sava!

興味あるものを 興味ある人に。

私は諦めを敵とする。 私の日々の努力は実にこの諦めと闘うことである。 (北条民雄)

建築物

台東区谷中『谷中岡埜栄泉』のレアなおはぎを買いに行く。

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上野に来たなら『谷中岡埜栄泉』に寄らねばと考え、

谷中方面に歩みを進めました。

上野公園も混雑気味でしたが谷中はそれ以上に車が渋滞中。

なかなか向かい側に渡れない。

お店で訊いたら昨日はもっと混んでいたんだそうです。

「だいたい春のお彼岸は中日が混むんだけれど」とのことですが

暖かくていい天気なので今日にしたのかも? わからんけど。

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そんなお彼岸の期間だけ並ぶのが「おはぎ」です。

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今日は(今年は?)きな粉が無いみたい。

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選べないので一種類ずつ購入しちゃいました。

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賞味期限は当日中。

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豆大福は安定の美味しさです。

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おはぎも柔らかくて美味しい。

双方出来立てだから柔らかく、

豆大福は程よい塩味があるのでとても食べやすいです。

一番好きな豆大福&おはぎかもしれん。

値上がりしたとはいえ、おはぎも良心的な価格だと感じます。

ショーケースの大きさの割に取扱商品が少ないのだけれど

集中して作ってます感があり、ワタクシは好きです。

オススメです。




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【谷中岡埜栄泉(やなかおかのえいせん)】

東京都台東区谷中6-1-26
営業時間 9:30~17:00頃
定休日:月曜、水曜
https://www.yanaka-okanoeisen.jp/
https://www.facebook.com/yanakaokanoeisen/


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東京国立博物館でとてもキュートな像(たぶん未来の重文)に出会う。

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近くに来たから寄っちゃえってことでトーハクに向かいました。

元旦にメンバーズパスを入手したもんで本当に気軽な気分で立ち寄っております。

素晴らしき哉、メンバーズパス。

今日も本館前は中尊寺の企画展に入る人で長蛇の列ができておりましたが、

メンパスは常設展オンリーなので一階の奥から平成館へ向かいます。

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本館正面の大階段。トーハクといえばここ! というスポットです。

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その大階段を使った初音ミクとのコラボらしきもの。
(横の説明を読んでいないのでこんなコメントになってます)

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フィギュアもありました。

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今日の目的地はここ。
最近のお気に入り展示室です。

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そして心を鷲掴みされた展示がこれ!

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押出蔵王権現像
奈良県天川村 大峯山頂遺跡出土
像高15.2cm
この蔵王権現は、銅板をたたいて立体的に像を打ち出し、鏨(たがね)などの工具で模様を彫ってつくられています。今も一部に残っていますが、もともとは全体に鍍金(めっき)が施されていました。髪と衣に小さな丸い穴が2か所あけられています。円形の銅板に鋲で留めて、お寺の堂内などにかけた懸仏(かけぼとけ)の一部であったのかもしれません。
蔵王権現は、人々を救済し、魔物を降伏させるために現れた仏のすがたと考えられています。一般的には、逆立つ髪の毛、怒りのまなざし、口の両端から牙をのぞかせた姿で表され、その背後には火炎が燃え盛ります。また、右手には密教法具である三鈷杵(さんこしょ)を握り、左手は刀印(とういん)とよばれる印(いん)を結んで腰を押さえます。さらに右足は大きく大地を蹴り上げ、左足は大きな石を踏みつけています。
出典:https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/487168

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顔の大きさがコミカルさを醸し出すよう要因かも。
ってか誰かに似ている。

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日本で最も有名な土偶と言える「遮光器土偶」。
今まで発見されている土偶の殆どが意図的に壊されているそうです。
だからこの土偶の欠損部分もそうなのかも。

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教科書では見ない(のではないかと思う)うしろ姿。

土偶も埴輪も謎だらけで妄想が掻き立てられますね。

どんな意味があるんだろう? とか。

気になるのは手の短さ。

なんでこんなに手が短いんですかね。

それはそうと毎度思うのですが、

展示品の脇にQRコードででも良いので

発掘された時の写真が見られると想像し易くて助かるんだけど。

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3月31日までの体験展示コーナー。

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手を上げたりして指示を出すと映像を動かすことができます。

こういうデジタルと融合した展示が可能なら

そういう展示も出来そうな気がするんだけれども。

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こちらは上野公園。

ちょこっと博物館に立ち寄るのに便利なメンパス。

今年買って一番良いと感じているものかもしれません。

今後もちょくちょく考古展示室を覗きに行くつもりですが、

その前に書物などで勉強しないとと思ってはいるのだけれど、

手っ取り早くYouTubeを見てみたり。



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【東京国立博物館】

東京都台東区上野公園13-9
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30迄)
https://www.tnm.jp/
https://www.instagram.com/tnm_pr/


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神奈川県中郡大磯町『旧木下家別邸(大磯迎賓舘)』の外観だけ観賞。

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大磯駅から直ぐの場所にある国登録有形文化財の旧木下家別邸。

大正元年(1912年)に貿易商木下建平氏の別荘として建築された洋館で、

国産材でつくられた住宅では国内最古のものと考えられているそうです。

敷地の形が三角形になっていることから、地元の人に三角屋敷と呼ばれているとか。

現在は大磯町が所有し、イタリア料理店として民間企業に貸し出されています。

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景観重要建造物、国登録有形文化財
関東大震災でも倒壊しなかった数少ない建築物です。

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坂下から見るとこんな感じ。

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高台側はこんな感じ。
城の石垣のように湾曲になっている法面が面白い。

