sava!

興味あるものを 興味ある人に。

私は諦めを敵とする。 私の日々の努力は実にこの諦めと闘うことである。 (北条民雄)

日立市

茨城県日立市『大甕神社』は建葉槌命と甕星香香背男を祀るパワースポット(らしい)。

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皇紀元年(紀元前660年)創建と伝わる『大甕神社』。

『日本書紀』神代に、
【二神、遂誅邪神及草木石類、皆已平了。其所不服者、唯星神香香背男耳。 故加遣倭文神建葉槌命者則服。故二神登天也。倭文神、此云斯圖梨俄未】
とあり、これを意訳し言葉を加味すれば概ね以下の内容になります。

下総国一宮である香取神宮の祭神経津主神と、常陸国一宮である鹿島神宮の祭神武甕槌神の二柱の神が邪神をことごとく平定したが、星の神・香香背男(かがせお)だけは征服できなかった。
そのため二神に代わり、倭文神・建葉槌命(たけはづちのみこと)が大甕に遣わされ、香香背男(かがせお)の霊力を宿魂石に封じたとされている。
倭文神は「しとりのかみ」と読む。

つまりは香取神宮と鹿島神宮の神様がどないもできへんかった星神さんを、

倭文神(しとりがみ)さんが討伐しはったってことですわな。

リアルではこの地にあった星神信仰を封じたという、一種の宗教戦争ですわ。

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拝殿にある彫刻にその出来事が描かれていました。

さて、『大甕神社』は当初は大甕山山上に祀られていましたが、

元禄8年(1695年)に水戸藩主・徳川光圀の命により現在の地に遷座されました。

今から324年前のことで、日本神話の頃からすれば、最近のことになりますね。

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大甕神社は岩山の上に建つ神社ですが、

石名坂の峠の石が巨大化して天にまで届こうとしたのを、

静の神が鉄の靴を履いて蹴ったところ石が砕け、

欠片の一つが河原子(日立市)へ、

一つが石井(笠間市)へ、

もう一つが石神(東海村)に落ちた

という伝説があります。

河原子ではなく石塚(城里町)という説もあるみたいですけど、

どれが正解かは不明です。

この伝説も、建葉槌神と香香背男に絡みがあるらしく、

建葉槌神が黄金の靴を履いて武装し、

岩と化した香香背男の腹を思い切りけり上げたら、

岩が飛び散ったという話もあるようです。

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拝殿の右奥にある岩山が、

香香背男を鎮めたとされる宿魂石(しゅくこんせき)です。

その上に建葉槌命を祀る本殿があります。

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本殿までは登っておりませんので遠くに眺めるのみにて。

大甕神社の主祭神である建葉槌命(たけはづちのみこと)は、

神話では天羽槌雄神(あめのはづちのおのかみ)と呼ばれる神です。

天照大神を天の岩戸から誘い出すために文布(あや)を織ったとされ、

ゆえに織物の神・機織の神として信仰されています。

また、香香背男(かがせお)は、

日本神話に登場する星の神「天津甕星(あまつみかぼし)」のことです。

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ゆえに、香香背男(かがせお)を祀る社には☆が描かれています。

織物の神と、星の男神。

そこから連想されるのは織姫と彦星ですが、

実際この神話が七夕伝説の元なっていると言われています。

織姫と彦星なので、片方が女神なりますね。

織物の神には女神も居る(棚機姫命など)ので、

そちらと混ざっているのかもしれません。

建葉槌命(たけはづちのみこと)は、

それらの神々の遠い祖先らしいです。

調べていませんので、事実は不明ですが。

ちなみに『大甕神社』でも七夕には「星甕祭」があり、

その日は特別な御朱印が頂けるそうです。

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(クリックで拡大)

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御朱印は2種あります。左が香香背男(かがせお)のもの。
星の神なので金色ですね。

蛇足ですが、アニメ映画『君の名は』に出てくる神社では

建葉槌命を祀ってるそうで、

原作も映画も見ていないため内容を知りませんが、

日本神話を辿る旅ってのも面白そうだなと

当地を訪れて思いました。

それにしても「大甕」という字は難しくて、

よくよく考えて思い出さないと「かめ」と読んじゃいます。

「みか」って古い読みですもんね。

この地と、神事に使う大きな甕は何か関連があるのかしら?

