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興味あるものを 興味ある人に。

私は諦めを敵とする。 私の日々の努力は実にこの諦めと闘うことである。 (北条民雄)

懐石料理

栃木県足利市『巖華園(がんかえん)』は7棟が国の登録有形文化財に、庭が国の登録記念物に指定されている宿ですが、食事でのみ利用させて頂きました。

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足利市は室町幕府を開いた清和源氏義家流・足利氏発祥の地です。

『巖華園(がんかえん) 』所有者の中島家は、足利氏ゆかりの旧家で、

慶長2年(1597年)に足利義久という名を中島主膳に改めたそうてす。

戦後、社交倶楽部として巖華園倶楽部が発足。

旅館(旅荘)となったのは戦後で、

檀一雄をはじめとし、近年では内館牧子さんなどの文人墨客が逗留し、

数々の作品を執筆しているそうです。

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[表門]
国登録有形文化財


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巖華園(がんかえん)についての説明プレートが設置してあります。

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表門は間口5.5mの腕木門。

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表門を内側から望む。

表門、主屋、新蔵、蔵、旧書院、旧馬屋、好時亭(旧外蔵)の7棟が国の有形文化財に、

谷文晁が作庭し、渡辺崋山が命名したとされる庭園は、登録記念物に指定されています。

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子どもは入ってはいけないとされている庭。
石が多くて転ぶと危ないからでしょうね。


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食事をいただく部屋から庭が望めます。

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この石だらけの庭には、富士山から運んだ岩もあるとか(祠の辺り)。
そして山に向かって敷地が続いており、
「屋敷墓」と呼ばれる一族のお墓もあるそうです。
巖華園は足利市の市街地北部に所在し、足利学校から古刹行道山浄因寺に至る谷筋の入口に位置する。所有者の中島家は源姓足利氏の流れをくむ旧家で、慶長2年(1597)に足利義久は中島主膳と改めて初代を成し、江戸時代末期、10代目休造(生年不詳〜1881)の頃には、現在の屋敷構えが整えられていたことが絵図等の史料から窺える。
家伝によると、本庭園は江戸時代後期の著名な南画家、谷文晁らが作庭し、その弟子、渡辺崋山が命名したと伝えられる。江戸時代末期以降、知識人に好んで造られた「文人の庭」の様子を良く遺す事例であり、中国の山水画に描かれる風景の雰囲気を模したところに特徴がある。

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桜が有名だそうで、その時期と隣の駅の「あしかがフラワーパーク」に藤が咲く時期、

近くのファームでワインの収穫祭がある時期は人気があり、宿泊希望が殺到するようです。

巖華園の客室は母屋・離れを合わせて全6室(和室3室、ツイン3室)。

宿泊のみならず、会食でも利用可能(要予約)で、法事などで使われることも多いとか。

昼食は現在、a. 4,000円、b. 4,500円、c. 5,000円と500円刻みで分かれており(税・サ別)、

aは7品の基本形、bはそれにデザートが付き、cは焼き物が1品プラスされるそうです。

我々はデザート付きのコースをお願いしました。

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手前が胡麻豆腐。むっちりとした食感です。
自転車利用なので飲み物はお茶をお願いしました。


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お椀の蓋を開けると煮物類が入っていました。

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年季の入った器ですね。
アンティーク感があるわぁ。


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お刺身はマグロの上に細切りの山芋が乗っています。
自分でもやってみようと思いました。奥は湯葉。
ツマにはミョウガが混ざっています。


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揚げ物と焼き物。
揚げ物はレンコンのはさみ揚げで、塩味がしっかりと付いていました。


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名物らしいホイル蒸し。

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中は茶碗蒸しと一緒です。
茶碗に入れずにホイルに入れるんですね。
液体だから包むのが難しそう。


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ジャガイモのチーズ焼き的なもの。
この辺りでお腹がいっぱいになって来ます。


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白玉団子の中には貝柱が入っていました。
お出汁も貝柱のそれ。


