sava!

興味あるものを 興味ある人に。

私は諦めを敵とする。 私の日々の努力は実にこの諦めと闘うことである。 (北条民雄)

大谷石

栃木県那須烏山市『島崎酒造』に行ったら「酒蔵まつり」の日だった。

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那須烏山市にある『島崎酒造』は、

江戸時代の1849年(嘉永2年)に初代・島崎彦兵衛が創業。

2代目・熊吉が無類の相撲好きで、酒銘を「東力士(あずまりきし)」と命名し、

今もその銘柄が代表的な日本酒となっています。

本日は青春18きっぷを利用して烏山線に乗り、那須烏山市にやって参りました。

目的は『島崎酒造』のどうくつ酒蔵ですが、

その前に烏山駅付近にあるお店に向かいました。

ふらふら寄り道しつつお店に辿り着いたら、紅白の幕がかかって居りまして、

人がわらわらと集まっていました。

何事!? と思って店内に入ると、どうやら今日は酒蔵まつりの日だったようです。

すごい偶然。

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[平成31年 東力士 酒蔵まつり]
2019年3月16日(土)、17日(日)の二日間。
10時からスタートで、左手のテントで受付し、試飲券を貰います。


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敷地内で、いろんなイベントがあるらしい。

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物販や試飲、飲食やゲームなどのテントがありました。

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試飲券をもらったので、三色の札と引き換え、試飲開始。

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赤・白・黄色の札ごとのテーブルに分かれていて、
それぞれ3種類ずつ試飲ができます。


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「東力士」だけでも味がそれぞれに違い、なかなか面白い試飲でした。

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甘いお酒もありました。

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こちらでも限定酒試飲券と引き換えに試飲ができます。

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限定酒「東力士 純米吟醸 直汲み原酒 夢ささら」。
キリッとした辛口でした。
なみなみと注いで頂き恐縮しました。


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磨いた米の展示もしてあります。
枕の詰め物みたいだ・・・と思ったりして。


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並ぶタンクがとても魅力的。

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「鳥山飲食店によるグルメコーナー」。
メニューは蕎麦だったりします。


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こちらは「古酒BAR」。
どうくつ酒蔵で寝かせた古酒「熟露枯」が味わえるようです。
時間がなくてスルー。


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とてもリーズナブル。

那須岳より湧き出る清流、那珂川の伏流水を仕込み水とした「東力士」。

試飲をした結果、ここでは普通酒がトロッとした甘いノド越しで美味しいと感じました。

しかし今回は日本酒を買わずに、三種類の酒粕の中から大吟醸酒粕を購入。

あとから冷静になって考えれば、普通酒の酒粕を買えば良かったと後悔中です。

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[東力士 大吟醸酒粕 @400円(税込)]

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帰宅後、ひき肉と野菜炒めに入れて食しました。
良い香りだし、美味しかった。

普通酒の酒粕は200円ぐらいだった気がします。

しぼりたてだったし、きっと美味しかったに違いない。

ううう・・・

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バスの整理券を貰っていたので、バスでどうくつ酒蔵に向かいます。
当初の計画では歩く予定でしたが
「結構距離があるよ」と近くのオジサマに止められました。
バスが出るから安心して試飲も出来たし、ラッキーでした。


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【島崎酒造】

栃木県那須烏山市中央1-11-18
(JR烏山線 烏山駅から徒歩10分)
営業時間 9:00~18:00 

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【島崎酒造のどうくつ酒蔵 】
栃木パスポート おもてなし施設⇒未確認
栃木県那須烏山市神長
(JR烏山線 滝駅から徒歩20分)
見学時間 10:00~16:00
(4~11月の土日祝以外は要予約)
見学無料
http://www.azumarikishi.co.jp/


