sava!

興味あるものを 興味ある人に。

私は諦めを敵とする。 私の日々の努力は実にこの諦めと闘うことである。 (北条民雄)

国宝

埼玉県熊谷市『妻沼聖天山(めぬましょうでんざん) 』を約7年ぶりに再訪する。【後編】

image

妻沼聖天山の見どころは断然、奥殿です。

極彩色の彫刻群に覆われた煌びやかな建物で、据え置かれた神輿のような、というか神輿の構造の凄さに感嘆する切欠になる建物だと感じます。

神輿をあれだけ振っても崩れない理由は、木の組み方、建物の荷重を支える枓栱(ときょう)にあるんでしょうね。

個人的にはそこも見どころだろうと思います。

image
拝殿の奥にある奥殿を見学するには700円の見学料を払う必要があります。
これが後々の維持費になるんでしょうね。
700円で大丈夫なのかは不明ですが。

image
見どころ満載の奥殿。

image
金箔がふんだんに使われています。
江戸時代の徳川吉宗の享保の改革で華美さが禁止になったため、
これ以降の建物は極彩色に着色されない白木のものになります。

image
image
胡粉(こふん)を何度も重ねる「置き上げ彩色」という技法で塗られています。
厚く塗られるため、デメリットはひび割れや剥落し易いこと。

image
彫刻群のテーマは「平和」。
職人たちが考える「平和」が象られ彩られています。
下は「牡丹に猫」

image
作:小沢五右衛門常信の銘がある「鳳凰」。

image
後藤茂右衛門正綱の銘がある「鳳凰」。
阿形と吽形があります。

image
「鷲に猿」の肉彫り彫刻
右側は谷川に落ちた猿を、鷲が助けている場面を表わしています。

image
高欄下の猿の彫刻は12ヶ所あります。

image
大口の寄進をした人の名が金箔で書かれています。

image
右側の中殿は彫刻があまりなくシンプルに見えます。
宝暦10年(1760年)に完成。弁柄漆が品よく塗られています。
奥殿を手掛けた職人の子や弟子の時代のものらしい。

image
割れが気になる箇所がありました。雨、大丈夫かな。

image
奥殿西面の大羽目彫刻

image
金箔がふんだんに使われていてどこを見ればいいのか迷うほど彫刻に覆われています。

image
布袋・恵比寿・大黒天 による碁打ち。

image
毘沙門天、吉祥天、弁財天の双六遊び。

image
枓栱(ときょう)を支える龍の彫刻が豪華。
こうして見ると神輿に見えますね。

image
龍と獅子だらけの軒まわり。

image
奥殿北側。

image
奥殿北面の縁下腰羽目彫刻

image
右側の白いものは雪だるまです。

image
相撲を取る子供たち。

image
井戸の苔が増えたような。

image
黒い建物が拝殿(本殿)になります。

image
聖天様(歓喜天)のインドでの名前の一つがガネーシャ。
頭が象で有名な神様です。

image
左の石板に彫られているものは何だっけ?

まだまだ夏日が続いていますが、見学中は曇天で日射しが弱かったので比較的ラクでした。

その後晴天になったので、これがご利益だったのかもしれない。

image
次第に晴れ間がのぞき、晴天になりました。

今回も御朱印を頂きました。

混んで来たため待ち時間が少々あり、日射しがどんどん強くなる。

暑い。めっちゃ暑い。

image

image
頂いたのは左側。





image
【妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)】

埼玉県熊谷市妻沼1627
山号:聖天山
公開日時 [平日] 10:00~15:00、[土日祝] 9:30~16:00
拝観料:700円
http://www.ksky.ne.jp/~shouden/
熊谷市Web博物館

熊谷駅から朝日バス利用
【6番】太田駅・西小泉駅・妻沼聖天前線で「妻沼聖天前」停留所下車
乗車時間約30分 片道530円 Suica利用可


にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログへ  

埼玉県熊谷市『妻沼聖天山(めぬましょうでんざん) 』を約7年ぶりに再訪する。【前編】

image

約7年ぶりに『妻沼聖天山(歓喜院聖天堂)』にやってまいりました。

ここは高野山真言宗の仏教寺院で、奈良の生駒聖天(宝山寺)、浅草の待乳山聖天(本龍院)と並ぶ日本三大聖天のひとつです。

明治時代に神仏習合の慣習を禁止(神仏分離令)し、神道と仏教(神社と寺院)を分けることとされましたが、院主と妻沼郷28か村の村役人が聖天堂を護持し、今日迄その姿を留めています。

image
実盛(さねもり)像

齋藤別当実盛が、守り本尊の大聖歓喜天(歓喜自在天または象鼻天)を祀る聖天宮を建立して長井庄(熊谷市妻沼)の総鎮守としたのが始まり。

火事などの被害で何度か再建されていますが、現存する聖天堂の本殿は、大工棟梁の林正清(はやしまさきよ)が再建を企画し、優秀な職人を集め、各地を回って寄進を募ったそうです。

つまりは、宝暦10年(1760年)に完成した本殿の工事費用は、幕府や大名などの有力者からでたものではなく、一般庶民が負担したものでした。

そのことを含めた建物の価値により、平成24年(2012年) 7月9日付で国宝に指定されています。

埼玉県唯一の国宝です。

image
貴惣門(きそうもん)は国の重要文化財に指定されています。

image
説明はこちら。
塗装が施されていないのは元からで、
財政難から徳川幕府下で装飾仕上げの使用が制限されていたことによるもの。


image
扁額には朱が見られますね。

image
彩色できない分、彫刻はとても精緻で凝ったものとなっています。
道具が発達していたからという側面もあるらしい。

image
ここには何が書かれていたのか大変気になります。

image
image
色が無くても彫刻だけで華麗に見えるという不思議。

image
境内図(クリックで拡大して見えるかは不明)

image
こちらは中門。

image
護摩堂手前にあるド派手な石柱は何なんだろう? と思っていましたが
写真に撮って見てみると「国宝」と書かれていることが判明。
分かり難いと思うのはワタクシだけだろうか?

image
中門の先にあるのが仁王門。
明治27年再建、国登録有形文化財。

image
image
変な塗装がされていなくて見易いです。

image
拝殿兼本堂

image
拝殿(本堂・本殿)。

image
本殿に比べると彫刻の彩色の数は少ないです。

image
しかしよく見ると使われている欅がかなり立派なものだと分かります。

image
image
狛犬の阿形と吽形。

image
毎度「すごいなぁ」と思う社務所と拝殿(本堂・本殿)を繋ぐ回廊。

image
境内図にその名は記されていないのですが、立派な木造建築物です。

image
池側から見た回廊。
こちらから見ると、お寺という感じがしますね。

image
鐘楼。

image
鐘楼の前に立つ夫婦の木。

image
樹種が違うところも夫婦っぽい。

image
以前見た時よりも注連縄が立派になっていました。

ここまでは無料で見学できるエリアです。

メインとなる建物の見学は有料ですので、続きは後編にて。






image
【妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)】

埼玉県熊谷市妻沼1627
山号:聖天山
公開日時 [平日] 10:00~15:00、[土日祝] 9:30~16:00
拝観料:700円
http://www.ksky.ne.jp/~shouden/

熊谷駅から朝日バス利用
【6番】太田駅・西小泉駅・妻沼聖天前線で「妻沼聖天前」停留所下車
乗車時間約30分 片道530円 Suica利用可


にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログへ  

本日はこんなところに居りました。

image

2019年以来の見学になったのがこちらの建物。

本日はその道のプロにご案内頂いて見学して参りました。

謎だったことが色々判明して、大変勉強になりました。

案内する方の知識量次第で、建物の楽しみ方は随分変わりますね。

歴史と建築は切っても切れない間柄だと再認識致しました。

改めて勉強したいなと思いました。

旅先で実際に見聞きしてきたことは無駄ではなかったとも思え、

達成感をも得られました。

質問に回答を得られないものもありましたが、

そちらは自分で調べようと思っています。

昔より見られる部屋が格段に増えており、

パンフレットも充実しています。

復習してから再訪しようかな?




にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログへ  

東京国立博物館「国宝展」に行って埴輪に興味が湧く。

image

今週は激烈に忙しくて一日があっという間の日々。

そんな中、ちゃっちゃと今日やるべきことを済ませ、

予約を入れてあった「国宝展」に行って参りました。

混むだろうなぁ~と思っていましたが、実際は予想以上の大混雑っぷり。

平日だよね!? と何度思った事か。

平成館に着いても列に並んで待つという工程が発生します。

これ、夕方だったら外で待っているのは寒いんじゃなかろうか?

展示期間は四つに区切られており、

期間中いつでも観られる国宝と、そうではない国宝があります。

ゆえにお目当てがあるのならば、サイトで事前に確認しておいた方が良いかもしれません。

洛中洛外図屛風は後半の展示みたいだし、

逆に舟橋蒔絵硯箱(本阿弥光悦作)は前半しか出ないっぽい。

展示内容は国宝のみというわけではなく、重要文化財指定のものも多数あります。

館内は撮影禁止ですが、一部撮れるスポットが用意されていました。

image
image
特に文化財指定は受けていなと思われるものの
今回初展示されている金剛力士立像。

確かに国宝は見応えがあるのですが(刀剣類は全く分からんのでスキップ)、

今回最もツボったのは一回の考古学展示室でした。

image
ここは国宝展のチケットなしでも観られます。

image
一度は教科書などで見たことがある埴輪。

image
今まであまり埴輪に興味がなかったのですが(嫌いではない)、
この部屋を見て回わってツボったので色々勉強したくなりました。

image
[中央] 埴輪 大刀を持つ男子
(※太刀ではない)

image
[左端] 
埴輪 挂甲の武人
これと国宝「埴輪 挂甲の武人」との違いは何なのか。
って、めっちゃ違うけど。

image
で、この部屋の展示が凄かった。

image
特にこの「銀象嵌銘大刀」が圧巻。

image
国宝です。

image
当時の煌めきをCGで再現して欲しいと思うほど想像力を掻き立てられます。

image

image
同じく国宝に指定されている大刀「家形飾環頭柄頭」。

image
この柄頭は家形をしているのですが、
集会所などの重要な役割を担う竪穴住居らしいです。
古墳から出土しているのですが、どういう意味があるんだろう?

国宝はともかく、考古展示室は是非もう一度じっくり見て回りたいです。

(国宝展に行くなら双眼鏡は必携かも)

それにしても平日でこの混雑っぷりってことは、土日は凄まじいんでしょうねぇ。

image



image
博物館入口にポケモンのマンホール蓋がありました。
前からあったかな?


image
【東京国立博物館】

東京都台東区上野公園13-9
https://www.tnm.jp/
https://www.instagram.com/tnm_pr/


にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログへ  

千代田区丸の内『静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)』で国宝の曜変天目(稲葉天目)を観る。

image

国宝7件、重要文化財84件を含む、およそ20万冊の古典籍(漢籍12万冊・和書8万冊)と

6,500件の東洋古美術品を収蔵する静嘉堂文庫美術館が丸の内に移転。

「静嘉堂@丸の内」の愛称で本日オープンしました。

予てより「初日に行こう!」と思い続けてHPをチェックして居り、

その他のイベントを全て放棄して本日に臨みました。

image

2022年、静嘉堂は創設130周年・美術館開館30周年を迎える。
そんな節目の年に新たなスタートを切る静嘉堂文庫美術館 展示ギャラリーは、展示面積が世田谷の1.5倍。ガラス天井の広場(ホワイエ)をぐるりと囲むように4つの展示室が配され、展示ケースと照明設備も一新。装いを新たに国宝・重要文化財を多数含むコレクションで観覧者を出迎える。
開館記念展覧会「静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念 響きあう名宝 ―曜変・琳派のかがやき
」は、2022年10月1日〜12月18日に開催予定。国宝《曜変天目(稲葉天目)》はもちろん、所蔵する7件の国宝すべてが丸の内に集結する。茶道具、琳派、刀剣、中国書画と工芸などの各ジャンルから、静嘉堂を代表する名宝が並ぶ(前後期展示替えあり)。


ここの目玉は、国宝「曜変天目(ようへんてんもく)」茶碗!!

藤田美術館のものも見たことが無かったので、

絶対、絶対、一つは実物を観たい! と切望して居りました。

本日これを観られただけでも大満足です。

image
image

美術館が入っているのは国の重要文化財である明治生命館。

展示室は広くはないのですが、イメージは大変宜しい。

重要文化財の中で見る、国宝と重要文化財指定の展示品の数々。

ギュギュっと濃厚なスープを飲んだみたいな満足感がありました。



正直、もっと展示室がある方が嬉しいし、入館料が高くても良いと思えるのですが、

警備の都合上この規模が精一杯かもなぁと思ってみたり。

ちなみに美術館の入口は皇居側ではなく、丸の内仲通り側にあります。

image
正面左手に美術館の入口があります。

image
美術館のポスターは勿論、曜変天目の写真です。

image
ミュージアムショップでこちらの品々を購入しました。
※ミュージアムショップはSuicaが使えます

image
曜変天目グッズを2種購入。
ピンズ 800円(税込)・
マグネット 660円(税込)

image
マグネットは冷蔵庫に貼るので茶碗だと分かるものを、
ピンズは茶碗だと分かり難いものを選びました。

image
大きな図録を買わずマグネットで細部を再確認しております。

image
ピンズは上から見た茶碗の写真です。
国宝になる茶碗は凄いよなぁ。

image
天目茶碗2種一緒に写った絵葉書を買っておく。
絵葉書左側は重要文化財の油滴天目(ゆてきてんもく)です。
こちらも会期中に展示されています。

image
大きな図録は重いし勿体ないので、コンパクトなコチラを購入。
会期図録ミニブック 500円(税込)

image
どれぐらいミニかと申しますと、絵葉書サイズぐらいミニなんです。

驚いたのは、ミュージアムショップで曜変天目の「ぬいぐるみ」が売られていたこと。

しかももっと驚いたことに既に売れ切れており、そのお値段はなんと5,800円もすること!

ワタクシが行った時間で既に売り切れって、どーゆーことよ!?

