを敵とする。 私の日々の努力は実にこの諦めと闘うことである。 (北条民雄)

茨城県桜川市真壁町は国登録有形文化財建造物の数が100を超え、ところどころタイムスリップした気分になれる町。

筑波山
[桜川市某所から見た筑波山]




茨城県の西側に桜川市はあります。


右手で握りこぶしを作り、親指を横に出した状態にして


それを下に向けた手首上10cm程度の形が茨城県だとすると、


桜川市をは小指側の手首下辺りにあります。


そして桜川市の形を縦の楕円形とすると、


筑波山はその南側にあり、市域に筑波山を擁するつくば市に隣接します。


高低差のある二つの山頂を持つ筑波山はつくば市から見る形とは反対になり、


平坦な地域が多いため「筑波山が美しく見える」エリアの一つと言われているそうです。


また、桜川市の名は、市内の岩瀬地区の鍬柄峠付近にある鏡ヶ池に源を発し、


市内を縦断して土浦市の霞ヶ浦へ注ぐ利根川水系の一級河川「桜川」に由来します。


そんな桜川市ですが、ワタクシは文化財めぐりを趣味にするまで知りませんでした。


無論、行ったこともないし、調べたこともない。


市のホームページを見ても、観光で何を押したいのかイマイチわからん。


と、今まではそんな存在でした。


しかしこの桜川市には「真壁」という町があり、


ここは国の重要伝統的建造物群保存地区になっており、


そのうち104棟が国の登録有形文化財に指定されているんです。


もともと城下町だったそうで、


陣屋があったところを中心として古い町並みが残っています。


結構すごい場所なのに、ひな祭以外は押していないのか、


観光客が殆どおらず、お店も少ないし静か。


奥ゆかしいのか、誰にも荒らされたくないのか・・・


ホント、観光地化したい素晴らしい景観の場所です。


そもそも真壁には電車も循環バスも走っていません。


東京の暮らしに慣れたマイカーを持たない者からすれば、陸の孤島。


観光するにも桜川市のホームページには「駅からタクシーで20分」と書いてあるし。


もっとPRして、土日祝だけでも観光用循環バスを出してくれよ~と思わなくもない。


そんな中、11月21日~23日、28日・29日の5日間だけ、無料バスが走ることになりました。


それを市のHPで見て、随分前から21日に桜川市真壁町に行こうと思っていたワタクシ。


7時に秋葉原からTXでつくばまで行き、


つくば駅上のバスターミナルから「つくバス」に乗って「筑波山口」で降り、


そこから桜川市の無料バスを探した次第です。


バス停
筑波山口バス停付近にある無料バス乗り場は、この看板が目印です。
すごく分かり難くて、同じくバス停を探していたオジサマと
「これは案内板でバス停ではないかもしれない」と
先まで歩いて探しに行ったほどです。


案内板
無料バスで筑波山口から約45分で真壁町に到着。

真壁地図

緑に塗られたエリアが国の重要伝統的建造物群保存地区です。
元は城下町だったので真直ぐ通る道が少ないんだそうです。


高久家
無料バス「秋バス」ではスタンプラリーをやっていて、
バスが停まるうちの3箇所分のスタンプを集めるとポストカード&缶バッヂが貰えるそうです。
真壁地区ではこの「高久家」が押印場所になっています。


高久家
高久家の屋根が真新しい理由は後ほど判明します。
これは今の職人さんの手による影盛。

高久家
壁なども真新しいのですが、ここも国指定の文化財です。

高久家
改修工事で壁を耐震構造に替えたそうです(格子になっている部分)。
ここではアートを展示していました。


星野家
[星野家]
お店をしている訳ではなく、町中で切り絵などの作品展示をしているようです。

ほぼ全ての文化財は内部見学ができず外観のみの鑑賞になります。
↑ これが観光地化されない理由かも


星野家
大棟をよく見ると、熨斗瓦の漆喰が扇型になっているという芸の細かさが!

星野家
無論、ここも国指定の登録文化財です。

星野家
このランプは真新しいようですが、家の雰囲気によく合っていました。

星野家
様々な「アート」が展示してあります。
ここは、ひな祭では一番豪華な雛飾りをするお宅なんだとか。


星野家
奥に看板がある。

星野家
昔は乾物屋さんだったのかな?

星野家
今回の「秋バス」のために特別に雛飾りの一部を展示してあるそうです。
これは是非、ひな祭に見てみたいですね。


旧真壁郵便局
【旧真壁郵便局】
昭和初期
鉄網コンクリート造2階建、建築面積83㎡
当初は第五十銀行(現常陽銀行)の真壁支店として建設されたもの。
中心街角地でランドマークとして親しまれてきたそうです。


旧真壁郵便局
国登録有形文化財(建造物)です。

旧真壁郵便局
ここが「まちなみ案内所」らしいのですが・・・今は違うみたい。

旧真壁郵便局
昔の郵便局、そのままですね。
そういえば、どうして今の銀行も郵便局もこのガラスが取っ払われたんでしょうか?
防犯上はこの方が良いような気がするんだけれど。