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群馬県桐生市『島田家住宅』は国の登録有形文化財です。

島田家住宅
【島田商店店舗】
大正時代(1912~1925年)
木造2階建、瓦葺。




群馬県桐生市『島田家住宅』。



島田商店旧事務所
島田商店旧石蔵
島田商店旧倉庫
島田商店店舗
島田家住宅主屋
島田家住宅中門
島田家住宅鳥居



の計7つが国登録有形文化財に指定されています。



偶然隣が駐車場になっていたので、サイドから蔵を見ることが出来ました。



でも何れ建物が建つんでしょうなぁ。



今だけの景観なのかも。



島田家住宅
【島田商店旧事務所】
明治時代(1868~1911/1937・1985改造)
後に南側内部を車庫に改修。


島田家住宅
【島田商店旧石蔵】
1937年/1985年改修
石造2階建、瓦葺、建築面積99㎡

商品倉庫だった内部を改修し、越屋根と玄関を付加して歯科医院として営業しています。


島田家住宅
大谷石の外壁がイイ感じ。

島田家住宅
側面から見た蔵。

島田家住宅
大谷石の色がきれいですね。

島田家住宅
熨斗瓦はシンプル。影盛は控えめ。

島田家住宅
青海波模様を成す瓦が、上の写真とは若干違う気も・・・。

島田家住宅
向かい側にある蔵も同じ一族のものなのかな?




島田家住宅
【島田家住宅】

群馬県桐生市巴町1-1121-8
登録有形文化財(建造物)



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栃木県宇都宮市『大谷平和観音』と『大谷寺』と『大谷石採掘跡』。

大谷公園
何処から見てもカエルには見えないと思う「親子かえる」。
じゃあ、何に見えるねんと訊かれても困るけど。

はとバスツアーの二か所目は大谷平和観音。

所要時間30分の見学地です。

近くには大谷寺があるものの、拝観料がかかるのでスルーってことらしいです。

まあ、小さなお寺さんなので、大勢で押しかけられても困りそうですが。

ってことで、炎天下の日中、汗をかきつつ公園内を歩いていたワタクシと甥っ子です。

大谷
駐車場脇にあった石像。
ジブリ映画に出てきそうな感じですね。

大谷寺
これで「おおやまがいぶつ」と読みます。
磨崖仏とは、自然の岩壁や露岩、あるいは転石に造立された仏像を指します。


大谷寺
直線的な箇所は採掘跡ですな。

大谷公園
水に浸食されているっぽい大谷石の岩。

大谷公園
石の地層がこういう状態なのは、世界がどういう状態だったんだろう?


大谷公園
ここら一帯は公園になっているらしい。

大谷平和観音
[大谷平和観音像]
遠くからでも見えるぐらい巨大です。


大谷平和観音
竣工は昭和29年(1954年)。
開眼は昭和31年(1956年)5月4日。


大谷平和観音
記念撮影している人と比較すると、その大きさがわかるかも。
像高は26.93メートル(88尺8寸8分)。


大谷平和観音
壁と一体化しているので倒れる心配はないかも。

大谷公園
採掘跡。
直線だらけの切岩が何かの建造物にも見えて不思議。


大谷寺
近くには、国の特別史跡の大谷磨崖仏(大谷観音)を有する大谷寺があります。

大谷寺
時間の都合で入らなかったけれど、一見の価値ありって感じのお寺でした。

大谷寺
入館には300円掛かるため、囲いの外のお賽銭箱を使ってお参り。

大谷観音
崖の下に屋根が見えますね。

大谷寺
屋根には鬼瓦と懸魚があります。

大谷寺
鬼瓦が木製で、鬼の面が付いています。

大谷寺
懸魚は三花懸魚(みつはなげぎょ)。
ヒレの部分が凝ってます。
カッコイイ。


大谷観音
本尊は千手観音で、坂東三十三箇所第19番札所。
国の特別史跡及び重要文化財に指定されている「大谷磨崖仏」があります。
人骨も展示してあるらしい。


大谷
近くにある廃墟。
なんだかとても心惹かれました。
(行きたいとは言っていない)


大谷資料館の近くにあるので、次回来ることがあれば、

大谷寺に参拝したいと思います。

ここは、もう少し涼しくなってからにしたい場所ではあるかな。



【大谷寺(おおやじ)】
栃木県宇都宮市大谷町1198番地
天台宗の寺院で山号は天開山,院号は千手院


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栃木県宇都宮市『大谷資料館(おおやしりょうかん)』の地下巨大空間に念願叶って行って参りました。

