sava!

興味あるものを 興味ある人に。

私は諦めを敵とする。 私の日々の努力は実にこの諦めと闘うことである。 (北条民雄)

文化財

長野県北佐久郡軽井沢町『万平ホテル カフェテラス』のアップルパイとショップ限定のクッキー缶。

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万平ホテルといえば、アップルパイ。

新設されたショップでも購入できますが、

持ち帰りが面倒なので食べて帰ることにしました。

ちょうど雨が降ってきたことも食べて帰る理由の一つです。

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メニューを見るとセットがお得という気がします。

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珍しくダージリンティーを選択しました。
ショップでも紅茶を販売していましたが、
普段飲んでいるものより味も香りも薄いので購入するのはやめました。

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アップルパイには+300円でアイスクリームが付けられます。
バニラと紅茶があったので紅茶を選択。

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アップルパイは少し暖かかったので温め直して供されているのかも。
アイスクリームを付けたからかも?

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こちらがここでしか買えないクッキー缶です。
オンラインで予約してここまで取りに来る(配送不可)仕組みですが
当日分が数量限定で並ぶのでそれを目当てにして来ました。
かなりいいお値段です。
「万平ホテルプレミアムクッキー缶」6,800円

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ホテルオリジナルグッズもいろいろあります。

ホテルのショップで買い物をすると軽く渋沢紙幣が飛んでいきます。

つまりは価格帯がお高めということです。

アップルパイは中が紅玉なのかな?

酸味があって爽やかな味でした。





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【万平ホテル カフェテラス】

長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925 万平ホテル アルプス館1F
営業時間 9:30~18:00(L.O.17:00)
サービス料15%
※QRコード決済ができます

https://www.mampei.co.jp/
https://www.instagram.com/mampei_hotel
登録有形文化財(建造物):万平ホテルアルプス館:登録年月日:20181102


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長野県北佐久郡軽井沢町『万平ホテル メインダイニングルーム』が再開したのでランチをしに行く。

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創業130周年記念事業として2023年1月4日〜2024年夏まで大規模改修改築工事を行い、今週の10月2日(水)に再開した『万平ホテル』。

明和元年(1764年)に旅籠亀屋として開業したのがはじまりで、明治27年(1894年)に軽井沢初の外国人向けの「亀屋ホテル」として再出発し、明治29年(1896年)にオーナーである佐藤万平の名前から「万平ホテル」に改名。

日光金谷ホテルを手がけた久米権九郎(久米設計の創立者)が設計し、昭和11年(1936年)に建てられたアルプス館は、平成30年(2018年)に国登録有形文化財に登録されました。

ジョン・レノン&オノ・ヨーコと交流が深かったホテルとしても有名です。

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【万平ホテル アルプス館】
旧軽井沢中心部に建つ老舗ホテルの本館。木造三階建、切妻造妻入の大屋根を左右に並べた正面は欧州中世の町家風に上階の一部を出桁でせり出して異国情緒を表しつつ、本棟造風の細部など要所に和風意匠を加味する。山岳リゾートに相応しい意匠のホテル建築。

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大正時代はホテルの外観が今とは違っていたらしい。

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エントランスの玄関マット

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ロビーの絨毯も変わっているっぽい。

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少しずつ配置が異なっているようです。

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メインダイニングルームでのランチのコース料理は4種類。
お料理の評判がそれほどでもないため今回は席のみの予約にしました。

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メインダイニングルームの格天井に圧倒される。

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改修された庭が見える席に通されました。

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高原野菜のサラダ(ビネグレットソース)

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カボチャのポタージュスープ
カリカリベーコンが乗っています。

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メインはハンバーグにしました。
添えてある人参がなんともいえない独特の風味でした。

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ここではスイーツは頼まず珈琲のみ。

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庭側(厳密に言えば廊下)から見たアルプス館。

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庭は改修したてなので木々が若いです。

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上の写真はこの通路の奥の窓から撮っています。

メインダイニングルームを見たいと思っていたので願いが叶いました。

食事は可もなく不可も無く。でも雰囲気は良いです。

この後カフェテラスに移動し、そちらで有名なアップルパイを食しました。

駅からのタクシー代は往路1,100円、

復路はタクシーを呼んで貰いアウトレットに向かったので1,800円でした。

以上、備忘録にて失礼を。

ちなみに文化財プレートは見当たらず。




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【万平ホテル メインダイニングルーム】

長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925 万平ホテル アルプス館1F
営業時間 [朝] 7:00~10:00 (LO9:30)
[昼] 11:30~14:00 (LO13:30)
[夜] 17:30~21:00 (LO20:30)

サービス料15%
https://www.mampei.co.jp/
https://www.instagram.com/mampei_hotel
登録有形文化財(建造物):万平ホテルアルプス館:登録年月日:20181102


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成田山表参道@壱景。

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成田山界隈の地形図を見ると、高低差のある場所なのに

どうしてこの場所に表参道ができたのかが気になります。

非常に複雑に台地と低地が入り組んでおり、起伏が多いのです。

そのせいで風情のある景色が見られるとも言えるのですが。

その疑問は今度その分野に詳しい方にお会いしたら訊くとして、

今回は表参道で興味を覚えたものを貼っておこうと思います。

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割と早い時間から開いている「房の駅」。
お土産物だけでなく軽食も食べられそうです。

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成田のマスコット「うなりくん」。
うなぎ型飛行機の宇宙人ってことでいいのかな?