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木造地上2階一部地下1階建
スレート葺、枠組壁工法
イギリス下見板張り塗装仕上げ

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ランチは予約が望ましいのかも。
食後だったので食事利用する気にならず
建物内にも入っていないのだけれど。
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次回は建物内に入るため見学予約をするか、
ランチ利用をしてみようと思います。

高台にあるので建物内から海が見えるらしいです。

今日のように天気の良い日は良いロケーションなのではないかと。

ランチ利用しなかったのは惜しかったかも。




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【旧木下家別邸(大磯迎賓舘)】

神奈川県中郡大磯町大磯1007
https://www.oisogeihinkan.com/


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静岡県静岡市『旅籠和泉屋』という国登録有形文化財が興味深い。

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天保年間(1830年~1844年)に建てられ、安政大地震でも倒壊しなかったという東海道十五番目の宿場町「蒲原」の上旅籠(じょうはたご)和泉屋。

現在は、左側4間が個人の住宅、右側2間弱がお休み処として公開されています。お休み処はNPO法人により、藍染・草木染・機織・銀細工・クレイフラワーなどのイベントも行われているようです。

お休み処は伝承によると天保年間に建てられたもので、江戸時代には本陣の向かいの旅籠「和泉屋」として利用されていました。現在でも看板かけや2階の手すりは天保年間当時のままのもの。江戸時代の雰囲気を感じさせる建物です。
平成18年に国の登録有形文化財に指定されました。

出典:https://www.city.shizuoka.lg.jp/s3478/s005265.html

お休み処ならば内部が見学できるだろうと思っていたのですが、期せずしてその隣の個人宅になっている建物の一部を見学することになりました。

建物の外観を見ていたら「寄っていきませんか?」と中から声をかけて頂いたからです。

こちらは「鈴木家住宅店舗兼主屋」として国登録有形文化財に指定されています。

個人宅との認識があったので声掛けの意味が一瞬分からなかったのですが、声掛けの理由を聞こうと近付いたところ中に入るよう促され、すぐに建物について説明し始めてくださいました。

なんというか、とても驚きました。

調べてみたら、つい最近まで煙草屋を商っておられたようです。



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ワタクシよりも年上の娘さんから説明を受けていたのですが、
奥から娘さんのお父さんが出てこられてからはお二方による二重音声で説明を受けました。

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宮大工が建てたという建物で、こんなところにその片鱗が見られます。

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説明書きが貼ってあるのだけれど、読んでいる暇がない。

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かなり立派な梁なので、二階でワタクシがどすどす歩いても大丈夫そうです。

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家紋が入った漆喰飾りにお父さんがランプを付けたんだとか。
三つ藤巴紋入りの漆喰飾りは神奈川から持ってきた人が居ると仰っていたような…。

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文化財プレートが置いてあるなと思っていたら、
お父さんから「持ってみて」と渡されました。
初めて文化財プレートを持ったよ!
ずっしりと重い! いろんな意味で重い!

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看板などが置いてあるところに和泉屋(旅籠)の文字が見えます。
近代に作られた灯篭看板の上の部分かな?

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奥から取り出したという蒲原塗(古代塗)のお重やお盆が展示してありました。

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こちらは煙草屋時代のカウンター。
側面がタイル張りになっています。

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お父さんがベンチを避けてくれました。

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外から撮った方が良いということで開口部も開けてくれたりもして。
モダンな意匠のタイル張りですねぇ。

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これまた最近見つけたという木札も取り出して持ってきてくれました。

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昔の木札だそうで、お言葉に甘えて撮らせて頂きました。

「蒲原の職人が東京タワーを塗った」と娘さんが仰っていましたが、調べてみると清水区蒲原(旧蒲原町)は「鋼橋塗装発祥の地」といわれ、鉄塔の塗装を専門とする鋼橋塗装の職人を多く輩出した地なんだとか。

ここで文化財(建造物)の課題について考えさせられることになりました。
住み続ける労力とでも申しましょうか。

三和土からの臭気とカビについての悩みも伺ったのですが、回答できる知識が無かったため、請われた訳ではないけれど課題として持ち帰り、知り合いの専門家たちに訊いてみようと思っています。
フィードバックできるかなぁ。

体感的には長時間滞在させて頂いたため、蒲原といえばココというほど記憶に強く刻まれました。
いつか再訪したいと思っています。

その頃には文化財プレートはどこかに嵌め込まれているかもなぁ。

皆さん、どうぞお元気で!

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【鈴木家住宅店舗兼主屋(旅籠和泉屋)】
注:左側は通常非公開

【お休み処(旅籠和泉屋)】注:右側の暖簾がかかった間口分のみ
静岡県静岡市清水区蒲原三丁目25-3
開館時間 [3月~10月]9:30~16:30,[11月~2月]9:30~16:00
休館日:月曜、祝日の翌平日、年末年始(12月26日~1月5日)
入館料:無料


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静岡県静岡市『旧五十嵐歯科医院』という国登録有形文化財がゴージャス過ぎる。【その弐】

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その壱】からのつづき。

急な階段を上って振り向くと、離れが見えます。通路は階段の上になるスリリングなこの部屋は、子供部屋として使われていたそうです。(トイレに行くのも決死の覚悟がいるやん)
そんな部屋から2階の見学はスタートしました。

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この子供部屋は「離れ」になるそうです。

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2階から庭を見下ろす。

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階段直ぐのところにある客間。
その設えに圧倒されます。

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欄間に富士山が見えます。この奥が貴賓の待合室になります。

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花鳥風月が描かれた豪華な襖。

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押入れの襖。

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ゴージャスな芭蕉布が貼ってありますね。

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西側座敷の全体図を撮り忘れていました。
田中光顕に関する書を見ていて忘れた気がする。

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こちらは待合室だったようです。

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手書きの説明がなんかイイ。

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診察室。

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診察室はガラス窓を多用しているためかなり明るい。

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診察室の床はリノリウムで、かなり劣化しててました。

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診察室の電気系統。

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診察室の奥にある技巧室。

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器具や歯のサンプルが置いてあり、昔の学校の理科実験教室を思い出しました。
(そこに歯があったわけではなく雰囲気だけ)

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明細書などの未使用伝票類も展示してありました。

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歯の模型は紙でできているのかな?