大谷資料館


はとバスのツアーで大谷資料館見学というコースがあり、

迷わず申し込んで、上の甥っ子と二人で行って参りました。

子供は楽しくないんじゃないか説があるかもしれませんが、

ウチの上の甥っ子に関しては、

ワタクシと同じテンションで写真を撮りまくっていました。

楽しかったに違いないと確信しています。

大谷資料館は採石に関する一般展示のほか、

コンサートや猿楽、映画会、観劇、美術展などの文化事業が開催されてます。

この日も何かしらの展示がありました。

また、映画やテレビドラマ、

テレビCMやプロモーションビデオのロケ地でもあります。

最近では「るろうに剣心京都大火編」の撮影もされたんだとか。

って、映画を観てないからどんなシーンかは分からないけど。

まあ、それはそうと、“行って良かった!”と心から思った場所でした。

皆さんにオススメしたい。

ちなみに坑内の気温はこの日で10℃でした。

寒いので上着が要ります。

大谷資料館
先の震災で一部岩が崩れたんだそうな。

大谷資料館
坑内には階段を使って下ります。
往路と復路は区切られているので歩きやすい。


大谷資料館
連続した階段ではないので、上りもラク。

大谷資料館
大谷石は白いほうが高級なんだそうな。
良質な石が出る場所は昭和時代に採石され過ぎて、柱が薄くなっているらしい。


大谷資料館
天井に取り出し口が見えます。
見えますって言っても暗くて分かり難いんだけど。


大谷資料館
かなり広大な空間になっており、
こんなにも石を採掘したのかーとしみじみ思います。


大谷資料館
床は結構濡れてます。
しずくが天井から落ちて来るんです。


大谷資料館
人がとてもちっぽけに見える。

大谷資料館
階段などに成形されている箇所が多々あり、
この点が、地下の建造物感を出していると思います。


大谷資料館
湿度は何パーセントなんだろう?

大谷資料館

手彫りのあと。

大谷資料館
機械掘りのあと。

大谷資料館
機械掘りのあとはカラーのライトアップされていたりします。

大谷資料館
間近で見るとこんな感じ。

大谷資料館
カラーじゃなきゃ、石はこう見えます。

大谷資料館
仮屋崎さんのいけばな。

大谷資料館
途中から見下ろしても、やっぱり深いです。

大谷資料館
舞台もあります。

大谷資料館
ここは機械掘りをしたあとで、
そこを建造物っぽく成形しているっぽい。


大谷資料館
壁と床。
床は成形した石を並べています。


大谷資料館
壁を見上げたらこんな感じ。

大谷資料館
池の様になっている箇所があり、何度撮影しても撮影できませんでした。
ここだけ水滴まみれの写真になる。
実は奥に階段があるんです。


大谷資料館

自然にできた穴からは外の森が見えます。

大谷資料館
機械も展示してあります。

大谷資料館

大谷資料館
結構広いスペースで、写真が撮り切れませんでした。

大谷資料館

大谷資料館
舐めるとしょっぱいらしく、舐める人も多い。
ゆえに白い部分は人の指の跡が付いています。


大谷資料館
大谷石の成分は珪酸,第二酸化鉄,酸化アルミニウム,酸化マンガン,
石灰,酸化マグネシウム,カリウム,ナトリウムなど。
日本列島の大半がまだ海中にあった新生代第三紀の前半、
火山が噴火して噴出した火山灰や砂礫が海水中に沈殿して、
それが凝固してできたものとされています。

ここは時間がいくらあっても足りない感じ。

次回は個人で再訪したいと強く思っています。

夏は特に涼しくって良い感じ。

と言っても、ここまで行くのに汗まみれになりそうだけどな。



大谷資料館
【大谷資料館(おおやしりょうかん)】
栃木県宇都宮市大谷町909
開館時間 9:00〜17:00(最終入館16:30)
年中無休 ※但し12月28日~1月1日は閉館
http://www.oya909.co.jp/


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栃木県宇都宮市『カフェギャラリー柚』は天井が高くて居心地の良いカフェです。

カフェギャラリー柚
カフェギャラリー柚
栃木県宇都宮市一番町2-17
10:30~19:00
10:30~18:30(冬季)
定休日:日曜


カフェギャラリー柚
倉庫をリフォームして作られているお店なんだとか。

カフェギャラリー柚
食器は益子焼っぽい。

カフェギャラリー柚
[コーヒー(グァテマラフレンチ) 450円(税込)]

