
登録有形文化財(建造物)
ホテル オークラの前にある『大倉集古館』で、
「季節をめぐり、自然と遊ぶ~花鳥・山水の世界~」を観て参りました。

ここは大倉財閥総帥の大倉喜八郎が作った日本で最初の私立美術館です。
明治から大正期にかけて大きな財を成し、大倉財閥を創始した大倉喜八郎が、長年に亘って収集した古美術・典籍類を収蔵・展示するため、邸宅の一角に1917年(大正6年)に財団法人大倉集古館として開館する。開館からまもない1923年(大正12年)、関東大震災によって当時の展示館と一部の展示品を失い、一時休館を余儀なくされたが、伊東忠太の設計と大成土木(現:大成建設)による施工で再建され、耐震耐火の中国風の展示館が1927年(昭和2年)完成し、翌年再開館した。この建築は展示室から長い回廊が伸び六角堂を経て表門に至る壮大なものだった。
喜八郎の死後は、その嫡男である大倉喜七郎が近代日本画など収蔵品の充実に努めた。
太平洋戦争時の空襲も乗り越えるが、戦後、敷地内にホテルオークラ(ホテルオークラ東京)が建設されることを受け、一部の建物が整理解体された。
1990年(平成2年)展示室は都の歴史的建造物に選定され、1998年(平成10年)には国の登録有形文化財(建造物)に登録された。

1928年(昭和3年)に伊東忠太の設計で再開館して以降も
何度かの改修がなされており、
近年では2014年(平成26年)から5年をかけた改修工事が終わり
令和元年9月にリニューアルオープンしたばかりでした。
ずーっと来たいと思っていたのですが、
COVID-19の影響もあり、なかなか来ることが叶わず。
本日ようやく念願かなって訪れることができました。
小さな建物だし、展示数も多くはないのですが、
良いものが沢山あって見応え十分です。
逆に、コンパクトなので観易いとも言える。
客層は年齢層がかなり高めです。
入館料は現金払いで、電子マネー決済は非対応。
対面のホテル側で喫茶とのセット券が販売されいるらしいので、
それを買って、疲れたらホテルでお茶をするのも良いかも。
ミュージアムショップは地下にありまして、
こちらは各種電子マネー決済が可能です。
地下だけれど、広々とした空間なので居心地は良かったです。
実はこのミュージアムショップでは、
誕生日に買い物をするとプレゼントが貰えるんです。
無論、身分証明の提示が必要です。
このタイミングを見計らっていたもんで、
買い物ついでに誕生日申告をしてみました。

気になった本とパワーストーンを浄化する水晶を買ってみました。
ミュージアムショップの品揃えがなかなか面白いです。

誕生日特典はポストカードでした。
枚数が多くて「こんなに貰ってええんかいな」と仰け反った。
頂いたポストカードを見て、
まだまだ観たいものが沢山あるなぁと思いました。
ってか、良いもの持ってるなぁ。
それはそうと、今回の展示品で猛烈に気になったのは、
平清盛って字があまり上手くないのかな? という点。
模本だったし、書についてはよく分からないのですが、
現在興味を持とうと思って鋭意努力中でして、
ほんの少しだけ興味があるのです。
だから余計に気になりました。
「おおらかで品がある」との意見があるのですが、
そうなのか…。
やっぱり書は、ワタクシには難しいです。
それはそうと、ここが大変気に入ったので、
次回は年間パスを買おうかな。

【大倉集古館】
OKURA MUSEUM OF ART
東京都港区虎ノ門2-10-3 The Okura Tokyo前
開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜、年末年始
入館料 一般:1,000円(特別展は1,300円)
※入館料は現金のみ
https://www.shukokan.org/