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御飯は、おにぎり。
パック詰めにしてくれているので持ち帰れます。
ビニール袋も貰えます。
木の芽のおにぎりと、焼きおにぎり。
サイズも味も絶妙でした。
手前は大根の浅漬け(奈良漬け入り?)。


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デザートは黒みつの寒天寄せのようなものとアイス。
食感は蒟蒻のようで、なかなか面白い一品でした。

菅原文太さんが好時亭(旧外蔵)に一か月間逗留したそうで、

毎日朝晩の料理を考えるのは大変だったろうなぁと思っていたら、

事実、女将さんが頭を悩ませて大変だったそうです。

ってことは、お料理は女将さんが考えているんですね。

サービスは複数の方が担当してくださったのですが、

最初だけ女将さんが来られ、巖華園のあらましについて説明してくれました。

ワタクシの母よりも上の年齢だと思われるのですが、

とても矍鑠としておられて、現役バリバリという感じでした。

食後に各部屋も見せて頂きました。

蔵に泊まるという機会はそれほどあるものではないと思うので、

一度泊まってみたいものです。

ここでカンヅメになったら、良い原稿が書けそうな・・・

って、先ずは才能からですかね。

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【巖華園(がんかえん)】

栃木県足利市月谷町8-1
(足利駅から3,351,近くにバスは走っていません)
営業時間 チェックイン15:00 チェックアウト翌10:00
1泊2食付 一人 14,860円
カード:不可
定休日:毎月1日,15日・16日,末日
http://gankaen.it-b.com/


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茨城県筑西市『食の蔵 荒為』は国登録有形文化財である建物を利用した懐石料理店。【その壱】

荒川家住宅

荒川家住宅は肥料・荒物・雑貨などを扱う卸問屋で屋号を「荒為」とし、

明治・大正・昭和時代の下館を代表する存在だったそうです。

甲地内の3つの建物は国の登録有形文化財に指定されています。

その建物の一部が、『食の蔵 荒為』という懐石料理店になっています。

本日はここを目的として下館を訪れたワタクシ。

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台風でこの日の予報は雨だった関東地方。

基本的に晴れ女なので、雨に見舞われることは殆どありませんでした。

ラッキーでした。

食の蔵 荒為
文化財の建物への導入部としては、かなりイイ感じです。

食の蔵 荒為
お店として使用されるとなると、手入れも行き届きますね。

荒川家住宅
2階の窓が面白い。

荒川家住宅
無造作に置かれている家具もアンティークです。

食の蔵 荒為
お店の入口はこの奥。

食の蔵 荒為
暖簾が掛かっています。

食の蔵 荒為
お品書きはこんな感じですが、予約なしの場合は中央のお弁当一択。

食の蔵 荒為
[蔵弁当 2,030円(税込)]

食の蔵 荒為
揚げたての天ぷらも付いてます。

食の蔵 荒為
お刺身も丁寧。

食の蔵 荒為
焼き物はいろいろ入っていて楽しめました。

食の蔵 荒為
煮物はあんかけ風。味はちょいと濃いめ。

食の蔵 荒為
炊き立てのご飯には“ゆかり”が振りかけてありました。

食の蔵 荒為
香のもの。
小ぶりで丁度良い量です。


食の蔵 荒為
お味噌汁はなめこでした。

食の蔵 荒為
食後には珈琲と、デザートの嶺岡豆腐。
この嶺岡豆腐ってのを初めて食べました。
調べたら、牛乳とくず粉でつくるようですね。
むっちりした食感でした。甘い。

気になったので訊いてみたところ、

先の震災では瓦一つも落ちず、びくともしなかったそうです。

営業中だったそうですが、安全な建物なのだと実感したそうです。

一階は江戸時代の建物、二階は明治時代の建物だとのことで、

食事が供される前に、サクッと二階を見せて頂きました。

もの凄いです。半端ないです。お金持ち感半端ないです。普請が凄いです。

とにかく大興奮でした。

荒川家住宅
廊下を右に曲がると二階に続く階段があります。

食の蔵 荒為
庭の見える部屋は、掘りごたつになっています。

荒川家住宅
金庫の置かれている下に石が見えますね。
明治時代に金庫設置のために基礎工事をしたようですね。


荒川家住宅
ここまでくると金庫すらアンティーク家具のように見える。
(明治時代のものですし)


荒川家住宅
窓ガラスは古いものだと推察されます。大正期のものかな?

