
長野県諏訪市の上諏訪駅近く、茶臼山の中腹に静かに佇む「手長神社(てながじんじゃ)」。
諏訪湖を一望できる絶景の地としても知られていますが、ここは地質学的な観点からも非常に強いエネルギーを持つ「パワースポット」として参拝者が訪れる場所です。

手長神社が鎮座する諏訪盆地は、日本列島を分断する2つの巨大断層帯(中央構造線と糸魚川・静岡構造線)が交差する、地質学的に非常に特殊なエリア。
断層が激しく擦れ合ったり圧力がかかったりする場所では、岩石(特に磁気を含んだ火成岩など)が圧電効果(ピエゾ効果)を起こし、微弱な電磁波や地磁気の歪み(磁気異常)が発生することが分かっています。

スマートフォンの電波や高圧電線、コンクリート建造物などの人工的な電磁波に囲まれて暮らしていると、人間が本来浴びるべき自然界の地磁気(地球のシールド)が遮断・乱され、自律神経の乱れや頭痛、不眠を引き起こすとされ、「地磁気不足症候群」として研究されています。
手長神社のような自然の磁場が強く安定している場所に身を置くと、乱れていた生体リズムが地球本来の周波数(シューマン共振など)と同調。
これにより、身体の環境を一定に保とうとするホメオスタシス(生体の自動調節機能)が正常に働きだし、深いリラクゼーション効果や免疫力の向上がもたらされるとか。
手長神社が鎮座する茶臼山は、そのエネルギーが山脈から諏訪湖へと流れ込む、いわば「気の通り道(龍脈)」の拠点にあたるそうです。

数千年前の縄文時代。
大地のエネルギー(磁場)によって心身が癒やされ、直感が冴え渡るこの場所は、集落の重要な決断(狩猟の豊凶を占う、天災を予知するなど)を行う神聖な場として機能していました。
鎌倉時代。
諏訪地域が政治的な理由から「上桑原」と「下桑原」の2つに分割されるという、地域にとって最大の転換期を迎えます。
下った安土桃山時代から江戸時代。
近くに「高島城」が築城され、手長神社の役割は「軍事・風水的な要塞」へと進化します。
高島城から見て、手長神社は鬼門(北東)に位置しており、歴代の諏訪藩主は断層帯のエネルギーが集中する丘に改めて社殿を整備し、城側(南西)を睨みつけるように向きを固定しました。
その点から、現代においても不浄なエネルギーや災難を跳ね返す場所として機能しており、厄除けのご利益があるとされています。
手摩乳命(てなづちのみこと)について
◆神話ではなく歴史としての視点
歴史や神話の学術的な研究においては、彼らが泣いていたことには別の意味があるとされています。
夫の足名椎(あしなづち=脚摩乳命)と、妻の手名椎(てなづち=手摩乳命)は、出雲の土地の「土着の神(先住民族)」でした。神話で彼らが泣き、スサノオに娘(くしなだひめ=田んぼの神)を差し出す一連の流れは、「新しくやってきた強力な勢力(スサノオ)に、土地の支配権を平和的に譲り渡した」という歴史的背景を象徴していると言われています。
ヤマタノオロチは「毎年のように氾濫する暴れ川(洪水)」の象徴とされています。手摩乳命たちが泣いていた姿は、大自然の脅威を前にしてなす術のない、古代の人間の無力さと悲しみそのものを表しています。
- 別名
手長彦神(てながひこのかみ)※手摩乳命(てなづち) - 諏訪での役割
諏訪大社の神・建御名方神(たけみなかたのかみ)に仕える神
ただし、建御名方神が諏訪にやってくる前から、この土地で独自に信仰されていた古社(土着)の神である - 日本神話でのつながり
ヤマタノオロチ退治の神話に登場する「奇稲田姫(くしなだひめ)」の母神
諏訪大社の神・建御名方神から見ると自身のルーツ(先祖)にあたる女神 - 足長神社との夫婦関係
同じ諏訪市内には、奇稲田姫の父神(脚摩乳命)を祀る「足長神社」があり、二社で夫婦神を構成している
◆神話ではなく歴史としての視点
歴史や神話の学術的な研究においては、彼らが泣いていたことには別の意味があるとされています。
夫の足名椎(あしなづち=脚摩乳命)と、妻の手名椎(てなづち=手摩乳命)は、出雲の土地の「土着の神(先住民族)」でした。神話で彼らが泣き、スサノオに娘(くしなだひめ=田んぼの神)を差し出す一連の流れは、「新しくやってきた強力な勢力(スサノオ)に、土地の支配権を平和的に譲り渡した」という歴史的背景を象徴していると言われています。
ヤマタノオロチは「毎年のように氾濫する暴れ川(洪水)」の象徴とされています。手摩乳命たちが泣いていた姿は、大自然の脅威を前にしてなす術のない、古代の人間の無力さと悲しみそのものを表しています。