幸い売り切れだったので惑わされずに済みましたが、

在庫僅かとか言われたら買ってしまっていたかもしれません。

限定品に滅法弱いので。

なにはともあれ、国宝の曜変天目(稲葉天目)は一見の価値ありです。

これからチケットを買うのであれば朝一番の回をオススメします。

みなさんじっくり観ているので、時間と共にどんどん混むからです。

秋は良い展覧会が目白押しなので(国宝展もあるし!)大忙しですが、

機会があれば後期の展示を観に再訪したいと思っています。



image
【静嘉堂文庫美術館(せいかどうぶんこびじゅつかん)】
静嘉堂@丸の内

東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1階
開館時間 10:00~17:00
※金曜は18:00閉館、入館は各日とも閉館30分前まで
※チケットはオンラインにて
https://www.seikado.or.jp/


にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログへ  

長野県松本市『旧開智学校校舎』が5月17日に国宝になったらしい。【弐】

image

のつづき。

旧開智学校校舎は

廃仏毀釈で廃寺となった旧松本藩の菩提寺・全久院の跡地に竣工し、

昭和38年3月までの約90年間使われていました。

この度、国宝に指定された理由は、

「近代教育の黎明を象徴する最初期の擬洋風学校建築として深い文化史的意義を有している」

というもので、「当時の他の学校と比べてもかなり先進的」なのだそうです。

image
漆喰塗りの外壁に青空が映えます。

image
漆喰が剥落する可能性が否めないらしい。

image
唐破風下の天使ですが・・・

image
シールとして売店で売られています。記念撮影もできます。

image
天使の顔が日本風なんですよね。ヘアスタイルも。

image
露台の手すりには華やかな瑞雲彫刻が。
また階下の車寄せ玄関には龍の彫刻があります。


image
玄関は中華風。
そして校舎内にも龍の彫刻があります。


image
唐破風部分を横から見るとこんな感じ。

image
フランス製の着色ガラス(ギヤマン)が使われた窓。
唐破風部分の露台にある窓を内側から見たところだと思われます。


image
内側は講堂になるんですね、あの露台は。
ってことは、露台に出るには窓を跨いで出る訳か。


image
講堂の照明も凝っていて、折り上げ構造になっています。
ここにも瑞雲と龍の彫刻。


image
照明器具も凝っています。

image
他の部屋の照明器具も良い感じ。

image
ってか、この引き戸の向こう側は何なんだろう?

image
八角形の塔屋にも色ガラスが使われています。

image
裏側から見た塔屋。

image
風見には東西南北の文字が。

image
大棟も凝っていて、漆喰で鏝絵があしらわれています。

image
[建物側面(北西側)]

image
側面にも出入口があります。
正面とは違い、シンプル。


image
側面の瓦。

image
[建物裏側(北側)]

image
裏側の出入り口にも兎の毛通しがあり、
扉には彫刻が飾られていました。

松本市内には松本城があり、そちらは観光客に大人気ですが、

この旧開智学校も、国宝になると知られたGWには

観光客が二倍になったそうです。

この日は土曜日にしては、えらく空いていましたけれど。

夏休みはお子さん連れで賑わうんだろうなぁ。

ここを見学したら、久々に旧閑谷学校を観たくなりました。

10月に計画しようかしら。

image
400円から200円にディスカウントされていたクリアファイル。
「国宝」に変わるので在庫一掃ってことなんでしょうね。



image
【旧開智学校(きゅうかいちがっこう)】

長野県松本市開智2-4-12
(タウンスニーカー北コース「旧開智学校」下車徒歩1分 運賃は200円)
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:3月~11月の第3月曜、12月~2月の月曜、12月29日~1月3日


【にほんブログ村】

長野県松本市『旧開智学校校舎』が5月17日に国宝になったらしい。【壱】

image

重要文化財だった『旧開智学校校舎』が5月17日に国宝になったそうです。

なったばかりなので周辺の表記は「重要文化財」のままだったりしますが、

たぶん一年以内にはすべての表記が「国宝」になるんでしょうね。

さて、旧開智学校は1876年(明治9年)に長野県松本市中央に建てられ、

その後、松本市開智に移築された明治時代初期の擬洋風建築校舎です。

近代学校建築では初の国宝指定となりました。

地元出身の大工棟梁、立石清重(たていしせいじゅう)が設計施工を担当。

立石清重は他に、松本裁判所、大町裁判所、長野師範学校松本支校、

旧制東筑摩中学校、長野県議会議事堂を手掛けています。

立石清重による上京の記録「東京出府記」とスケッチ集「営繕記」が残されており、

旧開智学校がどの建物を参考にしたかが判明している点でも重要です。

擬洋風建築の創意工夫の面白さが見られる貴重な建物だと感じました。

image
建物への入り口はコチラ。
入って直ぐが売店となっています。
靴は脱いで下駄箱へ。


image
校庭に構内の案内図がありました。
建物内部はシンプルな造りってことが分かりますね。


image

image
和と洋の分かり易い説明が置いてありました。
トップ写真と比較してご確認ください。


image
一階廊下中央部分に吊られた照明器具。
真下から見るとこんな感じ。


image
斜めから見るとこんな感じです。

image
一部屋だけ教室の展示がありました。
ちなみにワタクシの小学生時代もこんな机と椅子でした。
椅子に収納があるタイプで、
椅子を引くときに座面の蓋が開いて指を挟みましたわ。


image
教室の床の釘は和釘ですね。カッコイイ。
和釘の展示と説明もありました。
校舎全体分の和釘を作るのは想像するだけで大変そうです。


image
マイナス螺子のついたドアノブ。
古いタイプですが、これは当時のままなのかも


image
一階から二階に続く螺旋階段がありました。(使用不可)

image
二階から見下ろすとこんな感じ。

image
階段には観音開きの扉が付いています。
ドアを開けたら階段って、知らなかったらちょっと怖いし、落ちそう。


image
二階の廊下の講堂手前にある扉もかなり凝っています。

image
竜の彫刻と

image
波の彫刻。

image
講堂から続く廊下の先にも同様の扉が付いていました。

image
形は異なっていますね。(修繕済みっぽい)

image
講堂の向かいには塔に続く階段を封じる扉がありました。

image
かなり凝った扉ですね。

image
細かく絵が描かれています。

image
扉と言えば、階段のこんなところにもありました。

image
パット見では、使用目的が分からない扉。

image
疑問の答えはここにあります。

image
明治天皇御座所にあった肖像。
明治13年(1880年)6月25日に明治天皇が巡幸され、
その際使用された休憩室に展示してありました。
明治天皇は写真が嫌いだったと聞いたことがありますが、
こういうお姿のものは初めて見ました。


image
同室の床は美篶細工(みすずざいく)の敷物が全面に敷かれていました。
必見です。


image
この碑も、「重要文化財」から「国宝」に文言が変えられるんでしょうね。

につづく。


image
【旧開智学校(きゅうかいちがっこう)】

長野県松本市開智2-4-12
(タウンスニーカー北コース「旧開智学校」下車徒歩1分 運賃は200円)
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料:300円
休館日:3月~11月の第3月曜、12月~2月の月曜、12月29日~1月3日


【にほんブログ村】

【GW】栃木県日光市『日光東照宮』で改元記念に御朱印を頂く。

日光東照宮

仕事関係の呑み友達と日光東照宮に御朱印を頂きに行ってきました。

連休前の呑みの席で「連休は何処に行くの?」と聞かれたので、

改元の日に御朱印を頂きに行くつもりであることを伝えたら、

貰う場所はどこかと問われ、「ウチの近所か、日光かなぁ」と答えたら、

日光には子供の頃にしか行ったことが無いので同行したいとのことでした。

で、朝から特急でバビュッと日光へ。

割と早い時間に着いたのですが、日光駅前は既に大渋滞で、

バスは利用は最低50分掛かると教えられたため、徒歩で向かいました。

たぶん2kmぐらいかな。

途中、観光案内所で誰も居ないお手洗いを借りたりもして。

(駅のトイレは大行列なので観光案内所がこの日は穴場でした)

