
2019年9月1日~25日まで
ものごっつい久々に歌舞伎を観に行って参りました。
母がチケットを譲ってもらったとのことで、
ご相伴に預かった次第です。
観たのは午後の部で、
「菅原伝授手習鑑 寺子屋」、
「歌舞伎十八番の内 勧進帳」、
「秀山十種の内 松浦の太鼓」。
定番中の定番という内容なのでストーリーが分かっている分、
安心して観ることがてきました。
『寺子屋』は、中村吉右衛門(人間国宝)さんと、
その娘婿・尾上菊之助さん、孫の尾上丑之助くん、
甥の松本幸四郎(十代目)さんという一族感が半端ないキャスティング。
ここに「園生の前」役で昨年復帰した中村福助さんが出てくるのですが、
右足を引き摺り、右手を庇っての登場が個人的には痛々しく見え、
ちょっとハラハラしました。
そこだけ現実に引き戻されたと申しますか。
ご子息の中村児太郎さん(25歳)が登場をフォローするのですが、
演出なのか児太郎さんは動きが多く、
逆に気になって目で追っておりました。
動きが綺麗な役者さんだと思います。
松本幸四郎(十代目)さんは見ていて安心する役者さんでして、
やっぱり達者だなぁと感じます。
若さゆえに重さは少し不足している気がするのですが、
あと十年ぐらいたったら、もっとスゴイ役者さんになるのではないでしょうか。
ラストの「秀山十種の内 松浦の太鼓」は、
松浦鎮信役の中村歌六さんがコミカルで楽しく、他も観てみたい思いました。
まあそんな感じで、総じて面白かったです。
ただ長時間の感激は尾てい骨が痛くなり過ぎるという傾向にあり、
尻肉の低反発&流動性に悩まされがちな観劇時間です。
本気で座布団持参で行かんとダメかもしれん。
ぼちぼち観劇は引退かなぁと思っている今日この頃ですが、
文楽の会からは抜けられず、対策の必要性を感じております。
検索したら、携帯骨盤矯正クッションがあったので、
次回までに買っておこうと思います。
しかし、買う前に試してみたいところではある。
11月公開の佐藤健さんの映画「ひとよ」を観に行って
試してみようかな。