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隣の自販機を見て歌舞伎風のつば九郎かと思いきや、
うなり屋の文字でこれが「うなりくん」だと知る。

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かき氷の旗が夏らしくて良い。

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成田で一番有名だと言っても過言ではない鰻の名店「川豊本店」。
1910年創業の100年以上続く老舗です。

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朝から既に炭が入って鰻が焼かれていました。

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明治44年(1911年)に建てられた木造建築は国の登録有形文化財です。
かつては旅籠(はたご)として使われていたとか。
文化財プレートは持ち帰りカウンターの上に掲げられているのかな?

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店が開いた頃にはこんな混雑っぷりになっていました。

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創業1948年の竹細工・木工品・籐製品専門店「藤倉商店」。
二軒続いて同じ店のようですが、買い増ししたのでしょうか?


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営業するとこんな感じになります。

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パッと見で気になる物が複数ありました。

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買おうか迷ったのは正面下の段の籠。
手前は竹製だけれど、奥のちょい大きいサイズはマタタビ製だと思う。

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こちらも少し気になりました。
お漬物は持ち歩くのが重いよなぁと思って買い控え。

文化財がチラホラあり、それを見るなら早朝がベターかも。

表参道を車がばんばん通るので注意が必要ですが。

時代とともに変わる建物や店舗がありますが、

変わらずに維持されているものもあり、

歩くだけでも楽しくて良い町だと感じました。




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千葉県成田市『三橋薬局』の国登録有形文化財に登録されている黒漆喰仕上げの店舗が渋い。

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元禄年間に創業した『三橋薬局』。

血留め切りキズの薬で有名な成田山一粒丸の製造本舗で

成田山表参道に面して建つ重厚な店舗は明治前期の建築。

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黒漆喰仕上げの外観だが、経年変化で鼠漆喰(ねずみしっくい)に見える。

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2階には掛子塗(かけごぬり)の両開扉を吊った窓が2カ所にある。
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瓦の重ね方が整然としていて美しい。




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開店前の外観

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開店後の外観

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文化財プレートは軒下にありました。
弁柄塗りの格子もイイ。

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昔ながらの薬局である点も渋くてイイ。

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販売している薬もレトロで渋かった。

何か買いたかったのだけれど、

特に思い当たるものが無く店内には入りませんでした。

上写真右側の「杞菊地黄丸」でも買えば良かったかな。




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【三橋薬局(みつはしやっきょく)】

文化財登録名:一粒丸三橋薬局店舗・土蔵
千葉県成田市仲町363
営業時間 9:30~18:30
定休日:木曜
https://ichiryugan.co.jp/


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千葉県成田市『成田山新勝寺』を一周する。【後編】

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ようやく平和大塔が見える場所までやって来ました。

曇り空だったはずなのに、晴天になりつつある。

暑い。汗が止まらん。

握りしめていたミニタオルを新しいものと交換してから塔を見上げる。

さて、迂回して緩やかな道を行くか、正面の急階段を突破するか。

暫く迷ってから正面の階段を上ることにしました。

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仏教寺院とは思えんデザインの獅子(顔だけ)が現れる。
昭和後期のセンスを感じると思っていたら、
ここは984年(昭和59年)に建立されたものでした。
真言密教とは!?

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日光が照り付ける階段を気合を入れて上ります。
ちなみに真言密教の教えとは
「あきらめない、投げ出さない、逃げ出さない」
というものだそうです。
今日のワタクシは試されてるのかも。

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平和の大塔(へいわのだいとう)
1984年(昭和59年)建立。
真言密教の教えを象徴する塔です。

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辿り着いた大塔の二階部分。
心地よい風が吹き抜けております。

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光明堂(こうみょうどう)
国指定重要文化財
大日如来、愛染明王、不動明王が祀られています。

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正面はこんな感じ。
左側後方にある奥之院には洞窟があり大日如来が安置されているらしい。

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朱塗りの建物で大変豪華な造りです。彫刻群も素晴らしい。

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向拝(こうはい)に飾られた額の数々。
寄進されたものなんでしょうね。

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保護網がかかっているため肉眼では良く見えないのですが
じっくり見てみたい内容です。

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天国宝剣(あまくにのほうけん)の彫刻もあります。

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色が剥げていますが、元は極彩色の獅子だったんでしょうね。
まだ彩色ができた時代の1701年(元禄14年)建立。
※徳川綱吉の時代

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額堂(がくどう)
国指定重要文化財
1861年(文久元年)に建立されたものなので彩色はありません。
※徳川家茂の時代

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開山堂(かいざんどう)
1938年(昭和13年)建立。
開山の寛朝僧正を御姿を安置するお堂です。

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釈迦堂(しゃかどう)
1858年(安政5年)建立。
国指定重要文化財

◆安政5年に起こったこと

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破風の拝下(おがみした)、懸魚の奥に見える彫刻。

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鬼ですね。
不動明王のもと鬼も頑張って火伏を担っているのかも。

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この日いただいた御朱印は5種。
相性の点から出世稲荷のものは遠慮致しました。

成田山新勝寺の縁起が平将門の乱に始まるためか、

「神田明神を崇敬する者は成田山新勝寺を参拝してはいけないというタブー」

があるそうです。

平将門公に関わる神田明神や筑土神社などをなるべく遠慮している身なれば、

逆に参拝してもよかろうと思ったのが再訪動機でもありました。

久々に参拝してみて感じたのは、「こんなに広かったのか」ということ。

特に体感的には公園が広かったです。

また10年後に来れたとしても今回のように歩き回るのは無理かもしれん。

御朱印も頂け、歩ききったことにかなりの達成感がありました。

もし光明堂を塗り替える日が来たら、その姿を見るべく再訪したいです。









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【成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)】

