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興味あるものを 興味ある人に。

私は諦めを敵とする。 私の日々の努力は実にこの諦めと闘うことである。 (北条民雄)

渡辺仁

品川区北品川『原美術館』が2020年12月末閉館するもんで。

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2020年12月末をもって閉館する『原美術館』。

現代美術を中心とした私立美術館で、美術館として活用している邸宅は実業家・原邦造の私邸として渡辺仁が設計したものです。

竣工は昭和13年(1938年)。

終戦後はGHQによって接収され、将校の宿舎として使用されていました。

1951年頃に返還されたものの原家はこの邸宅には住まず、原邦造の孫にあたる原俊夫が70年代に現代美術館の開館を決意するまで、長らく空き家で廃墟同然だったそうです。

建物は「原邸」として、2003年、DOCOMOMO(モダン・ムーブメントに関わる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織)にも認定され、高い評価を得ています。

東京都の条例の規制上、様々な制約があり、美術館として建て替えることは難しいとのことで、老朽化することを見据えて40周年の節目に潔く閉館することになったとか。

その前に一度は行っておきたいと思い、本日予約して品川駅からタクシー利用(JR品川駅高輪口から500円)で行って参りました。

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「メルセデス・ベンツ アート・スコープ 2018-2020」
会期:2020年7月23日(木・祝)~9月6日(日)

正直、展示内容については前衛的過ぎてワタクシには理解できませんでした。

しかし建物を見学出来たので、概ね満足です。

ちなみに原美術館のコレクション収蔵庫は群馬県渋川市の伊香保温泉近くにある「ハラ ミュージアム アーク(磯崎新設計)」にあり、コレクション総数は1000点強にも及ぶそうです。

都外を行き来できるようになったら、一度そちらにも行ってみたいと思っています。

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入口の石に刻まれた模様は、中庭の極一部でも見られました。
どういう意味があるんだろう?

閉館後、どのような利用がなされるのかは不明ですが、取り壊される可能性が否めず、これが見納めかもなぁと思いながら館内を歩いていました。

これも時の流れ的宿命なのかもしれません。

※撮影OKなのは正面入口の外観だけでした。

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原美術館は建物の老朽化に伴い2020年12月末をもって閉館を予定していたが、新型コロナウイルスの影響による臨時休館のため展覧会会期を一部変更。会期の見直しに伴い、閉館時期を「光―呼吸 時をすくう5人」展終了の2021年1月11日に変更した。


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【原美術館】
Hara Museum of Contemporary Art

東京都品川区北品川4-7-25
(JR「品川駅」高輪口より徒歩15分 / タクシー5分)
開館時間 11:00~17:00
※入館は閉館時刻の30分前まで
※平日水曜は20時まで
休館日:月曜(祝日の場合、翌平日休)、展示替え期間、年末年始
入館料:1,100円(年齢を確認できる書類提示で70歳以上550円)
※カフェ、ショップのみの利用でも入館料が必要
※バリアフリー非対応
※大きな荷物の持込不可

http://www.haramuseum.or.jp/


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『東京国立博物館』の常設展示の入館料ってこんなに高かったっけ?

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[東京国立博物館本館(重要文化財)]
1932年(昭和7年)着工、1937年(昭和12年)竣工。
渡辺仁の案が採用された帝冠様式の代表的建築。

ものごっつい久々に、上野にある東京国立博物館に向かいました。

大きな企画展が無い隙間の期間なのですが、

入館料を支払う際、620円という価格に驚きました。

こんなに高かったっけ!?

400円台のイメージだったのですが、

それは十数年前の価格だったようです。

ちなみに今後も620円から値上がる予定だそうです。

イギリスの大英博物館は無料なのに・・・とボンヤリ思うワタクシ。

以前は国立博物館メンバーズパスを持っていたのかもしれん。

ちなみにメンバーズパスは現在2,000円で、

常設展なら何度でも入館できます。

またメンバーズパスを買おうかなぁ。

5,000円のプレミアムパスなら、

特別展無料観覧券が4枚付くみたいですし。

ちなみに母は年齢的に無料でした。

う、羨ましくなんかないからねっ!

