栃木県大田原市の那珂川脇にある『黒羽神社』。
「黒羽」というエリアの高台にある小さな神社です。
バスの時間にリミットがあったので立ち寄っていませんが、
道路から見える神社はワタクシが知る一般的なものとは異なっていました。
城址かな?という風貌の石垣の間に階段があり、その先に塔があるのです。
ネットにあまり情報がないのですが、那珂川のための灯台だったようです。
那珂川の水運の要所だったためここに灯台が造られた説がありますが、
鎮魂のための常夜灯だった可能性も無きにしも非ず。
見たところ大谷石で作られた擬洋風建築のようですね。
石垣はこの地に黒羽城があったので、事実その城址なのかも。
この日も大変暑くて、余計な運動(階段昇降など)はしたくないと心から思いました。
付近の用水路を流れる潤沢な水。
用水路のブロックの隙間から水が漏れており、
後から作られたとみられる側溝にも潤沢な水が流れておりました。
グレーチングなので下が見えるのですが、流れは速いです。
写真は撮れませんでしたが沢蟹が居ました。
一瞬、美味しそう・・・と思った。
隣接する「八雲神社」には推定樹齢300年以上の大ケヤキがあります。
20年で25cmほど幹が太くなったそうです。
八雲神社の主祭神は素盞鳴命と田心姫命です。
慶長5年(1600年)にこの地に移転してきたそうです。
八雲神社の大ケヤキは高台にあり、下から見上げることなるため、圧巻です。
樹齢300年ということは、移転してきた頃には大ケヤキは無かった訳ですね。
こんなに成長するんだと知ると、ご神木って確かにスゴイよなぁと感じます。
と言っても、お参りはしていないので、この大ケヤキがご神木かは不明なんですけどね。
もう少し涼しければ散策したのに、この日は本当に屋外に居るのはヤバかったです。
【黒羽神社(くろばねじんじゃ)】
栃木県大田原市黒羽田町493
明治2年(1869年)黒羽藩主だった大関増勤により創建
明治8年(1875年)官祭招魂社となる
昭和22年(1947年)黒羽神社に改称
主祭神:国家公共に尽くした人の霊
(戊辰・日清・日露・日中・太平洋戦争の戦没者、殉職自衛官など)
例大祭:10月13日(戊辰の役凱旋日)