
[根岸なつかし公園 旧柳下邸]
神奈川県横浜市磯子区下町10
最寄り駅:JR根岸駅
休園:毎月第2火曜日(祝日の場合翌日休)・年末年始(12月 29日~1月3日)
開館時間:9時30分~16時30分
入館料:無料
横浜市指定有形文化財
今年の日本の東以北側は「猛暑」なんだとか。
天気予報の太陽がオレンジじゃなくて真っ赤なのを見ると外出を控えたくなります。
そんな土曜日の今日、汗だくになりながら横浜方面まで行って参りました。
秋葉原で乗り換えて、一本で根岸駅へ。
乗換えが一回だけってところが有り難い限り。
根岸駅から目的地である旧柳下邸までは徒歩10分程度。
近いのですが、日陰なし。
ちょっと過酷で、
本日から三日間、五右衛門風呂体験ができるそうですが(締め切り済み)、
ちょっぴり惹かれたほどでした。

ジブリ映画「コクリコ坂から」のモデルになった建物らしいです。
って、観ていないので詳細は不明ですが。

下は公園になっています。

柳下家の家紋が入った、とても凝った鬼板。

木造の建築物の見どころは、線が作り出す造形美ですね。

[正面客用玄関]
左手奥に一般用の玄関があります。

[屋号が彫られた鉄製の雨水桶]

屋根は入母屋造りの和瓦葺き。

[洋館のドーマ窓]
屋根裏や吹抜けへの明り採り・外気導入を目的としたもの。








一般用玄関の左手にある浴室手前の脱衣所の天井。


[凝った浴室]


[五右衛門風呂]
左が浴槽で、小さい釜は温度調節用の水かな?


浴室は格天井になっています。


湯気を外に出す換気口も芸が細かいです。

廊下の照明は、水周りと和室とで使い分けがされているみたいですね。

ああ、寝転がりたい・・・。



蚊帳があるってことは寝室でしょうね。



床柱が花梨っぽい樹皮で気になりました。
これ、何の木だろう?

[襖の引き手]

外壁は杉皮でしょうか。

埋められた瓦が圧巻です。
これ、もしかして予備の瓦なのかな?

[お茶室]




[客間]






[洋館1階]


床は畳です。


[1階洋間天井]


[1階洋間照明]

[2階洋間への階段]
※施設の方に許可を貰わないと上がれません

[2階洋間照明]



[2階洋間の扉]
下の色ガラスがイイですねぇ。

木組みの床が今の一般住宅には無い感じでオシャレ~




右側天井は漆喰塗り、正面は木材に白いペンキを塗っているっぽいですね。



開口部の木材は劣化しているっぽくて、窓を開けられないみたい。

この面の2階窓から見えるのが下の屋根。




[2階から見た階段踊場]

[正面客用玄関]



[客用玄関のタイル床]


客用玄関の天井は格天井。




[洋館の屋根のフランス瓦]

[庭の石灯篭]


石灯篭の下には信楽焼のカエルが。

庭に並べられている石にも仕掛けがありました。


これ、亀?

メジロがめっちゃ飛び交っていました。

手水鉢は水琴窟になっています。




[蔵]
見学にかけた時間は一時間程度。
この後で鎌倉に行こうと思いましたが、あまりの暑さに気分が萎えて断念致しました。
神奈川県は人口が多過ぎて、施設見学のハードルがワタクシの気分的には高いです。
涼しくなったら神奈川県を観光するとして、今は近場にしておこうと思います。