カフェギャラリー柚
このグラスがめっちゃ可愛いと思い、隣接してある食器店で探したワタクシです。




そういえば、下野新聞社のガイドブックのどれかに載っていた気がするなぁ~



と思い、訪れたのが『カフェギャラリー柚』。



ランチ時の範疇だったのですが、珈琲を一杯頂いて参りました。



食器に拘ったお店っぽい。



って、食器店が隣接しているから当然か。



天井が高いので、隣の人の話し声も全く気にならず、



至極のんびりすることが出来ました。



って、今日はのんびりし過ぎだったかも。





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栃木県宇都宮市『Dining蔵 おしゃらく』のワンプレートランチがなかなか良かった。

おしゃらく
【Dining蔵 おしゃらく】
栃木県宇都宮市宮園町8-9 (松が峰教会の向かい)
昼:11:30~14:30(LO14:00) 土日~15:00(LO14:30)
夜:18:00~23:00(LO22:00)
定休日:月曜

おしゃらく
駐輪コーナーのほか、駐車スペースもあります。

おしゃらく
昭和13年に建築された大谷石蔵を改築したお店なんだそうです。


松が峰教会を見ていたら、すぐ向かいに大谷石の蔵を発見。

暖簾が掛かっているので、料理店らしいと判断し、ランチを摂ることにしました。

美養膳
[美養膳プレート 1,400円(税込)]
玄米入りご飯,鶏のコラーゲンスープ,珈琲 or 紅茶,デザート付き。


初かつおたたき
[初鰹のたたき ポン酢がけ]
※肉料理 or 魚料理を選べます


おしゃらく
[出し巻玉子、新じゃがいも天ぷらのカレー塩がけ、南瓜の天ぷら塩がけ]

おしゃらく
[セリと茸の胡麻和え、サーモンと新玉葱のマリネ]

おしゃらく
[ラタトゥイユ、自家製豆腐、サラダ]

おしゃらく
[50%玄米が含まれたご飯]

おしゃらく
[デザート(苺のババロア、パウンドケーキ)、珈琲]


ほの暗い蔵。

ほんのり照らされた灯かり。

その下で供されるプレートは、ワタクシ的には満足できる内容でした。

独りでも入りやすいし、居心地も良い。

化粧室も蔵の雰囲気にマッチしていて、小綺麗。

思いつきで入店したものの、なかなか気に入りました。

ワンプレートはあまり好きではないのですが、

このランチは全て美味しくて(じわじわ満腹にもなる)、

とても良かったです。

特に、南瓜の天ぷらはゴロンと大きいのにホクホクで美味しかった~。

食事や雰囲気が気に入るお店を発見したら、

街のイメージも上がりますよね。

また来ようっと。


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栃木県宇都宮市『松が峰教会』『聖ヨハネ教会』『大いちょう』などを観光して来た。

松が峰教会
[松が峰教会]
栃木県宇都宮市松が峰1-1-5
国の登録有形文化財。
大谷石建築としては現存最大級のロマネスク・リヴァイヴァル建築。
ローマ・カトリック系の教会です。


松が峰教会
鉄筋コンクリート造
屋根:銅板葺き


聖ヨハネ教会
[聖ヨハネ教会]栃木県宇都宮市桜2-3-27
国の登録有形文化財
大谷石造りのキリスト教の教会。
竣工:1933年(昭和8年)


青源味噌_味噌蔵
[青源味噌 味噌蔵]
栃木県宇都宮市三番町1-9
創業:寛永二年


青源味噌_味噌蔵
大谷石造りで、遠くからでも目を引く建物です。

大いちょう
[大いちょう]
栃木県宇都宮市中央1丁目
アメリカ軍の大空襲で中心市街地の約半分を失った際、この大いちょうも被害に遭ったが、
終戦の翌春に芽吹いたため、復興のシンボルとして大切にされてきたらしい。


大いちょう
宇都宮市指定天然記念物なんだそうです。

二荒山神社
[二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ)]
栃木県宇都宮市馬場通り1-1-1
国認定の重要美術品である三十八間星兜、鉄製狛犬などを有しているらしい。


公衆トイレ
[宮の橋の公衆トイレ]
JR宇都宮駅西口から大通りを進むとあります。
これまた大谷石が目立つ建物。
でも大きな交差点の角にある公衆トイレってなんだか入りにくいよね。


