sava!

興味あるものを 興味ある人に。

私は諦めを敵とする。 私の日々の努力は実にこの諦めと闘うことである。 (北条民雄)

兎の毛通し

長野県松本市『旧開智学校校舎』が5月17日に国宝になったらしい。【弐】

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のつづき。

旧開智学校校舎は

廃仏毀釈で廃寺となった旧松本藩の菩提寺・全久院の跡地に竣工し、

昭和38年3月までの約90年間使われていました。

この度、国宝に指定された理由は、

「近代教育の黎明を象徴する最初期の擬洋風学校建築として深い文化史的意義を有している」

というもので、「当時の他の学校と比べてもかなり先進的」なのだそうです。

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漆喰塗りの外壁に青空が映えます。

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漆喰が剥落する可能性が否めないらしい。

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唐破風下の天使ですが・・・

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シールとして売店で売られています。記念撮影もできます。

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天使の顔が日本風なんですよね。ヘアスタイルも。

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露台の手すりには華やかな瑞雲彫刻が。
また階下の車寄せ玄関には龍の彫刻があります。


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玄関は中華風。
そして校舎内にも龍の彫刻があります。


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唐破風部分を横から見るとこんな感じ。

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フランス製の着色ガラス(ギヤマン)が使われた窓。
唐破風部分の露台にある窓を内側から見たところだと思われます。


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内側は講堂になるんですね、あの露台は。
ってことは、露台に出るには窓を跨いで出る訳か。


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講堂の照明も凝っていて、折り上げ構造になっています。
ここにも瑞雲と龍の彫刻。


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照明器具も凝っています。

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他の部屋の照明器具も良い感じ。

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ってか、この引き戸の向こう側は何なんだろう?

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八角形の塔屋にも色ガラスが使われています。

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裏側から見た塔屋。

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風見には東西南北の文字が。

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大棟も凝っていて、漆喰で鏝絵があしらわれています。

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[建物側面(北西側)]

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側面にも出入口があります。
正面とは違い、シンプル。


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側面の瓦。

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[建物裏側(北側)]

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裏側の出入り口にも兎の毛通しがあり、
扉には彫刻が飾られていました。

松本市内には松本城があり、そちらは観光客に大人気ですが、

この旧開智学校も、国宝になると知られたGWには

観光客が二倍になったそうです。

この日は土曜日にしては、えらく空いていましたけれど。

夏休みはお子さん連れで賑わうんだろうなぁ。

ここを見学したら、久々に旧閑谷学校を観たくなりました。

10月に計画しようかしら。

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400円から200円にディスカウントされていたクリアファイル。
「国宝」に変わるので在庫一掃ってことなんでしょうね。



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【旧開智学校(きゅうかいちがっこう)】

長野県松本市開智2-4-12
(タウンスニーカー北コース「旧開智学校」下車徒歩1分 運賃は200円)
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:3月~11月の第3月曜、12月~2月の月曜、12月29日~1月3日


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栃木県佐野市『惣宗寺(佐野厄よけ大師)』の東照宮と呼ばれる社殿は県の文化財に指定されています。

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[東照宮拝殿]
県指定文化財

「春日岡山 転法輪院 惣宗官寺(かすがおかやま てんぼうりんいん そうしゅうかんじ)」は、天慶7年(944年)に藤原秀郷が春日岡(佐野城址)に創建したと伝えられています。

元和3年(1617年)、徳川家康の霊柩が久能山から日光へ遷送される途中、惣宗寺に一夜安置され、その縁で寺側から願い出て、文政11年(1828)に東照宮本殿が造営されました。

社殿は日光東照宮を模しており、精巧な彫刻に極彩色で彩られています。

江戸時代後期に建てられた社殿建築の遺構で歴史的背景や意匠にも優れていることから、昭和57年(1982年)8月27日、東照宮本殿 附建築図棟札及び保管箱、拝殿、透塀、唐門が栃木県有形文化財に指定されました。

ちなみに「東照宮」と呼ばれるものは全国に約500社もあるそうです。

現在はそのことよりも、青柳大師、川越大師と共に「関東の三大師」の一つに数えられる「佐野厄よけ大師」として、厄除けで有名な寺となっています。


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[惣宗寺山門]
佐野市指定文化財
佐野城の移築門といわれているそうです。


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扁額の最後の一字が読めない。

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山門の内側には角大師の札が貼ってありました。

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真横から見た山門。

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分かり易く、葵紋が輝いています。

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境内側から見た山門。

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梁にはかなり太い木が使われていました。

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山門の彫刻で破損しているらしきか所が。

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[東照宮唐門]
栃木県有形文化財に指定されています。


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立派な兎の毛通し。
近年改修されたようですね。


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境内側から見た唐門。

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[東照宮拝殿]
栃木県有形文化財に指定されています。


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鋳物製の案内板。

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拝殿の兎の毛通しは塗り替えていないのかしら。

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拝殿の木鼻。

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向かって左側の木鼻。


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大変興味深い散水機と思われるもの。
拝殿方向に向かって設置されています。