スタンプ
桜川市のスタンプラリーの押印場所の一つ「真壁の街並み」のモチーフになっています。

ムラカミ書店
[ムラカミ書店]
本・文具・事務用品・事務機器・印章・紙製品などを取り扱うお店です。


宮本精肉店
[宮本精肉店]
茨城県桜川市真壁町真壁198-59
向かいが真壁伝承館です。


宮本精肉店
ここでコロッケ50円という張り紙を発見!
昭和価格で、めっちゃトキメキましたが、今回はランチの目的地があったのでスルー。
「ちい散歩」で地井武男さんも食べたそうです。


image
[川島ストアー]
中には入っていませんが、駄菓子を売っているようです。
時が止まったかのような昭和のお店みたいでトキメキました。
表にあるガチャがものごっつい昭和でした。


image
骨董品じゃないの?感があるガチャ。

image
内容も昭和時代のものです。

image
まだカプセルが残っているっぽいから、100円入れれば出て来るのかもしれん。



建てめも。を作ったので、


その他の建築物についてはそちらで備忘録にしたいと思いますが、


一部、「なぜこのエリアの文化財は新しいのか」について取り上げておきます。


増田酒店
[増田酒店]
以前は屋根の上に大きな看板があったようですが、今は取り外されています。


増田酒店
鬼瓦は損壊したままになっています。

真壁町
崩れたままの見世蔵と門。

真壁町
真壁町
真壁町



2011年の東日本大震災で多数の文化財の屋根が崩れ落ちたそうです。


4年経過していますが、ブルーシートを被せたままの建物も多く残っています。


理由は、文化財ゆえに伝統工法で改修しなければならない縛りがあること。


伝統工法で改修できる職人さんが圧倒的に少ないのため、


一軒終わって、次の一軒を改修するということになるため、


4年経っても2011年に被災したままの状態になっているらしいのです。


住んでいる人は不便極まりなく、


さぞ精神的な苦痛もあるだろうなぁと思いました。


でも、こういう文化財に溢れた町は残して欲しいなぁと、勝て乍ら思います。


タイムスリップしたみたいな街並みで、


歩いていると眉村卓作品の主人公になったみたいで、妄想が捗ります。


短時間しか居られませんでしたが、是非また再訪するぞと思いました。


絵ハガキ
スタンプラリーの景品。
スタンプ押印箇所をまわり切った訳ではありませんが、
いろいろと偶然が重なりまして、頂戴致しました。



今回の「秋バス」は初めての試みだそうで、試行錯誤の連続だったみたいです。


偶然お会いした観光課の方には言いたい放題感想を述べてしまい恐縮です。


しかし是非、来年もこの「秋バス」を続けて頂きたいです。


(と言いつつ次の週末にも桜川市に伺うべく「秋バス」を利用するかも)


帰って来た今も、桜川市観光をリベンジするべく復習しているところですが、


もう少し観光パンフレットがあれば有難いのに・・・


と思わなくもない今のワタクシです。




旧真壁郵便局
【真壁町までの公共交通機関を利用した行きかた】

TXつくば駅から「つくバス」北部シャトルバスで「筑波山口」下車。
筑波山口バス停から山に向かって右側に50mほど歩いた辺りに
桜川市が出している無料バスの乗り場があるので、そこから乗車し、
三つめの停車場所で下車。帰りも同じルートを逆に戻る場合は、
「つくバス」の一日乗車券500円を買う方がお得です。
(普通に払うと往復800円)

桜川市観光協会のHP



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長野県上田市『菱屋』武田みその直売所で、ここでしか買えない特別仕込味噌があります。

菱屋



武田みそは武田信玄の子孫である武田味噌の創始者・武田兵助が

当時商っていた養蚕業と並行して1930年から味噌造りを始めたそうです。

味噌に使われる大豆や米は100%国産を使用。


その直売所が『菱屋』です。

武田味噌工場の一角にあり、旧北国街道の柳町にあります。

入口に「味噌せんべい」の文字があったので、

ちょっと入ってみることにしました。


菱屋
店内はとても小ぢんまりしています。
商品を見ていると、お味噌汁の試飲をいただきました。


菱屋
一年中で一番寒い大寒に仕込む大寒特別仕込味噌があり、
限定生産品なのでここでしか買えません。


菱屋
なまこ壁の蔵。
道沿いに蔵が並んでいます。
壁を塗り替えているのか、とても美しい外観です。


菱屋
たいそう立派な鬼板。

菱屋
小川に面しているので蔵の側面も見ることが出来ました。

味噌
[寒仕込 850円(税込)、味噌せんべい 160円(税込)]


普段は家にお味噌を常備していないワタクシですが、

冬だし、限定品のお味噌を買ったし、

しばらくお味噌汁を作る生活をしてみようかなぁ~

と思っているところです。



菱屋
【菱屋】
長野県上田市中央4-12-1
営業時間 10:00~17:00
定休:水曜
http://www.takedamiso.co.jp/


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茨城県古河市@壱景。【写真多用】

旗
古河市文化協会マスコットキャラクター「桃香(ももか)」。
(9歳バージョン)
 古河公方最後の公方足利義氏の娘・足利氏姫がモチーフ。


古河市
街角美術館の並びの店舗も古そうです。

古河市
屋根の大棟の部分には銅板が使われています。

古河市
切妻部分は漆喰塗りになっています。
防火のためかな。


古河市
鬼板には立派な影盛が付けられてます。

古河市
老舗感のあるお茶屋さんを発見。
老舗っぽいなと思ったのは、その看板。


古河市
すごくないですか!?
懸魚まで付いた屋根があるんですよ!!


