sava!

興味あるものを 興味ある人に。

私は諦めを敵とする。 私の日々の努力は実にこの諦めと闘うことである。 (北条民雄)

古蹟

【台湾】台北市@迪化街壱景。

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台湾に三度来てはいるものの、ほとんど台北の極々狭い範囲をぐるぐる観光し続けているワタクシ。
理由は、戦争で焼け野原になった日本では観られなくなった明治・大正期の建物が多く現存しているため、それを観たいがためです。
日本だと文化財クラスの建築物がゴロゴロ残っている台北市内。
そのうち迪化街は建築物パラダイスとも言えるエリアでして、その点が特にワタクシは気に入っております。
毎度興奮して鼻血が出そうな勢いです。
何処を切り取っても見応えのある建築物だらけ。
「どやっ!!」ってほど意匠を凝らした外観が美術館の中にいるような気分にさせてくれます。
迪化街に来たなら上を見るべき。屋根近くの装飾を見るべき。そう思います。

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アーケードが連ならない路地は視線を上に上げやすい場所とも言えます。

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母曰く、ビニール紐で編んであるらしい装飾。
レース編みを干しているのかと思った。


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BE@RBRICK(ベアブリック)がこの模様だったら買っちゃうかもしれん。

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さりげなく掲示されている案内板。

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レゴ的なブロックで出来ているんですよ!
そういえば近くにある歪樓樂高積木藝術空間(リンクは中国語)を見逃した。


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永樂市場には、鶏肉おこわで行列ができる「林合発油飯米果店」や
包子の人気店「老竹子三發包子 迪化創始店」があります。


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煉瓦の外壁が目を惹く一角。
日本では関東大震災と共に消えた外観ですね。


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昭和初期に大流行したスクラッチタイル。

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角は漢方薬販売店「花旗坊八仙果」。
日本語が通じるスタッフが居るので日本人に人気のお店らしいです。


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どんだけ贅沢な建物なのかってぐらい装飾がなされた外観。
窓が大きいものの少し奥まって填っているため
風雨でも大丈夫なんだろうと推察されます。


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これまた漢方薬販売店の「百安堂」。
カラスミなどの乾物も扱っているようです。
日本語は通じないそうです。
それよりも建物が秀逸。


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正面にあるのは丸薬の意匠か?

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「顔義成商行」という百安堂の隣にある建物。
窓枠の装飾が独特です。


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これでもかっ!!と施された装飾類。
どこを見ればいいのか分からん。


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「黄長生薬行」も漢方薬販売店。
漢方薬局って財を成し易かったのかな。


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アールデコのような、2階の擬円柱は竹の意匠のような、台洋折衷の外観。

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ここには繊細で可愛らしい朝鮮人参の意匠があります。

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途中で気になる建物を発見しました。古蹟か?と思って調べたところ、
陳天来故居(錦記茶行)という日本統治時代から残る豪邸だそうです。
かなり荒廃していました。
1920年代に造られたバロック様式の建物で、
1階が商売用、2階が招待所、3階が自宅として使用されていました。
古蹟として認めらたものの、
所有権を持つ親族が30人以上居て意思統一がされないため
古蹟保存に必要な管理が長期間行われず放置されているそうです。


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煉瓦が積まれた塀も荒れ放題です。

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文化財として建物を維持することに興味のない人は
国を問わず一定数存在するんですよね。
たぶん売り払って現金分配してくれよと思っているんだろうな。


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なんだか地元の若者が大勢集まっている一角があります。

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「大盗陳茶飲」というお店らしい。
遅ればせながら日本でも大流行中のタピオカミルクティーもあるっぽい。
けど何か乗ってるし炙ってる。


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フォトジェニックなドリンク類のあるお店のようです。
若い子人気も納得のビジュアルです。


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この辺りは比較的新しいビルか立ち並んでいます。

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「德和蔘茸」というお店の装飾はモダンな感じ。
窓を修繕してそこだけイメージが違っていますけど。


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中央に何か付いていたのかな?

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亭子脚の天井部分は、昔はどこもこんな感じだったんでしょうね。

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建物の側面に注目してみました。

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ところどころ煉瓦が欠けているような・・・。
煉瓦って吸湿性があるけど野ざらしで何年保てるんだろう。


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煉瓦が水分を吸い過ぎたのか、植物か生い茂っている建物がありました。
屋根、大丈夫か?


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装飾は華美ではないものの、それなりに凝っている建物群もあります。

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改修後と思われる綺麗な建物。ある種、長屋っぽい。

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獅子の顔がユニーク。

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こういう道はバイクが駐輪に便利だってのがよく分かります。

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周囲の建物よりワンランク古そうな建物。
昔はこういう外観で統一されていたろうと推察しております。


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うん、イイ感じ。
今は使われている気配がないのだけれど。


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改修してから装飾がシンプルになったんじゃないか疑惑が芽生える建物。

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こういうマンションらしき建物もありました。
新しいけど古いデザイン?


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[前大稻埕消防隊]
角地にあって湾曲した建物が目を惹きます。


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紋章は鳩かな?