大甕山

その点も興味深いです。



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【大甕神社(おおみかじんじゃ)】

別名:大甕倭文神社
茨城県日立市大みか町6-16-1
主祭神:建葉槌命(たけはづちのみこと)
地主神:甕星香香背男(みかぼしかがせお)
http://omikajinjya.sakura.ne.jp/
https://twitter.com/mikaboshi77


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茨城県日立市『Cafe. Cream』という常陸多賀駅すぐの場所にあるリノベカフェ。

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JR高萩駅からJR常陸多賀駅に移動して参りました。

良い感じに昼時なので、目的地である『Cafe. Cream』でランチを摂ることに。

『Cafe. Cream』は古い店舗を改修しており、

この周囲ではかなり人気のカフェです。

ワタクシが居る時も、ほぼ満席でした。

ゆったりと飲食を楽しむ地元の方が多いようです。

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メニューはこちら。
前払い制です。
オススメして頂いた土曜日限定のプレートを注文しました。
かき氷とドリンクが付いて1,500円(税込)なのでお得です。


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アイスティーは甘いと聞いたので、アイスコーヒーにしました。
量はたっぷりとあります。良心的ですね。
一日中汗と闘い続けている身には有難いです。


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ワンプレートランチが届きました。結構いろいろ乗ってますね。

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上から見るとこんな内容になってます。
スープが1種、サラダが2種、パンが1つとキッシュが1つ。
中央はトマトで煮た鶏肉です。
パンは予想外にむっちりホワホワでした。


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食後に届いたかき氷。
苺と練乳です。
昔懐かしいけどなんか新しいジャリジャリした食感の氷。


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内部までがっつり苺+練乳味なっています。
食べ応えのある一杯でした。

JR常陸多賀駅での目的地はここだけでしたが楽しかったです。

クーラーがないので暑かったけれど、

日陰で食べられるってだけで助かりました。

それぐらい外が暑かった。

パン屋さんには地元の方が訪れては会話をし、

一種のコミュニティースペースなんだなと感じました。

切り盛りしているマダムが人気者なんでしょうね。

駅前商店街の建物が再生され、

人が集まるスペースになっている好例だろうと感じました。

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before
[リノベーション工事前]


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after
[リノベーション工事後]


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カフェの隣はパン屋さんですが、建物内で繋がっています。



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【Cafe. Cream(カフェ クリーム)】

茨城県日立市千石町1-11-21(JR常陸多賀駅から222m)
営業時間 10:00~18:00
定休日:不定
https://ja-jp.facebook.com/cafecreamquiche2016/


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茨城県日立市『モルトボーノ』で評判のシュークリームを買って帰る。

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三春』からすぐの場所に、シュークリームが評判の洋菓子店があります。

有名パティシエのお店らしいので、パティスリーと言うべきか。

ケーキや焼き菓子などもありましたが、ここは基本のシュークリームを買わねば。

家から保冷バッグも持って参りましたし。

入店して直ぐの右手側にシュークリーム専用ケースがあります。

チョコやキャラメルなどのフレーバーもありましたが、

基本を押さえてセレクトしてみました。

今は苺が旬ですしね。

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[とちおとめシュークリーム 270円(税込)]
「とちおとめ」は茨城県でも作られています。
苺色したクリームが、がっつりイチゴ味で、
苺感満載のシュークリームでした。


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[NAGISAシュークリーム 210円(税込)]
基本はこれ。
ザクザク食感のシュー生地を包んだパイ生地が特長だと思われます。


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ジップロックスクリューロックにギリギリで入るビッグサイズです。

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クリームは甘さ控えめで、かなりタップリ入っています。
食べ方を間違えると、クリームが溢れて大惨事になるかも。


コスパ最強で最高なシュークリームだと思います。

このボリュームで210円って!