再び歩いて日光山の麓に辿り着きましたが、

確かに徒歩の方が到着は断然早かったです。

image
階段ルートは混むので、空いている坂道ルートを選択。

image
階段と坂道だと、断然後者の方がラクだと思います。
めっちゃ空いているし。


image
途中で滝を見つつ小休止。

日光東照宮
参道に到着しました。
輪王寺の御朱印を頂くところは空いていましたが、
一分一秒遅れれば遅れるほど混むであろう東照宮に向かいます。


日光東照宮
どこも大行列ができています。
チケット売り場も言わずもがな。
門をくぐるのも時間が掛かりました。


日光東照宮
建造物を愛でる時間もない。

20190501
いの一番に御朱印帳を預けて・・・と簡単に考えていたら、
受け付けだけでも3時間半待ち。
受け取りにはもっと時間が掛かるそうな。


日光東照宮
待っている間にさんざん悩み、同行者も居るため
御朱印帳に直接書いて頂くのは諦めました。
書くのはお二人だけなので、こりゃ混むはずだわと思った次第です。


image
待っている間に鳥の囀りを聞いたりもして。

日光東照宮
大きめの玉砂利がワタクシの体幹を鍛えてくれます。

日光東照宮
御朱印を頂いてから同行者の希望により見学もすることになりました。
毎度写真で撮るとボケるというジンクスがある眠り猫。


日光東照宮
やっぱりボケてました。

日光東照宮
眠り猫の裏側の雀も撮っておく。
混んでいるので一瞬しか撮る暇がありません。


日光東照宮
普段は空いている奥社参道も・・・

_IMG_2022
初詣かってほどの大混雑・大行列。前になかなか進みません。

日光東照宮
奥社に辿り着きました。

日光東照宮
ここでも御朱印がいただけます。
書き置きなので空いていました。


日光東照宮
とりあえず自然にできている順路と行列に従って回ります。

日光東照宮
ワタクシは数回目なので、ただただ周囲を回ります。

日光東照宮
でも叶杉には手を合わせておく。

日光東照宮
奥社の階段から見た建物群。

日光東照宮
拝殿にも並んで入りました。(同行者の希望により)

日光東照宮
空いているところは何処にもない東照宮境内。
外国人観光客もタイミングが良かったのか悪かったのか。


日光東照宮
同行者が龍の絵を見たいとのことで、ここでも並びます。

日光東照宮
最後は並ばずに見られる、三猿を激写。

日光東照宮
日光東照宮
日光東照宮
塗装についてのコメントは差し控えたいと思います。

日光東照宮
でも見慣れると「こんなものかな」という気もする不思議。

日光東照宮
往路とは違うルートで神橋に戻ります。

日光東照宮
保護云々以前に、ここを下るのはリスキー。

20190501
今回頂いた書き置きにはシールが付いていました。
っていつも付いていたのかな?

並んで待つという修行を日光山にしに行ったような一日でした。

ワタクシ一人だったら色々すっ飛ばしたと思います。

当初、二荒山神社にも行こうと思っていたのですが、

タイムアップでした。

日本全国の寺社仏閣が御朱印目当ての人々で混んだらしいので、

他の観光地は逆に空いていてねらい目だったのでは? と思えました。

実際はどうだったか知りませんけれど。

ちなみにこの後、ランチを狙っていたお店は臨時休業でした。

みはし
無念なり。以前の記事はコチラ


【2016年】
栃木県日光市『日光東照宮』に行ってきた。【その壱】
栃木県日光市『日光東照宮』に行ってきた。【その弐】
栃木県日光市『日光東照宮』に行ってきた。【その參】

日光東照宮
【日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)】

栃木県日光市山内2301
営業時間[4月~10月] 8:00~17:00,[11月~3月] 8:00~16:00
(各期間とも受付は閉門30分前に終了)
拝観料:[大人・高校生]1300円 [小・中学生]450円
※チケット購入にはSuicaが使えます(自動券売機にて)


【にほんブログ村】

港区元赤坂『迎賓館赤坂離宮(国宝)』を母と見学してきた。

image

1909年(明治42年)に紀州藩の屋敷跡に建てられた旧東宮御所は、ジョサイア・コンドルの弟子にあたる片山東熊(かたやまとうくま)の設計です。初めて国宝に指定された明治期以降の建築物です。 表慶館(東京国立博物館)、京都国立博物館、奈良国立博物館、新宿御苑御休所も片山東熊の設計です。
しかし、東宮御所の建設に心血を注いで完成報告を明治天皇に行ったところ、「贅沢すぎる」と言われてショックを受け、病気がちとなったとか。

image

せっかく完成しても、皇太子時代の大正天皇がここを使用することは、やはり殆どなかったそうです。しかしその後、皇太子時代の昭和天皇一家が使われたそうで、昭和天皇即位後は離宮として扱われることになり、赤坂離宮と名称が改められました。

現在の迎賓館は村野藤吾と谷口吉郎(和風別館)の設計により、外国賓客に対する迎賓施設として改修され、1974年(昭和49年)に完成したものです。

image

公開されている場所は、本館・庭園(主庭及び前庭)、和風別館・庭園です。
本館の参観エリアは、羽衣の間、朝日の間、彩鸞の間、花鳥の間、玄関ホールなどで、入館料が掛かります。本館の前庭及び主庭だけの見学は無料です。和風別館は事前予約が必要…だったと思います(HPをご確認ください)。

image

今回、我々は事前予約をしていなかったので、開門前に正面から並び、その後西門から入場。手荷物、所持品等の検査を受けた後、券売機で入場券を購入。本館に向かいました。

実はワタクシは大昔に抽選で入館したことがあります。
その頃はもっとボランティアが沢山居た気がします。今回久々に本館に入りましたが、以前より(雰囲気が)緩くなっている気がしました。

image
噴水も国宝。

ちなみにGWは混むそうです。確かに観光地としては手軽で内容も良い気がします。平成最後の~とか、令和最初の~とかいう記念としても記憶に残るかも?

image
ところどころに植わっている赤松が、
ここが日本であると実感させてくれます。


image
この出入り口の右側に主庭があります。

image
主庭側から見た本館(端)。

image
庭には名残の桜がほのかに残っていました。

image
image
前庭側から見た本館。

image
正面の車寄せを進んでみる。

image
正面玄関の扉には桐紋(日本政府の紋章)があしらわれていました。
※三つある扉の中央には菊の御紋があしらわれています


image
鳳凰の意匠は頻繁に目にした気がします。

image
こちらも国宝に指定されている衛舎。
中央の道を挟んで左右にあります。

本館内は撮影禁止。しかし、立派なパンフレットが入口で配布されますので、それで十分かと思われます。入館料の一部はパンフレットとして還元されているんですねぇ。
抽選時代には無かったものなので、これは良い記念になるなと思います。

ちなみに母は、イヤホンガイドを借りて(200円)ゆっくりと見学し、満喫したようでした。良い天気・良い気候だったので、待つのもそれほど苦では無かったかなと思っています。
早朝は空いていましたが、帰る頃には混んでいたので、意外と人気観光地なのかも。
早めに来て見学する方がいいんじゃないかと思います。

見学後、ここからホテルニューオータニに向かおうかとも思ったのですが、若干歩くし、今日は結婚式が多そうで混んでいそうだったので、我々は東京駅に向かったのでした。


image
【旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)】

東京都港区元赤坂2-1-1
公開時間 10:00~17:00(最終受付16:00)
本館・庭園参観料(現金のみ)
一般:1,500円、大学生:1,000円、中高生:500円、小学生以下無料
※本館参観の19名以下の個人の方については事前予約不要
https://www.geihinkan.go.jp/akasaka/visit/