すさまじく贅沢な二階の話につづく。



食の蔵 荒為
【食の蔵荒為】

文化財登録名称:荒川家住宅
茨城県筑西市甲929
営業時間 [火~土] 11:30~14:00,17:00~22:00 [日] 11:30~14:00
定休日:月曜


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栃木県日光市『堯心亭(ぎょうしんてい)』の秋を感じる霜月の懐石料理。

堯心亭




明治の館』の奥にある和風建築が『堯心亭(ぎょうしんてい)』です。



特段、文化財指定を受けていない建物ですが、



奥まった場所にあるため、とても落ち着く空間です。



本日はここにランチの予約を入れました。



明治の館は予約が取りにくいのですが、ここは容易に予約が取れます。



精進料理・懐石料理のお店ゆえ、若い人には敬遠されるのかもしれん。



さて、ランチの内容は以下のとおりです。



紅葉

堯心亭
和室にテーブルを配置したバリアフリーなお店です。

堯心亭
精進料理にしようと思っていたのですが、
着座した途端に気分が変わり、懐石料理を選択しちゃいました。


堯心亭
喉が渇いていたので一杯目のビールが美味しゅうございました。

堯心亭
[先付・千代口・壷・前菜]

堯心亭
[先付]
秋茄子と長芋の胡麻掛


堯心亭
[千代口]
生引上湯葉


堯心亭
[壷]
胡麻豆腐


堯心亭
[前菜]
雲丹羹、牛肉のたたき、木の葉南瓜、焼栗、菊菜昆布巻


堯心亭
焼栗

堯心亭
牛肉のたたき

堯心亭
菊菜昆布巻、木の葉南瓜

堯心亭
[刺身]
鮪と烏賊の盛合せ
※ちょっと食べちゃいました


堯心亭
[平椀]
揚巻湯葉、生麩


堯心亭
[焼物]牡蠣と帆立貝の朴葉焼
※牡蠣が大嫌いなので母に食べて貰いました


堯心亭
[中鉢]
松茸と鴨肉の摘入汁


堯心亭
[煮物]
菊花蕪 二色菊あん


堯心亭
[揚物、飯椀、小皿、汁椀]

堯心亭
[揚物]
秋鮭包み揚、かきの木茸、銀杏


堯心亭
[飯椀]
栗ご飯
※メニューは日光舞茸飯でした


堯心亭
[小皿]
香の物


堯心亭

堯心亭
[水菓子、甘味]

堯心亭
[水菓子]
紀の川柿


堯心亭
[甘味]
二色芋茶巾




懐石料理のコースで5,500円にサービス料+税金。



まあ、こんなものかという感じ。



目で楽しむ料理というよりは、紅葉を愛でつつ秋を食べる感じ。



通される席によっては、同じ料理でもお高く感じそうな感じ。



そんな感じです。



皆さん精進料理を注文されていましたが、



そちらの方が人気なのかもしれん。



日光





堯心亭
【堯心亭(ぎょうしんてい)】

栃木県日光市山内2339-1
営業時間11:30~19:00
定休日:木曜日(祝日の場合振替)



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sava!プロフィール

sava

昭和生まれの大阪育ち。数十年前から母の実家の神楽坂エリアに生息。食,日本酒,旅,富山県,文化財(建築物),読書等を好み、当ブログではそれらにオマケ情報も加味しています。それなりの年齢になり、老眼とか更年期とか諸々の不具合も出て参りました。そんな多様な話をチマチマと記す日々です。
※SNSは閲覧していますが発信しておりません。
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sava!ブログから建物に関することをある程度分離してメモしておこうと考えてできた分室です。家に関することについて語っているので、気が向いたら見てください。
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