
【内野家住宅】
箱根登山鉄道・箱根板橋駅から徒歩7分
観覧料:150円
1903(明治36)年に建設された木造2階建ての住宅兼店舗(昭和55年廃業)


[2階主座敷の書院]
干網の景色を表しています。


上の写真の上部を拡大した図


[2階襖の引手]
何の模様だろうと疑問でしたが、良く見たら、これ、菊ですね。


当時にしては珍しく2階にトイレがある上、床がタイル貼りです。
当時はとても珍しかったであろう大形サイズのタイル
(材料ロスが多いので贅沢なんです)


廃墟みたいに見える醤油醸造工場跡


[醤油を作る樽]

[穀蔵の壁]
大谷石だそうです。
松永記念館を出た後、ぶらぶらと歩いていて偶然発見したのがココ、内野家住宅です。
未だに個人の持ち物だそうで、現ご当主が入口に座っておられました。
外のなまこ壁に魅せられたので、入ってみることに。
入口で150円を払い、靴を脱いで建物の中へ。
奥からボランティアのガイドさんが出て来て、付きっきりで案内をして下さいました。
じっくり拝見出来ましたが、続々訪れる観光客に建物内は大混雑。
にも係わらず、まだまだ観光客が来るという報告があり、
ボランティアガイドさん不足になっておりました。
一人なのはワタクシのみにて。
っつーことで、ガイドさんの案内は途中で辞退させて頂きました。
住居内には先代のご当主(故人)の生活感が残っており、
一般家庭にお邪魔している感じです。
お仏壇には御位牌もあるし。
お仏壇がとても高い場所にあるもんで、立ったままで挨拶させて頂きましたが、
お仏壇も正座せずに済むバリアフリー化がこれからは進むかもなぁ・・・
とボンヤリ考えてみたりもして。
懐かしい昭和の家財も沢山置いてあり、
何だか、そういう博物館に訪れたような気分でした。
興味深く、面白いので、オススメの建造物です。