【にほんブログ村】

長野県長野市『善光寺』で平成最後の3月の御朱印をいただく。

image

そういえば、善光寺で御朱印を頂いたことがなかったと気づきましで、

青春18きっぷで母とちょっくら長野までやって参りました。

御朱印に惹かれて善光寺参りって感じです。

前回参拝したのは2016年の夏

今回はその時よりも、かなりじっくりと参拝することができました。

image
敷石が敷き詰められた参道は史跡になっているっぽい。

image
7000枚弱の石板が敷かれています。

image
[仁王門]
扁額には「定額山」という山号が書かれています。


image

image
[阿形]

image
[吽形]

image
仁王像は、巨匠・高村光雲と米原雲海の合作です。


image
木鼻の獅子は頭にイラクサのような冠をかぶっていました。キリストっぽい?

image
垣根に使われているトゲのある植物を利用しているようです。
鳥除けなんでしょうけど、グッドアイデアですね~

image
仁王門の背後右裏に「三宝荒神」、左裏に「三面大黒天」が安置されています。

image
ガードが固くてスマホでは撮影できませんけどね。

image
[三門]
五間三戸二階二重門、入母屋造、檜皮葺
国重要文化財

image
[本堂]
国宝


image
桁行十四間、梁間五間、一重もこし付、撞木造、妻入、
正面向拝三間、 軒唐破風付、両側面向拝各一間、総檜皮葺


image
提灯の上に雀が。
(クリックで拡大)


image
内側の木鼻の生き物がハリーポッターに出てくるドビーに似ている。

image
銅板に記された文字は鮮明ですが、
左側の木板に記された文字は消えているようでした。
何が記されていたんだろう?


image
本堂から三門を眺む。
境内に人が増えて参りました。


image
謎の岩が本堂の左右に設置されています。

image

image
本堂を脇から眺む。
本堂の裏側には石塔が並んでいました。


image
千人塚と称される供養塔。
慶長年間に起こった百姓一揆の犠牲者を弔うものらしいです。
よく見れば朱に塗られていますね。


image
本堂を真裏から眺む。

image
[経蔵]
桁行五間、梁間五間、一重、宝形造、檜皮葺、八角輪蔵付
国重要文化財


image

くしゃみと闘いながらの参拝となりましたが、

ゆっくりと外周を散策し、かなり興味深かったです。

預けてあった御朱印帳を受け取りに向かいます。

image
この建物内部で御朱印がいただけます。

image
5種類ほどある中から2種頂くことにしました。

image
そして今月限定の御朱印(書置き)も頂きました。

一生涯のうち、何度、善光寺参りができるかしら?

と、ふと思ってみたり。


image
【善光寺】

長野県長野市元善町491
本尊:一光三尊阿弥陀如来(絶対秘仏)
創建年:644年


【にほんブログ村】

栃木県足利市『鑁阿寺』境内のイチョウの木が凄かった。

鑁阿寺
国宝に指定されている本堂。

本日は早朝より足利市に居りました。

朝は爽やかな気候だったのですが、夕方に向かうにつれ湿度も気温も上昇。

しかし秋ですし、晴れていますし、何より便利なので、レンタサイクルを借り、

ぐるぐるとサイクリングしておりました。

そんな本日の観光スタートは、ここ、鑁阿寺です。

ワタクシは何度も来ているもんで殆ど写真は撮りませんでしたが、

そんな中、今の時期ならではの光景を目撃しました。

それが境内にあるイチョウの木。

御神木の巨樹と、それほど太くはないものの大きく見える集合樹。

特に後者は、なかなかに面白い光景でした。

鑁阿寺
鑁阿寺のご神木。

鑁阿寺
しめ縄で囲われています。

鑁阿寺
説明はクリックで拡大。

鑁阿寺
こちらが“後者”のイチョウの集合体。

鑁阿寺
三本集まって大きな樹の様相を醸し出しています。

鑁阿寺
ワサワサと音がしそうに生い茂った葉。

鑁阿寺
その根元には大量の落下物があります。

鑁阿寺
銀杏の実です。
サクランボみたいな双子の実を発見。


鑁阿寺
見上げると三本のうち2本が雌の木でした。

鑁阿寺
たわわに実が生っています。

鑁阿寺
そりゃぁ、もう、凄い量です。
こんなに実が生っているのを初めて見ました。


鑁阿寺
こうやって見ると美味しそうに見えますが、
外皮は毒性があり触るとかぶれます。


鑁阿寺
落下していない実はとてもきれい。

鑁阿寺
実が落ちずに葉が落ちている枝もありました。

これだけの銀杏が落下して、食用部分が手に入るなら、

それはそれで価値があるかも。

と俗物まみれなことを鑁阿寺境内で考えてみたり。

下が土だと、落下した実はアスファルトに落ちた実よりも臭いません。

全く臭わないわけでは無いですけどね。

なかなか見応えのある樹だったもんで、

しばらくここで同行者と二人して樹を眺めていました。

鑁阿寺
[鐘楼]
国登録重要文化財


鑁阿寺
[多宝塔]
栃木県指定有形文化財


鑁阿寺
[御霊屋]
栃木県指定有形文化財


鑁阿寺
[経堂]
国登録重要文化財


おかげさまで、今日も良い一日でした。



鑁阿寺
【鑁阿寺(ばんなじ)】

栃木県足利市家富町2220
国の史跡:足利氏宅跡(鑁阿寺)
宗派:真言宗大日派
開基:足利義兼
別称:大日様


【にほんブログ村】

神奈川県鎌倉市『建長寺』の庭園は夢窓疎石の作なんですって。

建長寺


夢で見て以来、訪れたいなぁと思ってたのが建長寺。

本日は鎌倉在住の方に案内して頂き、

北鎌倉の寺院巡りをして参りました。

午前中は小雨が降っていましたが、午後から快晴。

雨傘が日傘に変わる一日でした。


建長寺
[山門(三門)]
国指定重要文化財。
安永4年(1775年)上棟。
重要文化財登録名称は「建長寺山門」。


建長寺

建長寺
三手先(みてさき)の斗栱。

建長寺
三間一戸の二重門になっています。

建長寺
下層はすべて吹き放しになっています。

建長寺
「賓頭盧尊者」は釈迦の弟子の1人らしいてず。

建長寺
撫でると除病の功徳があるとされるそうな。
色が変わっている部分が皆の身体の悩みなんですねぇ。
ワタクシは右肩を撫でておきました。


建長寺
ビャクシン(白槙、和名:イブキ)の古木。

建長寺
[梵鐘]
国宝


建長寺

建長寺
正岡子規の句はオリジナルではなかったのですね。

建長寺
関東の筆頭鋳物師の物部重光により鋳造。
鎌倉三名鐘の一つなんですって。
(他は円覚寺、常楽寺のもの)


建長寺
[仏殿]
国指定重要文化財
港区芝の増上寺にあった徳川秀忠夫人崇源院の霊屋(たまや)を
建て替えに際し譲渡され、移築。


建長寺

建長寺
禅宗の仏殿ではなく、霊廟建築。
堂内には本尊の地蔵菩薩坐像(室町時代)などが安置されている。


建長寺
この斗栱は五手先・・かな。

建長寺
彫刻が施された数少ない組物。
奥に鳥の巣があるようで、鳥が出入りしていました。


建長寺
この部分だけ色彩が残っています。

建長寺
格天井には鳳凰が描かれているようですが、
かなり風化しています。


建長寺
壁面の天女も同様。

建長寺
壁に貼られていたであろう金箔も剥がれていました。

建長寺
裏から見た仏殿。

建長寺
[法堂]
国指定重要文化財
文化11年(1814年)上棟。


建長寺

建長寺
鎌倉に住んでいた日本画家・小泉淳作の「雲龍図」。

建長寺
鎌倉最大級の木造建築。

建長寺
本尊の千手観音坐像が安置されています。

建長寺
[唐門]
国指定重要文化財


建長寺
仏殿と同じく、増上寺の徳川秀忠夫人崇源院霊屋から移築したもの。

建長寺

建長寺
[大庫裡]