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外壁と開口部の色合いがポップな感じ。
消防車はベンツです。


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左側の車は三菱。
ってか、車に描かれた紋章の方がカッコイイのだが。


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日差しが眩しくてついアーケードを進みがちですが、
一歩道路側に出ると贅と工夫を凝らした建物群が見られます。


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このようなワッペンも売られています。
やはり迪化街は建物推しなんですね。


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暑いけど見た目は涼し気な中庭。

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メダカらしき熱帯魚も元気に泳いでいました。

やはり迪化街は楽しいです。買い物も、カフェも、建物も、全てが。
ただし、子供は楽しくない場所だろうなぁ。

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この植物ってこんな実が成るんだ~、と思わずパシャリ。

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【台湾】台北市中正区『国立台湾博物館 土銀展示館(台湾土地銀行本店旧館)』の建物は一見の価値ありな古蹟です。

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1923年1月12日に設立された日本勧業銀行(第一勧業銀行)台北支店は、開拓、土木、水利、農業資金の融資などを主として、不動産と拓殖金融をの業務を行う唯一の銀行でした。
現在の建物は1933年竣工。1997年に台北市市定古跡に登録されています。
2008年から修復工事が始まり、2009年に竣工。現在は国立台湾博物館の別館となる「土銀展示館」として一般公開されています。(土銀は土地銀行の略)

ワタクシは今回、人の気配のない「古蹟修復室」フロアの見学をすっ飛ばしましたが、ここにこそ、この建物の修復のノウハウが詰まっていたようで、詳細な展示がされていたらしいのです。帰国後、下調べは必要だったなと感じました。

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関東大震災の翌年に建てられているため、
当時の最新技術が取り入れられているようです。


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この装飾は照明器具の取り付け部分かと思いきや、換気孔なんだそうです。

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亭子脚(ティンアカ)と呼ばれるアーケード。
公共のために歩道として開放してありますが、私有地です。


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アーケードの一片にはこのような床面アートが施されています。

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シシ神様みたいなものも。

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気になったのはこの個所。

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ロッカーが洒落ているんです。

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博物館らしいロッカーだとも思えます。

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このような一角もありました。

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ガス計量器のブースです。
ガス!


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当寺の館内にもクーラーが設置してあったらしいので、
ガス冷房だったのかも。


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修復されず、そのまま残して展示してある箇所。

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ちなみに展示内容は、男の子が大好きな恐竜の骨格標本です。

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三階分の広大なフロアの天井は漆喰塗り。
左官職人の腕の見せ所です。


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華美ではないものの華麗なモールディング。

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白いところは左官職人が修復した箇所。

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通路の先に興味深いものを発見しました。

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壁の構造について密かに展示してある一角です。

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ここには美しい結霜ガラス(けっそうがらす)が填めてありました。

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窓には鉄格子が填められ、窓ガラスは耐火用のラスが入っています。

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エレベーターで4階まで上がってみました。
同施設の屋根が望めます。
瓦じゃないんだね。


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同じ位置から視線を移してみた。
台湾旅をしているとあまり体感できない視界が広がっています。


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よく見なかったのですが、壁面のレリーフも修復対象だったようです。

日曜日なので大勢の子供連れで大混雑していました。

じっくり見たいなら、平日の見学が良いかもね。

って、今は夏休みか。



2017年の記事はコチラ

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【国立台湾博物館 土銀展示館】
古蹟登録名「勸業銀行舊廈」

台湾台北市中正區襄陽路25號
No. 25, Xiangyang Road, Zhongzheng District, Taipei City
開館時間 9:30~17:00
休館日:月曜


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【台湾】台北市@壱景。

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[台北中山堂(台北公会堂)]
国定古跡


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工事期間が2019年8月18日までに延期されたそうです。

ここでは台北市で見たものを羅列してみようと思います。

一年で変わったものもあれば、ほとんど変わらないものもあり。

相変わらず新発見がある街で、なかなかに楽しいです。

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[林華泰茶行]
卸価格で品質の良い茶葉を売る老舗お茶問屋さんです。


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落描きだらけの外観ですが、営業してます。

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浅草を彷彿とさせる雰囲気。
小皿料理一つで一杯やってるおじさまが居ました。


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この辺りの営業は夕方かららしい。

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傾きかけた煉瓦塀とガジュマルっぽい樹木。
そして滑りやすいモザイクタイル。


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人さらいに見えなくもないピクトグラム。

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やっぱり南国。

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日本だったらツツジが植えられているところですが、やっぱり南国。

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配電地上機器にはそれぞれ絵が描かれています。

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これは良いですね。ナイスアイディア。

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これ、何という名前の花なんだろう?



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【光點台北(台北之家)】

台湾台北市中山區中山北路二段18號(MRT淡水信義線中山駅)
No. 18號, Section 2, Zhongshan N Rd, Zhongshan District, Taipei City
営業時間 11:00~24:00
定休日:月曜
◆◆◆
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【光點生活(クワンティエンセンフオ)】

台北市中山區中山北路二段18號 1F
営業時間 10:30~22:00(金土 ~22:30)
定休日:2カ月に1度休み
https://www.facebook.com/spot.tp/

第三級古蹟に指定されている旧アメリカ大使館をリノベーション。現在は台湾電影文化協会が経営する映画をテーマとした芸術サロン「台北之家」となっています。館内にはカフェやバー、ミニシアター、セレクトショップがあります。


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【台湾】台北市大同区『臺灣新文化運動紀念館(台北北警察署)』が一般公開されている。

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Taiwan New Cultural Movement Memorial Museum
台北市市定古跡

前回来た時は工事中でしたが、日本統治時代「台北北警察署」として使われ、1988年に台北市指定遺跡として登録された建物を利活用した「臺灣新文化運動紀念館」が、2018年10月から開館していました。
一階にはカフェもあります。
前回から気になっていたので、内部を観てみたいと思い、ちょいと遠回りになりますが立ち寄って参りました。

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スクラッチタイルが縦に貼られている腰壁が面白いエントランス。

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映像での特別展が開催中のようでした。
入館は無料らしい。


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玄関ホールから階段を望む。
モザイクタイルがちょっとしたアクセントになっています。
今みたいにシート状になっていない小さなタイルを
一つ一つ貼るのは大変だったろうなぁ。


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華美では無いもののそれなりの美しさのあ階段です。

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一階から上階を見上げてみる。

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廊下に向いた窓が独特ですね。

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奥にある階段は実用的で無駄のない造形。

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収監所は監視し易いように放射状になっています。
って、この写真ではそれが分かりませんね。


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扉は木製。

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驚くことに水洗トイレでした。
水栓レバーが廊下側にあるのが不思議ですが、
健康状態を見るためなのかな?