古河市
向かい側にある駐車場からしても、老舗っぽいですよね?
気のせいかな?


古河市
凄まじくカッコイイ店舗を発見。

古河市
寄棟造の屋根が店舗としては珍しく感じます。

小学校
古そうな煉瓦の門を持つ古河第一小学校。

古河市
古河文学館の向かいにあるお宅の蔵は、側面がトタン張り。

古河市
なんだか味があってイイですねぇ。

古河市
[ぬた屋本店]
茨城県古河市中央町3-8-5
明治30年創業の古河鮒甘露煮のお店らしいです。


古河市
[ぬた屋本店の蔵]大棟には輪違いが見えます。

古河市
真新しい感じの鬼板。
新しく焼いたのかな?


古河市
店舗の両側に蔵があり、とても立派な商家です。

古河市
黒板が張られた蔵の鬼板は家紋が取れちゃってます。

古河市
ご近所にある蔵。
一階が杉板張りで二階部分が漆喰塗りの外壁になっています。


古河市
家印には「や」の字が見えます。
「マルヤ」なのかな?


古河市
大棟部分にはハッキリと輪違いが見えます。

旧古河城乾門(福法寺山門)
[福法寺山門]

旧古河城乾門(福法寺山門)
旧古河城乾門で、市の指定文化財に指定されていました。

古河市
煉瓦の蔵もカッコイイけれど、その奥の漆喰塗りの蔵の影盛が立派です。

古河市
ズームしてみる。
結構、漆喰が剥落してますな。


古河市
輪違いの部分の漆喰のアクセントがオシャレ。

古河市
坂長のある通り。
道路が整備されていて、ザ・観光スポットって感じです。


古河市
肴町っていうエリアなんですね。

古河市

ちょっと歩いて、県道261号の歩道には町に関する案内文が点在しています。

古河市
古河市非公認キャラクターですってー。

古河市
道が分かり易いなと感心した車止め。

武蔵屋
[武蔵屋]
茨城県古河市横山町1-2-15
旧日光街道に面した料理屋建築は、明治中期のものだそうです。


武蔵屋
うなぎ屋さんです!
やっぱり4,000円はするよねぇー。


武蔵屋
国の登録文化財に指定されています。
江戸末期の「漆屋」という茶屋を前身とし、
明治44年の料理屋への転業に伴い「武蔵屋」と改称。


武蔵屋
その屋根は独特の形状。

武蔵屋
家紋は下がり藤みたいですね。

武蔵屋
大層立派な大棟。
瓦を何枚使っていることやら。


武蔵屋
ものごっつい存在感のある屋根になっております。
重そう・・・


杉並通り
旧武家屋敷の土塀の続く通り。
茨城県古河市横山町で、この通りは杉並通りと言うそうです。


杉並通り
剥落しそうな部分もあり・・・

杉並通り
とても立派な門もあります。

杉並通り
以前はもっと広い敷地だったんだそうです。

徳星寺懸魚
徳星寺というお寺さんの懸魚。

(左)小沢こうじ店
(左)小沢こうじ店、(右)古橋荒物店。

古橋荒物店
実は荒物屋が好きなので、次回は覗いてみようと思います。

古橋茶店
その隣にある古橋茶店。
右手は昭和初期の建築かな?


バス停
ここまで歩いて力尽きかける。
ってことで、巡回バスに乗ることにしました。
(Suicaなどは使えません)
料金は100円。


バス停
タイミングが合えばとても便利な乗り物です。

酒屋
散策途中で見た酒屋さんの壁に並べられているケース。
なんだかアートって感じ。


大正館
大正館と書かれた駅近くの建物。
閉まっていましたが、店舗のようです。


大正館
軒下は結構モダンでアールデコっぽい意匠の金具がありました。

image
駅近くの洋装品店。
ざ・木造って感じの建物の格好良さは異常。

傘の自販機
駅の売店前にあった自動販売機では傘を売っていました。
お高いもので1,200円っつーのもあります。


ポスター
Suicaのペンギンの初期のポスターを発見。

ポスター
今と顔が全然違う。
今ってイオカードとかって無いですよね?


ポスター
自衛官募集のポスターとは思えん萌えっぷり。
これで人員は集まるのだろうか!?
(ワタクシの好みは左の女の子)


マスコット
[古河ブランドファミリー カンロくん]
住んで いるところは渡良瀬遊水地だそうです。
母曰く、「着ぐるみに入る人は姿勢が大変ね」。
(いや、中の人など居ない)
・・・ってか、立ち姿に代えたら某キャラクターに似過ぎてしまう気がする。


茨城県
茨城県規格の側溝の蓋。




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茨城県古河市『奥原晴湖画室「繍水草堂」』をサクッと見学。

奥原晴湖画室「繍水草堂」




明治の南画界を代表する古河生まれの女流画家・奥原晴湖。



彼女の画室を移築して一般公開している場所が鷹見泉石記念館の隣にあります。



もとは熊谷にあったそうで、



熊谷にあった当初のかたちをなるべく再現して公開しているそうです。



復元したのは一部で、玄関から画室にいたる廊下まで。



ゆえにとてもコンパクトに見学できます。



見学と言っても、内部には入れないため、外部から伺うしかないんですけどね。



鷹見泉石記念館のついでに見学するぐらいで丁度良いんじゃないかな。



奥原晴湖画室「繍水草堂」
鬼板に「静」の文字。
理由は謎です。


奥原晴湖画室「繍水草堂」
「繍水草堂(しゅうすいそうどう)」と真新しい板に書かれています。
オリジナルを模した字なのかしら?