建長寺
[方丈]
京都の般舟三昧院から移築したもの。


建長寺
[庭園と得月楼]
庭園は夢窓疎石の作といわれています。


建長寺
鶺鴒らしき鳥が何かを啄ばんでいました。

建長寺
落雷か何かで伐採されたらしい大木の根。
かなり立派な樹だったんでしょうね。


足利尊氏は「禅宗の五山」の第一位に南禅寺と建長寺、

第二位に円覚寺と天竜寺、第三位に鎌倉の寿福寺、

第四位に京都の建仁寺、第五位に京都の東福寺、

次席に浄智寺を選定しましたが、

現在は別格上位に南禅寺、第一位に天龍寺と建長寺、

第二位に相国寺と円覚寺、第三位に建仁寺と寿福寺、

第四位に東福寺と浄智寺、第五位に万寿寺と浄妙寺とされています。

どのみち建長寺は五山の第一位なんですね。

その建長寺の夢を何故見たのかは謎ですが、

足を運ぶことが出来て、とてもスッキリしました。

気分的にスッキリしただけで、特に何もなかったんですけどね。

ずいぶんとスッキリ整備された境内で、

観光客の多さも気にならないほどの規模には驚きました。


image

image
[右]建長寺の御朱印
[左]長寿寺の御朱印



建長寺
【建長寺(けんちょうじ)】

神奈川県鎌倉市山ノ内8
(北鎌倉駅から徒歩約16分)
拝観時間 8:30~16:30
拝観料:大人(高校生以上)500円
山号:巨福山(こふくさん)
宗派:臨済宗建長寺派
本尊:地蔵菩薩


【にほんブログ村】

今朝の地震で妙喜庵(みょうきあん)にある国宝「待庵」の土壁に亀裂が入ったらしい。

妙喜庵
妙喜庵(みょうきあん)

大阪府北部で震度6弱を観測した地震で、京都府大山崎町にある寺の「妙喜庵」では、千利休が造ったとされる茶室で唯一現存する国宝「待庵(たいあん)」土壁の外側に亀裂が入った。
見学は事前に申し込んだ人のみが対象で、通常通り受け入れる予定。
毎日新聞 6月18日 12:11配信

京都府教育委員会文化財保護課によると、大山崎町の妙喜庵内にある千利休ゆかりの茶室待庵(国宝)の壁や書院(重要文化財)の欄間で一部破損が見つかった。
同町の戦前のモダン住宅「聴竹居(ちょうちくきょ)」(重文)の母屋の窓ガラスや土壁などにも被害があった。
京都市内では、東山区の三十三間堂で本造千手観音立像(重文)の装飾品の一部が落下。
下京区の西本願寺境内(国史跡)で土塀の瓦が破損したという。
ほかにも、社寺で屋根瓦や灯籠がずれたり、倒れたりしたとの情報があり、確認作業を進めている。
京都新聞 6月18日 11:00配信


昨年の春に吟行で行った山崎

その際、妙喜庵(みょうきあん)も見学し、国宝の待庵も観ましたが、

あの土壁が被災したと知り、ちょっと驚きました。

重要文化財の聴竹居(ちょうちくきょ)も被災したようです。

そのそばのサントリー山崎蒸溜所は大丈夫だったのかしら?

いろいろいろいろ気になります。

妙喜庵
妙喜庵の強い意思を感じる注意書き。



にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログへ  

兵庫県神戸市『太山寺(たいさんじ)』の本堂は神戸市唯一の国宝建築物です。【その弐】

太山寺
[太山寺 本堂(国宝)]


その壱】のつづき。

太山寺(たいさんじ)は「播州太山寺縁起」によると、

716年(霊亀2年)に藤原鎌足の孫である藤原宇合(うまかい)の発願・建立で

藤原鎌足の長男、定恵(じょうえ)が開山したと伝えられています。

(藤原鎌足の次男は藤原不比等)

定恵は若くして出家し、遣唐使とともに唐に渡ったそうです。

ちなみに創建時の建物は1285年(弘安8年)の火災で焼失しています。


太山寺
本堂から中門を見下ろす。

太山寺 阿弥陀堂
[阿弥陀堂]
1688年(貞享5年)再建。
重要文化財の阿弥陀如来坐像(鎌倉時代)が安置されています。


太山寺 阿弥陀堂
同じく阿弥陀堂。
渡廊下の先が途切れています。
元は修行堂だったそうです。


太山寺 阿弥陀堂
阿弥陀堂正面。
柵から堂内を覗くと、金色に浮かぶ阿弥陀如来坐像が目に入ります。
素晴らしいです。


太山寺 阿弥陀堂
こちらの阿弥陀如来坐像(重要文化財)は、
平等院鳳凰堂にある阿弥陀如来坐像と
近しい大きさ(約2.74m)なのだとか。


太山寺 阿弥陀堂
割とシンプルな手挟み(たばさみ)。

太山寺 阿弥陀堂
お堂の脇で桜が満開になっていました。

image
image
image
今が見ごろですね。


羅漢堂
[羅漢堂]
江戸時代後期の建築。
四天王像および十六羅漢尊像が安置されていますが、
見学は出来ません。


羅漢堂
唐破風の下の蟇股。

太山寺
立派な唐破風、花頭窓の付いた分かりやすい仏教建築。

太山寺
奥にも建物があります。

羅漢堂 釈迦堂
羅漢堂の奥には釈迦堂があります。
この「本殿」「拝殿」のような造りが気になって仕方が無い。
神仏混淆(しんぶつこんこう)の名残りなんでしょうか?


釈迦堂
[釈迦堂]
江戸時代後期の建築。
釈迦三尊像が安置されていますが、見学は出来ません。


釈迦堂
肉眼では見えませんでしたが、これはどうやら龍の彫刻みたいですね。

釈迦堂
口を開けた龍・・・ってことでいいかな?

釈迦堂
こちらは鳳凰。

釈迦堂
木鼻には獅子と獏?

釈迦堂
焔があるから獏だと思う。

釈迦堂
こちらは耳が大きいから象でしょうね。

釈迦堂
こちらも象。

釈迦堂
これは唐獅子。

釈迦堂
以上の木鼻が見られる釈迦堂。

釈迦堂
釈迦堂の不思議な形状の新しい屋根瓦。

鐘楼
[鐘楼]
鐘は自由につける・・・らしいです。
真偽のほどは定かではありません。


護摩堂
[護摩堂]
江戸時代中期の建築(宝形造り)。
大黒天像、不動明王像、毘沙門天像が安置されていますが、
見学は出来ません。


太子堂
神社の名残である鳥居が残っています。

太子堂
[観音堂(太子堂)]
元来鎮守三社権現として平安後期以前に創建されたらしいです。
現在ある建物は江戸中期のものと想定されています。
明治期の神仏分離で聖徳太子を祀る太子堂となりました。


