[表書院]
仁王門に向かって西側にある大本願。
この大本願は、善光寺の山内浄土宗の本坊で、
642年(皇極天皇元年)から1400年余りに渡って続く尼僧寺院(尼寺)です。
蘇我馬子の娘・尊光が出家し、皇極天皇の命により開かれました。
善光寺上人とは、かつて宮中から上人号と紫衣着用の勅許を賜った称号で、
代々皇室にゆかりの女性によって受け継がれています。
往路で門構えを見て気になっていたので、帰路で立ち寄ってみることにしました。
御朱印が頂けるようですし。
善光寺は現在、浄土宗大本山大本願と、
天台宗大本山大勧進の二つの機構によって運営されています。
「大本願上人」と「大勧進貫主」の両名が善光寺住職を務めています。
善光寺って、浄土宗と天台宗が共同運営しているんですね。
初めて知りました。
今回頂いた御朱印は以下のものです。
善光寺本堂側で御詠歌の御朱印を頂く場合は書き置きですが、
ここでは直接御朱印帳に書いてくれます。
もう一方の大勧進は、より本堂に近い場所に位置しています。
尼寺との差がここにあるのかしら? とぼんやり思ってみたり。
[善光寺 本坊 大勧進(だいかんじん)]
山内にある天台宗の善光寺山内25ヶ院の本坊で、
大勧進の住職は貫主(かんす)と呼ばれ、
代々比叡山延暦寺から推挙された僧侶(男性)が務めます。
ここにも御朱印がありました。
ここ独自の御朱印が複数あるようです。
大本願の向かいにある白蓮坊でも御朱印があるようです。
書き置きのようですね。
善光寺に関する新たな知識を得た今回の旅です。
【善光寺大本願(だいほんがん)】
長野県長野市長野元善町465
開門閉門時間 [4〜10月] 5:00〜16:00,[11月〜3月] 5:30〜16:00
拝観時間8:00〜15:30(受付終了 15:00)
https://daihongan.or.jp/