奥原晴湖画室「繍水草堂」
玄関の天井。
真新しい木の色が目に眩しいです。


奥原晴湖画室「繍水草堂」
これが古河城の基礎だった石かな?
かなり大きいのでそう思いました。


奥原晴湖画室「繍水草堂」
室内に入れないので、よく分かりませんが、全てが新しく感じます。

奥原晴湖画室「繍水草堂」
奥に額が見えます。

奥原晴湖画室「繍水草堂」
ズームして寄ると、味のある文字が見えました。
でもやっぱり書画の見方が分からないワタクシです。


奥原晴湖画室「繍水草堂」
不思議な灯篭。
名称は何というんだろう?


奥原晴湖画室「繍水草堂」
これも熊谷にあった灯篭なのかは分かりませんが、新しくはない感じ。

奥原晴湖画室「繍水草堂」
蔵も新しく建てたんだろうか?

奥原晴湖画室「繍水草堂」
蔵では奥原晴湖と画室についてパネルで紹介されていました。
※面倒で内部には入っていません




奥原晴湖画室「繍水草堂」
【奥原晴湖画室「繍水草堂」】

茨城県古河市中央町三丁目11番27号
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料:無料



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我が憧れの『蕉雨園(田中光顕旧邸)』。

蕉雨園




『蕉雨園』は、明治時代の宮内大臣田中光顕の邸宅です。



現在は講談社が所有しており、



お茶会やロケ地などに使われているものの、基本的には一般公開はされていません



建物は、明治30年(1897年)に三重県桑名の棟梁・大河喜十郎が施工。



旧岩崎邸庭園の和館を施工した人です)



敷地面積は約六千坪。



『芭蕉庵』もそこに含まれます。



一般公開されている芭蕉庵には入ったことがありますが、



蕉雨園は未だに内部を見たことが無く、



ワタクシの憧れの建物の一つです。



ここに入る為だけに、茶道を習おうかと考えたこともあるほどです。



今日も胸突坂を下る前に、外観だけ観賞して参りました。



蕉雨園
手前が駐車場みたいになっていたのだけれど、前からだっけ?
何か建物が建っていたような気がするのだけれど?


蕉雨園
これが憧れの入口。
秋になると紅葉が綺麗なんです。


蕉雨園
この「兎の毛通し」は何の形なんだろうか?
何か意味がある気がするんだけれど。


蕉雨園
大谷石っぽい塀に囲われているため、建物の上の部分しか見えません。
※ワタクシの身長が足りないという説もある


蕉雨園
蔵の上の鬼板。
髭男爵の、ひぐち君みたい。


蕉雨園
重なり合う屋根の姿が見事ですねぇ。

蕉雨園
鬼板と懸魚(げぎょ)。
中央の六葉の部分が家紋になっていますね。


蕉雨園
木々の緑と瓦って、なんでこんなに似合うんだろう?


蕉雨園
田中光顕の家紋は「三つ葉木瓜」らしいです。
鬼板と六葉に見られるのがソレですかね。


蕉雨園
猪目懸魚(いのめげぎょ)

蕉雨園
右下は彫懸魚(ほりげぎょ)または兎の毛通し(うのけどおし)。

蕉雨園
意外に小ぶりな鬼板。

蕉雨園
この先に「芭蕉庵」があります。




因みに『蕉雨園』の名は、



漢学者諸橋轍次が歌った詩から名付けられているそうです。



芭蕉葉上孤村の雨 蟋蟀聲中驛路の塵



というのがその詩で、



この中にある「蕉」と「雨」の二文字を取ったんだとか。



ちなみに芭蕉は秋の季語だそうです。



ってことは、諸橋轍次が邸宅を訪れたのは秋だったのかな?






蕉雨園
【蕉雨園(田中光顕旧邸)】

東京都文京区関口2-11-17
非公開


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京都御所にある自転車レーンの上を走るのはなかなか高度なテクニックっぽそう。

京都御所




今月もぼちぼち終わり。



そして突然、京都御所の自転車レーンに驚いたっんだっけってことを思い出しました。



京都迎賓館を見学した帰り、



タクシーを捕まえるべく京都御所を徒歩で横切っていたのですが、



そこで一本の筋を目にしました。



京都御所
塀沿いの砂利道に伸びる一本の筋。

京都御所
かなりクッキリとした筋です。

京都御所
近付くとこんな感じ。
幅は20~30cmってところかな。




御所を通り抜ける自転車の轍らしく、



この筋の上をなぞるようにして自転車が通り過ぎて行きます。



京都御所
慣れているようで、はみ出ることなく轍の上を走って行く自転車。




大昔は牛車が行き交っていたであろう御所は、



今は自転車が行き交っているという未来感溢れる光景です。



なーんか不思議。



京都御所




今回は時間が無く、シッカリと見ることが出来なかった京都御所ですが、



歩きながら写真に収めたものを以下に羅列。



京都御所
[大宮御所の門]
こういう門から出入りしたいなぁ。
(ただし不浄門を除く)