千葉県成田市成田1番地
宗派:真言宗智山派
本尊:不動明王(大聖不動明王)
創建年:940年(天慶3年)
開基:寛朝僧正
正式名:成田山金剛王院神護新勝寺
https://www.naritasan.or.jp/


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千葉県成田市『成田山新勝寺』を一周する。【前編】

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成田山新勝寺に行ったのが10年前だったため現在の姿を見に行くことにしました。

10年前の記憶が鮮明なところとそうではないところがあるのですが、印象は割と良かった気がする。

建物群を見るなら(撮るなら)朝一番が良いだろうと考え、JR+京成電鉄利用で向かうことに。

所用時間は約1時間半でした。(もっと遠いと思ってた)

早朝なので境内に居る人の姿は疎ら。大変歩き易いです。やっぱお参りは早朝がベストかも。

さて、総門をくぐると正面に見えるのが仁王門。

階段の上にある姿を見ると、ここが「山」なんだと感じさせられます。

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仁王門(におうもん)
国指定重要文化財

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階段の両脇を守る阿吽の狛犬。

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仁王門を飾る彫刻群も素晴らしい。

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仁王門の天井は折り上げ格天井で見応えがあります。

那羅延金剛
密迹金剛
仁王門正面を守る阿形の那羅延金剛像(写真上)と吽形の密迹金剛像。

広目天
多聞天
門の裏側には広目天(写真上)と多聞天が安置されています。

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仁王門から見下ろした総門。
人が増えてきたなと思ったら団体様が到着したらしい。朝早いツアーだな。

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大本堂(だいほんどう)
1968年(昭和43年)建立。

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三重塔(さんじゅうのとう)
国指定重要文化財
逆光で上手く撮れず(前回撮ったものはコチラ

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大本堂裏にある大日如来像。

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御朱印マップなるものがありました。
この図を信じて歩いてはいけないことを後ほど思い知る。

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大本堂裏にある築山には多数の銅像が安置されていましたが
肉眼ではどれが何の像なのか見えませんでした。

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平和大塔を目指して境内裏手にある成田山公園に足を踏み入れます。

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案内表示がザックリしている。
迷ってはいけないと思いつつも迷いかける。

アカガシ
アカガシ(赤樫、学名:Quercus acuta)の巨樹に逢う。
赤みがかっているところが特徴で、木材としては硬く加工が割と困難らしい。

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いろいろあって、文殊の池に到着しました。

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ちょっとした落差で滝っぽいものが見られます。
これが雄飛の滝なのか? 西洋庭園はどこに?

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木々の向こうに塔の屋根らしきものが見えます。

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石の上で休む亀。って外来種じゃん。

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ここでようやくリアルタイプの地図を発見。
あのまま森を進んでいたら、しんどさ倍増だったかも。

ようやく目指すべき場所がわかったので、これから大塔に向かいます。

もう、汗だくだくさー。





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【成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)】

千葉県成田市成田1番地
宗派:真言宗智山派
本尊:不動明王(大聖不動明王)
創建年:940年(天慶3年)
開基:寛朝僧正
正式名:成田山金剛王院神護新勝寺
https://www.naritasan.or.jp/


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埼玉県熊谷市『妻沼聖天山(めぬましょうでんざん) 』を約7年ぶりに再訪する。【後編】

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妻沼聖天山の見どころは断然、奥殿です。

極彩色の彫刻群に覆われた煌びやかな建物で、据え置かれた神輿のような、というか神輿の構造の凄さに感嘆する切欠になる建物だと感じます。

神輿をあれだけ振っても崩れない理由は、木の組み方、建物の荷重を支える枓栱(ときょう)にあるんでしょうね。

個人的にはそこも見どころだろうと思います。

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拝殿の奥にある奥殿を見学するには700円の見学料を払う必要があります。
これが後々の維持費になるんでしょうね。
700円で大丈夫なのかは不明ですが。

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見どころ満載の奥殿。

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金箔がふんだんに使われています。
江戸時代の徳川吉宗の享保の改革で華美さが禁止になったため、
これ以降の建物は極彩色に着色されない白木のものになります。

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胡粉(こふん)を何度も重ねる「置き上げ彩色」という技法で塗られています。
厚く塗られるため、デメリットはひび割れや剥落し易いこと。

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彫刻群のテーマは「平和」。
職人たちが考える「平和」が象られ彩られています。
下は「牡丹に猫」

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作:小沢五右衛門常信の銘がある「鳳凰」。

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後藤茂右衛門正綱の銘がある「鳳凰」。
阿形と吽形があります。

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「鷲に猿」の肉彫り彫刻
右側は谷川に落ちた猿を、鷲が助けている場面を表わしています。

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高欄下の猿の彫刻は12ヶ所あります。

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大口の寄進をした人の名が金箔で書かれています。

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右側の中殿は彫刻があまりなくシンプルに見えます。
宝暦10年(1760年)に完成。弁柄漆が品よく塗られています。
奥殿を手掛けた職人の子や弟子の時代のものらしい。

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割れが気になる箇所がありました。雨、大丈夫かな。

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奥殿西面の大羽目彫刻

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金箔がふんだんに使われていてどこを見ればいいのか迷うほど彫刻に覆われています。

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布袋・恵比寿・大黒天 による碁打ち。

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毘沙門天、吉祥天、弁財天の双六遊び。

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枓栱(ときょう)を支える龍の彫刻が豪華。
こうして見ると神輿に見えますね。

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龍と獅子だらけの軒まわり。

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奥殿北側。

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奥殿北面の縁下腰羽目彫刻

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右側の白いものは雪だるまです。

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相撲を取る子供たち。

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井戸の苔が増えたような。

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黒い建物が拝殿(本殿)になります。

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聖天様(歓喜天)のインドでの名前の一つがガネーシャ。
頭が象で有名な神様です。

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左の石板に彫られているものは何だっけ?

