
壬生にある根付の専門美術館『京都清宗根付館』は、
江戸時代(文政3年)に建てられた洛中に残る唯一の武家屋敷です。
京都市指定有形文化財「旧神先家住宅(きゅうかんざきけじゅうたく)」
坊城通にある住宅の当初の所有者である神先家は、その由緒書によれば近世初め、初代の神先備前太輔は足利家に仕えていましたが、その後壬生へ移り住み、代々郷士を相続したと言われています。
現在の主屋は、文政3年(1820年)の祈祷札が残ることや様式的にみて、19世紀の初期に建築されたものと考えられ、主屋の前方にはさらに8間×2間の長屋門が建っていたことが、古い間取り絵図から判明しました。
この住宅は、現在は長屋門を欠くものの、式台を構えた玄関や、主室・次の間からなる書院造の座敷構成に郷士住宅としての特徴がみられ、保存状況もよく、武家住宅風の上層民家として貴重な建物です。
現在の主屋は、文政3年(1820年)の祈祷札が残ることや様式的にみて、19世紀の初期に建築されたものと考えられ、主屋の前方にはさらに8間×2間の長屋門が建っていたことが、古い間取り絵図から判明しました。
この住宅は、現在は長屋門を欠くものの、式台を構えた玄関や、主室・次の間からなる書院造の座敷構成に郷士住宅としての特徴がみられ、保存状況もよく、武家住宅風の上層民家として貴重な建物です。
国ではなく京都市の有形文化財で、
根付好き&文化財好きとしては押さえておきたいと思い
朝から自転車に乗って行って参りました。

現代根付の企画展示中でした。

主と客人用の玄関

表で休める椅子が置いてありました。

見学者は家族用の玄関から入ります。

次の間の奥は表座敷。
次の間には根付師の写真が飾ってありました。

欄間がかっこいい。

根付が多すぎてじっくり見ていると時間がなくなるため
気になるものだけピックアップして見学。

表座敷(玄関前の座敷)は見学者が入れないようになっています。

薙刀の装飾は蒔絵かな?

この辺りで見るものが多すぎて疲れてくる。

もしかしたらどこかの展示をすっ飛ばしているかも。

表座敷から見る奥座敷。

表座敷と上段の間(奥座敷?)の壁は弁柄塗りになっています。

気になった根付その1。

表座敷から玄関の漆塗の戸を望む。

廊下にはガラスの引き戸が連なっています。

奥庭にある井戸。

この廊下の奥右手側に奥座敷があります。

整然とした庭。

気になった根付その2。

眺めるだけの奥座敷(入室禁止)。
現在はテーブルと椅子が置いてあります。

展示は腰または膝を折らずに見られるようにして欲しいと思うのはワタクシだけ?

気になった根付その3。

気になった根付その4。

建物についての説明書きがありました。

勝手は黒漆喰壁で渋くて格好いい。

右手の引き戸が初めに使った家族の玄関です。

勝手から二階に上がる階段。
土間に階段があるため、二階がプライベートな空間だとよくわかります。

割りと急な階段ですが木材がしっかりしていて昇降し易い。

階段から見下ろしたお勝手。

二階にも展示があります。

気になった根付その5。
これだけ多くの根付を見て感じたのは、
ワタクシは現代根付ではなく江戸の古典根付が好きなんだってこと。
行くなら骨董品店なのかなぁ。

【京都清宗根付館】
京都府京都市中京区壬生賀陽御所町46-1
開館時間 10:00~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日:月曜(祝日の倍は開館、翌平日休館
入館料:1,000円
https://www.netsukekan.jp/