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待合室から見た診察室。

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廊下に展示してあった蒲原塗。

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蒲原塗ってなかなか華やかなものなんですねぇ。

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ゲストハウスのある歯科医院ってのも凄い。

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2階から庭を見下ろす。左の窓があるところが離れ(子供部屋)。

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2階から浴室(煙突があるところ)を見下ろす。

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1階玄関土間に置いてあったお土産品。
こんなに日差しを受けて大丈夫かしらと気になってみたり。

総じて見応えのある建物でした。見どころが多すぎて写真を撮り忘れた箇所も多いです。
特に貴賓室が見どころだったのに撮り忘れるとは…。

また、撮ったけれどどの部屋のものだった忘れたものもありました。

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多分2階の欄間。

使用していた備品が置いてあるため、当時の様子が想像し易かったです。と言っても、想像の域を出ませんが。(ちょいちょい写真が置いてあるのも参考になります)

蛇足ですが、「かえるの庭」で勧めて頂かなければ立ち寄らなかったのではないかと思います。地図に出てこなかったもんで。おかげさまで良い観光ができました。

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駅に向かう途中、蒲原城跡に向かう道の角に案内がありました。

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こちら側から来ていたら気づいたのかも?

蛇足の二本目。

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文化財プレートは玄関わきにありました。
(影はワタクシ)


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【旧五十嵐歯科医院】

静岡県静岡市清水区蒲原三丁目23-3
開館時間 [3月~10月]9:30~16:30,[11月~2月]9:30~16:00
休館日:月曜、祝日の翌平日、年末年始(12月26日~1月5日)
入館料:無料
https://www.city.shizuoka.lg.jp/s3478/s005264.html


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静岡県静岡市『旧五十嵐歯科医院』という国登録有形文化財がゴージャス過ぎる。【その壱】

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かえるの庭で教えて頂いた登録有形文化財(建造物)を見学するべく旧東海道に面した『旧五十嵐歯科医院』にやって参りました。
遠目から見てもガラス窓が多く、公共の建築物かなと感じる外観です。

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ここは大正3年(1914年)頃に竣工された洋風建築で、増築を繰り返して現在の姿になっています。
設計は設計は地元の大工、吉田源吉とされるそうです。

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二度の増築でも外観に違和感が無いところが良いですね。

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歯科診察室は2階になり患者さんはここから2階に上がっていたそうです。
階段の右側は通り土間になっていて炊事場などに通じています。

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期せずして各部屋に雛人形が飾ってある時期の見学になりました。

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電話室がある珍しい部屋なのですが、
それを撮らずに天袋の木目の素晴らしさに目が行ってしまいました。

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電話室の扉に貼ってあった昭和50年のガス料金早見表。

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中の間にある金庫。内部は気密性のある桐の箪笥。
鉄製の金庫で重量を支えるために土台はコンクリート造。
金庫の上には立派な神棚があります。

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雛飾りに目が行きがちですが、各室の欄間が凝っていて必見です。

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奥座敷のが豪華で欄間も凄い。
部屋を仕切る襖が取り外されているので全体的に明るい空間になっております。

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天袋は金色だし。

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1階の欄間は近江八景が彫られています。

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庭側から眺めた座敷の欄間。

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天井板も立派。厚みもありそう。

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座敷からお勝手側を見る。
普段はガラス戸で仕切られているのかも。

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正面の食器棚の中はこんな感じ。

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食器棚が置いてある付近の電気コンセントは陶製でした。

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お勝手側から家族用の階段を見る。
この階段は急勾配な上に手すりが無く、かなり怖かったです。

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ちなみにここで珈琲が飲めるらしい。

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通り土間からお勝手へ。

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さっき室内に冷蔵庫があったので、これで二台目ですね。
(お金あるなぁ~)

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豪華な竈。

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水道は水だけっぽい。

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正面が風呂場です。

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風呂場の外に薪をくべるところがあるので五右衛門風呂だったんでしょうね。

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火の用心と書かれたこれは何だろう?