京都御所
塀の角はこんな感じになっています。

京都御所
降棟・隅棟の軒近くに付設される雨漏りを防ぐための瓦を「留蓋」といいます。
の部分ね)


京都御所
京都御所には6つの門と13の穴門があるそうです。
唐破風が特徴のこの門は、建春門。
勅使が使用する門だそうです。


京都御所
[建礼門]
檜皮葺、切妻屋根。
天皇しか出入りできない門。


京都御所
輪違と菊丸が見事。もの凄く凝ってます。
歩きながら撮ったもんでボケボケで使えない写真ばかりだったのが無念。


京都御所
この先に清所門があります。

京都御所
案内板はあるものの、結構大雑把かも。

京都御所
[清水谷の家の椋(むく)]
樹齢300年。


京都御所
ここは御所の南西になります。




次は京都御所の鬼門を観に行きたいな。



そしてレンタサイクルがあれば、自転車で走ってみたい。



“自転車レーン”に沿って。




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三重県桑名市『諸戸氏庭園』の建物が改修中で観られないものの春の一般公開は本日まででした。【写真多用】

諸戸氏庭園
春の一般公開 平成27年4月25日~6月14日
この地には室町時代に「江の奥殿」と呼ばれた矢部氏の屋敷がありました。貞享3年(1686)に山田彦左衛門が購入し、拡張整備しました。杜若池を中心に築庭し、「推敲亭」、「御成書院」、藤茶屋などを建てました。
明治時代に諸戸清六の所有となり、西隣に新しく御殿を建て、庭園を拡張しました。



諸戸氏庭園・諸戸家住宅は平成22年より本格修理を行っており、


御殿の玄関は当時の外務省の玄関を模し、


広間は西本願寺の広間を模していると言われていますが、


現在、御殿及び車廻しは修理のため見学不可になっています。


本邸に付属して小さな洋室があり、


ルイ16世様式のフランスのサロン風な調度で統一されているそうですが、


内部は非公開。


概観だけ見られる状態になっています。


諸戸氏庭園
本邸(国の重要文化財)の右奥に見えるのが煉瓦蔵。
三重県指定有形文化財です。


諸戸氏庭園
大門(左の養生部分)は現在改修中です。

諸戸氏庭園
[本邸(主屋)]
明治22年(1889年)頃建築。
ここが見学の入り口になっています。
 ※館内撮影不可


諸戸氏庭園
本邸の屋根には蔦が蔓延り、鬼板には欠損へ防止用にかネットが張られています。
※検索していて知ったのですが、屋根瓦の一部は、
伊勢神宮の方向に瓦の正面が向くようにしてあるそうです


諸戸氏庭園
影盛り部分からして、豪勢な建物だと分かります。
それにしても劣化がすごいな。


諸戸氏庭園
本邸の玄関照明はシンプルな造りなっています。

諸戸氏庭園
開口部が大きな蔵。壁面はトタンで補強されています。
諸戸家は、石取祭車を所有しているそうです。


諸戸氏庭園
「なまこ壁」が見られる塀。
「たすき掛け」「四半張り」と呼ばれる目地です。
格子状に張られたタイプよりも比較的新しい形式です。


諸戸氏庭園
「なまこ壁」の目地は、盛り上がりが高くなるほど難しい技術になります。
何度も漆喰を塗り重ねるため、手間も掛かります。
劣化している部分を見ても、何層にもなっているのが分かります。


諸戸氏庭園
大幅に劣化している部分を見ると、煉瓦の基礎部分が見えますね。

諸戸氏庭園
ここが庭園への入り口になります。
草木に覆われた鋳鉄製門扉を見ると、
「秘密の花園」を思い出すワタクシ。
トキメキMAXです。

諸戸氏庭園
右手に主屋があります。
庭園に敷かれた敷石のデザインも見事で、
サイズの揃った石を用意して施工するのは大変だろうなぁと感心します。


諸戸氏庭園
主屋に付属している洋間。
屋根部分はトタンで補強されています。
外壁塗装は色褪せており、
補修したらかなり豪華になるのではないかと
猛烈に妄想していたワタクシ。


諸戸氏庭園
洋間のポーチ部分に敷かれたタイルも破損しまくっていました。
残っている部分を見ると、とてもモダンなデザインだと分かります。
塀の煉瓦も風雨や植物で劣化・破損していました。