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敷地内には既に萩の花が咲いていました。

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[山下門内博物館の表門]
現在の千代田区内幸町にあった頃の博物館入口。
薩摩藩の装束屋敷、飯山藩・小城藩の藩邸があった場所で、
上野に新しい博物館が建った明治14年までこの地にあった。
博物館移転後の明治16年に鹿鳴館が立てられ、
明治20年には帝国ホテルが開館する。

今回、展示からこのことを初めて知りました。

旧因州池田屋敷表門
[旧因州池田屋敷表門]
現在、東京国立博物館敷地内にある大名屋敷門。
旧因幡鳥取藩池田家の江戸屋敷の表門で、昭和29年に上野に移築。
博物館の展示物の一つとなっている。

旧博物館入口のイメージとしては近しいかも。

東京国立博物館って、体力と気力を気合を維持して回らんと、バテますな。

歩きすぎて疲労骨折の個所が再び痛み、ちょいちょい椅子に座って休みました。

その間、母は休まず、ずーっと展示物を見歩いていました。

意外と元気だ。

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一度庭に降りると、館内への再入場はできないらしい。
爽やかな風が吹く良い季節でしたが、庭に降りるのは断念しました。

母は「いろいろ見ないと勿体ない」と言っていましたが、

よくよく考えれは無料じゃん。

入館料はたかが620円で、

普段からその価格を無駄遣いしまくっているワタクシなのですが、

「高い」と感じた衝撃は捨て難く、

この日一日中思い続けていた次第です。

値上がる前にメンバーズパスを買おうと思うけれど、

暫く行かないうちにどうでもよくなって忘れちゃうんだろうなぁ。



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【東京国立博物館(とうきょうこくりつはくぶつかん)】

東京都台東区上野公園13-9
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
※毎週金曜、土曜、11月3日は21:00まで開館
休館日:月曜(祝・休日の場合は開館、翌平日休館),年末年始
※ゴールデンウィーク期間とお盆期間中は原則無休
入館料:一般620円、大学生410円
無料開館日:国際博物館の日(5月18日)
使用可能電子マネー:iD,Suicaなどの交通系ICカード,WAON
https://www.tnm.jp/


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静岡県熱海市『旧日向別邸』はブルーノ・タウトが手掛けた日本に現存する唯一の建築物です。

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重要文化財内での写真撮影禁止(この庭の下がその構造物です)

日向利兵衛の別邸が静岡県の熱海市にあります。
あるのは知っていたのですが、長らくタイミングが合わず、今までスルーして参りましたが、今回その機会を得まして、朝から行って参りました。
歩いても近いのですが、急坂があるのでかなり汗だくになります。それゆえ熱海駅からタクシーを利用(710円)しました。

高台の傾斜地を利用した建物で、上屋と地下で手掛けた人物が異なります。

木造2階建ての上屋の設計は、銀座の和光(旧服部時計店)、上野の東京国立博物館、日本劇場、原邦造邸(原美術館)などを手掛けた渡辺仁によるものです。

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階段を降りた右側が旧日向別邸です。
ここだけ昭和感があります。


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母屋は、かなり傷みが目立ちます。

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これは桜の木か?

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入口は回すタイプのドアノブで、
ドアに填まったガラスがガタガタと鳴るのが昭和っぽいと思いました。


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重要文化財の指定書。

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受付のおじさんが座っている正面に地下への入口があります。
※ちなみに一階のこの部屋は撮影OK


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純然たる和室なので、
渡辺仁が造ったという感じがよく分からなかったワタクシ。
凝っているなぁとは思いましたけれども。


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小上がりになっている和室。使い勝手が良さそうでした。

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ちょっとした収納ができる天袋。

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この竹塀は割と新しそうです。

母屋は1934(昭和9)年に完成しましたが、地下室は1934年(昭和9年)から1936年(昭和11年)にかけてドイツ人建築家のブルーノ・タウトが設計・改装しました。
ブルーノ・タウトは「桂離宮」を世界に広めた最初の建築家としても有名で、多くの著書を残しています。