大きいのでそのまま齧り付くよりは、

半分に切ってシュー生地をお椀代わりにして食べるのがオススメ。

イートインはできませんが、わざわざ買って帰りたくなるシュークリームです。

ただし、夏場は除く。



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【Molto Buono(モルトボーノ)】

茨城県日立市旭町2-5-10 梅川ビル1F
(日立駅から412m)
営業時間 10:30~19:00
定休日:無休(1/1~1/5のみ休業)
https://ameblo.jp/moltobuono/


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茨城県日立市『三春』に予約を入れてランチをいただく。

三春

茨城県の北側を訪れたのが震災後の2012年。あれから6年強の年月が経過しました。
震災後に見た北茨城市がどうなっているのか知りたくて、青春18きっぷを利用して常磐線でやって参りましたが、結局は手前の日立駅での滞在を選択致しました。
思い出を辿るより、新たな経験をしたかったからです。

今回の目的は、『日鉱記念館』と、料亭『三春』。
今回も車利用でないため移動に融通が利かず、しかも双方予約が必要だったため、綿密な計画を立てざるを得ませんでした。
土曜日の『三春』は、ランチ営業のみ。ここで時間を多く取り、残りは適当でいいやと考えておりました。

三春
被災後、建築物は取り壊されたままのようで、
ちょっと入口がわかり難いです。
この細い私道がアプローチらしい。


三春
突き当りに入口があります。

三春には「笹巻ごはん」という名物料理があります。食べてみたいなぁと思っていたのですが、
先の震災で半壊の被害に遭ったため、震災後は営業していませんでした。
再び日立駅に降り立つチャンスを得たため、「笹巻ごはん」を食べるべく事前予約して行って参りました。

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前菜三品。

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三春の玉子焼き。

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茶碗蒸し。

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お仕立。

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蕎麦の実の代わりに素麺が入っていました。

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俵クリームコロッケ。

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結構しっかりしたクリームです。

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こちらが名物の「笹巻ごはん」。

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もち米の中に豚の角煮が入っていたので、ふつうの「笹巻ごはん」ではなく、
地元のブランド豚「ローズポーク」を使った「笹ポーク巻ごはん」らしい。
※ふつうの「笹巻ごはん」は鰻が入っています


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部屋に置かれていた小冊子。

三春
小冊子に掲載のある部屋だったようです。

三春
天井も立派。


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ごはんについている、出汁を取ったあとの鰹と昆布を利用したふりかけ。
これ、美味しかったです。


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水菓子は自家製寒天を使ったあんみつでした。

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蜜は少な目であっさりいただけます。

事前に蕎麦アレルギーだと伝えていたのですが、運ばれて来たのが通常の一品だったので(交換して頂きました)、この部屋に入る人は別に居たんじゃないか疑惑が湧きつつ食事を終了しました。ワタクシが頼んだコースには茶碗蒸しは付かなかい気がするし。
そもそも、こんな立派な部屋を独占するとは、大丈夫か?感が拭えませんでした。
ワタクシが選んだコースは真ん中のランクでしたが、上とは税別千円の差だったので、お支払いするのはやぶさかではありません。
何度も「大丈夫ですか?」と訊きましたが、大丈夫だと仰るので、完食するまで居座ってしまいました。
ええんかいな? 感、いまだ拭えず。

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窓から見える海。
空き地と手前の真新しい道路が津波の被害を物語っているようでした。

建物内の調度品と配置が興味深く、センスいいなぁ~、じっくり見たいなぁ~と思っていたもののタイムアップ。
時間の都合上、カフェには行きませんでしたが、ランチは予約が必要ですが、カフェは自由に入れます。
次回チャンスがあれば入ってみたいと思います。



【「海と山の間を歩く」 #05 この町の音は、海の音|写真家・松本美枝子】
https://kenpoku-creative.com/2019/02/26/umiyama05/

三春
【三春】

茨城県日立市旭町2-8-14 (日立駅から238m)
営業時間 11:30~14:30
定休日:月曜、火曜
※完全予約制(0294-22-1567)