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現在は使われていませんが、手水鉢にも葵紋が。

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麻布著色楊柳観音図(江戸時代)と
絹本著色慈慧大師像(南北朝時代)は
栃木県有形文化財に指定されています。

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境内には田中正造の分骨されたお墓があります。
(当寺で本葬が行われ5箇所に分骨埋葬されたそうです)


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平成18年の案内板にしては、古風な言い回しですね。
ってか、これだけ長い文面で句点が一つって・・・。


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隙間の向こうにお墓があります。
正面から撮るのは控えてみました。

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様々なものが自動販売機化されているようで。

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御朱印は本堂の左側にある受付で頂けます。

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御朱印は年間通じて書置きなのだそうです。


今回初めて当寺に参拝しましたが、随分と近代的なシステムだと感じました。

CMでしか知らなかったお寺でしたが、これでリアルなイメージが持てそうです。



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【惣宗寺(そうしゅうじ)】
佐野厄よけ大師
正式名:春日岡山転法輪院惣宗官寺

栃木県佐野市金井上町2233
(JR両毛線佐野駅・東武佐野線佐野市駅)
宗派:天台宗
本尊:如意輪観音、元三大師
創建年:天慶7年(944年)
http://www.sanoyakuyokedaishi.or.jp/


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静岡県静岡市『静岡浅間神社(しずおかせんげんじんじゃ)』の計26棟が国の重要文化財に指定されています。【その参・八千戈神社】

八千戈神社

賎機山(しずはたやま)の麓にある『静岡浅間神社』は、

神部神社(かんべじんじゃ)、浅間神社(あさまじんじゃ)、大歳御祖神社(おおとしみおやじんじゃ)

三社の総称です。

その境内に、八千戈神社(やちほこじんじゃ)はあります。

主神は八千戈命(大国主命)で、

明治6年以降に合祭された19社の神々[注1]も相殿されています。

もとは徳川家康の念持仏であった摩利支天像を安置するために造営され、

摩利支天社と称しました。

明治初年の神仏分離に際して摩利支天像は臨済寺(今川家菩提寺)に遷され、

それ以降、の社は八千戈神社となりました。

静岡浅間神社内の社殿は、4年から50年毎に大規模改修されています。

前回は昭和49年から62年に行われ、

現在の姿はその折に塗られたものが風化したものです。

静岡浅間神社
境内にある計画表を見ると、
八千戈神社の改修は平成41年からになっていますね。
来年になったらこの計画表の元号も変わっているでしょうから、
この表が見られるのも今年度中のみってことですね。


静岡浅間神社
改修が終了したばかりの少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)。
まだ工事の柵は外されていません。

今後、平成の大修理として20年かけて境内の社殿が順次塗り替えられ、

八千戈神社も11年後頃から5年かけて改修される予定となっています。

つまり、塗り替え前の建物が見られるのは、今だけってこと。

15年後に再訪できれば、beforeとafterの比較ができるかもしれませんね。

それまで、生きていられるかは謎ですが。

八千戈神社
凄まじく絢爛豪華な建物で、ワタクシはここが一番気に入りました。

八千戈神社
かなり立派な破風と唐破風。

八千戈神社
細かい彫刻が、これでもかっ!!と施されています。
二重懸魚もヒレも随分と立派です。


八千戈神社
立派な六葉ですが、
遠くから見ると天狗の鼻に見えて仕方なかったワタクシです。


八千戈神社
唐破風の下の彫刻。
猪の彫刻が良いですね。

八千戈神社
外周の彫刻群をじっくり見てみたいものの、
透塀に囲まれていて見ることは叶いません。


八千戈神社
八千戈神社
兎の毛通しは鳳凰。
金彩の上に朱を塗っているように見えます。
いい感じに朱が褪せて、微妙なグラデーションになっていますね。
火から生まれた火の鳥って感じ。


