
[生駒ビルヂング]
昭和5年(1930年)竣工
設計:宗建築事務所(宗 兵蔵の事務所)
生駒時計店の建物として設計された生駒ビルヂングは、昭和5年に竣工されました。
昭和20年3月の大阪大空襲においても戦災を免れた堅牢な建物です。

[時計塔]

アール・デコ様式を取り入れたビルは内部もスゴイのだそうです。

昭和初期に大流行したスクラッチタイルに覆われた外壁。


1階にはイタリアン・バール“イル ・バール・セントラルバンコ”が入っています。

窓の下には石の鷲が並んでいます。

今度はバールにも入ってみたいなぁ。

凄く手の込んだスクラッチタイル。

1983年に外壁改修がされているそうです。
古いビルのタイルの剥落は、通行人にとっても怖いですもんねぇ。

タイルは前面に貼られているように見えます。贅沢ですね。
空襲も、阪神淡路大震災も潜り抜けた昭和初期のビル。
丁寧にお金をかけて造られたものの凄さを感じますね。
災害にも強い文化財って、最高だと思います。
本当に一度、内部を観てみたいもんです。

【生駒ビルヂング】
大阪府大阪市中央区平野町2丁目2-12
旧名称:生駒時計店
地下鉄堺筋線北浜駅6番出口より西に徒歩3分