三春
【cafe miharu 】
営業時間 13:00〜18:00
※カフェは予約不要

https://www.facebook.com/miharu.cafemiharu/
https://ameblo.jp/hitachi-miharu/


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茨城県日立市『SEE BiRDS CAFE』と日立駅へ、再び。

日立駅

日立駅舎内にある『SEE BiRDS CAFE』は、2012年以来の再訪問です。

日鉱記念館から戻り、次の目的地まで若干の時間がありましたし、

そもそも風が強くて寒いので、コーヒーでも飲もうと立ち寄りました。

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本日は曇天。空が重く、青さは感じられません。

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窓から見た海。こんな景色だっただろうか?
と記憶を探るも思い出せず。
経過をしるために写真を撮るのは必要なことだなぁと思いました。


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本日のコーヒー 370円(税込・税別だと343円)

前回はほぼスルーしておりましたが、

ここ日立駅は日立市出身の有名建築家・妹島和世が設計しました。

作品名としては「日立駅自由通路及び橋上駅舎」となっております。

日立駅
[中央口側ロータリー]
中心市街地に面した側です。
主要なバスはこちら側から出ています。


日立駅
[中央口側]

日立駅
ホームに向かう自由通路(左)の景観は、まるで空港施設のようです。

日立駅
[自由通路]
中途半端に動く歩道があります。中途半端だけど、乗る。


日立駅
[海岸口側から見たホーム上駅舎]

日立駅
日立市は、「Inspire the Next」でお馴染の日立の原点の地です。

日立駅
自由通路の海岸口側突き当りに『SEE BiRDS CAFE』があります。

日立駅
妹島和世所属SANAAのスツール。
日立という環境に似合いますね。


日立駅
2012年の景色はこちら

日立駅
[ホーム]
発車メロディに地元出身の作曲家・吉田正の楽曲を使用。
3番線は吉永小百合さんと橋幸夫さんの「いつでも夢を」になっています。
朝ドラ感あるわぁ~。(『あまちゃん』)


記憶力の無い自分のために、写真を残しておきたいと思います。

ちなみに『SEE BiRDS CAFE』は、

海が見えるカフェとして未だに若者に人気があるようです。



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【SEE BiRDS CAFE(シーバーズカフェ)】

茨城県日立市旭町1-3-20
(JR常磐線「日立」駅の構内(改札外),改札口から直結)
営業時間 7:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:無休
http://seabirdscafe.com/


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茨城県日立市『日鉱記念館』の鉱山資料館の木組みがスゴイ。【日鉱記念館その参】

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今回、一目見てみたいと思っていたのが、鉱山資料館。
1944年(昭和19年)に建てられた木造のコンプレッサー室です。第2次大戦中で鉄鋼材が不足していたなか建てられたもので、クレーンを吊る走行枠が強固に木材で組まれている点が圧巻です。

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外観は大変シンプル。
日本各地にありがちな建物です。


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日立空襲でも被害に遭わなかったんですね。


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金属製機械類と木造の骨組みとのコントラストが秀逸。

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これほどの空間を木材だけで維持する技術がすごいなと感じます。

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この正面の部分にクレーンの重量が架かります。

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このクレーンを支えることが木材でもできるんですね。

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天井部分の採光部はトタンかしら?

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削岩機のコレクション。
時間がないのでスルーしました。


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外壁は木の板で、節目が外れて穴が空いていました。
寒いよね~と思ったけど、
コンプレッサー室だからそれでもいいのかと納得してみたり。


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少し離れて見た旧コンプレッサー室の建物。

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奥の廃墟っぽい構造物も気になりますが、
手前の野面積みの石垣が特に気になりました。


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別の角度から見た廃墟のような構造物。
コンクリートブロック積みってことは、昭和時代の建造物ですね。


さて、日立鉱山で工作課長という役職に就いていたのが、後に日立製作所を創設する小平浪平(おだいら なみへい)です。
工作課は日立鉱山で用いる土木、電気、機械の修理等を一切引き受ける部署でした。
1910年(明治43年)に国産初の5馬力誘導電動機(モーター)を完成させ、1912年(明治45年)に日立鉱山から独立して久原鉱業所日立製作所となり、1920年(大正9年)に日立製作所が設立されました。
なお、日立製作所では、1910年(明治43年)が創業年とされています。
そういえば日立製作所の子会社に、建機を作る会社・日立建機もありましたね。
ってことを思い出したのが、下の掘削機です。

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[自走式 長孔削孔機]

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フィンランドのメーカーって、サンドビックかな?