太子堂
蟇股の彫刻もそれぞれ興味深いのですが、
破損しているものも多々あります。


太子堂
建物裏側の蟇股。
鳳凰らしき彫刻の首が破損しています。


太山寺
観音堂が神社だった頃には御神木だったんじゃないか
と思える巨樹が隣にありました。


太山寺
観音堂下の池。
カエルの鳴き声と、池に飛び込む水音がします。


太山寺
カエルは見あたりませんでしたが、
まるまるとしたオタマジャクシが沢山泳いでいました。


三重塔
[三重塔]
県指定有形文化財。
1688年(貞享5年)の江戸時代前期の建築。
大日如来像と四天王像が安置されているそうですが、
内部は見学できません。


三重塔
各層四隅の尾垂木に邪鬼が置いてあるようです。

太山寺
案内板が風化でよく見えなくなっていました。

太山寺
奥の院への道標。
「太山寺風致地区」として周辺55.9haの自然が保護されています。
原生林は県指定文化財。


太山寺
太山寺川上流東岸の花崗岩岩肌に
等身大の磨崖仏(磨崖不動明王・市指定文化財)が刻まれているそうです。
(我々は観に行っていません)


太山寺
[閼伽井(あかい)橋]
橋を渡ると稲荷舎・地蔵堂があります。


太山寺
岩が並ぶ川に、勾玉のような形の巨石がありました。

太山寺
[息游軒遺跡]
明治維新の理論的基盤を構築した陽明学者「熊沢蕃山」の閉居跡。
ここ太山寺に幽閉されていたそうです。


image
梅も桜も咲いていますが、椿も咲いていました。


こうして様々な神社仏閣を見て歩くと、

神仏混淆(しんぶつこんこう)と、明治の神仏分離について調べたくなりますね。

廃仏毀釈で破壊されたものはどれだけあったんだろう。

と思うと、明治新政府の理想とやらが気になって参りました。

次の旅からは、それらを含めて見て回りたいと思います。

それはそうと、『太山寺(たいさんじ)』は大変良いところでオススメです。


太山寺
拝観受付で頂いた御朱印。



太山寺
【太山寺(たいさんじ)】

兵庫県神戸市西区伊川谷町前開224
宗派:天台宗
本尊:薬師如来、十一面観音
創建年:霊亀2年(716年)
開基:藤原宇合
新西国三十三箇所 25番,神戸十三仏霊場 4番,神戸六地蔵 1番,
播州薬師霊場 1番, 明石西国観音霊場 26番,明石西国観音霊場 23番(龍象院)


【にほんブログ村】

兵庫県神戸市『太山寺(たいさんじ)』の本堂は神戸市唯一の国宝建築物です。【その壱】

三身山 太山寺
[太山寺(たいさんじ) 本堂]
建立期:鎌倉後期永仁年間(1293年~1299年)

国宝


神戸市内で国宝に指定されている唯一の建築物がある『太山寺(たいさんじ)』。

国の重要文化財に指定されているものは、仁王門、阿弥陀如来坐像をはじめ18件。

なのに全国的認知度はかなり低いと申せましょう。

ワタクシの周囲の認知度は関西出身者を含めてもゼロでした。

南北朝時代に、南朝方勢力として支院41ヶ坊に僧兵を有していた太山寺。

現存する支院の一つである安養院には、

安土桃山時代の枯山水名園があり、国の名勝に指定されています。

本日は母と三宮駅から神戸市営西神・山手線(西神中央行)で伊川谷駅まで行き、

伊川谷駅からタクシー(1,080円/片道)で現地に向かいました。


太山寺 仁王門
[仁王門]
国指定重要文化財


太山寺 仁王門
新西国三十三箇所25番札所でもあります。
ちなみにココにバス停があります。


太山寺
バスの時刻がわかり易く1時間に1本。

太山寺 仁王門
他の場所にあったものを現在の場所に移築したと伝えられています。
室町時代中期の建築物で、入母屋造、本瓦葺、八脚門。
棟高は8mあります。


太山寺 仁王門

太山寺 仁王門
仁王像は菱格子で覆われています。

太山寺 仁王門
阿行(あぎょう)像を隙間から激写。

太山寺 仁王門
ガラスらしきものが填め込まれた眼球。

太山寺 仁王門
もっと詳しく見たいものの、格子で見えません。

太山寺 仁王門
吽形(うんぎょう)像。

太山寺 仁王門
仁王門の周囲に車道があるため、柵が設けられています。

太山寺 仁王門
屋根瓦は比較的新しい感じ。
鬼瓦が見えますが、表情までは見えませんでした。


太山寺 仁王門
もしかしたら鬼瓦だけは古いものなのかも。

image
仁王門を出て、参道を歩きます。
途中のあぜ道に土筆が生えていました。


太山寺
広大な駐車場の奥にあった石垣。
城の石垣のような反りが見られます。


太山寺
基礎になっている石はかなり大きな一枚岩みたい。

安養院
太山寺は、支院41ヶ坊・末寺8寺・末社6社を有していたそうですが、
現在は龍象院・成就院・遍照院・安養院・歓喜院の5坊が残っているのみ。


安養院
[安養院(太山寺安養院庭園)]
石組みで表現した枯池式枯山水が見られるそうです。


安養院
安養院庭園(国指定名勝)の一般公開予定日は
4月27日~5月5日。


安養院

安養院
わき道から安養院内にある江戸時代中期の茅葺民家が見えます。

中門
[中門]
門をくぐった左側に受付があり、300円の拝観料を支払います。
震災の影響なのか、石段のずれが散見されました。


三身山 太山寺
[手水舎]

三身山 太山寺
手水鉢は大きな石をくり貫いたもので、
ワタクシにはかなり良いものに見受けられました。


三身山 太山寺
国宝への階段。
本堂は寺院建築には珍しい蔀戸(しとみど)が見られます。


三身山 太山寺

太山寺 本堂
蔀戸の上部が持ち上げられ、下部が撤去され、
開口部となっています。


太山寺 本堂
本堂は密教本堂式と呼ばれる形態です。

太山寺 本堂
この黒い開口部が蔀戸(しとみど)。

太山寺 本堂
桁行7間、梁間6間。

太山寺 本堂
懸魚は猪目(いのめ)懸魚。

太山寺 本堂
本堂外陣。
昭和39年(1964年)に解体修理され、内外の朱も塗り直されています。


太山寺
側面は蔀戸はごく一部だけで、他は板戸などになっています。

太山寺 本堂
本堂正面の石階段。
木製じゃなくて石段ってところが安定していて良いですね。


太山寺 本堂
白漆喰の亀腹(かめばら)。
震災では、この亀腹に亀裂が入ったそうです。


太山寺 本堂
朱塗りの柱と黒塗りの蔀戸、白漆喰の壁のコントラストが良いですね。

太山寺 本堂
本堂前の梅が満開でした。

_IMG_5361
杏と梅の接木と書いてありますね。

三重塔
梅越しの三重塔。

image
_IMG_5363
地面には埋めの花弁が舞っていました。見ごろは過ぎているようです。



その弐】につづく。


image
そしてこれから桜が見ごろに。



太山寺
【太山寺(たいさんじ)】

兵庫県神戸市西区伊川谷町前開224
宗派:天台宗
本尊:薬師如来、十一面観音
創建年:霊亀2年(716年)
開基:藤原宇合
新西国三十三箇所 25番,神戸十三仏霊場 4番,神戸六地蔵 1番,
播州薬師霊場 1番, 明石西国観音霊場 26番,明石西国観音霊場 23番(龍象院)


【にほんブログ村】

静岡県静岡市『久能山東照宮』は国宝や重要文化財に指定されている建物群がある徳川家康を祀る神社です。【その弐】

久能山東照宮



その壱】のつづき。


梅や桜が咲き乱れる境内。


花粉も多く飛散していたようですが、この日は何故か被害には遭いませんでした。


さて、国宝である本殿、石の間、拝殿を見た後、廟門をくぐって廟所に向かいました。


ここは石垣天国。


天国?


image

久能山東照宮
ロープウェイの駅からスタートしたもんで、下の階段は使っていません。

久能山東照宮
[唐門]
国指定重要文化財
置いてあったベンチに座ってみたら、そこが梅も入るベストポジションでした。


久能山東照宮
唐門は正面から撮ると彫刻が写らないんですよねぇ。

久能山東照宮
[拝殿]
国宝
改修されていて、何もかもが真新しく見える。


久能山東照宮
[廟門]
国指定重要文化財
廟所に通ずる門です。


久能山東照宮
[玉垣]
国指定重要文化財
※御社殿の周囲にめぐらされた垣の、これは極一部です


久能山東照宮
防火用の水を溜める甕は地中に半分埋まっているっぽい?