八千戈神社
どこをどう切り取っても彫刻が素晴らしく、見応えがあります。

八千戈神社
ここはスポーツにも御利益があるらしい。

八千戈神社
手書きの説明書き。平成5年のものですが、
十数年後の改修時にこれはどのような扱いになっているのでしょうね。


八千戈神社
[八千戈神社中門]
国指定重要文化財


八千戈神社
拝殿正面の蟇股(かえるまた)にも注目。

八千戈神社
蟇股の「孟宗」。
冬に筍が食べたいと言う病床の母のために泣きながら祈ったら、
筍が掘れたという孝行話。


八千戈神社
蟇股の「楊香(ようこう)」。
虎に襲われた際、「私だけを食べて、父を助けてください」と祈ったら
虎が大人しくなった・・・とかいう孝行話。


八千戈神社
蟇股(上)の「唐夫人」
年老いて歯がなくなった姑に自分の乳を与え飲ませたという孝行話。
ワタクシはあまり好きな話ではないのですが、有名ですよね。

これらの彫刻は立川和四郎冨昌という諏訪立川流2代目の手によるもので、
諏訪立川流の彫刻は長野善光寺、京都御所などでも観られるそうです。


八千戈神社
簪にしてもトキメキそうな椿の彫刻。

八千戈神社
木鼻の獅子。

八千戈神社
中門の扉の彫刻は肉眼で良く見えなかったのですが、
写真に撮ってもよくわかりませんね。


八千戈神社
神仏一体だったことを示す花頭窓が残っています。

八千戈神社
これが、花頭窓(かとうまど)。

八千戈神社
色彩が綺麗に残っている組物(三手先ですね)。

八千戈神社
本殿は当然ながら国指定重要文化財です。

八千戈神社
色の褪せている部分にムラがありますが、
この要因はなんなんでしょうね。
ただの風雨でこうなるものかしら?


八千戈神社
[八千戈神社透塀]
国指定重要文化財


八千戈神社
透塀の彫刻群はパネルで保護されていますが、
昔の写真を見るとむき出しだったようです。
時代とともに見られる箇所に変化がありますね。


八千戈神社
麓山神社に至る階段側から見た庇部分。

八千戈神社
よく見ると、鯉の彫刻があります。

八千戈神社
防火のまじないでしょうか。
かなり立体感&躍動感のある鯉ですね。


八千戈神社
向拝(こうはい)の脇にある彫刻。
これは・・・松なのか?


八千戈神社
舞良戸(まいらど)まいらどの色もかなり褪せています。

八千戈神社
至る所に見られる葵紋。

八千戈神社
本殿は背後が崖になっており、法面が石垣で覆われています。
かなり高さのある、しかも直線的な石垣です。


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足元にたくさんの実が落ちていました。
はじめ、金彩をほどこしたクリスマスリースの残骸かと思いましたが、
もとからこういう色の実なんですねぇ。何の樹かはわかりませんが。


八千戈神社
小ぢんまりした社殿ですが、見応え十分な建物です。

可能ならば、彫刻全てを見てみたい。

そして、次回は、ここに安置されていた摩利支天像を見に臨済寺に行こうと思います。

公開されているのかは不明ですけど。

次回までに調べておきます。

ってか、記憶を辿っても、一度も摩利支天像を見たことがないかもしれない。

静岡浅間神社
八千戈神社の向かって右側にある黒塗りの建物。
こちらは塗り替えが終わっているみたいですね。
(たぶん)


静岡浅間神社宝蔵
[静岡浅間神社宝蔵]
国指定重要文化財

社殿の前が大型バスの駐車場になっているため、

八千戈神社の遠景を撮影するには早い時間の参拝が必須かもしれません。

その肆】につづく。

静岡浅間神社
時間が経過するにつれ、団体客を乗せたバスが到着し、
次々と外国人観光客を下してゆきます。
そしてどんどん混んでくる社務所の御朱印受付窓口。


八千戈神社と麓山神社の御朱印
御朱印は頑張って登った麓山神社と、八千戈神社のものを
書き置きですが頂きました。



[注1]
浅間神社末社九社(三之御前社,八幡宮,外宮,北野神社,王子社,春日神社;天兒屋根命×2,結神社,荒神社),大歳社末社三社(稲荷神社,宗像神社,荒神社),麓山神社末社三社(熊野神社,岩戸神社,荒神社),旧安倍郡城内鎮座(稲荷神社),旧安倍郡明屋敷村鎮座(国分天神,騎射御霊),旧二番町鎮座(東照宮)


八千戈神社
【八千戈神社(やちほこじんじゃ)】

【静岡浅間神社(しずおかせんげんじんじゃ)】

静岡県静岡市葵区宮ヶ崎町102-1
正式名称:神部神社・浅間神社・大歳御祖神社
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新潟県新潟市『新潟総鎮守 白山神社』で御朱印を頂く。

白山神社



家内安全、商売繁昌、工事安全、海上安全、交通安全、建築、


厄除、子宝、安産、縁結びの神様として


霊験あらたかと言われている『新潟総鎮守 白山神社』。


ここの主祭神である菊理媛大神(くくりひめのおおかみ)は、


農業の神、海上の神、国家、 郷土の守り神とされています。


また、伊邪那岐大神、伊邪那美大神が夫婦喧嘩をした際、


間に入って仲を取り持ったという神様で、縁結びの神様として有名です。


以前、母と参拝したことがあるのですが、


その際は御朱印を頂かなかったため、


今回再訪し、御朱印を頂いて参りました。


白山神社
鳥居のしめ縄は外界と神社の境界を示しますが、
ここの注連縄は五本付鼓胴型でした。


白山神社
拝殿は本殿造営の翌年、慶安元年(1648)の造営。
宝永年間(1704年~),享保元年(1716年),延享4年(1747年)に
建替、修理がされています。