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この個所の摩耗が激しいんですけど、何故なんだろう?

ここは近代化遺産として多くの見学者が居てもおかしくない施設だと感じます。
日立市の歴史がぎゅぎゅっと詰まっているというか。って、鉱山という断片ですけれど。
それはそうと、バスで走行中に見た、文化財じゃね?的に気になる建物。
実は日立鉱山に付随するものだと、この記念館で知りました。

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[旧・共楽館(現・日立武道館)]
1917年(大正6年)に完成した、日立鉱山の福利厚生施設(劇場)。
国の登録有形文化財です。


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いろいろ説明が書かれていましたが、時間が無くてすっ飛ばしました。

小平浪平生家を見たのがきっかけで、今回、日立を訪れましたが、肝心の「小平記念館」は会社敷地内にあるため土日は開いておらず、見学は叶いませんでした。見学のハードルは高そうなので、今後も見学できる可能性は低そうです。
でも、まあ、駆け足でも日鉱記念館を見ることができ、日立市滞在は概ね満足かな。



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【日鉱記念館】

茨城県日立市宮田町3585
開館時間 9:00~16:00(入館受付は15:30分まで)
休館日:月曜、祝、年末年始、会社記念日(10月第2週金曜)など
入館料:無料
※予約が望ましい(ネット予約
https://www.nmm.jx-group.co.jp/museum/
JR常磐線日立駅中央口①番乗り場:日立電鉄バス東河内行き⇒「日鉱記念館前」停留所(約25分)
バス運賃:440円/上記バス停間片道 ※SuicaなどのICカードは利用不可

※バスの本数は土日祝日で一日5本(2019年3末現在)
日立駅からタクシー(約20分)


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茨城県日立市『日鉱記念館』の謎資材と竪坑。【日鉱記念館その弐】


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設計者:松田平田設計事務所
1987年建築業協会賞受賞

敷地内の見学できるのは、本館、鉱山資料館、旧久原本部(外観)、竪抗櫓(外観)です。
本館内には鉱山に関する各種資料や国内外の鉱石岩石、鉱山機械等が展示してあります。
時間に限りがあったため、ほぼ競歩で通りぬけた今回のワタクシ。
気になった点をここでピックアップしておこうと思います。

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この坂の左手側が記念館の駐車場になります。

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先ず気になったのが、記念館の門柱。

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何の素材でできたブロックなんだろう? 煉瓦じゃないし?

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欠け目を見ると溶融スラグ(鉱滓)っぽい。

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この資材は、日立駅すぐの塀でも見ました。

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全く同じ素材です。

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門を入って駐車場を抜けてから、急坂を登ります。
バス停から本館の入り口までは5分は余裕で掛かった気がします。

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第一竪坑(下)と第十一竪坑(上)のやぐら。
作業員を地下の坑道に降ろすエレベーター施設だったらしいです。


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[第一竪坑]
買山直後の明治39年2月~昭和56年の閉山までの75年間のうち、
昭和4年にやぐらを木造から鉄骨に改造したとあります。
木造の巻き上げ機ってのもスゴイな。見たいなぁ。


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[日立鉱山坑道断面図]

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上の図に書かれている「栄斜坑」は、駐車場脇に出入口かありました。
蒸気というか、煙というか、そんなものが流れ出ています。


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斜面にある鉱山の出入り口と思われるもの。
コンクリートブロックで塞がれていました。


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フェンスで囲まれた中にある山。
この下には無数の坑道が眠っているようです。


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最も興味深いと思った坑道の透視模型。圧巻です。
バイオハザードを思い出しました。


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有刺鉄線の手前にはこんな立て札も。

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どこかに居ないかしら? と探してみたりして。

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スペースは狭いですが、模擬坑道もあります。

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手掘りの模型。
カンテラの灯りだけでは暗いので、手元


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横坑掘進の模型。
振動で手が痺れそうですね。
白蝋病(はくろうびょう)みたいな。

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漏斗抜きの模型の手前に並べられた鉱石。

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1981年9月17日の最終発破によって採掘された鉱石の実物。

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これはノミを打った穴なんだろうか?