旧日向別邸の地下室は日本における唯一のタウト設計の建造物で、国の重要文化財に指定されています。
(渡辺仁による母屋は附(つけたり)指定)
竹や桐を多用した社交室は直列で連なる照明器具が独特で、椅子などの家具もタウトのデザイン。紹介写真でよくみる階段のある赤い洋室、そして和室の計3室が海に向かって横一列に並んでいます。
桂離宮などからインスピレーションを得た、タウトによる和の美学がふんだんに盛り込まれている内装です。
しかし桐板などは陽射しで焼け、有名な階段の部屋の赤いシルクの壁紙は摩耗し、至るところに経年劣化が見受けられました。

ちなみに地下にはクーラーが無いため、夏は結構暑いです。

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受付で小さパンフレットが100円で販売していました。

日向氏の死後は民間企業の保養所として利用され、今は熱海市の所有となり一般公開されています。

来年から4年間、上屋も地下も大規模修繕がなされるそうで、長らく見学ができなくなるそうです。
4年後には上屋の2階も見学できるようになるし、地下の有名な階段の部屋もタウトの色彩が再現される予定なのだとか。

見学は土日祝日のみの、予約制。
飛び込みで行っても入れない確率の方が高いらしいです。
4年後は混むでしょうねぇ。

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隣接する海峯楼から屋根を撮影。
来年からはここが養生で覆われてしまうんでしょうね。


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地下室の上にあたる庭の塀を見ると、瓦が欠け落ちていいました。
ここも修繕されるんでしょうね。たぶん。



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【旧日向別邸】

静岡県熱海市春日町8-37
営業時間(土日祝のみ) 10:00,11:00,13:00,14:00,15:00(各回とも予約制)
見学料金:大人300円・中高生200円・小学生無料(但し保護者同伴)
http://www.city.atami.lg.jp/shisetsu/shisetsu/1001942/1001950.html


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東京国立博物館のキャラクターが「トーハクくん」と「ユリノキちゃん」というらしい。

東京国立博物館
本館は渡辺仁による設計。
平成13年(2001)に重要文化財に指定されています。


東京国立博物館
途中にボードがありました。
なんじゃ、こりゃ!?

東京国立博物館
[本館入口]

東京国立博物館
[本館エントランスホール]
よくドラマやアーティストの撮影に使われる場所ですね。


東京国立博物館
大階段を上がったところは昔は開かずの間でしたが、今は展示室になっていました。

東京国立博物館
[根付 高円宮コレクション]
な、なんですとーっ!!?


東京国立博物館
[高円宮根付コレクション]
根付の蒐集家といえば高円宮さま。
根付好きなら誰もが知っている常識です。
その後、どうするんだろうと思っていましたが、東博に寄贈されたんですねぇ。
興奮して鼻血が出るかと思いました。
ここなら閉じ込められてもいいです。


東京国立博物館
[東京国立博物館 貴賓室]
高円宮コレクションの隣にあります。
ここも観ることが出来るようになったんですね。
ちょっと感動。


クリアファイル
思わずキャラクターグッズを買っちゃったよ。
[左]埴輪 踊る人々クリアファイル A5変形 262円
[右]キャラクタートーハクくん・ユリノキちゃんキャラクタークリアファイルA5 262円


東京国立博物館の本館の展示品といえば、ワタクシにとっては根付。

学生時代から根付が大好きだったもんで、

根付を観ると異様に興奮してしまいます。

欲しいけれど、敗戦国なもんで、美術品は海外に流れてしまったため、

イギリスまで根付を観に行ったこともあります。

で、骨董根付の専門店で一つだけ購入。

学生だった当時も今も、根付といえば高価な骨董品のイメージがあります。

ノッティングヒルだっ気がするものの詳細は忘れましたが、

ロンドンの骨董店で根付を買う際、拙い英語力に熱意を加味して、

粘って粘って値切って値切って・・・の交渉を致しました。

本気で相手に英語を伝えようと思ったのは、あれが最初で最後だと思う。

それはそうと、高円宮様御存命の時からワタクシの憧れだった宮さまのコレクション。

実際に見ることが出来、今日ほど「歳をとって良かった」と思った日はありません。

感謝します、妃殿下、と申し上げたい。

そして本日が無料の日でなくば東博に入る気は無かったので、

公益財団法人日本博物館協会にも、感謝。

そしてそれを支える皆さんの寄付金にも感謝ということで、

感謝感謝な本日の博物館鑑賞でした。


  


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