
八寸
ここのところ毎月通っている『神楽坂 和食 千』。
季節を感じるお料理だけでなく、料理長の穏やかな雰囲気も気に入っております。
居心地か良い。ひとことで言えばそんな感じです。
本日も母と二人、リラックスしまくりながらお料理をいただいて参りました。

八寸に入っていた新銀杏。
大人になって大好物になった銀杏ですが、
この銀杏はふくふくとしていてかなり美味でした。

先ずはビール、ってことにはならず、
初っ端から日本酒を頂きます。
そして今日も勝駒を呑むのであった。(後述)

お椀は鱧と松茸!
鱧が大好物なのでメガ嬉しかったです。
「嗚呼、今年も夏をきちんと味わうことが出来た」と実感。

お造りは五種盛り。アボカドの脇にあるのはムツ。
お刺身で初めて食べた気がする。
脂がのっておりました。
お刺身が大量に食べられないお年頃になったため、
この量が丁度良く感じます。

焚合せは、茄子と蛸とほうれん草。
蛸の柔らかさと弾力が絶妙です。

二杯目は山田錦で醸した而今(じこん)。
山田錦は(ワタクシには)甘く感じるお酒になるみたい。

「魳」と書いてカマス。
鰤と漢字が似ているのでブリが出てくるのかと思ってました。
カマスは母の好物です。淡白な魚がお好きらしい。
こちらの一皿は炭火でカリカリに焼いた皮とふんわりした身が絶妙で、
大根おろしの食感、スダチの香りが爽やかでございました。

「油目」と書いてアイナメと読むんですね。勉強になります。
関西ではアブラメと称すそうですが、関西人なのに知りませんでした。
食べたことが無かったのかも?
「鮎並」とも書くらしい。

鹿児島黒牛のたたき。下はとろろ芋の摺り流し。
マイルドなのど越しです。
(噛めよって感じですね)

先月とは別の勝駒を頂きました。本仕込です。
本当に美味しい日本酒だと痛感致しました。ウマウマです。

母の大好物の胡麻豆腐を別途注文。
中がとろ~っとしていて、やっぱり美味しいです。

今日は鮎ご飯でした。鮎!
これが美味しいのなんのって。


カリカリに揚げた鮎の頭が良いアクセントでした。
混ぜてある新生姜の食感と香りも良き哉。

水茄子には和からしが掛かっていました。
大人の味です。(つまりは刺激的)

〆の甘味は水ようかんでした。
下に敷いてあるのはメロンのソース。
夏から秋への季節の変わり目。
それを感じるお料理でした。
お酒は美味しいし、酒のみにも優しいし、
大層幸せな一夜でした。
お店を出る頃には外気温も少し下がっており、
ぶらぶらと家路を辿るのも良い感じでした。
また来月もお邪魔したいと思います。

【神楽坂 和食 千】
東京都新宿区神楽坂3-1-43
営業時間 11:30〜14:00 , 17:00〜22:00(L.O. 21:00)
(日曜の営業はランチのみ 11:30〜15:00)
定休日:月曜、日曜午後
http://washoku-sen.jp/