諸戸氏庭園
主屋・洋間のポーチ。
奥に見えるのが主屋の仏間などだと思われます。


諸戸氏庭園
木造のポーチ部分は繊細なデザインで、何処を切り取っても絵になる概観です。
ちなみに内部はコンナカンジだそうです。


諸戸氏庭園
洋間のシンプルな外灯。

諸戸氏庭園
洋間の開口部ドアノブ。
鍵穴には蓋があります。


諸戸氏庭園
新緑に覆われている洋間の概観。

諸戸氏庭園
敷石は庭へと続きます。

諸戸氏庭園
本邸の庭側から見た概観。
二階部分の外壁は黒漆喰塗りです。


諸戸氏庭園
軒まで黒漆喰で塗られているという豪勢な造り。

諸戸氏庭園
昔はガラス製のシェードが付いていたんだろうなと思われる外灯。

諸戸氏庭園
本邸は木造、入母屋造。
屋根は本瓦・桟瓦・銅板葺ほか。


諸戸氏庭園
諸戸家の前の持ち主であった山田家が薩摩藩主から贈られた石。
虎に見えるのだとか。


諸戸氏庭園
庭の開けた部分に出ると、一面に菖蒲が咲いていました。
これはこれでテンションがあがる。


諸戸氏庭園
[菖蒲池を中心とした回遊式庭園]
山田家時代に整備。
当時は杜若が植えられていたそうです。
また、一部は鎌倉時代に創建された当時からの遺構が残っていると
考えられているそうです。


諸戸氏庭園
尾形光琳『八橋蒔絵螺鈿硯箱』を思い出させる橋ですね。

諸戸氏庭園

諸戸氏庭園
諸戸氏庭園
諸戸氏庭園
諸戸氏庭園
諸戸氏庭園
諸戸氏庭園
菖蒲池には鉢が並べられているだけ。

諸戸氏庭園
庭石も見事なものばかりです。

諸戸氏庭園
花菖蒲の根元には、ワタクシが知らない花が咲いていました。

諸戸氏庭園
正面には藤棚があります。

諸戸氏庭園
[藤茶屋]
 山田家時代には、藩主が藤を愛でるために訪れたといわれる茶室。
1945年の戦災で焼失し、昭和43年(1968年)に再建されました。


諸戸氏庭園
今は使われていないっぽい「つくばい」。

諸戸氏庭園
藤茶屋から菖蒲池方面を望む。

諸戸氏庭園
右手が本邸。

諸戸氏庭園
茶室
カメラのズームでしか寄れないのが悲しい。
屋根の上は草でいっぱいです。


諸戸氏庭園
主屋の裏側。

諸戸氏庭園
[]

諸戸氏庭園
[置き灯篭]
足元を照らす役割と、飾りとして使われています。


諸戸氏庭園
年月を感じる、飛び石の間に伸びる木の根。
きのこも生えています。


諸戸氏庭園

諸戸氏庭園
[推敲亭]
覚々斎原叟(かくかくさいげんそう)の作と伝わる草庵。(三重県指定有形文化財)


諸戸氏庭園
三畳分の畳が敷かれています。

諸戸氏庭園
月見や歌詠みなどに使われていたそうです。

諸戸氏庭園
杉板に竹の竿縁。

諸戸氏庭園
葺き替えられてそれ程年月が経過していないように見える茅葺屋根。

諸戸氏庭園
[織部灯籠]
茶人古田織部の考案した形といわれ、竿の部分に人形の彫があるのが特徴。


諸戸氏庭園
江戸時代から伝わる、京都五条大橋の欄干を用いたという
「橋杭灯籠 (擬宝珠灯籠)」が配置されています。


諸戸氏庭園
この庭にはいったい何基・何種類の灯篭があるんだろうか?

諸戸氏庭園
春の一般公開が本日までなので、この花菖蒲もまた来年まで見納めです。

諸戸氏庭園


諸戸氏庭園
[御殿]
明治24年(1891年)上棟。
手前の池庭は宮内省技師・小平義近の設計で、琵琶湖を模しているとか。
国の名勝に指定されています。


諸戸氏庭園
御殿の屋根には真新しい瓦も見えます。

諸戸氏庭園
輪違いの瓦を見るとテンションがあがるワタクシ。
美しい瓦アートですよねぇ。


諸戸氏庭園
カタカナで「モロト」と書かれた鬼板。

諸戸氏庭園
濠を挟んた向かい側から見た御殿の広間。

諸戸氏庭園
[御殿の広間]
既に保存修理工事が完了しているようです。


諸戸氏庭園
御殿が保存修理工事中で足場に覆われているため、
庭園も一部見られなくなっています。


諸戸氏庭園

諸戸氏庭園
青石で築かれた築山。

諸戸氏庭園
玄関および座敷は27年度も半解体工事中。

諸戸氏庭園
降ろされた御殿の屋根瓦。

諸戸氏庭園
足場でおおわれており、全く見えません。
しかし、ズームで寄ってみると・・・


諸戸氏庭園
玄関の辺りなのかな。
外された木組みが見えます。


諸戸氏庭園

諸戸氏庭園
斜めに木組みが施されていたっぽい。

諸戸氏庭園
壁の「竹小舞」が見えます。

諸戸氏庭園
真新しい木で補強がされているのも見えます。

諸戸氏庭園
礎石を外してあるようにも見える。

諸戸氏庭園
この足場を組むだけでも凄まじい金額が掛かっているんだろうなぁ。

諸戸氏庭園
灯篭についてはまだまだ不勉強ですが、このデザインは好きかも。
基礎部分の彫りが木の根っぽい。


諸戸氏庭園
御殿玄関と玉突場は現在補保存修理工事中で外観も見学できません。

諸戸氏庭園
この左手に小さな階段があったのだけれど、
この溝は何なんだろう?