時間無制限だったら、鉱石をじっくり見たかったところですが、すべてすっ飛ばしました。もったいない。
しかし、真の目的が次に見る場所だったため、そちらに注力することにしました。
二時間強も居る場所ではないけれど、一時間は欲しいかなぁ。バス利用者の悲しい宿命です。

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往路でワタクシを乗せていたバスですが、復路でもお世話になりました。

その参に続く。


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【日鉱記念館】

茨城県日立市宮田町3585
開館時間 9:00~16:00(入館受付は15:30分まで)
休館日:月曜、祝、年末年始、会社記念日(10月第2週金曜)など
入館料:無料
※予約が望ましい(ネット予約
https://www.nmm.jx-group.co.jp/museum/
JR常磐線日立駅中央口①番乗り場:日立電鉄バス東河内行き⇒「日鉱記念館前」停留所(約25分)
バス運賃:440円/上記バス停間片道 ※SuicaなどのICカードは利用不可

※バスの本数は土日祝日で一日5本(2019年3末現在)
日立駅からタクシー(約20分)


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茨城県日立市『日鉱記念館』の大煙突の資料と実際の大煙突。【日鉱記念館その壱】


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日本四大銅山の一つに数えられた「日立鉱山(ひたちこうざん)」。
JX金属グループの創業の地であると同時に、日立市発展の原点でもあるその地に『日鉱記念館』はあります。
車だと、ばびゅっと向かえるでしょうが、徒歩だとかなりハードルの高い観光施設です。
しかし、ずーっと行きたいと思っていた場所ですし、予約済みですし、自分を甘やかしてはならぬと思い、行って参りました。
バス利用による事情で滞在時間はMAX50分。バス停からの移動諸々を考えると、見学時間は40分間になりそうです。日立駅に戻るバスは9時56分の次が12時56分。距離は約9km。徒歩だと2時間10分はかかりそう。11時15分には日立駅に着かねばならぬ。駅からタクシーを呼んでも当地に来るまでに20分は掛かる。
ゆえにバスに乗り遅れる訳にはいかんと気を引き締めました。

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日立駅中央口1番バス停から出るバスに乗ります。
SuicaなどのICカードは使えませんが、
整理券がICカードでした。
紙じゃないので番号が分かりません。
乗ったバス停の整理券番号が
乗車後アナウンスされますので訊き逃しなく。
って、日立駅から乗ったら番号無しになるんですけどね。


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帰りのバスの時刻表。過酷さが分かると思います。
ちなみに日立駅までは徒歩で帰れる距離ではありません。
ここは鉱山ゆえ、山の中ですし。

日立鉱山は主に銅と硫化鉄鉱を産出していました。
日立鉱山を母体として久原財閥が誕生し、久原財閥の流れを受けて日産コンツェルンが形成され、また日立鉱山で使用する機械の修理製造部門から日立製作所が誕生しています。その原点が、日立鉱山となります。日立鉱山は1905年(明治38年)から久原房之助が経営に乗り出したことで大きく発展し、昭和56年(1981年)までの76年間に約3000万トンの粗鉱を採掘。約44万トンの銅を産出した、日本を代表する銅鉱山の一つでした。

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久原房之助の胸像

鉱工業都市日立の象徴となっているのが、この地にある大煙突です。
完成当時は世界で最も高い煙突でしたが、現存しているのは当時の約3分の1サイズになっています。

以前から指摘されていた老朽化と、それによる煙突の傾き、コンクリートのひび割れ・剥落、そもそも建設時のコンクリートの打ち継目処理が不十分だったことなどが複合的な原因となり、1993年(平成5年)2月19日、下部約3分の1を残して倒壊。煙突の倒壊によって落下したコンクリートによって煙道の一部も破損しました。
倒壊後に改修が行われており、煙突としての利用は今も継続されているそうです。

