
埼玉県草加市は日光街道の草加宿があったところ。
街道沿いには煎餅屋が今も立ち並んでいます。
子供の頃、大阪から転向して行った友達が草加に住んでおりまして、
お宅まで遊びに行ったことがあります。
駅前に空き地が多かったと記憶しているのですが、
記憶を掠りもしない街並みとなっていて何も辿れませんでした。
ゆえに、草加せんべいを買って帰ろうと思った次第です。
帰りにお土産に持たされた記憶があるのですが、
あれは帰り道にあったお煎餅屋さんで買ったものでしたっけ。
路面直ぐに品物が並んでいた、素朴な店構えだったような・・・。
まあ、35年ほど前のことなので記憶は断片的ですし、
そもそも昭和時代のことなので、
記憶に合致する確率はかなり低いんですけどね。
さて、改めて埼玉県の草加市について。
人口は、さいたま市、川口市、川越市、所沢市、越谷市に次ぐ県内6位。
日光街道沿いの草加宿の外れは水田地帯だったため、稲作が盛んでした。
米を団子状にして乾燥させた保存食を、
江戸時代に草加宿で販売したのが草加せんべいのルーツだそうです。
今回ワタクシが購入先に選んだのは、『源兵衛せんべい』と『米重せんべい』。
それぞれ甲乙付け難い美味しさです。
『源兵衛せんべい』ではバラ(一枚90円・税込)を、
『米重せんべい』では6枚入りの海苔煎餅(648円・税込)を購入しました。

『源兵衛せんべい』の袋は画期的です。
指定されている緑の部分を手で切ると・・・


スルーっと綺麗に袋が切れます。なんか気持ちいい!
『米重せんべい』の海苔煎餅も良い感じです。
海苔が高いこのご時世に、べろりと片面に貼られている海苔。
味は濃すぎず、薄すぎず、食感も良い感じ。
流石に本場の草加せんべいは美味ですわ。
双方、また買いに来るかもしれん。
学生時代、東京駅で草加せんべいを買って帰阪したものですが、
今では東京駅の何処で草加せんべいを売っているのか分かりません。
それぐらい意識にない。
東京駅で買えるお土産は当時から比べると爆発的に増えていますもの。
ちなみに今回選んだ二店はホームページなどがありません。
地元密着型の百年越え名店なんだと感じました。
草加駅までは、日比谷線&半蔵門線直通。
なかなか便の良い街ですが、観光地って訳ではなさそうなので、
足を運ぶ際は、草加せんべい買うためだけに行くってことになりそうです。

【源兵衛せんべい】
埼玉県草加市神明1-2-26
営業時間 9:00~18:30
定休日:不定
創業:明治3年(1870年)

【米重せんべい】
埼玉県草加市神明1-10-1
営業時間 9:00~19:00
定休日:不定
創業:明治38年(1905年)