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屋内に戻って通り土間から玄関方向を見る。

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土間には排水口らしきものがありました。

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庭にあるポンプ小屋。

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庭の奥には蔵が三つ並んでいます。

ちなみに建物は五十嵐氏からの寄贈後、蒲原町で耐震補強工事を行っています。
合併により現在の管理は静岡市が担当しているようです。


その弐】につづく。


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【旧五十嵐歯科医院】

静岡県静岡市清水区蒲原三丁目23-3
開館時間 [3月~10月]9:30~16:30,[11月~2月]9:30~16:00
休館日:月曜、祝日の翌平日、年末年始(12月26日~1月5日)
入館料:無料
https://www.city.shizuoka.lg.jp/s3478/s005264.html


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静岡県静岡市『かえるの庭(旧岩邊邸)』という国登録有形文化財の庭。

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パンカフェ『かえるの庭(旧岩邊邸』からチラリと庭が見えたので、

帰り際に見学したい旨を伝えてみたところ、

庭は裏に抜けられるようになっているそうで

そこから次の目的地までの道順を教えてくれました。

ということで、堂々と? 庭を抜けることに。

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カフェから見える庭。

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なまこ壁の建物が奥へと続いていて、それに沿って庭があります。

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なまこ壁と現代のアルミサッシが混合している建物でした。

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庭の立派な松。

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池の苔生した鉢。

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冬なので雑多な印象を受ける庭ですが、
春はきっと色づくのだろうと想像されます。

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井戸が見えますね。

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井戸は今も使われているのかも。桶が格好いい。

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庭を抜けると駐車場がありました。
植え込みに石碑があるのだけれど判別できず。
でも気になりました。

庭については以下の説明を読んで気になっておりました。

どの辺がどう影響を受けたのかは青山荘を見ないと分からないのですが、

青山荘は現在非公開となっているため個人的な謎のまま終わりそうです。

庭園は、田中光顕の別荘(青山荘)の庭の影響を受けて造園されたことがうかがえます。



田中光顕(たなかみつあき)といえば、

個人的には武勲云々よりも昭和天皇に側室をすすめた人物のイメージが強いです。

人となりがよく分からない(興味がわかないので覚えられない)ので、

田中光顕の別邸だった現・小田原文学館を見学に行ってみようと思います。



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【かえるの庭】
旧岩邊邸:国登録有形文化財

静岡県静岡市清水区蒲原新田1-17-26
営業時間 8:00~13:30
https://www.instagram.com/kaeru.no.niwa/
https://sites.google.com/view/kaerunoniwa/home


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静岡県静岡市『かえるの庭』という国登録有形文化財を利活用した小洒落たパンカフェ。

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煙突の煙が雰囲気があっていい感じ。

古民家カフェの利点は経年劣化すら絵になるところだと思う。

新蒲原駅から約10分歩いたところにある旧岩邊邸は

安政5年(1858年)に建てられた国登録有形文化財。

主屋は旧蒲原宿の街道に面した切妻造桟瓦葺の平屋建で、

外国人旅行者向けのJTB東海道アドベンチャーツアーの立ち寄り処を経て

昨年1月13日にパンカフェ『かえるの庭』としてオープンしました。

築166年の主屋の奥にパン工房があり、

そこで焼かれたパンがカフェで味わえるというスタイル。

文化財の建物からの視覚、カフェメニューの味覚、

そして工房で焼かれたパンに囲炉裏で焼き目を入れるという体験。

そんなワクワク体験が来る人を惹きつけて止まないのではないかと。

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口六間の町家のビジュアルからは想像できないほど主屋内部は広々とした空間です。

靴を脱ぐ習慣のない外国人相手ゆえにタイル敷にされた土間を通し、

奥に向かって部屋が並んでいます。

本日の青春18きっぷの旅はここを目的にして早朝の新蒲原駅に降り立ちました。

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存在を知らないと通り過ぎてしまいそうにひっそりとある看板。

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玄関左手の座敷。
使用木材の豪華さに圧倒されます。

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玄関左手の座敷にある文化財プレート。

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玄関の右側の座敷には雛飾りがありました。

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タイル張りの土間。
こんな土間を初めて見ました。

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トップの写真にある煙突の煙はここからのものっぽい。
暖炉は現代の物ですがいい雰囲気を醸し出しています。

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床の雰囲気に合わせてレジカウンターもタイル張りになっています。

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クリックで拡大すると分かるのですが、
タイル端の処理も凝っています。

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土間の上の梁。
防汚対策なのか、漆喰の壁に塗料が塗られているように見えます。
昭和30年代の外国人立ち寄り処時代の改修かも。

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通されたのは奥の部屋。
カフェ用の家具も建物にあった雰囲気になっています。(お高そう)

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リノベーションされて天井が高いのに寒くないのは床暖房だからかも。

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ランチは完全予約制ですが、朝のカフェ利用は予約受付なし。
トッピングを付けても千円以下ってところに驚く。

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パンが並んだ棚から好きなパンを2つ選んで囲炉裏で焼きます。

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この時のパンのラインナップはこんな感じ。

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パンはこまめに追加されていました。

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囲炉裏の天井部分はこんな感じ。

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苺のパンと紅茶のパンを選んでみました。

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建物に見惚れていたらちょっと焦げた。

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パンを救出。

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凄くないですか? 障子戸のここ。角竹ですよ?

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絶妙なタイミングで運ばれて来ていたスープ。

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汁気よりも具が多い、正に具沢山なスープ。

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ジャムは追加注文しておりました。
まさか苺のパンを選ぶとは思っていなかったもんで。

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ちょい焦げ面を見せずに撮っておく。

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はぁ~、ずーっと見ていられる梁だわ~。

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インテリアにも拘っていそうです。
襖紙を見てもそう思う。

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飲み物は和紅茶か珈琲を選べます。こちらは珈琲。

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お会計後にオーナーさんに話を伺いながらパシャリ。
とにかく梁が凄すぎて撮らずにはいられない。

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玄関に向かって撮ってみた。

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庭に抜ける出入り口の床もタイル張り。なんだか懐かしい系。