まだまだ夏日が続いていますが、見学中は曇天で日射しが弱かったので比較的ラクでした。

その後晴天になったので、これがご利益だったのかもしれない。

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次第に晴れ間がのぞき、晴天になりました。

今回も御朱印を頂きました。

混んで来たため待ち時間が少々あり、日射しがどんどん強くなる。

暑い。めっちゃ暑い。

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頂いたのは左側。





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【妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)】

埼玉県熊谷市妻沼1627
山号:聖天山
公開日時 [平日] 10:00~15:00、[土日祝] 9:30~16:00
拝観料:700円
http://www.ksky.ne.jp/~shouden/
熊谷市Web博物館

熊谷駅から朝日バス利用
【6番】太田駅・西小泉駅・妻沼聖天前線で「妻沼聖天前」停留所下車
乗車時間約30分 片道530円 Suica利用可


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埼玉県熊谷市『妻沼聖天山(めぬましょうでんざん) 』を約7年ぶりに再訪する。【前編】

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約7年ぶりに『妻沼聖天山(歓喜院聖天堂)』にやってまいりました。

ここは高野山真言宗の仏教寺院で、奈良の生駒聖天(宝山寺)、浅草の待乳山聖天(本龍院)と並ぶ日本三大聖天のひとつです。

明治時代に神仏習合の慣習を禁止(神仏分離令)し、神道と仏教(神社と寺院)を分けることとされましたが、院主と妻沼郷28か村の村役人が聖天堂を護持し、今日迄その姿を留めています。

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実盛(さねもり)像

齋藤別当実盛が、守り本尊の大聖歓喜天(歓喜自在天または象鼻天)を祀る聖天宮を建立して長井庄(熊谷市妻沼)の総鎮守としたのが始まり。

火事などの被害で何度か再建されていますが、現存する聖天堂の本殿は、大工棟梁の林正清(はやしまさきよ)が再建を企画し、優秀な職人を集め、各地を回って寄進を募ったそうです。

つまりは、宝暦10年(1760年)に完成した本殿の工事費用は、幕府や大名などの有力者からでたものではなく、一般庶民が負担したものでした。

そのことを含めた建物の価値により、平成24年(2012年) 7月9日付で国宝に指定されています。

埼玉県唯一の国宝です。

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貴惣門(きそうもん)は国の重要文化財に指定されています。

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説明はこちら。
塗装が施されていないのは元からで、
財政難から徳川幕府下で装飾仕上げの使用が制限されていたことによるもの。


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扁額には朱が見られますね。

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彩色できない分、彫刻はとても精緻で凝ったものとなっています。
道具が発達していたからという側面もあるらしい。

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ここには何が書かれていたのか大変気になります。

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色が無くても彫刻だけで華麗に見えるという不思議。

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境内図(クリックで拡大して見えるかは不明)

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こちらは中門。

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護摩堂手前にあるド派手な石柱は何なんだろう? と思っていましたが
写真に撮って見てみると「国宝」と書かれていることが判明。
分かり難いと思うのはワタクシだけだろうか?

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中門の先にあるのが仁王門。
明治27年再建、国登録有形文化財。

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変な塗装がされていなくて見易いです。

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拝殿兼本堂

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拝殿(本堂・本殿)。

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本殿に比べると彫刻の彩色の数は少ないです。

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しかしよく見ると使われている欅がかなり立派なものだと分かります。

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狛犬の阿形と吽形。

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毎度「すごいなぁ」と思う社務所と拝殿(本堂・本殿)を繋ぐ回廊。

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境内図にその名は記されていないのですが、立派な木造建築物です。

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池側から見た回廊。
こちらから見ると、お寺という感じがしますね。

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鐘楼。

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鐘楼の前に立つ夫婦の木。

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樹種が違うところも夫婦っぽい。

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以前見た時よりも注連縄が立派になっていました。

ここまでは無料で見学できるエリアです。

メインとなる建物の見学は有料ですので、続きは後編にて。






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【妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)】

埼玉県熊谷市妻沼1627
山号:聖天山
公開日時 [平日] 10:00~15:00、[土日祝] 9:30~16:00
拝観料:700円
http://www.ksky.ne.jp/~shouden/

熊谷駅から朝日バス利用
【6番】太田駅・西小泉駅・妻沼聖天前線で「妻沼聖天前」停留所下車
乗車時間約30分 片道530円 Suica利用可


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台東区雷門『一松はなれ』の商品売り切れ速度が増している気がする。

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傘の修理で田原町駅に降り立ったので『一松はなれ』に立ち寄りました。

