本日は、再び華厳の滝にやって参りました。
今回は母と二人で。
昨晩、中禅寺湖付近は雪が降ったそうで、
滝の周囲にも積雪が見られます。
前回ほどは寒くはなかったのですが、
じっとしていると、やっぱり凍みる。
先週はライトアップイベントをしていたらしいですが、
さぞ寒かったことだろうと思われました。
エレベーター料金は550円から570円に値上がり。
アジア系外国人観光客の姿が多かったです。
特に東南アジアの方々だと思われる観光客は完全防寒態勢で、
雪を手に大はしゃぎ。
珍しいんだろうなぁと微笑ましく感じました。
(ただし、許容に限度はある)
説明を読んでも、どれがどの滝だかさっぱり分かりませんでした。
※ワタクシは高所恐怖症です
大岩を削るように流れる華厳の滝。
千住博さんが描きそうな滝の水飛沫。
日陰なのに碧い水を見るに、
澄んで綺麗な「日光の水」のイメージ通りだと感じます。
苔むした箇所も。
紅葉も終わり、葉が落ちて茶色い世界にある小さな緑です。
ものごっつい冷たそうな水。
※瞬撮しました
この中段の集塊岩の下から流れているのが十二滝なんですな。
安山岩の柱状節理が見られます。
安山岩は噴火した溶岩が急速に冷えてできるものです。
堆積の仕方が分かり易い場所だとも感じる。
焼き物のような色合い。
綺麗で、ずーっと眺めていられますね。
そもそも中禅寺湖のある男体山は崩れやすい岩でできており、過去何度も崩落しています。
代表的な災害は、明治35年の山津波だと思われます。
土石流が中禅寺湖に流れ込み、湖面が3メートルもの高波となり、
華厳の滝を越えて大谷川に流れ込み、日光や足尾に甚大な被害を齎した災害です。
これにより神橋が流されたそうです。
滝の姿が変化する可能性を秘めている地盤ってことですかな。
昭和に入っても、華厳の滝付近は崩落しており、
密かに補強がなされているそうです。
中禅寺湖の水を流すのも計画的らしいですね。
国の名勝を守るためには、不断の努力がなされているんだなぁ。
蛇足ですが、前回見た時とガチャが変わっている気がする。
本体がレトロになったというか。
いろは坂のピンが気になる。
【華厳の滝】
栃木県日光市中宮祠
営業時間[3月~11月] 8:00~17:00,[12月~2月] 9:00~16:30
華厳滝エレベーター 往復料金:大人570円(R1.10.1改定)
http://kegon.jp/