ここで「一見の価値あり」という近場の文化財を教えて頂いたので、

庭を拝見してからそちらに向かいます。

写真が多くなりそうなので庭写真と総括は別途。




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【かえるの庭】
旧岩邊邸:国登録有形文化財

静岡県静岡市清水区蒲原新田1-17-26
営業時間 8:00~13:30
※11時半からのランチは事前予約制,前日17時までに申し込み
定休日:月曜~木曜
※au PAYが使えます(その他NFCモバイル決済可)
https://www.instagram.com/kaeru.no.niwa/
https://sites.google.com/view/kaerunoniwa/home


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静岡県三島市『三島市立公園 楽寿園』にある小浜池の水が殆ど無くて驚いた。

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楽寿園は三浦駅前にある市立公園(&プチ動物園)です。

前は通るのに立ち寄ったことが無い『三島市立公園 楽寿園』。

今回初めて中に入ってみました。

入った理由は門から見えた馬酔木の花が綺麗だったことと、

ここを抜ければ駅前に出ると知ったから。

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馬酔木は満開です。

前情報なく入ったもんで、駅に近い場所に小さな動物園があったのには驚きました。

かつては象やキリンが居たそうです。

昭和レトロな遊器具なんかもあったりして、なんだか妙に和みました。

現在の楽寿園のある場所は古くは小浜山と呼ばれ、愛染院(三嶋大社別当。安政の大地震により全壊後本格的には再建されず、明治初期の神仏分離令により廃寺)、浅間神社、広瀬神社の社寺域であった。
1890年(明治23年)、この場所に小松宮彰仁親王の別邸が造営された。彰仁親王の没後、1911年(明治44年)に韓国王世子である李垠の別邸となり、昌徳宮と呼ばれた。
1927年(昭和2年)、昌徳宮は伊豆半島出身の資産家である緒明圭造へ売却された。1952年(昭和27年)には敷地を三島市が購入し、同年7月15日から三島市立の公園として一般公開された。

李垠(り・ぎん)の別邸だったとは初めて知りました。

三浦市にも滞在したことがあったんですね。

方子女王と結婚が1920年(大正9年)だから、

独身時代に滞在していたってことなのかな?

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三島溶岩はこの公園まで流れ込んでいたんですね。

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楽寿館と小浜池(こはまがいけ)。

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水位が異様に低い。
渇水寸前という気配。

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藤棚の先は池なので(よく分からないとは思いますが)高低差があります。

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この石橋も高さは相当あるんです。
(高所恐怖症なのに写真を撮りたくて渡った)

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鞍馬石(くらまいし)製の灯篭。
京都の鞍馬石は現在は採取が禁止されている幻の銘石です。
京都のものは本鞍馬とも呼ばれています。
分類は閃緑岩。濃い茶褐色なので緑が映えます。

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楽寿館は明治23年に小松宮彰仁親王の別邸として建てられました。
邸内の襖絵・杉板戸絵・天井画等は静岡県指定の文化財になっています。
一日6回見学ツアーあり。館内撮影禁止。

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建物は市の文化財に指定されています。

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楽寿館は来客時に使用する建物なので凝った造りになっているそうです。

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時間が合わないので館内ツアー参加は諦めました。

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これだけガラスが使われているなら館内は明るいんでしょうね。

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梅御殿は一般非公開。

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住居として使われていたそうで、
ここにあった杉戸絵は三島市民文化会館に収蔵保管されています。

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この建物の主であった小松宮彰仁親王の姿は、
上野公園の騎馬像で見ることができます。


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高台にあるので見晴らしがいいんだろうなぁ。

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梅御殿の門を引いて眺める。

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園内の桜はすでに葉桜になっております。

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メリーゴーランドがある公園に出ました。
誰も乗ってない。

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のりもの広場。
自販機のある辺りにコイン式の遊具があるようです。

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爆睡しているどうぶつ広場のミニブタ。

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マーラの「かい」と「カステラ」。
見分けが付かない。

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園内図はこんな感じ。
最短ルートでここまで来たので池の周囲は巡って居りません。

小浜池の水位が気になったので駅の観光案内所で訊いてみたところ

満水になるのは6月頃なんだそうです。

富士山の雪解け水が流れて来ないと水が溜まらないっぽい。

過去の同月水位を見たところ、かなり変動するものだと分かりました。

満水時に池側から楽寿館を撮ってみたいので、

夏ごろに再訪できたらいいな。

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【三島市立公園 楽寿園】

静岡県三島市一番町19-3
開園時間 [4月~10月] 9:00~17:00(最終入園16:30)
[11月~3月] 9:00~16:30(最終入園16:00)
休園日:月曜(祝日・振替休日の場合は翌火曜休園)、年末年始
入園料:300円(現金のみ)
https://www.city.mishima.shizuoka.jp/rakujyu/
https://www.instagram.com/rakujyu_mishima/


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静岡県三島市『kudo菓子工房』がやっぱり好き過ぎて焼菓子を大人買い。

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前回立ち寄って心を鷲掴みされたのが『kudo菓子工房』。

昭和時代の建物をリノベーションして使っているのですが、

一周回ってオシャレに見えるという不思議。

スタッフの皆さんが上品な佇まいで、その点でも良いなと思ってます。



今回の三島旅はここも目当ての一つ。

保冷バッグと保冷剤持参の気合い満々でお店に向かいました。

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入口のドアは木製。
丁寧に扱わなきゃ感が良いと思える。

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外にあるベンチも昭和レトロ。
手前の錆びた椅子は飾りなんだと分かりやすくて良い。

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この木製ショーケースの中の商品が選びきれずに一種類ずつ買い。

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クッキーなども色々あります。

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初めは三種類のうち一つだけ買おうと思っていました。
しかし選びきれず全部買い。