割と早い時間だったので商品の選択肢は多いだろうと予想していたのですが

既にほぼ売り切れに近い状態でした。

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とりあえず「ゆず果汁」を買っておきました。
まだまだ行くところがあるし重いので一本だけ。
ゆず果汁 ボトル 2,808円(税込)。

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ひとつだけ残っていた豆福(豆大福)も購入。

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せっかく「ある」とお声がけ頂いたので
あまり得意ではない水ようかんも買ってみました。
水ようかん 388円(税込)、あんみつ 594円(税込)。

ここの水ようかんは食べられる。

というか美味しい。かなり美味しい気がする。

餡の甘さと寒天の硬さが絶妙でした。

豆福は今年登場した商品だそうです。

これを大量に購入する人が居るそうで人気なんですって。

小さいけれど一個180円(税込)なので差し入れに丁度良さそうです。

気になって尋ねたところ、お昼過ぎには殆ど出てしまうそうです。

電話予約ができるので確実に手に入れたい時は予約した方が良さそう。

予約しても閉店が17時なので平日は取りに来れないんですけどね。

平日でこんなに売れてしまうなら、

土日に手に入れたい時はもっとハードルが高そうなので

電話予約してから訪問しようと思います。

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茶寮一松の正面に文化財プレートが設置されてました。

通常営業に戻った今はとても敷居の高いランチ価格になっています。

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ここに取り付けたのか。
分かり易い!




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【一松はなれ】

東京都台東区雷門1-15-1
営業時間 10:00~17:00
定休日:月曜、火曜、年末年始、お盆休
※現金のみ
(カードはVisaとMastercard)

https://www.ichimatsu.co.jp/hanare/


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長野県諏訪市『諏訪大社上社本宮』は大人になって参拝すると見方が変わる、かもしれない。

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諏訪市と言えば諏訪大社。長野県といえば諏訪大社。

それぐらい有名な場所だと思う諏訪大社の上社本宮に詣でて参りました。

子供の頃に来た気がするのだけれど、御柱しか記憶にない。

子供だったので建物には一切興味が無く、

ここがただの森だと感じていたことを思い出しました。

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布橋(ぬのばし)
重要文化財
安永6年(1777年)造 
保存修理事業で東側の入口御門と布橋が
銅板葺きから昭和初期のこけらぶきの屋根に戻った。


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神馬舎

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立札が更新されているっぽい。
この文字を書く担当者が居るんだろうなぁ。


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指かな? と思いきや人参でした。

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額のところに何らかの気配がすると思ってガン見したところ、
額を支える金具部分(右)に蝉の亡骸っぽいものを発見しました。


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途中で切られているものの存在感が凄い巨樹。
これは何の樹なんだろう?


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御柱の一本目を発見。

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桁行三八間、梁間一間の布橋。
布橋は創建(1777年)当時には、現在より東側に約5.4メートル延び、入口御門が創建された1829年にその分を解体して西側へ移したことが分かった。両建物とも1959年まではこけらぶきだったことから、布橋と入口御門の屋根は、大社が隆盛を誇った昭和初期のこけらぶきに戻し、併せて布橋に付属する番所を復元する申請を文化庁に行った。
布橋のこけら板は、長さ約24センチ、幅6センチ以上、厚さ約4ミリの杉の割り板を使用。竹くぎで固定しながら、約30万枚の板を屋根(約406平方メートル)に張り巡らせた。入口御門は厚さ約3ミリの栗材約9万5千枚を敷いた。布橋には、柱とはりに補強材を入れて耐震対策、自動火災報知器を整備した。番所は大社や市博物館所蔵の写真や残っていた図面を元に復元した。
出典:信州・市民新聞グループ

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改修中ですが直線が整然と並ぶ美しさを感じます。


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彫りが凄い。どれも凄すぎて何処を見ればいいかわからなくなる。


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勅使殿と五間廊


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絵馬堂(左)と摂末社遥拝所(右)


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絵馬堂の改修された屋根は銅板葺きでした。
銅板葺きは高価ですが耐久年数が長いのが特徴です。
現代では銅板を葺ける職人さんも減少しています。


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こちらは宝殿


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四脚門(しきゃくもん)
国指定重要文化財

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布橋を出たところ。

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布橋を出たところから見た宝殿。

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9棟もの保存修理工事を行っている時期だったので
布橋を渡れたのはラッキーだったのかも。

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改修中の雅楽殿。

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改修の様子が写真で展示してあります。

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現在改修で見られなくなっているエリア。

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名前が分からないのだけれど可愛らしい鳥を発見。

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鳥に詳しい方が居たらこの鳥の名前を教えてください。

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参拝所
右側の防音シートに覆われた建物は勅願殿だと思われます。

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神饌所
手前の柵にも銅板が使われていますね。
周囲が苔生しているところを見ると銅板じゃないと長持ちしないんだろうな。

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御柱の遥拝所という札があったので覗いてみたところ

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奥に御柱が見えました。
真新しいからわかるけれど数問経過したら色が古くなって
周囲の木々と見分けが付かなくなるんだろうな。

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石段下から見た塀重門

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石段とその脇にある祈祷殿

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こちらが一の御柱。
次回の御柱祭は2028年春だそうです。

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御沓石(おくついし)を見るつもりが横の水流をぼーっと眺めてしまいました。
(つまりは御沓石を見逃した)

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「祓い給へ 清め給へ 守り給へ 幸え給へ」
(はらへたまへ きよめたまへ まもりたまへ さきはえたまへ)
と無言で唱えながら、茅の輪くぐりもやっておく。

