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興味あるものを 興味ある人に。

私は諦めを敵とする。 私の日々の努力は実にこの諦めと闘うことである。 (北条民雄)

大甕神社

茨城県日立市『大甕神社』の本殿に鎖場を通って参拝する。

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皇紀元年(紀元前660年)創祀の『大甕神社』。

当ブログによると2019年に参拝していたようなのですが、全く記憶になく。
ほんと、びっくりするぐらい記憶になく。

なぜ記憶にないんだろう? と前回の記事を読んだら、肝心の本殿を参拝しなかったからだと判明しました。そこをクリアできた点でも、今回再訪して本当に良かったです。

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前回の記憶が無いため、境内へは大鳥居側から入りました。つまりは何が何でも本殿に参ることになるルート。

なぜか何度計画してもこちらのルートしか浮かばなかったため、もしかすると誘(いざな)われたのかもしれません。

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今回は電車で大甕までやって来ました。
この道標の背中側から境内に入れば通常ルート、
左手のゆるやかな坂を上れば大鳥居から入るルートになります。

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こちらが大鳥居側。真新しい神門が出迎えてくれます。

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前回はこちら側まで足を運んでいないので不明ですが、
神門は以前もあったのかしら?

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神門に立つ像は令和10年に完成予定だそうです。

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蟇股(かえるまた)にある紋。

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ここで記念撮影ができるっぽい。

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社務所の先にある甕星香香背男神社。

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星の神様なので五芒星が書かれているのかな。

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説明が興味深い。

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宿魂石はどれなのか? 気になるので本殿に向かいます。

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石が敷き詰められているところは、まだ歩き易い。

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少し歩いたところで気になる造形物が見えてきました。

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境界石(結界石)
縁切りスポットらしいのですが、なんだか怖くてくぐれませんでした。触れるのも怖い。
そもそも願うほど切りたい縁も無いので気になって調べてみたら、
現在の生活に満足している人は潜ってはならないと以前は書いてあったそうです。
(くぐる場合は手順があるのでそれに従ってください)

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境界石を迂回して本殿に向かいます。岩場が増えてきました。

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岩の上に何かがあります。

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静三龍神社(境内社)という小さな祠がありました。
高いところにあるためお賽銭をどのように入れるのか気になります。

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祠を過ぎると岩だらけになってきました。

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鎖場です。本殿に向かうルートはここしかないみたい。
下りが怖いな。

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鎖場を上り切ったその先の先に本殿がありました。
ここがパワースポットだとよく分かる。ゆえに撮るのは控えます。
その後、鎖場を通らなくて済むルートを発見して無事に下りきりました。

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社務所に向かいます。

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社務所の玄関にウサギを模した石があるなと思ったらピカチュウでした。

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ここでは御朱印を頂きます。

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当初は右側のみにするつもりでしたが、気が変わって両方頂きました。

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お守りは種類が豊富。

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ポストの下に天然記念物の文字が。何が?

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と気になって周囲を見たら、足元で餌が置き売りしていました。
社務所の周囲には無いので探しに行くことに。

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拝殿方向に歩いて行くと鳥小屋がありました。
説明書きで中華料理店が真っ先に思い浮かぶ。

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こちらは雌鶏かな。

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でこちらが雄鶏。

ここから先は、拝殿側からのルートでご案内します。

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境内入口はこちら。

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注連縄の形が独特。

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手水舎の水はちょろちょろとしか流れておらず、手を洗うのはちょっと大変かも。

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左三つ巴+八芒星と五芒星の紋が手水舎の軒先に下がる風鈴に付いています。

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こちらが拝殿。

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拝殿の彫刻。

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以前は無かった説明書き。

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こちらがその「笑龍(しょうりゅう)」。確かに笑っていますね。

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由緒書きは前回から経過した年数分風化していました。

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結論を申せば「宿魂石(しゅくこんせき)」は一つの石ではなく、この岩山そのもののことです。
岩山は約5億年前のカンブリア紀の地層で形成されており、日本最古の地層だと言われています。

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この階段から本殿に向かえます。

今回は境内をほぼ一周できたので、記憶に刻まれました。特に、怖いと思ったところと、凄いと思ったところがあり、本殿に参らねば意味が無いことも知りました。

参拝して改めて感じたのは、大和朝廷に抗った者は全て「悪」だと断じられるのが日本書紀(神話)だということ。そうなるとこの場所は、地主神である香香背男(かがせお)の墓ともいうべき場所なのかもしれない。そしてそれを抑える主祀神・建葉槌命(たけはづちのみこと)。
勝手なストーリーがいくつも思い浮かびそうな場所でした。

ちなみに本殿に向かって左側にある石は「神籠石(しんろうせき)」というそうです。紙垂で囲まれているので特別ない石だと分かります。これを下る際の介添えにしてはいけない気がしたのですが、後から調べたところ神社のインスタにこんな記載がありました。

神籠石(しんろうせき)
本殿の手前に鎮座しており、落ちそうで落ちないことこら神様の力が籠もっているとされる石。その強い意志を授かろうと触れられる方が多いです。

念が籠りやすい石はちょっと怖い。
その点、御神木はその存在自体が生き物なので皆がそれに触れていたとしても安心できます。
今回、御神木の存在に気付きなかったけれど、どこかにあったのかしら?