ワタクシがこの地を訪れたかった理由の一つか、この大煙突の足場の写真を見るためでして、今なお足場が悪いとされている場所に、丸太で仮設足場を作って約155メートルもの高さの大煙突を作った技術力に感動を覚えておりました。
足場に使用した丸太は平均約7.27メートルのものが約30,000本。
丸太を組むために縄や針金を使用していたものの強度不足のため、シュロ(ヤシ科植物)縄に変えられたそうです。

その写真と現在の大煙突を(走行中のバス車内からではあるものの)垣間見られ、見学後には達成感を得ました。

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新田次郎原作『ある町の高い煙突』が
今年の春に劇場公開予定だそうです。

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日立鉱山の大煙突がある大雄院製錬所。

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[資料写真] 大雄院製錬所建設中の写真がこちら。

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[資料写真] 丸太で組まれた足場。

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[資料写真]
足場が組まれている傾斜を見ると、
相当ヤバそうな現場だと思えます。
大煙突建設における死者は2名とも3名とも言われているそうですが、
資料が無いようで事実は不明のようです。


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[資料写真]
大煙突完成後の外されていく足場。
これだけの丸太はその後どうなったのか気になるところではあります。


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[資料写真]
煙害問題解決のため政府の命令によって初めに建てられた第三煙突。
しかし煙害軽減には全く役に立ちませんでした。
1915年(大正4年)に使用廃止されましたが現存しています。


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[資料写真] 完成後の大煙突(右上)。

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現在の大煙突(上)と、第三煙突(下)。


そもそも大煙突が作られたのは、激しい煙害への対策でした。
地域住民との軋轢が増すなか、日立鉱山の最高経営責任者だった久原房之助が、煙突を高くすれば上昇した煙は高層気流に乗ることによって拡散し、間違いなく煙害は減らせると主張。多くの反対意見があったものの、鉱山の技術陣により各種のデータが集められ、大煙突の有効性を検証していきました。

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鉱山のある山の現在の姿。

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煙害ではげ山になった鉱山周辺でしたが、1910年(明治43年)に東京大林区署から煙害による荒廃地に緑化を行うよう通達があり、鉱山の直接監督官庁である東京鉱務署からも同様の命令が出されたことをきっかけに、植林事業が開始されました。

調査の結果、オオシマザクラが煙害に強いことが判明。土砂崩壊防止のためには、ヤシャブシが植樹されました。しかし単一の植物を大量に植えると虫害が発生し易くなるため、最終的には多種の植物がバランス良く植えられています。

日立駅

オオシマザクラの植樹に始まった桜の植樹は、やがて日立市各地で桜が植えられるようになり、日立市は桜の名所として知られるようになっています。桜は日立市の花とされているそうです。
4月1日からライトアップされるようですが、ワタクシが見たところ、まだ咲き進んでいない桜が多かった気がしました。

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[旧久原本部]
茨城県産業史跡第一号で、県の文化財に指定されています。


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老朽化で手は加えられていますが、ほぼ当時のままだそうです。

現在、日本が世界に誇る土木技術は、エンジニアたちの執念の歴史が齎したものだと感じます。
木を組む技術は多くの歴史的建造物で垣間見ることができますが、昭和時代から続くコンクリートの歴史も、最近興味深く感じるようになりました。
もしかして、ワタクシ、最近オタク化が進んでいるのかしら?