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手水舎の隣にある温泉が出ている明神湯。
結構熱めの湯です。

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北参道の大鳥居

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気配を感じて見上げたところスズメバチの巣がありました。

子供の頃に家族で参拝した気がするのですが、

記憶にあるのは見上げる高さの白い御柱だけなもんで

訪れたのは四社あるうちのここだったのかが不明です。

ちなみにワタクシが生まれて以降の御柱年は以下のとおり。

1980年(昭和55年)
1986年(昭和61年)
1992年(平成4年)
1998年(平成10年)
2004年(平成16年)
2010年(平成22年)
2016年(平成28年)
2022年(令和4年)
※御柱祭が行われるのは7年ごとですが正確には満6年間隔になります

ゆえにワタクシが家族と諏訪に来たのは1986年頃だと推察されます。

御柱が白かったということは御柱祭からそれほど月日が経っていないってことで。

年代が分かったからどうということは無いのですけれども。

もし再訪することがあれば2027年頃に来て今の御柱を見納めしておきたいです。

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社務所の右手側で御朱印を頂きます。

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こちらが頂いた御朱印。
達筆で見入ってしまいました。


【国指定重要文化財】
四脚門,神楽殿,神馬舎,摂末社遙拝所,勅願殿,勅使殿,天流水舎,入口御門,拝殿,布橋,文庫,幣殿,脇片拝殿

かりんちゃんバス:路線図(PDF),バス時刻表(PDF)

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【諏訪大社 上社本宮】

長野県諏訪市中洲宮山1
本宮主祭神:建御名方神(たけみなかた)
本宮御神体:御山(神体山)
https://suwataisha.or.jp/


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山形県山形市『おねおね やまがたQ1店』では雪若丸を使用したおにぎりをテイクアウトすると竹皮に包んでくれる。

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やまがたクリエイティブシティセンターQ1 1階にある小さなスーパーマーケット『おねおね』。

食品や生活用品を個包装せずに販売する「量り売り」「パッケージフリー」のお店です。

オーガニックの食材やエコフレンドリーな雑貨など、人と地球に優しい商品が並んでいます。

東京でいうならばビオセボン(Bio c’ Bon)みたいなイメージかな。

ここにカフェスペースが併設してあるので、お茶を一杯飲んで休憩することにしました。

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普通教室のスペースの1/3ほどがキッチン、1/3ほどがカフェスペース、
残り1/3が物販コーナーになっています。

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カフェスペースはとてもシンプル。

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ポスターを張ってしまいがちなボード面には何もなく
スッキリとした印象です。

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ダージリンティーを一杯所望。

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カップのギリギリまで入る量がありました。

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おにぎりは雪若丸を使用。
気になったのでテイクアウトすることに。
2個で432円(税込)でした。安い!

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竹皮に包んでくれるのでビジュアルも良い感じ。
ってか、竹皮だけでもお高そうなのだが。

竹皮に包んでくれるなんて最高か!

これはテイクアウトしたくなりますね。

オーガニックなんだろうという安心感もありますし、

良いお店だなと感じました。

ちょっとテンションが上がったため物販コーナーを覗くのを忘れた。



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【おねおね やまがたQ1店】
山形県山形市本町1-5-19
やまがたクリエイティブシティセンターQ1 1D
営業時間 10:00~18:00
定休日:月曜、臨時あり
※Suicaやau PAYなどの各種電子マネーが使えます
https://www.instagram.com/oneone.fan/


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山形県山形市『汽水域』がQ1に移転していた。

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七日町に店舗を構えていたはずの『汽水域』がいつの間にかQ1に移転していました。

訊いてみたら、以前お店があったビるが建て直しをするそうで(再開発だったかも)

タイミング良くQ1に入ることができたんだとか。

二部屋のうち、片方がショップで片方が工房になっており、

体験教室などを行っており、ちょうど生徒さんが制作中でした。

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手前が工房で奥がショップ。

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立ち話をしつつ、ショップを見ていたら、ついいろいろ買ってしまいました。

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S字フックが格好良かったので二種類購入。
[左] 昔に作ったという銅製S字フックを販売して貰いました 1,650円
[右]S字フック(Lサイズ) 1,650円
旅行にも良いかも。

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靴ベラ(キーホルダー型に変更)4,400+440円
キーホルダーの部分だけでも格好良いです。

作って欲しいものがあればオーダーも可能。

カエルのピンブローチとか良いなぁと思うので

いつか注文しちゃうかもしれない。

とにかくスタッフさんが親しみやすくていい。

前回もそう感じて印象に残っていましたが、

それが覆ることなかったのでワタクシには合っているお店なのかも。




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汽水域(きすいいき)
​山形県山形市本町1-5-19
やまがたクリエイティブシティセンターQ1 2-I/J
営業時間 10:00~18:00
定休日:木曜、金曜、臨時あり
※Suicaやau PAYなどの各種電子マネーが使えます
https://www.instagram.com/kisui_iki/
https://www.kisui-iki.com/


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山形県山形市『つち』は尋常小学校をリノベした施設内にある雰囲気も料理も良いお洒落カフェ。

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七日町にある「BOTA Coffee」の系列店が

やまがたクリエイティブシティセンターQ1内に入っています。

店名は『つち』。店名の由来は不明ですが、

前者と似たような雰囲気のお店です。

ここに来たら是非ともここでランチを食べようと思っていたので

建物見学もそこそこにお店に向かいました。



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暖簾のように掛かっているドライフラワーが目印。

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窓側一面にワサワサと植物が並んでいます。
独特な雰囲気ですが、すっごく落ち着く。

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天井板を取っ払っているため、座席間隔は狭いのに広々とした空間に感じられます。

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メニューはこんな感じ。

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呼び鈴はカウベルの音色で控えめな音です。

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ランチに付いているサラダプレート。

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いろいろ乗っていて見るのも食べるのも楽しい。

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メインは三種類から選べました。
この日はガパオライス、キーマカレー、魯肉飯(ルーローハン)。
どれも気になったけれど魯肉飯を選択。

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この魯肉飯がめちゃくちゃ美味しかった!

