
国宝「紙本著色源氏物語絵巻43面」を所持している徳川美術館。
ワタクシは小学生の頃に源氏物語にハマり、
桐壷を暗唱するという謎特訓をするほど好きだったのですが、
大人になるとドロッドロの人間関係が理解できるようになり、
歳とともに敬遠するようになっておりました。
そんな小学生だったワタクシが憧れた地が、徳川美術館。
現物をこの目で見てみたい!
と思っていましたが、今は「どっちでもいい」レベルまで落ち込んでしまいました。
がっ!
名古屋に来たなら、一応足は向けておかねばならんと思い、
本日「私は春にも来ているのよねー」と何度も何度もいう母と一緒に、
ちょっくら行って参りました。
ちなみに源氏物語の原本はこの時期、観られません。

尾張徳川家名古屋別邸の「表門」。

懸魚と鬼瓦。

鬼瓦はえらく立派です。


葵紋入り。

屋根の飾りは亀の甲羅ですね。
火伏のまじないかな。


井戸も何か説明が欲しい感じの古さです。

[蓬左文庫]
尾張徳川家旧蔵書を収蔵。

企画展示「対極の美 白と黒がおりなす世界」が
本日6月13日(土)~7月26日(日)まで開催中。

エントランスロビーは撮影可。
内部は撮影不可。

お気づきでしょうが、お子様用サイズです。


こちらも、お子様用サイズ。
よしなおくんって誰?
(たぶん藩主)

「2」の建物の左側の凸っぽい箇所は文化財に指定されています。


昭和7年(1932)着工、昭和10年春完成。




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織部焼の瓦。
飾りは「猿」ですね。


とても美しい屋根瓦で、これを見ただけでも文化財だろうなぁと判別できるほどです。

きっかりひと棟だけが文化財。


地下もあるんですね。

ミュージアムショップでお土産用に購入したタオル。


今治製です。安心ですなぁ。

ぽち袋が可愛かったもんで、つい、大人買い。
ただし右端は日本橋「はいばら」製でした。
展示で良かったのは企画展の銀菊折枝形文鎮と菊鷺文白蜜陀彫文庫。
欲しいなぁ~、いいなぁ~
と強く思ったのがその二つでした。
展示品より、今回は本館玄関が最も見応えがあったかも。
それなりに面白かったです。

【徳川美術館】
愛知県名古屋市東区徳川町1017
専門分野:尾張徳川家伝来の道具類