
以前から気になっていたのが、中禅寺湖畔に鎮座する『日光二荒山神社 中宮祠』。
本社と奥宮との中間にあるお社で、男体山表登山口入口にあたります。
中宮祠にある国指定重要文化財は7棟。
- 本殿
- 拝殿
- 中門
- 掖門及び透塀 2棟
- 鳥居(銅製) - 南口
- 鳥居(銅製) - 登拝口
- (中宮祠の附指定) 銅燈籠 2基

境内には、かなり立派なアカマツの樹があります。
こんな立派なのを初めて見ました。

たぶん社務所?

大己貴命(おおなむちのみこと)は大黒様です。

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分かり易く牛の顔をしています。


鳥居近くにある牛石。
同じ説明書きがある別の石でして、違いが分かりませんでした。

[拝殿]
重要文化財
元禄14年(1701年)造造。
総弁柄(べんがら)塗りです。


「二荒山(ふたらさん)の大神(おおかみ)
守り給え(まもりたまえ)
幸え給え(さきはえたまえ:さきワえたまえ)」
と2回唱えるよう書かれています。


拝殿の奥にあるのが本殿です。
こちらも重要文化財で、元禄14年(1701年)造造


本殿の懸魚(げぎょ)。

蟇股の色が褪せていますね。
これは鳥?

こちらも色褪せていますが、何の花だろう?

この鳥居の先に登山口があります。
登拝門は開山時(5月5日-10月25日)のみ門が開くそうです。


[鳥居]
重要文化財
明和6年(1769年)建立。
基脚に注目です。

天然記念物のイチイの巨樹もありました。
二本あるそうで、樹齢は推定1,100年と1,000年。
二本セットで栃木県指定天然記念物に指定されています。

弁柄が塗られた建造物とそうでないものに明確に分かれております。
やはり左側は社務所なのでしょうね。


軒先に鳥居の意匠が見られますね。

中門から手水舎側を見下ろしてみる。
木々の先が中禅寺湖です。

こちらは階段のある側(正面)の鳥居。


鳥居から階段を見上げてみる。

御朱印は、一番以外は書き置きらしいです。
ゆえに一番のみ頂きました。
とても清涼な空気が流れる境内。
パワースポットだと言われていますが、なんだか納得できます。
もう一度行きたいと思えるお社でした。
日光全体がパワースポットだと思いますが、
その中でもとても「いいな」と思える場所でした。

神社の階段下にバス停があります。
車じゃなくても来られるスポットです。

【日光二荒山神社 中宮祠】
にっこうふたらさんじんじゃちゅうぐうし
栃木県日光市中宮祠2484
時間4月~10月(8:00~17:00),11月~3月(9:00~16:00)
JR・東武日光駅より東武バス湯元温泉行きバス乗車約40分
「二荒山神社前」バス停下車徒歩約1分
主祭神:二荒山大神(大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命の総称)
中宮祠創建:延暦3年(784年)
http://www.futarasan.jp/