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ランチに追加して頼んだババロアと珈琲。
ババロアがめっちゃ美味しい!

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革製のコースターに店名が入っていました。

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植物の間に置いてある笊にはサーキュレーターが隠れていました。

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カヌレをと行くアウト。本当はババロアをテイクアウトしたかった。
近所だったら良かったのに。

大変気に入りました。

次は誰かを強引に連れて来たいです。

ちなみに同施設の一階にある深煎りコーヒー専門店「ぼた」も系列店 。

そちらは覗いていないけれど、珈琲は一緒だと思うので

どうせならば『つち』店内でスイーツ類と一緒に味わう方が良い気がする。

オススメです!



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【つち】

山形県山形市本町1-5-19 やまがたクリエイティブシティセンターQ1
営業時間 [日〜木]11:00~18:30(L.O.18:00),[金土]11:00~21:30(L.O.21:00)
定休日:年末年始(臨時休館あり)
※支払いは現金またはPayPayのみ
https://www.instagram.com/tsuchi_0901/
https://www.botacoffee.jp/


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山形県山形市『やまがたクリエイティブシティセンターQ1(キューイチ)』は尋常小学校をリノベしたお洒落で楽しい複合施設。

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文化財プレートを確認し忘れておりましたが、この写真の左側にありました。

昭和2年(1927年)7月に竣工した山形市立第一小学校旧校舎は、山形県初の鉄筋コンクリート造3階建の校舎で、当時の日本の最先端技術によって建設された貴重な建築物として国の登録有形文化財(建造物)に登録されています。

それをリノベーションし、映像、音楽、クラフト、メディアアート、カフェ、市民活動スペースなどが入る複合施設&クリエイティブ拠点『やまがたクリエイティブシティセンターQ1』として2022年9月にオープンしました。

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このオブジェの存在が学び舎ではないことを知らしめてくれます。

来る人、来る人が若者ばかりなので、今人気のスポットなのかもしれません。

ビックリするほど高齢者の姿を見ませんでした。

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新校舎の完成に伴い平成16年に校舎としての役割を終えていました。

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外のデッキでも休めるっぽい。今日は雨だから無理だけど。

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直線を多用したアールデコ調の外観はシンプルなモルタル塗り。

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玄関正面の階段は重厚な石造りで建物の顔的存在感があります。

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テナント一覧はこちら。

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コの字になっているので歩きやすいしお店を探しやすいです。

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一階と二階で床の色が異なっていました。
樹種の違いか?

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元小学校のトイれに授乳室があるところが面白い。

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こちらは書店っぽい。

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コンクリート躯体が剝き出しになった階段。

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きっと防水工事はしているんだろう。たぶん。

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大人になって初めて感じたけれど、小学校の階段って上り易いんですね。

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二階にもショップがあります。

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一階とは異なり、壁が剥き出しになっています。

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元水飲み場だと思われる遺構。

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今は特に何にも使われていないっぽい。

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こちらは一階の類似箇所と思われるところ。
棚として利用されていました。

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エレベーターも設置してありました。(背後にあります)

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一週回って剥き出しの躯体がお洒落に見える不思議。

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ご当地ガチャがありました。回さなかったけど。

改修設計と運営を担当したのは、東北芸術工科大学の馬場正尊教授が主宰するオープン・エーだそうです。

今後も様々なビジュアルに進化していく気配があり、クリエイティブ(独創的)な場であり続けるのではないかと思われます。

この後、カフェ2軒とショップ1軒に立ち寄ってみました。教室が面白い内装になっていて、大人が本気を出した学園祭という感がありとても興味深かったです。
ある種、学園祭の正解を見た気がするというか。

自分だったらどのような内装にするかと妄想しながら時間を過ごしていたら、あっという間に時が過ぎておりました。

見学に半日は必要かも。

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昭和時代の小学校といえば二宮金次郎像。
足元に家禽が二羽おりますが物語に鳥もセットだったっけ?