諸戸氏庭園
[神祠]
明治時代に改築。
金毘羅神社・住吉神社・伏見稲荷・玉船稲荷・菅原神社が祭られています。

屋根には草が生い茂り、ここも補修が必要なことが見て取れます。


諸戸氏庭園
神祠の屋根はとても凝った造りになっています。

諸戸氏庭園
神社前の石灯篭。

諸戸氏庭園
庭園を囲む煉瓦の塀。

諸戸氏庭園
「イギリス積み」であることがハッキリ分かります。
(県指定有形文化財)


諸戸氏庭園
[煉瓦蔵]
明治20年頃に創建されたもので、
当初は5棟連続の木造蔵だったが、明治28年に放火により焼失。
直ちに煉瓦造で再建された。
しかし昭和20年の戦災で西側の2棟を失い、現在は3棟が残存する。
(県指定有形文化財)


諸戸氏庭園
外観は3棟とも同一。

諸戸氏庭園
西側の蔵の外壁は、この隣にも蔵が続いていた名残が見られます。

諸戸氏庭園
補修はしてあるっぽいけど、どこまでが劣化で、
何処までが補修なのか素人のワタクシは分かりません。


諸戸氏庭園
煉瓦壁が崩れている箇所で、構造が理解できます。

諸戸氏庭園
南北(道路側と庭側)両面の上部に窓が付いていますが、劣化も見られます。

諸戸氏庭園
庭側から煉瓦蔵を見たところ。

諸戸氏庭園
木に付いている苔を見ると、ここは湿度が多い箇所らしい。
※蚊が飛びまくっている日だったそうです


諸戸氏庭園
開口部には全て庇の付いた痕跡があるものの、
南面(道路側)では全て失われている。


諸戸氏庭園

諸戸氏庭園
南面中央に両開きの鉄扉が付く。




6月13日(土)が修理工事現場見学会だったと知ったのは、


東京に戻った後でした。


まさに、後の祭り・・・




諸戸氏庭園
手前が六華苑、向かいが諸戸家宗家の敷地。

諸戸氏庭園
[イギリス積み]
段ごとに長手(側面が長い)と小口(側面が短い)を繰り返し置く。


六華苑
塀が崩れている部分で、積み方が分かります。

六華苑
六華苑側から見た、諸戸氏庭園の石垣。

諸戸氏庭園
一部要補修状態のようです。



諸戸氏庭園
【諸戸氏庭園(もろとしていえん)】
三重県桑名市太一丸18
春の一般公開:平成27年4月25日~6月14日
月曜休園(月曜が祭日の場合は翌日休園)

重要文化財(主屋、玄関および座敷、表門、広間、洋館、玉突場)
県指定有形文化財(煉瓦蔵、煉瓦塀、溝渠)
国指定名勝(諸戸氏庭園)
http://www.moroto.jp/



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名古屋市東区『徳川美術館』の本館は国登録有形文化財に指定されており、その玄関内部は必見です。【撮影不可のためその部分の写真なし】

徳川美術館



国宝「紙本著色源氏物語絵巻43面」を所持している徳川美術館。


ワタクシは小学生の頃に源氏物語にハマり、


桐壷を暗唱するという謎特訓をするほど好きだったのですが、


大人になるとドロッドロの人間関係が理解できるようになり、


歳とともに敬遠するようになっておりました。


そんな小学生だったワタクシが憧れた地が、徳川美術館。


現物をこの目で見てみたい!


と思っていましたが、今は「どっちでもいい」レベルまで落ち込んでしまいました。


がっ!


名古屋に来たなら、一応足は向けておかねばならんと思い、


本日「私は春にも来ているのよねー」と何度も何度もいう母と一緒に、


ちょっくら行って参りました。


ちなみに源氏物語の原本はこの時期、観られません。


徳川美術館
尾張徳川家名古屋別邸の「表門」。

徳川美術館
懸魚と鬼瓦。

徳川美術館
鬼瓦はえらく立派です。

徳川美術館
葵紋入り。

徳川美術館
屋根の飾りは亀の甲羅ですね。
火伏のまじないかな。


徳川美術館


徳川美術館
井戸も何か説明が欲しい感じの古さです。

蓬左文庫
[蓬左文庫]
尾張徳川家旧蔵書を収蔵。


徳川美術館
企画展示「対極の美 白と黒がおりなす世界」が
本日6月13日(土)~7月26日(日)まで開催中。


徳川美術館
エントランスロビーは撮影可。
内部は撮影不可。


徳川美術館
お気づきでしょうが、お子様用サイズです。

徳川美術館
こちらも、お子様用サイズ。
よしなおくんって誰?
(たぶん藩主)


徳川美術館
「2」の建物の左側の凸っぽい箇所は文化財に指定されています。

徳川美術館
昭和7年(1932)着工、昭和10年春完成。

徳川美術館

徳川美術館
[]