二階もあり、観るところもまだまだありそうでしたが、今回はチラ見だけに留めました。
次回はカフェ利用も視野に入れ、見学しようと思います。



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【八斤所8Jin Café】

台湾台北市大同區寧夏路87號 臺灣新文化運動紀念館1F
営業時間10:00~17:30
定休日:月曜(臺灣新文化運動紀念館に従う)


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【台湾】台北市大同区『仁安醫院』は 大正13年に建てられた台湾初の私立病院です。

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大正13年(1925年)の日本統治時代に

柯謙諒医師が開設した台湾初の私立病院が迪化街にあります。

現在、建物全棟が台北市によって保存されており、

当時の医療機器や資料などが展示してあり、内部見学は無料。

と言っても、見られるところは極々僅かなんですけどね。

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入口は角にあります。
この形式は古い建物独特のスタイルかも。


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ガイドが欲しい展示内容です。

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撫でるように見学するなら、
左足を軸にぐるりとターンする程度で済みます。


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手術台と思われますが、こんなところで!?感は否めない。

市の重要古蹟に指定されている建物なので立ち寄ってみました。

二階は閉鎖中だったのですが、通常は観られるようですね。

ちょっと残念でした。

でも、行ったぞ」という心のスタンプは捺せたので、

それなりに満足です。



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【仁安醫院(レンアンイーユェン)】
Union Hospital
台湾台北市大同區延平北路二段237號
No. 237, Section 2, Yanping North Road, Datong District, Taipei City
営業時間 13:00~21:00
定休日:日曜、月曜


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【台湾】台北市萬華区『STARBUCKS COFFEE 艋舺店』は文化財「萬華林宅」をシンプルにリノベーションしたカフェ。

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市の古蹟に指定されている「萬華林宅」観たさに、MRT龍山寺駅で下車。

ちょいと歩いて現在はスタバになっている建物にやって参りました。

日本統治時代の1932年、地元の名士・林細保氏が建てた邸宅です。

台北市に滞在するなら見逃せないスタバの一つです。

地図上では「スターバックス・コーヒー艋舺店」という名称です。

オープンは2016年4月。

老若男女問わず人気のある店舗のようでした。

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邸宅として使われていた頃の玄関はこちらだったのかも。

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店舗の玄関は大通りに面している方にあります。

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三角形の土地なので角に行くほど狭くなります。

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照明部分のモールディングはアカンサスかな。

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開口部には鉄格子が填まっています。

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二階の窓の鉄格子は切断しちゃってました。

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建物の説明は一階の階段前にあります。

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土地の形はこんな感じ。
あれ? 三角形じゃなかったわ。


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カウンターには沢山の菓子類が陳列してありました。
見ている間に見慣れてきて何も買わなくなるという不思議。


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それぞれ試してみたかったのですが、
一杯買うと一杯無料なので「4杯になっちゃうよ」と言われて断念。


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この日の11時から20時までの限定で
一杯買ったら同じものが一杯無料になるイベントだったんですね。


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抹茶ミルクとパイナップルケーキを入手。

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ものごっつい飲みやすい飲み口。
この形、凄く良いです!


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話には聞いていましたが、本当にストローは提供しなくなったんですねぇ。

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パイナップルケーキを試してみることにしました。

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意外とウマウマでした。
保存期間の部分がよく分からんけど。


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レシートを見たら、本当に一杯無料だった。

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一階の大テーブルの上の証明。あらシンプル。

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二階に繋がる階段。

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RC造っぽい。
ステップは滑り難い仕上げとなっております。


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二階から一階を見下ろしたらこんな感じ。

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二階から三階を見上げたらこんな感じ。

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一階店舗裏にはテラス席がありました。
先ほどの邸宅入口に繋がるのかも。


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二階から三階を見上げてみる。
ベランダを繋ぐものは何なんだろう?


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二階のベランダに出ると、トイレがありました。

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窓の部分が鏡になっています。
外に手洗器がある面白い造り。
昔からこうだったのかな?


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開栓はレバーで操作します。面白い。

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さて、一階には沢山のグッズが陳列してあります。
右側のステンのボトルを買おうかと、ものごっつい迷って止めた。


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雨をモチーフにしたシリーズのようです。

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めっちゃ種類が豊富。

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マグも色々あります。

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これは夏仕様のシリーズと、先のイベントのグッズ。

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この傘のマグはものごっつい可愛いのですが、陶器なので蓋が重いのです。

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価格は小さい方でNT$380(約1,330円)かな?

一見の価値ありって感じの建築物です。

豪邸ですねぇ。

三階や屋上が観られたら嬉しいけれど、しばらくは店舗は2階までかも。

建物好き&スタバ グッズ好きにはオススメの店舗です。



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【星巴克咖啡艋舺門市】
Starbucks Bangka - Xiyuan
台湾台北市萬華區西園路一段306巷24號
No. 24, Lane 306, Section 1, Xiyuan Road, Wanhua District, Taipei City
営業時間 [月~金]7:00~21:30,[土日]8:00~21:30
定休日:無休


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【台湾】台北市中正区『華山1914文化創意産業園区』という台北のお洒落スポット。

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日本統治時代の大正3年(1914年)に建てられた酒造工場を、2007年にアート・イベント空間にリノベーションしたのが『崋山1914文化創意産業園区(華山1914文創園区)』です。「華山(ほわしゃん)」て通じるっぽい。
現在、若い人に大人気のスポットになっているようで、リノベーションってのはこういう方法もあるのね、と大変参考になる一角です。
市の古蹟に指定されているのですが、そんなのには頓着なく、リノベーションしている気配すらあります。
朽ちたものは朽ちたままというところが、台湾の人のおおらかさが垣間見えて微笑ましくなります。
建物外観の経年劣化すら取り込んだリノベーションって良いなぁと、羨ましくもなりました。
地震の多い日本では難しい手法でしょうね。

