
珍しい土塀が敷地を囲っております。




【小田原市郷土文化館分館 松永記念館】
神奈川県小田原市板橋941-1
開館時間 9:00~17:00
※一部建物を除き無料


現在の9電力体制を作った「電力王」「電力の鬼」と呼ばれた
故・松永安左エ門の自宅庭に建てられた記念館。


実が零れ落ちないようにビニール袋が掛けられた園内の南天。


「老欅荘(ろうきょそう)」に向かう階段。
手前に大きな欅があります。


崩れた土塀。
修繕できないのかな?


[老欅荘(ろうきょそう)入口]
国登録有形文化財
号を耳庵(じあん)と証した茶人でもある主の居宅として数奇屋建築の意匠が各所で見られます。
ああ、国の登録を受けているから無闇に土塀を修理できないのか。
『古稀庵』を見終わって、さて何処に行こうかしらと考えた結果、
一番近くにある『松永記念館』にやって参りました。
始めはがらがらだったものの、展示物(有料)を見ている間に、園内はだだ混みに。
団体さんがこの辺りを回っているようですね。
皆さん、園内でお弁当を食べて居られました。
ベンチが至る所に置いてあるのは、そのためだったのか。
さて、園内。
見所は『老欅荘』です。
立派な欅が赤く染まっていて、それは見事。
その『老欅荘』横には不思議な空き地があるのですが、
これは堺の大茶人今井宗久ゆかりの茶室と言われていた茶室があった場所だそうで、
今、その茶室は、大阪府堺市の博物館に移築されているそうです。
えらい距離を運んだんですね。
っつーか、そのまま置いておかなかったのは何故だろう?
勿体無い。
それはそうと、『老欅荘』から見る景色はとても心落ち着くものでした。
自分が坂を上り下りしなくてすむ身分と年齢になったら、
坂道の上に住むのも良いなぁ。
などと考えつつ、ぼーっと紅葉を眺めていたワタクシなのでした。