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サブレ グルマンのラッピングが可愛すぎる。

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プリンに心引かれるも、持ち帰れないのでレーズンサンドに日和る。

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ランチを予約していなければ買ってたかも。

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これが今日購入したもの。

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シナモンロール 310円、チョコレートパン 310円。
シナモンロールもチョコレートパンも甘さが丁度良い。

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マドレーヌ 290円、フィナンシェ 290円、ウイークエンド 310円。

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要冷蔵のレーズンサンド @360円

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この見た目がツボだった、サブレグルマン。
ちょっとしたプレゼントに良いかも。

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前述の焼菓子三種。

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レーズンサンドが入っていた袋の封がたぶん猫。

商品を選ぶのがとても楽しいお店です。

楽しすぎてつい買い過ぎてしまうほどに。

でも後悔はない。

だって次にいつここに来るか分からないんだもの。

お店の印象が初回訪問と変わらないので、今後も三島に来ると立ち寄ると思います。

そして次回こそプリン的なものを買って帰るぞ!

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駐車場が無いので徒歩で訪れるのが最適なお店かもしれません。
と、ツーリストは考える。


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【kudo菓子工房】

静岡県三島市中央町4-30
営業時間 10:30~16:00(売切れ次第終了)
定休日:火曜、水曜、木曜、第2・第4月曜
※Suicaが使えます
https://www.instagram.com/kudo_kashi/
https://www.table-kudo.com/


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静岡県三島市『三嶋大社』の目出鯛が気になる。

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『三嶋大社』の目出鯛が気になっています。

もの凄く見られている感じがする。

小脇に抱えると七福神の恵比須さん(オオヤマツミ)気分を味わえそう。

入手して小脇に抱えて帰りたいぐらいです。

直ぐに帰らないので手に入れませんでしたが。

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今回は御朱印も頂きませんでした。

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拝殿の見た目が以前とは異なる気がする。
違うのは左側の立て看板があることかな?

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今回初めて付きましたか、柱の上には御榊が付いているんですね。
どうやって取り換えているんだろう?

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フェンスで覆われているため彫刻群がよく見えません。
彫刻を含んで重要文化財に指定されています。

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兎の毛通しの物語の内容を知りたい。

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社殿彫刻は、当代の名工小沢半兵衛・小沢希道親子とその門弟のほか、後藤芳冶良らによるもの。社殿彫刻としては高い完成度と美術的価値をもちます。

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拝殿左側の脇障子に精緻な彫刻が見えます。

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山幸彦の図(海幸彦・山幸彦の神話より)。

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彫刻は約130年前、現在の社殿造営に当たり、時の神主矢田部式部盛治(やたべしきぶもりはる)が、安政4年(1857)10月16日彫工 後藤芳治良を、安政5年(1858)2月14日彫工小沢半兵衛・同希道を雇い入れ、弟子達と共に従事させた事が、盛治日記に記されている。

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本殿の彫刻。

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圧倒的存在感の目出鯛。
大サイズ以外にもあるのかもしれない。
(でも買うなら大サイズが良いかも)

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こちらも気になった「三嶋駒」。
分厚い絵馬で、持ち帰って飾るもののようです。

彫刻などについてよく知りたいので、

次回は宝物館を見学しようと思っています。

そこで分かるのかは不明ですが。

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樹齢1200年を超えるといわれる三嶋大社の金木犀は
国の天然記念物に指定されています。
学名は薄黄木犀(うすきもくせい)。

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根本がこんな感じなのに葉が生い茂って元気あるなぁ。

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国の天然記念物に指定されたのは1934年(昭和9年)。戦前ですね。

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幹には苔やシダ類が付いているのですが、葉を見ると元気で
樹の底力というか手入れの凄さが見て取れます。

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花は二度咲くらしい。
次回の参拝が秋ならここに立ち寄って香りを嗅いでみたいです。


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【三嶋大社】

静岡県三島市大宮町2-1-5
主祭神:大山祇命、積羽八重事代主神
創建:不詳


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静岡県三島市『三嶋大社』でクスノキの御神木に出会う。

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三島市と言えば『三嶋大社』。

三浦に来るとほぼ毎度立ち寄る場所ですが、

今回初めて神社の脇にある鳥居から境内に向かってみました。

正面からじゃなくていいのかと思わなくはなかったのですが、

犬を散歩している地元の方らしき高齢男性も脇から入っているし

まあいいかと思って。

しかし今回初めて脇から入ったことで御神木に出会うことができました。

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素通りできない存在感!

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樹種はクスノキです。

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樹齢何百年なんだろう?

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通路側から見たビジュアルはこんな感じ。

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圧倒されます。

通路側から見ていただけだと気づかなかったのですが、

後から来た男性がこの樹の反対側で手を合わせていたので

樹の反対側に回ったところ、根元付近に祠がありました。

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この誘導は大変ありがたかったです。

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凄くいい場所に祠があるというか、樹が祠を守っている感があるというか。

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わけもわからずに感動する。

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いろんなものを許容して佇んでいる感がとても良い。

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こんな場所にあります。

巨樹ってただそこにあるだけで感動しますね。

側に寄ると呼吸が楽になる感もある。

リアルでいえば、めっちゃ酸素を出してくれてるんだろうってことで、

スピリチュアルでいえば、パワーを貰える気がする。

今までは参道を進むことしか考えていませんでしたが、

今後は脇道にも注意を払いたいと思います。

そうすることで奥行きができるんだろうなぁ~

旅も、人生も。



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【三嶋大社】

静岡県三島市大宮町2-1-5
主祭神:大山祇命、積羽八重事代主神
創建:不詳


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秋田県秋田市『秋田市立赤れんが郷土館』は旧・秋田銀行本店本館で豪華な内装に秋田の底力を感じる。