さて、今回はスコールに見舞われて動けなかったという事情もあり、敷地内の建物見学は極々一部に留まりました。それでも大変参考になりました。
次回リベンジできればいいなぁとも思っています。その頃にはショップの数も増えていそうです。

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建物が緑に覆われて一部見えなくなっている一角がありました。
こういうのも良いですね。


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文化財プレートを発見。
夏場は木が生い茂って見えなくなるんじゃなかろうか?
って、今、夏か。


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リノベーションの仕方が独特です。

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剥落したタイルをそのままに、ってか一部残してアートな感じに。


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回廊部分のタイルは残されています。
色がまだらで良い感じですね。


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映画のロケで使えそうな一角。横浜か?ってイメージ。

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こちらのインフォメーションは、ファザードのデザインが和洋折衷でお洒落。

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階段下にカフェがあったりもする。

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映画館になっているエリアもあります。

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なんかお祭りがあるっぽい。

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敷地内に線路が残っていました。
昔は鉄道の駅があったらしいです。


崋山文創区@台北
敷地内の人孔蓋がめっちゃお洒落。

先を急いでいたので今回は入れませんでしたが、『未来市』というショップが若者に大人気のようでした。
センスある雑貨のセレクトショップっぽいです。
次回のためにチェックしておきたいと思います。

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【未来市】
The Gala Asia

No.1, Section 1, Bade Road, Zhongzheng District, Taipei City
台湾台北市中正區八德路一段一號 華山1914文化創意產業園區中二館
(忠孝新生駅より徒歩3分)
営業時間 11:00~21:00
定休日:無休

2018年OPEN


ゆっくり見て回れば一日は掛かると思う広大な敷地内に散在する施設群。
文化財の活用方法としては、建物が活かされた大成功例なんだろうと推察しています。
敷地が広いので、体力が無いと夏場は大変だろうとも思えます。
ここまでで、母の歩数計は10,000歩を越えていたらしいです。
うん、納得。



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【華山1914文創產業園區(ホワシャン 1914 イージウイースー ウェンチュアンユェンチュー)】

Huashan1914・Creative Park
台湾台北市中正區八德路一段1號
(MRT 忠孝新生駅出口1から徒歩3分、MRT 善導寺駅出口6から徒歩5分)
No. 1, Section 1, Bade Road, Zhongzheng District, Taipei City
営業時間:戸外空間は24時間開放、営業時間は店舗により異なる
http://www.huashan1914.com/ (中国語、英語)


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【台湾】台北市中山区『林安泰古厝』は四合院建築の移築保存されている古蹟です。【写真多用】

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MRTで言えば圓山駅が最寄り駅となり、台北市立公園付近にある『林安泰古厝』は、1783年に竣工した中国閩南(福建省南部)式の建築物です。

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元はこのような外観だったようです。

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中国福建省安溪から移り住み、迪化街エリアで「栄泰」という号で商売を営み財を成した林家の邸宅でした。
邸宅は四維路にありましたが、道路拡張工事のため取り壊しが決定。
しかし1970年の郷土運動の発生や、取り壊し反対運動などを経て、古跡として保存することが決定し、1987年に現在地で縮小復元されました。

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瓦は老朽化していて破損していたため新しく交換したものの、それ以外の殆どは既存の資材が使用されています。現在は民俗文物館として無料で見学できるようになっています。

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これで建物の規模は元の1/3なんだそうです。
どんだけ大きな敷地だったんだ。


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四合院は奥にあります。

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朝から園内を清掃する人々が仕事をし続けていました。
維持が大変そうですね。

台北の古蹟を調べると、「林」という名が大変多いなと感じます。
台湾の姓トップ10は、

1.陳、2.林、3.黄、4.張、5.李、6.王、7.呉、8.劉、9.蔡、10.楊

だそうで、1位の「陳」は全体の約11%を占め、2位の「林」は約8%を占めており、上位2つの姓で台湾の姓全体の1/5を占めているそうです。

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建物内には、系図が貼ってある部屋がありました。

台湾での「林」家といえば、彰化銀行を経営している霧峰家(むほうりんけ)と、板橋家(林本源)。
台湾五大財閥のうちの2家です。
五大財閥の残る3家は、基隆家、鹿港家、高雄家。
蛇足ですが、歌手・一青窈さんの一族は、九份の鉱山財閥である基隆家になるそうです。
ゆえに父方の台湾姓だと「顔 窈(イエン ヤオ)」さんとなるそうな。

話は逸れましたが、この五大財閥の「林」両家とは無関係っぽい『林安泰古厝』。
台北に残る建物の中では最も保存状態のよい四合院と言われています。

四合院(シーファイン/スーホウユェン)とは、中庭を囲むように“回”の形に棟が建てられた一階建ての住居でして、使用人も含めた一家族で住むものでした。(近代中国では昔建てられた四合院に複数世帯が住んでいるようですけれど)

ちなみに、四がある以前に、3つの形態の住まい様式があります。

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一條龍(イーティァォロン):横一列に並んだ住居形態
單伸手(ダンシェンショウ):母屋の左側に建物がある住居形態
三合院(サンホウユェン):母屋の垂直方向の両側に建物がある住居形態
四合院:三合院の前にもう一つ建物を立てて“回”の字にした住居形態。お金持ちの家です。

もっとお金持ちになると多護龍合院(ドウフーロンホウユェン)という形態になり、中央の四合院から周囲に建て増しして小さな町のようになった集合的住居形態になります。中央に行くほど一族の中で位が高い人の住まいになるらしい。