久能山東照宮
[廟所参道]
国指定重要文化財
石畳すら整然としていて美しいのです。


久能山東照宮
久能山東照宮
東照宮に置く石灯篭って、大大名じゃなきゃ奉納する権利が無い
って聞いたことがあるけれど、ここでもそうなのかしら?


久能山東照宮

久能山東照宮
丸くなった石階段が整形された石階段の脇にありました。
これは古そうですね。


久能山東照宮
美しく整えられた階段。

久能山東照宮
石垣もかなり美しいです。

久能山東照宮
これは整層積み、かな。
完璧に積まれた石垣に見惚れますわ。


久能山東照宮
チェス盤のように美しい石畳。

久能山東照宮
階段の最上段には溝がありました。

久能山東照宮
[廟所宝塔(神廟)]
国指定重要文化財


久能山東照宮

久能山東照宮
神廟の周囲は、美しく整えられた石垣で囲われています。

久能山東照宮
ここまで大々的に祀られた戦国武将は他に居ないでしょうね。
凄いな、徳川家。凄いぞ江戸時代。


久能山東照宮
宝塔の四隅に唐銅の風鐸が掛かっています。

久能山東照宮
正面の灯篭には、宝塔の製作者である幕府お抱え鋳物師
椎名伊豫の名が刻まれていました。


久能山東照宮

久能山東照宮
以前の御神木は杉で、伐採されたそうです。
こらは新しい御神木の楠。


久能山東照宮
上から見た廟所参道。

久能山東照宮
上から見た本殿と拝殿の屋根。

久能山東照宮
どこの石垣かは忘れましたが、こちらも美しいです。

image

久能山東照宮
今回、全ての灯篭をスルーしたことに今気づきました。

久能山東照宮
鳥居の奥に見えるのが楼門。

久能山東照宮
明神系鳥居。
笠木の反りが凄いですね。


久能山東照宮
鳥居の下の石段。
かなり急です。怖いです。


久能山東照宮
3年後まで整備は続くんですね。

久能山東照宮
頂いた御朱印。
綺麗ですね。



蛇足ですが、神楽殿で静岡県ならではのものを見ました。


久能山東照宮
[神楽殿]
国指定重要文化財


久能山東照宮
この日は3月3日。
桃の節句らしいものを見たのはここだけだった気がします。


久能山東照宮

久能山東照宮
神楽殿の端に置かれたショーケース。

久能山東照宮
静岡と云えば、あのプラモデルですね。

image
ジオン公国の「黒い三連星」。

image
セイラさんとアムロ。



久遠寺のあの石段に比べたら可愛いものだと思えますが、


よく考えたら、我々、下から登った訳ではないんですよねぇ。


通しで登ったら1000段以上はありそうなので、


ロープウェイがあって良かったと思いました。


下の遺構を見られないのは残念ですが、


たぶん当地の再訪は体力的にもできないんじゃないかなぁ。



久能山東照宮
【久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)】

静岡市駿河区根古屋390番地
主祭神:徳川家康(東照大権現)
創建:元和2年12月(1617年1月)
https://www.toshogu.or.jp/

【JR静岡駅からの行き方】
しずてつジャストライン日本平線
「日本平ホテル・日本平ロープウェイ」行きで終着まで
片道50分程度・580円
11番乗り場より乗車
(Suicaが使えます)
あまり頻繁には出ておらず8時13分が最も早い便でした
一時間に一本程度なので結構混みます

日本平ロープウェイ
日本平駅⇔久能山駅 往復乗車券1,100円
11時以降は10分おきに出ています。乗車時間は片道5分程度


【にほんブログ村】
sava!プロフィール

sava

昭和生まれの大阪育ち。数十年前から母の実家の神楽坂エリアに生息。食,日本酒,旅,富山県,文化財(建築物),読書等を好み、当ブログではそれらにオマケ情報も加味しています。それなりの年齢になり、老眼とか更年期とか諸々の不具合も出て参りました。そんな多様な話をチマチマと記す日々です。
もう一つのsava!ブログ
建てめも。

sava!建てめも。
sava!ブログから建物に関することをある程度分離してメモしておこうと考えてできた分室です。家に関することについて語っているので、気が向いたら見てください。
【Kategorie】
月別アーカイブ
人気ブログランキング
Instagramアイコン
【search】
読者登録
LINE読者登録QRコード
最新記事(画像付)
【comment】
オススメ記事
circleB06-10富山県『立山黒部アルペンルート』の室堂で雷鳥に接近遭遇して大興奮したのに周囲に誰も居なかった。
circleB06-10富山県富山市『富山ガラス工房』にて吹きガラス制作を体験してきた。
circleB06-10長野県上田市『ルヴァン 信州上田店』天然酵母と国産小麦を使った量り売りのパンがスゴイ。
circleB06-10長野県上田市@壱景。【写真多用】
circleB06-10新潟県新潟市『川辰仲』は古町花街の100年前の置屋が見られる貴重な建物です。
circleB06-10『つけるだけ 歩くだけでやせる魔法のパッド(足指パッドつき)』が気になるのでちょっと試してみることに。【追記アリ】

circleB06-10ワタクシが行って良かった&また行きたいと思うカフェ。【2017】
circleB06-10ワタクシが行って良かった&また行きたいと思うカフェ。【2016】
circleB06-10ワタクシが行って良かった&また行きたいと思うカフェ。【2015】
circleB06-10ワタクシが行って良かった&また行きたいと思うカフェ。【2014】

circleB06-102012年に購入してとても重宝したもの。
circleB06-102013年に購入してとても重宝したもの。
circleB06-102014年に購入してとても重宝したもの。
circleB06-102015年に購入してとても重宝したもの。
circleB06-102016年に購入してとても重宝したもの。
circleB06-102017年に購入してとても重宝したもの。
circleB06-102019年に購入してとても重宝したもの。
circleB06-102020年に購入してとても重宝したもの。
circleB06-102021年に購入してとても重宝したもの。

circleB06-10茨城県北茨城市『天心遺跡』の被災後復元された六角堂がすごい。
circleB06-10料理が美味しそうな映画。
circleB06-10女子会デザートのバケツプリンが凄まじいデカさだった件。
circleB06-10コルネの食べ方は頭からか尻尾からか?
circleB06-10『牛乳パックシリコン蓋』をワタクシはこう使う。
circleB06-10アボカドカッターでアボカドを切るとこうなるのね。
circleB06-10思い込みを無くそう。
circleB06-10東京上空をヘリでクルージング。
circleB06-10通勤時防災用携行品リスト。