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【やまがたクリエイティブシティセンターQ1】

山形県山形市本町1-5-19 山形市立第一小学校
JR山形駅から徒歩15分、山形市中央駐車場から徒歩10分
ベニちゃんバス「本町・Q1」停留所から徒歩3分
開館時間 9:00~22:00
休館日:年末年始(臨時休館あり)
https://www.instagram.com/yamagata.q1/


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長野県北佐久郡軽井沢町『旧軽井沢 Cafe 涼の音』のモーニングセットを文化財の建物内でいただく。

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国の有形文化財に登録されている建物がカフェになっていることを知り、

新幹線で早朝に軽井沢駅に降り立ち、

タクシーを飛ばして『旧軽井沢 Cafe 涼の音』に向かいました。

(タクシー料金は1,100円でした)

時間を効率よく使うためにもここで朝食をいただこうと思いまして。

気楽に考えていたのですが、早い時間にたどり着いたにもかかわらず

敷地前には大勢の人が入店待ちをしていました。

(記名して順番を待ちます)

ベンチに座ってのんびりと待っていましたが、入店迄に30分ほど掛かりました。

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ベンチが数個用意してあります。

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鬱蒼と茂った木々の下にあるため日影があり爽やかです。

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建物の説明はこちら。

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真っ先に気になったのは煙突。

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素焼きの煙突っぽい。

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石で覆われたところに暖炉があると思われます。

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庭にも席があります。

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すぐに虫のことを考えてしまうワタクシは利用を躊躇う席ではあります。

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ワンちゃん用の水が用意されているので同伴者は外で飲食するのかも。

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ヒマワリの種も置いてありました。リスが居るのか?

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わざわざこんな看板が出るってことはフレンチトーストが人気なのかも。

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文化財プレートは屋内の廊下に置いてありました。

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屋内の席は二席に分かれていました。

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こちらは暖炉のある部屋。

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この窓の向かい側が室生犀星記念館です。
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フレンチトーストは無くてもメニュー内容は充実しています。

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こちらがテリーヌのプレート。
フルーツも添えてあります。

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朝から結構豪華かもしれん。

皆さん、食事を終えると長居せずにさっさと退店されます。

ゆえに一巡目が終わればゆったりと食事ができるのかもしれません。

フレンチトーストは売り切れているだろうけれども。

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一階にはデッキ席もあり、そちらも人気のようでした。

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開口部が大きく、夏向けの別荘だなと感じます。
暖炉があるのだけれども、壁が薄いので冬は寒そう。

カフェとしてはとても落ち着く空間でした。

とても混むので平日に来るのがベターかもしれません。

避暑地・軽井沢を体感できる(または、できそうな)建物と立地でした。

次はランチ時を狙ってみようかな。


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【旧軽井沢 Cafe 涼の音】

長野県北佐久郡軽井沢町旧軽井沢972 室生犀星記念館前
営業時間 9:00~17:00(L.O. 16:30)
定休日:水曜
※現金のみ
https://suzunone.main.jpl


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慶應義塾大学三田キャンパス内『福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館』で福沢諭吉についてちょこっと知る。

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慶應義塾大学三田キャンパスの図書館旧館2階に『福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館』があります。

福澤諭吉に対する興味は紙幣にしかないので、これを機に記憶に残る情報を得ようと二階へ。

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二階に向かう階段からして見応え十分で、変にテンションがあがってしまったため、

結論から申せば展示内容の極々一部しか記憶に残りませんでした。

(空間に付いては印象深かったです)

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階段正面のステンドグラスが圧巻です。

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ステンドグラスではなく「ステインドグラス」なんですね。
英語表記が「stained glass」だからか。

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ゴシック様式の装飾と緑色大理石の三連アーチや柱も見どころかと。

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天井がかなり高く、改修されたと思われる漆喰塗の壁が
教会に居るかのような荘厳な印象を与えてくれます。

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凝りに凝った照明器具。

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こちらが展示室内。中央の部分です。

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窓にかかるカーテンまでも装飾性がある。

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こちらはアールデコっぽい照明器具。

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天井はシンプルながらもモールディングの装飾が見られます。

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壁の照明器具とは意匠が異なるシャンデリア。

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こちらが印象に残った展示物。
右側の文言で「だから一万円札なのか」と妙に納得。

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こちらは昔の模型。右下が図書館です。

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興味深かった展示物その二。

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階段の途中にあった照明器具と同じものが玄関わきにあります。
良く見たら燭台下は鷲(鷹かもしれんが)なんですね?

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玄関角の天井装飾。

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玄関内部から見たドア上部。

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玄関の天井部分。

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こちらは建物の外壁の装飾。
ブツブツしたものは何なんだろう? と寄ってみたところ

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葉っぱを模したタイルでした。
印象としては葡萄の葉だけれど実際のところはどうなんだろう?

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建物群の間から図書館旧館の一角を眺める。

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図書館よりも興味深かったのがこちらの建物。
大正時代に建てられた「塾監局」だそうで(裏側)
総スクラッチタイルが圧巻です。

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まだまだ建物的に見どころの多そうな構内。

カフェができたことで一般人にも入り易くなった気がします。

福澤諭吉については『学問のすすめ』の著者ということ以外に、その略歴や功績がワタクシの記憶に留まらない習性があります。

しかしこの度、新たな知識として、同氏が北里柴三郎の伝染病研究所の設立に尽力したことが記憶に刻まれました。

その周辺情報が気になるので、そう遠くないうちに数十年ぶりに明治村を訪れ、「北里研究所本館・医学館」を見学したいと思います。



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【福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館】

東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学三田キャンパス 図書館旧館2F
開館時間 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:日曜、祝日、夏季(例年8月中旬1週間程度)、年末年始
入館料:無料
https://history.keio.ac.jp/


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sava!プロフィール

sava

昭和生まれの大阪育ち。数十年前から母の実家の神楽坂エリアに生息。食,日本酒,旅,富山県,文化財(建築物),読書等を好み、当ブログではそれらにオマケ情報も加味しています。それなりの年齢になり、老眼とか更年期とか諸々の不具合も出て参りました。そんな多様な話をチマチマと記す日々です。
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