徳川美術館
織部焼の瓦。
飾りは「猿」ですね。


徳川美術館
とても美しい屋根瓦で、これを見ただけでも文化財だろうなぁと判別できるほどです。

徳川美術館
きっかりひと棟だけが文化財。

徳川美術館
地下もあるんですね。

タオル
ミュージアムショップでお土産用に購入したタオル。

タオルの箱
今治製です。安心ですなぁ。

ぽち袋など
ぽち袋が可愛かったもんで、つい、大人買い。
ただし右端は日本橋「はいばら」製でした。



展示で良かったのは企画展の銀菊折枝形文鎮と菊鷺文白蜜陀彫文庫。


欲しいなぁ~、いいなぁ~


と強く思ったのがその二つでした。


展示品より、今回は本館玄関が最も見応えがあったかも。


それなりに面白かったです。



徳川美術館
【徳川美術館】
愛知県名古屋市東区徳川町1017
専門分野:尾張徳川家伝来の道具類


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台東区上野恩賜公園『旧因州池田屋敷表門』は東京国立博物館の屋外展示で土・日・祝日に開門されています。

旧因州池田屋敷表門
[旧因州池田屋敷表門]
旧丸の内大名小路(現在の丸の内3丁目)にあった
鳥取藩池田家江戸上屋敷の正門。
国の重要文化財。
(国立博物館正門の西にあります)


旧因州池田屋敷表門
左右に唐破風造りの番所があります。
写真は唐破風に懸かる「兎毛通し」。


旧因州池田屋敷表門
格式の高い「本瓦葺き」には防火を願った三つ巴(みつどもえ)の丸瓦。
熨斗瓦のデザインがオシャレです。


旧因州池田屋敷表門
こんな門に合う塀も凄そうですよね。
屋敷に巡らされていた塀は圧巻だろうなぁ。


案内板

東京大学にある赤門に対して

こちらは黒門とも呼ばれる『旧因州池田屋敷表門』。

最高の格式を持つ門で、国の重要文化財になっております。

一度潜ってみたいわぁ~。

姫駕籠で。




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富山県高岡市「山町筋重要伝統的建造物群」土蔵造りの町並みと富山銀行。

土蔵造りのまち資料館
[高岡市土蔵造りのまち資料館(旧室崎家住宅)]
富山県高岡市小馬出町26
室崎家は昭和20年まで綿布の卸売業を手広く営んでた高岡でも屈指の商家。
開館時間:午前9時~午後4時30分
毎週火曜(火曜が国民の祝日にあたるときはその翌日)と年末年始(12月29日~1月3日)は休み


土蔵造りのまち資料館
屋久杉の天井板と、ベンガラの塗り壁。
床の間には鋳物の香炉が置いてありました。


土蔵造りのまち資料館
欄間は井波彫刻。

土蔵造りのまち資料館
蝶のような模様の瓦。

高岡市山町筋防災施設
[高岡市山町筋防災施設]
お手洗いがあります。


消火栓
これはどこにでもある消火栓の蓋。
でもとても分かり易いように黄色いラインで囲われています。


筏井家
[筏井家住宅]
明治36年(1903)に建てられた町屋建築
富山県指定文化財


筏井家
[筏井家住宅の屋根部分]
屋根瓦に白い模様が見えますね。
オシャレ~


金七金物店
[金七金物店]
富山県高岡市小馬出町
なんだか窓の部分が面白いですね。
道に面した柱は鋳物製です。




高岡は奇跡的に空襲被害を免れた町なんだそうです。



ゆえに明治の建物が複数残っています。



明治33年の高岡大火以降作られた建物が、土蔵造り。



堅牢で、とても安心感がある造りです。



(個人的には閉塞感もあるけど)



今尚、住み続けておられるお宅が多く、



とても興味深い町並みとなっています。



贅を尽くした資材の数々は、羨ましい限り。



いつかはこんな家に住んでみたいなぁと思うワタクシは、



富山県内で古民家をリフォームして住まうのが夢です。



そこを一部コミュニティ施設にして暮らしてみたいなぁ。



富山銀行 本店
[富山銀行 本店(赤レンガの銀行)]
富山県高岡市守山町22番地
1914年(大正4年)建築
設計:清水組(現・清水建設)の田辺淳吉
監修:辰野金吾
鉄骨レンガ造り2階建て




最近、よく辰野金吾建築に逢うなぁ。



大野屋
[大野屋]
創業170年
代表銘菓は「とこなつ」。


塩崎商衡
[塩崎商衡]
高岡大火後の区画整理で家を半分に切り取られたそうです。
だから半分だけ看板建築


塩崎商衡
[塩崎商衡の屋根瓦]
ここにも鯱が乗っています。


守山町(あんしんごはん)
[守屋町(車が駐車しているところが「あんしんごはん」)]

守山町
[そのとなりの家の屋根部分]
モダンな造りですよねぇ。


案内表示
この表示を辿れば、金屋町に行くのも迷わずに済みそうです。

鳳鳴橋
[鳳鳴橋]
橋の中央に鋳物製の鳳凰が対で設置してあります。
この由来を聞いたのだけれど忘れた。



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sava

昭和生まれの大阪育ち。数十年前から母の実家の神楽坂エリアに生息。食,日本酒,旅,富山県,文化財(建築物),読書等を好み、当ブログではそれらにオマケ情報も加味しています。それなりの年齢になり、老眼とか更年期とか諸々の不具合も出て参りました。そんな多様な話をチマチマと記す日々です。
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sava!ブログから建物に関することをある程度分離してメモしておこうと考えてできた分室です。家に関することについて語っているので、気が向いたら見てください。
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