ってことで、続く


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【日鉱記念館】

茨城県日立市宮田町3585
開館時間 9:00~16:00(入館受付は15:30分まで)
休館日:月曜、祝、年末年始、会社記念日(10月第2週金曜)など
入館料:無料
※予約が望ましい(ネット予約
https://www.nmm.jx-group.co.jp/museum/
JR常磐線日立駅中央口①番乗り場:日立電鉄バス東河内行き⇒「日鉱記念館前」停留所(約25分)
バス運賃:440円/上記バス停間片道 ※SuicaなどのICカードは利用不可
※バスの本数は土日祝日で一日5本(2019年3末現在)
日立駅からタクシー(約20分:たぶん4,000円はすると思う)


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JR日立駅海岸口の地上(日陰)がかなり居心地が良い感じ。

日立駅
[JR日立駅 海岸口]
海からの風が吹き上げる高台にあるので、
この上の駅よりもとても涼しいです。
至るところに配置されている椅子もタービンの翼っぽい感じ。
ここでゴロリと寝転がって爆睡したい・・・。
奥はタクシー乗り場です。


日立駅
[海岸口地上から鉄筋構造を見上げたところ]
2011年4月に開業になったばかりなのに、
既にサビが出ているのは潮風のせいかしら?


日立駅
[JR日立駅 中央口]
バスターミナルがある方です。
奥に見えるのは日立シビックセンター。
日立製作所日立事業所のお膝元で、
駅前広場には発電所用の大型タービン動翼を模したモニュメントがあります。
(写真はナシ)


日立駅舎は、日立市出身の建築家・妹島和世(せじまかずよ)氏の作品です。

ガラス張りの開放感溢れる橋上駅舎からは、海が見えます。

それはそうと、何故か3番線の発車音は

吉永小百合&橋幸夫の歌として有名な「いつでも夢を」。

何故この歌なんだろう?

駅改札を出たところにNEWDAYSがあり、

中央口を出て右側にはローソンがあります。

まだまだ何かが出来そうだけれど、内装工事中でした。

スタバとかだと良いけど、多分違うんだろうなぁ。


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JR日立駅『SEE BiRDS CAFE』のクラブハウスサンドとカプチーノ。

日立駅
JR日立駅海岸口に隣接している[SEE BiRDS CAFE]
(※右側に突き出している部分)
茨城県日立市旭町1-3-20

ロケーションが良くて、つい長居をしてしまうカフェです。


出張で茨城県に居ます。

茨城県も先の震災の被災地なんですよね。

大谷石の塀が崩れたままの家などを見て、リアルに感じました。

さて、今日は朝からとても忙しかったのですが、

ランチをする時間はキープ出来ました。

逆に仕事が終わってホテルに戻ったのはめっちゃ遅かったけどな。

SEE BiRDS CAFE
日立駅で時間があるのは分かっていたので、
事前にネットで知った『SEE BiRDS CAFE』で一息つくことに。
本日はめっちゃ晴天なのに、窓から見える海岸に打ち寄せる波は結構高かったです。
SEE BiRDS CAFE
[カプチーノ 390円]
下の料理が出てくるまでに結構時間があったので、海を見てホゲーっとしてました。
打ち寄せる波を見ているのって飽きないですよね。

SEE BiRDS CAFE
[クラブハウスサンド(のトマト抜き) 900円]
バター風味が凄いなぁと思ったけれど、
トマトを漬けたオリーブオイルを使っていると聞いた気もする。
汗をかきすぎたからか、テーブルにソルト&ペッパーを常備していて欲しいと思いました。
ヨーグルトはプレーンにベリー類と蜂蜜が掛かっていました。

日立駅
3.11の日にはこの辺りも4m以上の波が打ち寄せたんだそうです。
確か、このバイパスも被害があった記憶が。


震災の日、常磐線が止まり、駅は人で溢れたそうです。

鉄道復旧まで一週間掛かったので、

出張で茨城県内に足止めされていた会社員たちを東京に運ぶタクシーが出払って、

地元までなかなか戻って来られなかったんだとか。

今何かがあったら、自分はどうするかなと悶々と考えちゃいました。

約123kmを歩き続ける自信が全く無いし、どないしたもんかなぁ、と。

ちなみに日立駅は震災前から改築の計画があったんだそうで、

震災で工事が若干ストップしたみたいですが、

今はとても綺麗な駅舎になっていました。

快適です。

でもまだ、西側の中央口が工事中でした。

どんな駅になるんだろうねぇ。

ちょっと楽しみ。


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