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旧秋田銀行本店本館
国指定重要文化財

明治45年(1912年)7月に建てられた旧秋田銀行本店本館。

『秋田市立赤れんが郷土館』はその建物を活用した施設です。

外部設計は当時の秋田県技師である山口直昭。

二階建て煉瓦造で外観はルネッサンス様式。

一階は白いタイル、二階は赤い煉瓦が使われた凝った造り。

一転、内部はバロック様式になっています。

内部設計は内務省技師の星野男三郎によるもの。

戦後、一時的にアメリカ進駐軍や日本銀行秋田支店が利用したそうです。

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入口の屋根は後付けですが雨や雪の日は便利。

建物内に人間国宝の鍛金家である関谷四郎の記念室を併設しており、

別棟? には版画家の勝平得之の作品を展示しているようです(見学せず)。

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見えにくいけれど配置図

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一階営業ホールの壁は白漆喰塗で明るい空間になっています。

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天井の漆喰のモールディングが華やか。

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二階から見下ろすとこんな感じ。

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旧頭取室

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頭取室には岐阜県産の薄雲石と紅縞石で作られた暖炉があります。

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立派なカーテンレールが付いており、
昔はここにカーテンが掛かっていたようです。

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天井も腰壁同様に板張り。
照明器具がある部分は漆喰塗になっています。

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昭和時代に増築された金庫室の腰壁は蛇紋岩風のタイル張り。

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金庫の扉の脇にある小さな扉

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取り出し口なんだろうか?

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金庫の中置いてあった移動式金庫のようなものには
モニターが填まって再利用されていました。

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埼玉県産の寒水石を用いた豪華な階段。

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貴賓室はかなり豪華。
月桂樹のデザインが掛かれている部分は柿渋塗料で仕上げられたクロス張り。

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当時使用していた家具も展示してあります。

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クロスの模様も豪華。
色が鮮やかなので再生されたものかもしれませんが雰囲気は伝わる。

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照明器具は頭取室のそれとは異なる形状です。
電球がむき出しで無い分、落ち着いて見える。

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欅の扉には紫檀や黒檀という銘木で象嵌が施されています。

多用されている木材が温かみある空間に感じさせます。

とても贅沢な造りで、重要文化財に指定されるのも納得。

間違いなく秋田を代表する歴史的建築物だと思われます。

って、他の文化財を見歩いてはいないんだけれども。

4月から入館料が値上がりするそうです。

維持を考えると、210円は安いよなぁ。

銀行建築が見たい時にオススメです。

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【秋田市立赤れんが郷土館】
(旧秋田銀行本店本館)
秋田県秋田市大町3-3-21
(巡回バスぐるる 大町バス停下車)
開館時間 9:30~16:30
休館日:年末年始、展示替え期間(不定期)
入館料:一般210円、高校生以下無料
※秋田市民俗芸能伝承館との共通観覧券あり(260円)
※2024年4月1日から価格変更(値上げ一般310円)

※Suicaやau PAYなどの各種電子マネーが使えます
https://www.city.akita.lg.jp/kanko/kanrenshisetsu/1003617/index.html


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千代田区九段南『御菓子司 寿々木』のきなこあんみつがテレビで紹介されたらしい。

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昭和22年に現在の地に移転して建てられた店舗。


明治29年(1896年)創業の甘味処『御菓子司 寿々木』の営業は平日のみ。

今日は都営まるごときっぷを購入したので九段下から帰ることにしまして、

あんみつと、きなこあんみつをテイクアウトして参りました。

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外から注文し、奥で作っている間は店内で待たせてもらいます。

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右側がきなこあんみつ。
テレビで紹介されたんですね。知らなかった。

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紙袋の中には黒蜜やきな粉、スプーンが入っています。

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あんみつは母に、きなこあんみつはワタクシが食しました。
あんみつ 530円(税別)、きなこあんみつ 530円(税別)。

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初めはパックのまま食べようと思ったものの

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寒天の水切りをしていたら気分が変わり

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ガラス鉢に入れてみました。

できたてだからか白玉が柔らかくて美味しい。

やっぱり好きだなぁと思いました。
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あんみつより、きなこあんみつの方が好きかもしれん。

今日も美味しゅうございました。

再開発の手がいつから入るのか分かりませんが、

休業になる前にちょいちょい買いに来たいと思っています。

今度訊いておこうかな。

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日本武道館の屋根が明るく輝いていました。
上から見てみたいかも。




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【御菓子司 寿々木(すずき)】

東京都千代田区九段南1-4-3
営業時間 11:00~19:00
定休日:土曜、日曜、祝日


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神奈川県小田原市『旧松本剛吉別邸』を見学する。

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市の歴史的風致形成建造物に指定されている『旧松本剛吉別邸』。

ワタクシは、ここを見学するまで松本剛吉を知りませんでした。

すぐそばに小田原文学館(旧田中光顯伯爵別邸本館)があるのですが

天気の良い時の方が見栄えがするだろうと考えて今回はスルーしました。

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松本剛吉は、明治の元勲・山縣有朋と親交の深かった明治・大正期に活躍した政治家です。
建物は、大正12年(1923)頃に建築されたもので、平成28年(2016)3月に本市の歴史的風致形成建造物に指定されました。
主屋と別棟の茶室「雨香亭」、待合等の建物と、築山や水景を伴う庭園で構成されており、主屋は西側に張り出した主座敷の八畳と六畳の次の間から成る座敷があり、お茶と庭園を楽しむことができる数寄屋風書院造となっています。茶室は、六畳間と五畳間から成り、両茶室は竹やなぐり仕上げ等の職人技と施主のこだわりが随所に感じられ、間に設けられた玄関を中心に左右に角度をつけて配置されています。また、広大な庭園内には水景が配置され、山縣有朋ゆかりの古稀庵や皆春荘に通じる特徴があるとされています。