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[正廳]

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向かって右側には林先平氏の額が。
この建物を建てた林志能の長男だとか。


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左側には妻の葉氏月の額が掛かっていました。

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門の脇に掲げられた額に説明があるのですが・・・


建物の真正面にあるのが「正廳」。意味はメインホール(またはリビングか?)で、歴代先祖の位牌や神様が正面に祀られます。「廳」という字は「庁」のことですので、日本語に音読みすれば「せいちょう」。
建物の中で最も良い部屋で、ここで賓客も迎えます。

ちなみに台湾には 「壽終正寝」という言葉があり、(自宅の)正廳で死ぬことが幸せだという意味だそうです。一族に見守られつつ最も良い部屋で最期を迎えるのが幸せとは、日本で言うところの「畳の上で死にたい」ってのと感覚は同じなんでしょうかね。

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正面は煉瓦、側面は左官仕上げの外壁なんですね。

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日本では鬼瓦が乗る屋根のこの部位は馬背と言うんですね。

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馬背は高いところに上らないと見えませんでした。

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屋根の飾りも華やか。

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獅子だと思われるもの。顔の色が剥げてるけど。

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屋根の葺き方も面白いですね。

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正廳の周囲はやはり豪華な彫刻が施されています。

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現在はこんな感じ。

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以前はこのような外観だったようです。洗濯物がリアル。

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現在の室内はこんなにポップに飾られています。うーむ。

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様々な意味がある彫刻の数々。

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見どころがいっぱいでどこを撮っていいのか迷います。

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蟇股もかなり豪華。

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石に彫られた絵も見どころです。

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扉の組子も様々。

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室内に灯りが灯ると印象が変わるでしょうね。


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各部屋には豪華な寝台が置いてあります。
部屋全体を占めているほどの大きさです。


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最も豪華だと思ったのがこちらの寝台。
螺鈿細工が施されています。


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室内の簡易トイレも塗りで豪華。

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台所の横にある部屋は使用人のダイニングなのかしら?

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壁に貼ってある管理用の図を見るとダイニングで正解みたい。
ただし、誰が使うものなのかは分からずじまいでした。


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真新しい壁。
移築前の壁はどんな色だったんだろう?と気になりました。


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こういう建物を観ると、紫禁城を観てみたくなります。

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中庭などに置いてある瓶は防火用でしょうか。

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この幅だと大きな寝台などをどうやって入れたんだろう?
と疑問が湧きますね。


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お高そうな家具も展示してあります。

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日本語での説明書きはここでしか見なかった気がします。

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同様に、書も。
造詣が浅いので書については語れないワタクシです。

建物好きな方なら楽しめる場所だと思います。興味のない方はここでぼーっとしているのも良いかも。
それすら興味のない人が多いのが、邸内はガラ空きでした。
無料なのに勿体ない。

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雨前樓と隨月閣

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醉茶居からつながる橋。

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池には蓮の花が咲いていました。

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[雨前樓]

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雨前樓にあった給水器。
園内飲食禁止とあるのに、大丈夫なんだろうか?


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[玉帶橋]

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[邀月亭]

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庭に設置されていた謎のモニュメント。

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どうやらマスコットキャラクターのようですね。

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建物に全く興味のない甥っ子はスタンプラリーをやっておりました。
※日本語の案内パンフレットが置いてあります



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【林安泰古厝
(リンアンタイクーツォ)民俗文物館(ミンスーウェンウーグアン)
Lin An Tai Historical House

No. 5, Binjiang Street, Zhongshan District, Taipei City
台北市中山區濱江街5號
開館時間 9:00~17:00
休館日:月曜、春節(旧正月)、清明節、端午節、中秋節
入館料:無料
http://linantai.taipei/


【公共交通機関利用でのアクセス方法】
※2018.7月末に調べた情報ですので行かれる際は再度ご確認ください
  • MRT淡水信義線「圓山(ユェンサン)駅」1番出口から徒歩15分←炎天下は辛いかも

  • 紅34(休日のみ運行・Dajia Riverside Park行き) バス路線図【1】バス路線図【2】
    MRT圓山駅→花博公園→大同大学→新生民族路口→林安泰古厝→九號水門→大佳河濱公園
     ※圓山駅のバス乗り場はMRT圓山駅1番出口を出て線型公園方向に進んだ道路沿いにあります
    10:00,12:00,14:00,16:00,18:00 (2時間間隔で運行)

  • 市民小巴9 で「新生公園(林安泰)」から「台北駅」 バス路線図【1】バス路線図【2】
    大佳河濱公園→八號水門→新生公園(林安泰)→新生公園→吉林路底→新福里→新壽公園→錦州街口→民生東路口→台北銀行→吉林國小→長安國小(吉林)→正守公園→長安林森路口→華山公園→市民林森路口→臺北車站(鄭州)

  • 平日は、バス222番「新生公園/シンセンゴンユェン(林安泰古厝)」下車が近いです
    → 222番がMRTの駅で通るのは忠孝新生駅、松江南京駅、行天宮駅など


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【台湾】台湾高速鉄道(新幹線)で台中市へ。

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台北市の南港駅から高雄市までを繋ぐ台湾高速鉄道(臺灣高速鐵路)。台灣高鐵や、高鐵(高鉄)などとも略されています。
本日はこの新幹線を利用して、台中まで向かうことにしました。
台鉄台中駅がどのように変化しているのかも知りたかったためです。

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昨年とは大幅に景観が変わっている台鉄台中駅。
ほんと、なんじゃこら~ってほどの変わりようでした。

台北→台中までは、自由席で675NT$、指定席で700NT$。日本円にすると自由席で約2,700円、指定席で約2,800円になります。価格差は100円ほどなので、確実に着席できる指定席を選択しました。
万が一、乗り遅れた場合は後続の自由席に乗車できます。自由席は10号車とか11号車辺り。意外と自由席が空いているということを、己のミステイクにより帰路で知ったワタクシです。

