
ちまちまと参拝してきた諏訪大社「四社まいり」の最後を飾るのは上社前宮。
車なしでは行きにくい場所にある印象だったため、最後になってしまいました。
タクシー利用&徒歩でも良いと考えていたのですが、
駅で自転車を借りることができたため、所要時間10分で到着することが叶いました。
ありがたやー。

観光案内所で指定された駐車場に駐輪して、いざ参拝。
降り立った瞬間から「ああ、いい場所だぁ~」と感じ入る空気感。
間違いなくワタクシにとってはパワースポットでした。

手水舎。
水はちょっとぬるっとしている気がする。(感覚の話です)

「十間廊(じっけんろう)」
間口三間、奥行が十間あるところから名称がついています。

見学は後ほど。

本殿は坂道の先にあるらしい。
向かって右手に進めば本宮に到達します。

「二の鳥居」この鳥居の辺りで気分が高揚しました。
(鳥居の前の広場は「神原(ごうはら)」と呼ばれる重要な場所らしい)

結界だと感じさせられる鳥居でした。

十間廊は、古来から行われてきた重要神事の舞台です。

特殊神事は本宮ではなくここで執り行われるそうです。

火災で焼けたため、昭和時代に建て直されています。
特殊神事については、茅野市神長官守矢史料館で知ることができるようです。

鳥居の先の階段を登りきったところにある欅。
ものすごーく、良い場所だと感じる。

木の根元に、めちゃくちゃ存在感のある祠がありました。

昨年、本宮に行ったことでミシャグジ神について興味が湧きました。
古い信仰に歴史を感じる。

内御玉殿から約二百メートル登った所にある前宮本殿。

諏訪大神が最初に居を構えた地だと言われています。

「前宮本殿」
現在の本殿は伊勢の神宮の古材を使い昭和7年に建てられたそうです。

信濃地方開発の祖神である八坂刀売命(やさかとめのみこと)が祀られています。

新緑が目に優しく、今がとても良い季節であると感じる。

こちらは三之御柱。

本殿に向かい、右手が一之御柱、左手が二之御柱が配置されており、
その奥にこの三の御柱があります。
そして木々の間の小道(本殿の裏側)を進んだ先に四之御柱があります。

藤の花らしきものが咲いていました。

本宮を一周してみました。
虫の少ない季節なので快適です。

本殿裏に驚くほどの巨樹が存在感を出しまくっていました。
二之御柱付近で地元の方に声を掛けられました。
なんでも触るといいことがある場所が御柱にあるそうで。

皆さんが触るからか色が変わっていました。
御柱に触るという考えが無かったので(保護の結界がありますし)
触れる場所があることに大変驚きました。
その方曰く、この辺りには猿や鹿がでるそうで、
今は徒歩で山の中に入ることをオススメしないとのことでした。
また、前日にはここに蛇が居て、御柱の隙間に入り込んでいったんだとか。
話しを聞いている時には「蛇かぁ」としか思っていなかったのですが、
帰宅して蛇という点に「諏訪大社の蛇じゃん!」と驚きました。
それを見たというこの地元の方は幸運だったんでしょうね。
そしてその話を聞いたワタクシも幸運なのかも。

秋になると柿を食べに山から猿が降りてくるとか。
その柿の木は中央左寄りの新緑に覆われた木です。
さて、長居をし過ぎましたが、御朱印を頂きに坂を下って社務所に向かいます。

諏訪大社 四社最後の御朱印。


四社巡りの最後にきんちゃく袋を頂きました。
(頂くものは年毎に変わります)
諏訪大社上社前宮のスポットについての話はもう少し続きます。
#諏訪大社

【諏訪大社 上社前宮(すわたいしゃ かみしゃまえみや)】
長野県茅野市宮川2030
祭神:八坂刀売神;八坂刀売命(やさかとめのみこと)
御神徳:五穀豊穣・諸願成就・開運招福
https://suwataisha.or.jp/about/miyamori/kamishamaemiya/