なにはともあれ、六年ぶりに課題をクリアしたことで宿題を一つ終わらせた気分になりました。
オススメの神社ですが、鎖場があるので足腰丈夫なうちに、どうぞお気を付けて。


前回の記事



◆バスで行く方法もありますが、その際は「石名坂」下車して数分歩くことになると思われます。
発着時刻のタイミングが難しい


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【大甕神社(おおみかじんじゃ)】

茨城県日立市大みか町6-16-1(大甕神社社務所)
御祭神 主神:武葉槌命(たけはつちのみこと)
地主神:甕星香々背男(みかぼしかがせお)
http://omikajinja.net/
https://www.instagram.com/omikajinja/


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茨城県日立市『大甕神社』は建葉槌命と甕星香香背男を祀るパワースポット(らしい)。

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皇紀元年(紀元前660年)創建と伝わる『大甕神社』。

『日本書紀』神代に、
【二神、遂誅邪神及草木石類、皆已平了。其所不服者、唯星神香香背男耳。 故加遣倭文神建葉槌命者則服。故二神登天也。倭文神、此云斯圖梨俄未】
とあり、これを意訳し言葉を加味すれば概ね以下の内容になります。

下総国一宮である香取神宮の祭神経津主神と、常陸国一宮である鹿島神宮の祭神武甕槌神の二柱の神が邪神をことごとく平定したが、星の神・香香背男(かがせお)だけは征服できなかった。
そのため二神に代わり、倭文神・建葉槌命(たけはづちのみこと)が大甕に遣わされ、香香背男(かがせお)の霊力を宿魂石に封じたとされている。
倭文神は「しとりのかみ」と読む。

つまりは香取神宮と鹿島神宮の神様がどないもできへんかった星神さんを、

倭文神(しとりがみ)さんが討伐しはったってことですわな。

リアルではこの地にあった星神信仰を封じたという、一種の宗教戦争ですわ。

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拝殿にある彫刻にその出来事が描かれていました。

さて、『大甕神社』は当初は大甕山山上に祀られていましたが、

元禄8年(1695年)に水戸藩主・徳川光圀の命により現在の地に遷座されました。

今から324年前のことで、日本神話の頃からすれば、最近のことになりますね。

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大甕神社は岩山の上に建つ神社ですが、

石名坂の峠の石が巨大化して天にまで届こうとしたのを、

静の神が鉄の靴を履いて蹴ったところ石が砕け、

欠片の一つが河原子(日立市)へ、

一つが石井(笠間市)へ、

もう一つが石神(東海村)に落ちた

という伝説があります。

河原子ではなく石塚(城里町)という説もあるみたいですけど、

どれが正解かは不明です。

この伝説も、建葉槌神と香香背男に絡みがあるらしく、

建葉槌神が黄金の靴を履いて武装し、

岩と化した香香背男の腹を思い切りけり上げたら、

岩が飛び散ったという話もあるようです。

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拝殿の右奥にある岩山が、

香香背男を鎮めたとされる宿魂石(しゅくこんせき)です。

その上に建葉槌命を祀る本殿があります。

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本殿までは登っておりませんので遠くに眺めるのみにて。

大甕神社の主祭神である建葉槌命(たけはづちのみこと)は、

神話では天羽槌雄神(あめのはづちのおのかみ)と呼ばれる神です。

天照大神を天の岩戸から誘い出すために文布(あや)を織ったとされ、

ゆえに織物の神・機織の神として信仰されています。

また、香香背男(かがせお)は、

日本神話に登場する星の神「天津甕星(あまつみかぼし)」のことです。

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ゆえに、香香背男(かがせお)を祀る社には☆が描かれています。

織物の神と、星の男神。

そこから連想されるのは織姫と彦星ですが、

実際この神話が七夕伝説の元なっていると言われています。

織姫と彦星なので、片方が女神なりますね。

織物の神には女神も居る(棚機姫命など)ので、

そちらと混ざっているのかもしれません。

建葉槌命(たけはづちのみこと)は、

それらの神々の遠い祖先らしいです。

調べていませんので、事実は不明ですが。

ちなみに『大甕神社』でも七夕には「星甕祭」があり、

その日は特別な御朱印が頂けるそうです。

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(クリックで拡大)

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御朱印は2種あります。左が香香背男(かがせお)のもの。
星の神なので金色ですね。

蛇足ですが、アニメ映画『君の名は』に出てくる神社では

建葉槌命を祀ってるそうで、

原作も映画も見ていないため内容を知りませんが、

日本神話を辿る旅ってのも面白そうだなと

当地を訪れて思いました。

それにしても「大甕」という字は難しくて、

よくよく考えて思い出さないと「かめ」と読んじゃいます。

「みか」って古い読みですもんね。

この地と、神事に使う大きな甕は何か関連があるのかしら?

大甕山

その点も興味深いです。



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【大甕神社(おおみかじんじゃ)】

別名:大甕倭文神社
茨城県日立市大みか町6-16-1
主祭神:建葉槌命(たけはづちのみこと)
地主神:甕星香香背男(みかぼしかがせお)
http://omikajinja.net/


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sava!プロフィール

sava

昭和生まれの大阪育ち・新宿区在住。食,日本酒,旅,文化財(建築物),読書等を好み、当ブログではそれらにオマケ情報も加味。それなりの年齢になり、加齢・老眼・更年期などと付き合う日々。そんな話をチマチマと記しております。
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