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台鉄新烏日駅(新烏日火車站)もショップが様変わりしていました。
昨年あったお店がいろいろと消えていました。


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新しい台鉄台中駅(台中火車站)。
かなりの建物が無くなり、新しい建物がデデンと建っていました。
しかし、まだまだ建設途中です。


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駅前もだだっ広くなっており、タクシー乗り場なども移動していました。

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古蹟(文化財)である旧駅舎が
今後どのように改修され利用されるのかが気になります。


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ホームから見える空き地は、
いろいろと建設計画があるのだろうと思わせるものでした。


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ホームの自動販売機には日本風のものもあります。

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しかし、こういうのは見ないと思う。
試す気にはなれませんでした。


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スタバのオレンジジュースの方が間違いなく美味しそう。

台中からの帰路でワタクシは痛恨のミステイクをしてしまいました。
乗る電車を3分違えたのです。
頻繁に新幹線が出ているため、数分おきにホームに電車が入って来ます。本当に数分おきに来るのです。
乗車してから間違いに気づいたものの、始発駅ではないため直ぐに発車してしまいました。
致し方なく、自由席に向かって延々と車内を歩くことに。同行の母と甥っ子には申し訳ないことをしました。
これで二度と間違えることは無いと思います。

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途中ですれ違った車掌さんに訊くと自由席は10号車と教えてくれたもんで、
そこまでたどり着いた我々。車内は指定席とは異なり、ガラ空きでした。
次回は自由席を選択しようと思いました。
(数分間違えても気にせずに済むし)



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【臺灣高速鐵路のチケット事前購入可能サイト】

KKday:https://www.kkday.com/ja/product/2700
MAXVISTA:https://www.ohshu.com/asi-oce/railpass/taiwanrailpass.html


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【台湾】台北市『撫台街洋楼』は台北市の古蹟に指定されている石木混合建築です。

撫台街洋楼


1997年に台北市の古蹟に認定された撫台街洋楼。

日本統治時代の推定1910年に、

建設会社である合資会社高石組の社屋として竣工しました。

台北城の城壁を撤去した際に石材の一部を流用したと言われており、

石・木造の建物として異彩を放っています。

現在は歴史資料館として活用されているそうです。

撫台街洋楼
周囲に路駐が多いのも、土曜日ならでは、か!?

撫台街洋楼

撫台街洋楼
古蹟であることを表す、文化財プレートっぽいものもありました。
ちなみに名称にある「洋樓」は洋館の意。


撫台街洋楼
日曜日は休みですが、それ以外の曜日に内部見学が可能です。

撫台街洋楼
googleに写真を撮ると翻訳してくれるアプリがあるそうですね。
ってことを、空港に向かうバス内で知りました。


撫台街洋楼
亭仔脚(ティンアカー),騎楼ともよばれる台湾式アーケード。

撫台街洋楼
外壁は石、アーケードの天井は木材が使われています。

撫台街洋楼
外壁は石ですが、内部は木造になっています。


次回はぜひ、内部を見学してみたいと思います。


撫台街洋楼
【撫台街洋楼(撫臺街洋樓)】

台灣台北市中正区延平南路26号
開館時間[月~土] 10:00~18:00
休館日:日曜


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【台湾】台北市『中山堂(旧台北公会堂)』にある堡壘廳で優雅な気分で最も安価だと思われるアイスコーヒーを飲む。

堡壘廳


国家二級古蹟(直轄市古蹟)に指定されている中山堂の2階には、

「堡壘廳」というカフェがあります。

蒋介石夫人の宋美齢が専用のティールームがあるフロアらしいのですが、

それがココなのかは不明です。

入り口からチラリと覗いてみたら雰囲気が面白かったもんで、

「珈琲だけ飲みたい」と伝えて入店致しました。

堡壘廳
[アイスコーヒー NT$132(約500円)]
メニュに書かれていた価格と違っている気がしなくもない。
ただし、量はたっぷりあり過ぎたため、残してしまいました。


堡壘廳
ミルクかクリームかを選択できます。
クリームを所望したら2個もきました。
(つまりそれぐらい量が多い)
→台湾ではクリームをたっぷり入れて珈琲を飲む人が多いからだとか


堡壘廳
ランチョンマットが石の板だったりする。
これがものごっついツボでした。
食器を置くと滑るけど、汚れは拭きやすいと思う。


堡壘廳
中華的色合いの内装も目に楽しいです。

堡壘廳
椅子は統一感ないけど。

堡壘廳
天井は若草色。
これは樹脂製の天井板なのかしら?


堡壘廳
様々な意匠の板が填められた照明部分。

堡壘廳
台湾といえば和紙のランタンですが、
これは豪華ですねぇ。


珈琲はお高い気がしますが、場所代だと思えばそれほどでもないかも。

オヒトリサマでのんびりしたいときには良い場所だと思います。

日本人観光客的には、穴場のカフェなのかも?