手長彦神(てながひこのかみ)の娘である「奇稲田姫(くしなだひめ)」は、ヤマタノオロチ退治のヒロインであり、スサノオノミコトの妻になった女神。ヤマタノオロチからスサノオに救われ、日本初の和歌で愛を誓われ、やがて諏訪の神へと繋がる母神です。
手長神社のご利益は、龍脈による「直感力向上」、鬼門の要塞による「厄除け」、そして「良縁・夫婦円満・子宝」ですが、この「良縁・夫婦円満・子宝」は、奇稲田姫のその後の物語と、彼女を愛し、その子孫を諏訪の地で支え続けた母神・手長彦神(手摩乳命)の深い愛情がベースになっているそうです。

上諏訪駅から徒歩で向かうとこの階段を上らなくてはなりません。

しかし汗だくになりたくないので駅でレンタサイクルを借りました。
電動なので楽々駐車場まで登れます。


水が潤沢に流れている手水舎。

鉢の外に排水機能がなさそうなので手にかける水は鉢の中に流すっぽい。

いつも通り水晶のブレスレットも洗っておきました。
もはや手の一部。

ここからは階段を上ります。
と言っても数十段程度ですが。

新緑が目に優しい。

階段を上った先にある階段。

御柱が経っていました。
こちらは弐の柱。

本殿に向かって右手に壱の柱があります。

この柱がめちゃくちゃカッコいい。
ねじれが優美に感じます。

「縁結びの大ケヤキ」
地上約10メートルの高さで2本の欅が途中で合体している不思議な巨木。
良縁の象徴とされています。

中央の階段を上った先にある拝殿。
1788年に立川流の初代棟梁・立川和四郎富棟によって建てられたもの。
諏訪市指定有形文化財

彫刻が凄い。

龍が彫られている木の色が黒っぽいのですが、樹種が違うのかな。

左右片拝殿(さゆうかたはいでん)
諏訪市指定有形文化財
祈祷を依頼する際に参拝者が座る場所。
(椅子が出されます)

左右片拝殿を正面から見た姿。
※拝殿を挟んで左右に同様の建物があります。

彌榮神社(いやさかじんじゃ)
手長神社の「旧本殿」を移築した建物です。
諏訪市指定有形文化財
1709年に大隅流の名工・伊藤庄左衛門によって建てられたもの。
手前に小さな御柱が建っている祠が
「御頭御社宮司社(おんとうみしゃぐじしゃ)」と思われます。
土着信仰「ミシャグジ信仰」のお社です。

蜂という張り紙をチラ見して迂回。

「延命杉(えんめいすぎ)」
樹齢約500年、幹周約5メートルの杉の巨木。

木の先端を仰ぎながら心穏やかに3回深く息を吸うと寿命が延びるそうで、
境内屈指のパワースポットだそうです。

3回深呼吸してみる。

左側から拝殿を眺める。

左側から見た延命杉。

左側に位置する左右片拝殿。

左右片拝殿前に手水鉢がありました。

回廊(かいろう)
拝殿の左側から伸びる屋根付きの渡り廊下。

廻廊の奥は山。
熊対策なのか雑草が刈られて整備されていました。

廻廊は社務所に続く階段となっています。

境内から諏訪湖を眺める。

社務所まで降りてきました。右側が社務所。

御朱印は全種類頂きました。
近年めちゃくちゃ気になっているのが「ミシャグジ信仰」。
御頭御社宮司総社のある場所に特に魅かれるものがあるのですが、その理由を知りたくてチマチマと調べているところです。奥が深すぎて入口を彷徨っている程度ですが、入口だけでもかなり興味深い内容です。
ミシャグジ(御社宮司・御左口神・御射宮司など様々な字を当てます)は、日本の信仰の中でも特に謎が多い存在で、とりわけ諏訪地方では、単なる「神様」ではなく土地そのものに宿る力として受け止められてきました。
「人格を持った神」というより、「この土地に確かにある力」に近い存在だと思われます。
ミシャグジがどのような存在なのかはかかりませんが、個人的に魅かれる理由は磁場にあると考えています。糸魚川―静岡構造線(糸静線)や地質環境が人の感覚に影響を与えるのではないか。人間が特定の土地の磁場を感じ取り、惹かれるのではないか、と。
御頭御社宮司総社に魅かれる理由を知りたくて、今回は手長神社に行ってみましたが、エネルギーに差があると感じました。手長神社はとても良い神社ですが、御頭御社宮司総社とは明らかに違います。
整った場所が手長神社だとすると、御頭御社宮司総社はもっと荒々しく身体や思考の芯を揺さぶられる感じがする。
自分に合っているというか、強烈に魅了されるのは御頭御社宮司総社だと改めて感じました。
次回はそちらを再訪しようと思っています。
◆参考

【手長神社(てながじんじゃ)】
長野県諏訪市上諏訪茶臼山9556
(JR中央本線 上諏訪駅より徒歩15分)
主祭神:手摩乳命(てなづちのみこと)
https://www.lcv.ne.jp/~tenaga/index.html

































































































































































