ORIon
[オリオン通り]
約500mに亘るアーケード型商店街です。


今月は栃木県づいているワタクシ。

ほぼ毎週末に栃木に足を運んでおりますな。

本日はGW前半最終日(というらしい)。

一日の休みゆえ、サクサクッと回れる観光を致そうと思った次第です。

JR宇都宮駅でレンタサイクル(電動300円・普通100円)を借り、

駅から近いスポットをぐるりと観光して参りました。

目的地ではなかったので、集約してUPしてみたり。

結構、宇都宮には来ているワタクシですが、

餃子を食べることに注力し過ぎて、観光をするのはこれが初めて。

猛烈なスピードで街を駆け抜けたもんで、見落としも多々あるとは思うものの、

一日だけの休みでは、これぐらいで充分満足できる内容でした。

途中、(最近ガイドブックでお世話になっている)下野新聞社も見たしな。

街中には大谷石の蔵がポツポツ散見され、

なかなか見応えのある街でした。

先の大戦で空襲にも見舞われたらしいけれど、

街のど真ん中に残っている文化財もあったりして。

それにしても、栃木って奥深いですねぇ。



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栃木県宇都宮市『旧篠原家住宅』がなかなか見応えのある文化財だった。

旧篠原家住宅
【旧篠原家住宅】
国指定重要文化財・市指定有形文化財
栃木県宇都宮市今泉1-4-33
JR宇都宮駅西口から徒歩5分
竣工:1895年(明治28年)


平成8年2月26日に宇都宮市に寄贈された「旧篠原家住宅」。

戦時中の空爆による火災で消失した建築物の中で残った、数少ない文化遺産です。

昭和42年ごろに西側の白沢街道の拡張により約7m程「曳き家」をしたため、

庭が半分以下、蔵と蔵との間も狭くなってしまっているそうです。

旧篠原家住宅_外観
篠原家は江戸時代末期より醤油醸造業を営み、
明治期に入ると肥料業、太平洋戦争後には倉庫業などを営んだ
宇都宮有数の豪商だそうです。
入館料:100円


旧篠原家住宅_外観
特徴のある外構で、大谷石と来る漆喰の模様が優美です。

旧篠原家住宅_外観
[鬼板]
漆喰による影盛り(かげもり)が施されています。


旧篠原家住宅_外観
[軒丸瓦(のきまるがわら)]
「サ」の家印(いえじるし)が施されています。


旧篠原家住宅
[主屋(重要文化財)]
いたるところにケヤキが使われています。


旧篠原家住宅
[東廊下]
5間(約9m)あります。床はケヤキ。


旧篠原家住宅
[金属製の雨戸]

旧篠原家住宅_仏間
[仏間]

旧篠原家住宅_金庫
[六畳間の金庫]
襖の先には階段があります。


旧篠原家住宅_階段(1階側)
[階段箪笥]
壁は「鼠漆喰(ねずしっくい)」。


旧篠原家住宅_2階座敷
[2階座敷(大広間)]
天井は桧の一枚板。


旧篠原家住宅_2階座敷
[床の間(間口二間半)]
ケヤキの一枚板。
「床の間」に合わせて二間半の畳が敷かれています。


旧篠原家住宅_2階座敷
[床柱は一階から伸びるケヤキの大黒柱]
棟木まで達しているそうです。


旧篠原家住宅_2階ガラス戸
[廊下]
床板はヒノキ。


旧篠原家住宅_2階ガラス戸
[ガラス戸]
昭和初期に追加されたもの。

昔、我家にもこんなガラス戸が填まっていて、
紙を置いて上から鉛筆で擦り、絵が浮き出てくるのを楽しんだなぁ・・・


旧篠原家住宅_十畳間
[十畳間のふとん箪笥(桐)]

旧篠原家住宅_十畳間_ふとん箪笥
ふとん箪笥の中には枕が入っていました。

旧篠原家住宅_客間
[客間]