中山堂
【中山堂(旧台北公会堂)】

No. 98, Yanping South Road, Zhongzheng District, Taipei City
台灣台北市中正區延平南路98號
開館時間 9:00~17:00

堡壘廳
【堡壘廳】

台灣台北市中正區延平南路98號(中山堂)2樓
営業時間 10:00~21:00
定休日:無休


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【台湾】台北市『中山堂(旧台北公会堂)』は国家二級古蹟に指定されている日本統治時代の建物です。

中山堂


日本統治時代の1936年(昭和11年)に昭和天皇の即位を祝し、

井手薫の設計で建設された旧台北公会堂。

1945年に国民政府による接収が行われると台北中山堂と改名され、

1992年1月には中華民国政府により国家二級古蹟に指定されました。

現在は一部、外壁改修中のようですね。

中山堂
中山堂と改名されたのは1945年のこと。

中山堂
外壁には北投窯場で生産された浅緑タイルが採用されています。

中山堂
とても広い車寄せがある玄関。

中山堂
扁額が赤地ってところが中華圏って感じがしますね。

中山堂
館内の見学は無料。
日本語のパンフレットも置いてあります。


中山堂
エントランスには照明で建築年が映し出されていました。

中山堂
かなり豪華な天井。
写真でいえば左右で意匠が異なっていますね。
柱の装飾の中央にある梅は、日本統治時代には菊の御紋だったそうです。


中山堂
腰壁にはモザイクタイルが貼られています。
渦巻きのカーペットがなんだか面白い。


中山堂
建物の紹介文がありましたが、理解できませんでした。

中山堂
切手のイベントっぽいものが開催中でした。

中山堂
彼らが持つ文字の意味は何だろう?

中山堂
通路。

中山堂
階段を上っているうちに、どこの方角の階段だか分からなくなりました。

中山堂
外を見てみる。

中山堂
いったいどれぐらいの枚数のタイルが貼られているんだ!?
と驚く外壁。


中山堂
直線のみのデザインですが、アールデコっぽくてかっこいいです。

中山堂
タイルの色が微妙に異なるのがいいんですよね。


建物の向かい側には、かなり真新しい抗日記念碑がありました。

中山堂
抗日戦争抗日戦争勝利曁臺灣光復紀念碑

中山堂
全く読めない。
でも、台湾独立記念碑ってことではないっぽい。


ちなみに中山堂の「中山」は、

日本に亡命中だった孫文が名乗っていた「中山樵(なかやま きこり)」が由来っぽい。

まあ、いろいろ考えさせられるけど、

ここでは建物のことのみにて。


中山堂
【中山堂(旧台北公会堂)】

台灣台北市中正區延平南路98號
No. 98, Yanping South Road, Zhongzheng District, Taipei City, 台湾 100
開館時間 9:00~17:00


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【台湾】台北市『松山文創園區』は台湾総督府専売局松山煙草工場跡にできた広大な文化施設です。

松山文創園區


台湾総督府専売局松山煙草工場は、1937年に建てられました。

1945年に「台湾省専売局松山菸草工廠」、

1947年に「台湾省菸酒公売局松山菸廠」と改称され、

1998年に閉鎖。

戦後は工場内への植樹が積極的に行われ、

現在は台北市東部最大の緑地となっています。

運動場、文化活動センター、ショッピングセンターなどの施設が整備される計画で、

台北大巨蛋以外は松山文創園區としてすでオープンしています。

松山文創園區
道路に面した工場の倉庫群。

松山文創園區
模型が置いてありました。

松山文創園區
守衛室らしき建物もあります。

松山文創園區
今はイベントなどで使われているようですね。

松山文創園區
倉庫の側面。
一部バリアフリー改修されています。


松山文創園區
倉庫群を敷地内側から見てみる。

松山文創園區
非常に頑丈な構造の事務庁舎。

松山文創園區
奥に見えるのが建設中の台北大巨蛋。

松山文創園區
この日もフリーマーケットや、何らかのイベントが行われていました。

松山文創園區
アイスバーを売っているお店っぽい。

松山文創園區
ここも古蹟の一部。

松山文創園區
台北市内でよく目にした樹木。
「正榕」と言うそうですが、これがガジュマルなんですね。


松山文創園區
76835.2348m2の広大な敷地ゆえ、案内表示は有難い。

松山文創園區
水平視線を強調した、日本現代主義初期の建築様式。

松山文創園區
謎の猿っぽいオブジェがありました。
左のオバチャンの服も同じ色で可愛い。


松山文創園區
歩いているうちに、どこに居るかわからなくなりました。

松山文創園區
自動販売機がオリジナル柄だわ。

松山文創園區
そういえば、この絵にあるような煙突を見なかったなぁ。
どこにあったんだろう?


松山文創園區
自販機の横の絵。
それはそうと、自販機はあっても、飲んで良い場所がワカランかった。


松山文創園區
広すぎて二階まで見学する体力も無かった。

image

松山文創園區
工場内には3つの中庭があります。
これは小さい中庭。


松山文創園區
これは広い中庭に面した通路。

松山文創園區
大きな中庭には噴水や池などがありました。


敷地内にはショップが多々あり、イベントも行われているため、

ここは時間をかけてじっくり見る場所かもしれん。

次回は体力を蓄えて再訪したいと思います。


松山文創園區
【松山文創園區】

台灣台北市光復南路133號
No. 133, Guangfu South Road, Xinyi District, Taipei City


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【台湾】台中市『台鉄台中駅』は辰野金吾風の駅舎が魅力的な国定古蹟です。

台中駅


日本統治時代の1917年(大正6年)に建設された台鉄台中駅。

古蹟に登録されている現在の駅舎は二代目になるそうです。

ちなみに現在のホームは2016年10月に誕生した新駅舎に移行しています。

古い駅舎は改修して保存されるようですが、

改修前の状態を見ることができたのは、よかったです。

台中駅
工事用フェンスが張り巡らされた旧ホーム。

台中駅
今は新旧の駅舎を繋ぐ仮通路になっています。

台中駅
ホームの名残が足元に。

台中駅
旧駅舎の改札口。
もちろん新駅舎ではタッチ式になっています。


台中駅
石とレンガと漆喰に覆われた重厚な駅舎。

台中駅
旧窓口は閉鎖されており、
その前に土産物を売るショップが出ていました。


台中駅
電光掲示板ではない時刻表らしきもの。
天井はPタイル貼りかしら。


台中駅
天井付近にある窓からの光で内部は明るく、開放感があります。

台中駅
列柱のアカンサスの装飾が細かい。

台中駅
駅舎の外側。
お掃除中で通れなくなっていました。


台中駅
木造の屋根部分が劣化しているのが見えます。

台中駅
建築資材の種類が入り乱れている箇所。

台中駅
時計は取り外されているけど時計塔。

台中駅
京都辺りに残っていそうな辰野金吾風の外観。

台中駅
地下に降りる階段らしきものもありましたが、使われているのかな?

