
[本所防災館]
JR総武線錦糸町駅、東武線業平橋駅、京成押上駅、都営浅草線押上駅などから徒歩10分。


本日は、千葉県民Tと本所防災館で防災を体験して参りました。
数日前に電話を入れ、「体験コーナー・基本コース」を予約。
「体験コーナー」はインストラクターが案内するツアー方式で、
シアターで映像視聴、
煙または都市型水害体験、
地震体験、
消火体験、
応急手当または暴風雨体験
の4種類を体験できる基本コースか、
シアターで映像視聴のほか2種類を体験できるショートコース
の何れかから選択。
前者は所要時間は1時間50分・最大定員120名、
後者は所要時間は1時間10分・最大定員60名、
となっています。
一回目に基本コースを体験し、
二回目に「基本コース」で選ばなかったもう一方を入れた
ショートコースを体験するのがベストのようです。

施設は、ピラミッドとロケットと船のイメージを取り入れたものなんだとか。
独特の外観なので、通りから入った所にあっても目立ちます。

開館20周年ってことは、阪神淡路大震災の頃の建物ってことですな。
洗面室の水栓金具が震災前の規格でした。

ここで消防服を借りて記念写真が撮影できます。

防災シアター前の待合室。
椅子がふかふかで座り心地抜群です。


[防災シアター]
ここでは3.11についての(東京消防庁が撮影したと思われる)映像を観ます。
結構濃い内容で、当時を思い出しました。

シアター視聴後に我々は有難くも少人数で暴風雨体験をすることができました。

[暴風雨体験コーナー]
荷物を棚に置き、長靴を選択します。


次に、服の上から着るレインコート(上下)を選択して着用します。
結構大きなサイズもあるので安心です。←ワタクシ基準


部屋に入り、風速30mの暴風雨を体験します。
これが想像以上にもの凄かった~
風雨で呼吸がし難くなるもんなんですね。
個人的にはコンタクトが飛ぶんじゃないかと不安で、下を向いてました。

暴風雨体験コーナーから通路を戻ると、
いろいろバーチャル体験できるコーナーもありました。
時間が無かったので、次回。

液状化現象について知ることができる装置。


地中に含まれている水が浮き上がり、建物が傾きます。
先の新潟の中越地震で液状化現象が起こり、建物が倒壊したそうです。

[煙体験コーナー]
実際に煙が充満した迷路のような部屋を非難する訓練です。
非常灯の大切さを実感しました。
緑の矢印を見て避難せんと、迷うんやね。


蛸足配線から出火するバーチャル映像。
トラッキングは怖いよねぇ~


この奥で、煙の体験をします。
火事の煙は暖かいため上昇する性質があり、
部屋に煙が充満する前に
屈んで避難すれば無事に逃げられる確率も高まります。

[地震体験コーナー]
ここでは大人は震度7を、子供は震度6弱を体験できます。
左側の箱みたいなものは食器棚という想定。
震度7で上の棚が吹っ飛びます。


膝を床について揺れに対処すると、膝が揺れで擦れて負傷します。
ここでは怪我をしないために衝撃吸収マットが利用できますが、
実際は気をつけねばならんなぁと実感しました。
マジで擦れて痛いです。机の有難味も実感できた。
そういえば3.11は東京で体感したけれど、オフィスの机の有難味も感じたよなぁ。
下に入れる机が要る・絶対、って感じ。


これが子供用の震度。
6弱と7には、かなりの差があるんですねぇ。
そりゃ4,5じゃ動じなくなる訳だ。

続いて消火器で消火する体験。
ここでは水が入った消火器を使ってバーチャル映像の火災を消火します。
ワタクシは、初・体・験。当たり前だけれど、消火器内の液体には限りがあるので、
初期消火が大切(勝負)なんですね。
(写真なし)

すべての体験が終わったら、売店をチェック。
いろいろ面白いものがあります。

売っているんだと思われるコースター。
火消しの纏模様が描かれています。
やはり脳内シミュレーションと体験には、大きな差がありますね。
これはやってみるべき。
強い震度の揺れでは、膝をついてはいけないことを初めて知ったし。
そもそも消火器を使ったことがなかったもんで、
これを体験したかったんです。
千葉県民Tは会社の防災訓練で毎度体験しているベテランらしいが。
消火器の場所を再確認する切欠にもなりました。
そして、もう一本欲しいかもと考えている現在のワタクシ。
さて、本日、売店でワタクシが買ったものは下の5つです。

[キティ クリアファイル 110円/枚]
110円って安くない?
キティはともかく、背景が東京消防庁らしくてカッコイイです。

[左]「おまもりくん」リフレクター 85円
[右]「おまもりくん」シール 85円

何気に「おまもりくん」がカワイイ。


当たり前ですが、ライトを当てると反射して光ります。

消防限定LEDライト。
電池がなくなるとただのキーホルダーになります。

今回、これが面白いと思った商品。
[煙避難具 SBKけむりフード 520円]
頭からかぶって逃げると有害な煙を吸わずに逃げ切れるかも的な商品です。
体験は無料なので、ぜひ予約してお子さんたちと体験して頂きたい。
体験している人は、いざという時に取るべき行動が思い出せるんじゃないかな。
学校では体験できない防災体験がここでは出来ます。
ワタクシの場合、キッチンでの被災を想定した地震体験では、
キッチンにはヘルメットを置いていないから、
ボウルに台拭きを入れることで代用できるなぁ~とか考えましたもん。
応用することを考える余裕ができるってのが、
防災体験の利点なのかもしれません。
さあ、来い災害!とは思わないけれど、
来てもある程度は落ち着けそうだと思えた、今日の体験でした。
次回は応急手当について学びたいと思っています。
是非!

【本所防災館】
東京都墨田区横川4丁目6-6
開館時間 9:00~17:00
休館日:水曜、第3木曜
(国民の祝日に当たる場合は翌日)
年末年始(12月28日~1月4日)