旧篠原家住宅_客間
左下の地袋のに描かれているのは狩野派の画家「菊池愛山」の鯉。

旧篠原家住宅_階段
[階段箪笥を上から見下ろしたところ]
軋まないので異様な安定感が齎す安心感がある階段です。


旧篠原家住宅_照明器具
[照明器具]
昭和初期に取り付けられたもの。

旧篠原家住宅_照明器具
箱根富士屋ホテル本館客室にも同様のものがあるそうな。

旧篠原家住宅_襖引き手 (4)
よく見ると細工が凝っている襖の引き手。

旧篠原家住宅_襖引き手
旧篠原家住宅_襖引き手
襖は芭蕉布(ばしょうふ・植物の芭蕉の繊維で織り上げた布)を用いたもの。

旧篠原家住宅_襖引き手
旧篠原家住宅_襖引き手
旧篠原家住宅_襖引き手
[大広間の地袋の引き手]
小さいのに凝った細工です。


旧篠原家住宅_蔵(外観)
[蔵]

旧篠原家住宅_蔵
[文庫蔵 入口]
土蔵造2階建。
生活用具、衣類、書画・骨董などの美術品、古書などを保管。


旧篠原家住宅_蔵
[文庫蔵 1階]

旧篠原家住宅_蔵(内部)
[文庫蔵 2階]

旧篠原家住宅_蔵
旧篠原家住宅_蔵
[石蔵(右側)]
醤油醸造に使用した道具等を保管。


旧篠原家住宅_蔵
旧篠原家住宅_蔵
旧篠原家住宅_蔵
新蔵(重要文化財)]
土蔵造2階建、切妻造、桟瓦葺。


旧篠原家住宅_蔵
珍しい黒漆喰塗り(墨が練り込んである漆喰)壁。

旧篠原家住宅_蔵外壁
旧篠原家住宅_蔵
この金具は蔵を修繕する際に足場を固定するためのものなんだとか。

旧篠原家住宅_蔵
でも、どうやって足場を組むんだろう?

旧篠原家住宅_蔵の構造
[蔵に置かれた 蔵の構造模型]
幾重にも塗り重ねられた土壁の上に大谷石の板が張られ、隙間を漆喰で埋めます。


旧篠原家住宅_蔵の構造
大谷石の板を止める釘を隠す為に漆喰が塗られているんですね。


JR宇都宮駅からすぐの場所にあるので、

乗り継ぎに時間が余った時にぶらりと見学に行くのも良いですね。

個人的には、見応えのある建築物でした。

平成に入ってからも実際に住まわれていたそうですが、

冬はとても寒いんだそうな。

さもありなん。

照明も控えめだし、住み続けるのは維持費も含めて大変でしょうね。

文化財として一般に開放されるようになったのは、個人的には有り難いです。

今はここに使われているような資材はなかなか手に入らないもんな。

100円払ってでも是非見て欲しい。

そんな施設でした。


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栃木県鹿沼市は意外に蔵の多い街なのですが、中に入れる場所はそれほどないみたい。

文化活動交流館
[文化活動交流館の石蔵]

文化活動交流館
多目的創作工房なんだそうです。

文化活動交流館
全ての扉が閉まっていて中を見ることは叶わず。

鹿沼市
大谷石の蔵を発見。

ACARIE CHOCOLAT
[ACARIE CHOCOLAT(アカリチョコレート)]
栃木県鹿沼市中田町1066 ※店内撮影禁止らしい


木のふるさと伝統工芸館
[木のふるさと伝統工芸館]
鹿沼市麻苧町1556-1
営業時間 9:00~17:00
市有形文化財の石橋町の黒漆塗彩色彫刻屋台を展示してある施設です。

ここで購入したのが・・・


image
[鹿沼の伝統工芸・組子細工のコースター 1,000円]


最近気付いたのですが、ワタクシ、もしかしたら石蔵が好きかも。

見ると心トキメクっつーか。

中に入ってみたくなります。

中に入れそうなチョコレートショップ(カフェ)を発見したのですが、

ワタクシ、チョコレートが苦手だからなぁ。

今日はちょっぴり暑い一日でして、歩くと喉が渇きました。

カフェがいろんなところにある栃木県。←というイメージ

まだまだ楽しそうなカフェがありそうで、

興味が尽きないエリアでございます。

鹿沼市
この橋はどこからどこまで繋がっていたのだろう?
すごく気になります。


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sava!プロフィール

sava

昭和生まれの大阪育ち。数十年前から母の実家の神楽坂エリアに生息。食,日本酒,旅,富山県,文化財(建築物),読書等を好み、当ブログではそれらにオマケ情報も加味しています。それなりの年齢になり、老眼とか更年期とか諸々の不具合も出て参りました。そんな多様な話をチマチマと記す日々です。
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