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本邸は関東大震災で全壊したらしい。
この建物は複数の人の手に渡り、今は小田原市が管理しています。

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主屋までのアプローチは石が敷き詰めてあって歩き易い。

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何と書いてあるかワタクシにはわからない石もあったりして。

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主屋の玄関。
沓脱石自体が高すぎるので靴を寄せておくのも一苦労。
沓脱石の前に台があるほどの高さです。

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名栗加工が随所に見られる玄関。

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腰壁も竹をあしらったりして凝った造りになっています。

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山縣有朋邸にあったという座卓。
一枚板の豪華な座卓ですが輪染みがあり使用感に満ち溢れております。

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廊下の天井部分には磨丸太が見えますが、
ベンガラ塗だったのではないかと想像されます。

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トイレの前の廊下天井にある太鼓。
謎です。

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開口部のガラスも昔のままっぽい。

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庭に張り出した六畳の次の間には古い家財道具が置いてありました。

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次の間側のサンルームには庭から見ることを想定しているかのように家具が展示してあります。

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聚楽土に鉄粉を混ぜて塗った土壁(蛍壁)。
錆びが出て和紙の色紙のような模様になっています。

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八畳の主座敷。
磨丸太が床柱に使われています。

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次の間から主座敷を望む欄間は透かし欄間で
節をくり貫いたように見えました。

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幅広の杉板を使った天井。
よく見ると板と板との間も凝った造りになっています。

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蔵が見えますがこちらは非公開っぽい。

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庭から見た主座敷と次の間。

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主屋側面。

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築山にも建物が見えます。行ってないけど。

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こちらが茶室。

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もの凄く気になった箇所。

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茶室の説明はこちら。

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茶室の縁の下には石が敷き詰められています。

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入口を撮り忘れたのが痛恨の極み。
段差が激しくて上るのに四苦八苦していたら忘れた。
こちらは左手の六畳間の板戸(または壁か?)
桟が凝った造りになっています。

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玄関は左側。
六畳間に上がるにも段差があります。

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六畳間から見下ろした玄関前の空間。
玄関から見ると扇状に広がっています。
茶室の形状は上から三枚目の写真参照。

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入口からも見えている水屋。

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五畳間の天井部分。

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六畳間には雛人形が飾ってありました。

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こんな吊るし飾りも。

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庭から見た茶室。
茶席を設けるというよりは密談用の建物だったらしいです。

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庭から見た主屋。
石灯籠がかなり立派です。

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庭の広範囲に落ちていた果実。
これだけの果実が成る大木があるってことかも。

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花梨か?

紅葉の時期は特に綺麗なのだそうです。

その時期に再訪するのも良いかもしれんと思ってみたり。

ちなみに松本剛吉氏については興味が持てそうにもないため

しばらくしたら忘れてしまうかもしれません。

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最後の持ち主は日本橋富沢町で木綿卸商「岡正」を営んでいた岡田正吉だそうです。


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【旧松本剛吉別邸】

神奈川県小田原市南町2-1-27
開館時間 10:00~16:00
※主屋への入室は11:00~15:00
入館料:無料
https://matsumoto-goukichi.com/


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神奈川県小田原市『済生堂薬局小西本店店舗』はそりゃ国登録有形文化財でしょうねと分かる重厚な建物です。

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国登録有形文化財(建造物)

寛永10年(1633年)の江戸時代初期より薬種商を営んできた『小西本店』。

現在の建物は関東大震災で倒壊した大正時代に建てられた店舗の木材を再利用し、

震災後に建て直されており、国登録有形文化財に指定されています。

登録名は『済生堂薬局小西本店店舗』。

小西家は小田原宿の問屋役で名主と町年寄も担っていたようで、

東海道に面した場所にある建物は柱や梁などに欅材を用いており、

店内にある旧店舗写真同様に重厚で風格ある建物からしても、その財力が分かります。

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木造平屋建て寄棟造。
看板は震災でも損傷がほぼ無かったためそのまま使われているそうです。

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文化財プレートは店内の柱の陰に置いてありました。

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天井が高くて広々としているように感じる店内。

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店内からだと文化財プレートはよく見えません。

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「おだわら雛の道中」というイベントで店内に雛人形が飾ってありました。
奥様のおばあ様とおかあ様の人形らしいです。
古いので全てを飾れなくなっているらしい。

薬だけでなく、お店のグッズなども販売しています。

中に入ったのは初めてだけれど、なかなか面白いです。

ここで奥様に小田原のスタンプラリーについて教わったので、

今後、ちまちまと周ってみようかと考え中です。



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【済生堂薬局小西本店店舗】
さいせいどうやっきょくこにしほんてんてんぽ

神奈川県小田原市本町4-2-48
https://www.facebook.com/saiseido.konishi/



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sava!プロフィール

sava

昭和生まれの大阪育ち。数十年前から母の実家の神楽坂エリアに生息。食,日本酒,旅,富山県,文化財(建築物),読書等を好み、当ブログではそれらにオマケ情報も加味しています。それなりの年齢になり、老眼とか更年期とか諸々の不具合も出て参りました。そんな多様な話をチマチマと記す日々です。
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