台中駅
駅の敷地はかなり広いです。


新駅舎はとても近代的。

旧駅舎の裏側にあるのですが、観光スポットは旧駅舎側にあるので

迂回するのに時間がかかります。

数年後には直線の通路ができるんだろうけれど、

今しばらくは工事中のままかもね。

台中駅
新駅舎が誕生したことにより廃線になった線路。
ホームの基礎はレンガ積みだったんですね。


台中駅
高架化された新駅舎。

台中駅
まだまだ工事中でした。



台中駅
【臺中(タイジョン)車站(チャーヂャン)】
(舊臺中火車站)

台灣台中市中區台湾大道1段1號
No. 1, Section 1, Taiwan Boulevard, Central District, Taichung City



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【台湾】台北市『台湾総督府交通局鐵道部』が鉄道博物館(臺博館鐵道部展示館)になるそうです。

臺博館鐵道部展示館
国定第三級古蹟に指定されています。



台北駅の程近くに大正期のものらしき建築物がありました。


実はこれ、日本統治時代の1918年、鉄道局として使われていたものでして、


鉄道博物館となるべく、2014年から修復工事がはじまり、現在も工事中です。


2017年の今年に完了するらしいのですが、何月完了になるんでしょうね?


臺博館鐵道部展示館
日清戦争の結果、日本が台湾を占領すると、清朝が建設・運営していた全台鉄路商務総局鉄道を接収し、日本軍の軍用列車が運転を開始した。
1895年(明治28年)6月10日―日本陸軍の臨時台湾鉄道隊、台北・基隆間の運行を再開
1895年(明治28年)7月10日―臨時台湾鉄道隊、台北・新竹間の運行を再開
1899年(明治32年)4月1日―台湾総督府に臨時台湾鉄道敷設部発足
1899年(明治32年)11月8日―臨時台湾鉄道敷設部、台湾総督府鉄道部に改組
1900年(明治33年)11月29日―打狗・台南間開業(日本による台湾統治後、初の新線開業)
1908年(明治41年)4月20日―縦貫線が全通
1908年(明治41年)10月20日―台北駅前に台湾鉄道旅館開業
1924年(大正13年)12月25日―台湾総督府鉄道部、台湾総督府交通局鉄道部に改組
1926年(大正15年)3月―台東線が全通
1933年(昭和8年)7月―バス事業を開始
1940年(昭和15年)10月―急行列車の運行を開始
1945年(昭和20年)―日本の台湾統治終了により台湾鉄路管理局に移管

臺博館鐵道部展示館
かなり綺麗に修復されていますが、前の状態を見たかった気も・・・

臺博館鐵道部展示館
内部はどうなっているんでしょうね。

臺博館鐵道部展示館
古蹟修復工程進行中とありますが、意味が分かりやすくていいですね。

臺博館鐵道部展示館
工事の養生の隙間から見た敷地内部。
こちらの日本家屋っぽい建物も修復済みのようです。


臺博館鐵道部展示館
次回再訪する頃には、施設がオープンしているでしょうね。
ちょっと見てみたい。



台湾はリノベ先進国って気がします。


古い建物を雰囲気を壊さずに、でもオシャレ感を醸すのに長けていますね。


この辺りは日本統治時代の建物が多く残っており、


一種のテーマパークのようだとも感じました。


どのように街が進化していくのか、目が離せません。



臺博館鐵道部展示館
【台湾総督府交通局鐵道部(臺博館鐵道部展示館)】

台灣台北市大同區延平北路一段2號
Section 1, Yanping North Road, Datong District, Taipei City



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【台湾】台北市『台北府城北門』はポツンと建ってますけど中華民国第一級古蹟(文化財)なんですよ。

台北府城



かつてあった台北府城の門のひとつ『台北府城北門』。


台北城に五つあった門のうち、現役当時の姿をとどめる唯一の門なのだそうです。


意外と小さい。


ってか、台北城ってのがこの辺りにあったってことを知って驚きました。


1879年に建設計画が提出され、1882年に着工、1884年に完成。


1904年に台湾総督府により城壁の大部分が撤去されたため、


実質、20年間しか存在しなかったそうです。


そして五つの門のうち、残っているのが四つ。


残された城門は全て、中華民国第一級古蹟に指定されています。


第一級古蹟ってことは、日本でいうところの重要文化財みたいなものかしら?


よく分かりませんが。


台北府城
一階は通り抜けできますが(横断歩道が先にある)、
二階建屋内部は立ち入り禁止。



門の南側手前の足元にはも日本統治時代に置かれた水準点が残っているそうです。


見逃したけど、この写真の反対側にあるってことですな。


周辺は綺麗に整備されており、外壁も塗り直されているようでした。


次に訪れる頃には、この辺りも大幅に変わっていることでしょうな。


そして、変わらない文化財があるってことは、なかなか良いものだと


深く納得したこの日のワタクシなのでした。




台北府城
【台北府城北門(臺北府城門-北門)】
正式名称:承恩門
台灣臺北市


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sava!プロフィール

sava

昭和生まれの大阪育ち。数十年前から母の実家の神楽坂エリアに生息。食,日本酒,旅,富山県,文化財(建築物),読書等を好み、当ブログではそれらにオマケ情報も加味しています。それなりの年齢になり、老眼とか更年期とか諸々の不具合も出て参りました。そんな多様な話をチマチマと記す日々です。
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