白山神社
兎の毛通しは優美です。

白山神社
銅板葺の拝殿。元は茅葺だったそうです。


白山神社
拝殿の蕪懸魚。

白山神社
龍が出ている変わった龍の彫刻がありました。
なんだかユーモラス。


白山神社
これは白蟻被害ですかね。

白山神社
本殿は、正保4年6月18日に竣工。

白山神社
本殿は拝殿とは違って色彩が鮮やかです。

白山神社
色の褪せ方が良い感じ。

白山神社
耳がないっぽいけど、虎。

白山神社
アッサリしているけど鳳凰?

白山神社
色がそれぞれに異なるので組み方が分かり易いですね。



白山から流れる水を司り、豊富な水資源で流域に農耕や殖産興業を起こし、


それを守るとされるのが白山神社。


昔は参道の石橋のところに随神門があったそうですが、


そもそも石橋がどこかわかりませんでした。


白山公園
明治政府による公園設置の布達でできた白山公園。

白山公園
狛犬がここに居ました。
結構古いものだと思うんだけどなぁ。


白山公園
風化で欠けている石塔。



さて、ここで頂ける御朱印は5種。


ワタクシは1種しかいただきませんでしたが、お参りだけはして参りました。


白山神社
御朱印のある神社がこの先にあります。

白山神社
手前に説明書きがありました。

白山神社
拝殿に繋がる渡廊下をくぐって裏に向かいます。

白山神社
白山神社の建物脇に三つの神社があります。

白山神社
拝殿脇に御朱印を頂く窓口があります。

白山神社
白山神社の御朱印。



早朝の白山神社と白山公園はマラソンランナーが複数いました。


コースなんですかね。




白山神社
【新潟総鎮守 白山神社(はくさんじんじゃ)】

新潟県新潟市中央区一番堀通町510番地
主祭神:菊理媛大神、伊邪那岐大神、伊邪那美大神
春まつり/2015年4月12日~4月18日
夏まつり/2015年7月12日~7月18日
住吉祭(新潟まつり)/2015年8月7日~8月9日


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新潟県長岡市『機那サフラン酒製造本舗』はこのまま朽ちるに任せるには勿体無い建物群です。【参】

機那サフラン酒製造本舗
[機那サフラン酒製造本舗 離れ]


機那サフラン酒製造本舗の敷地内には、迎賓館的役割を果たす離れがあります。

普請道楽もここに極まれり、といった感のある木造二階建ての重厚な建物です。

ここでは、その外周をクローズアップしたいと思います。

機那サフラン酒製造本舗
門の方向から見た離れ。
文化財指定なし。
痛みが激しく、修繕費が集まるのを待っている状態です。

機那サフラン酒製造本舗
中越地震によるものか屋根の損傷も激しく、雨漏りもしていたようです。

機那サフラン酒製造本舗
かなり立派な輪違い。これは屋根が重くなるでしょうねぇ。
相当立派な躯体じゃないと支えられなさそう。


機那サフラン酒製造本舗
一般の民家に唐破風の屋根の玄関がついています。
兎の毛通しもあるし。


機那サフラン酒製造本舗
[兎の毛通し(うのけどおし)]
波と亀の、火伏せの意匠ですね。


機那サフラン酒製造本舗
破風下の天井も劣化しています。
玄関の組子が綺麗。


機那サフラン酒製造本舗
真横から見た唐破風のある玄関。
ランプが可愛らしいです。
そして細部にまで気を抜かない造形美がすごい。
手前の雨どいの劣化も激しいですね。


機那サフラン酒製造本舗
離れの端と、右側が主屋。
主屋は劣化が激しくて現在は立ち入ることができません。


機那サフラン酒製造本舗
玄関から見た座敷のある方向の外観。

機那サフラン酒製造本舗
正面が主屋です。
外観の劣化も激しいですね。


機那サフラン酒製造本舗
衣装蔵から見た離れ。

機那サフラン酒製造本舗
主屋と衣装蔵裏。
写真中央あたりが玄関かしら。


機那サフラン酒製造本舗
離れの裏。
離れの裏にも蔵が建っていたようですが、
今は取り壊されて空き地になっています。


機那サフラン酒製造本舗
離れの鬼板。もの凄く立派です。
ってか、懸魚もあるし。どんだけ贅沢やねん。


機那サフラン酒製造本舗
離れ裏の空き地に残されている酒甕。
どこの焼き物なんだろう?

機那サフラン酒製造本舗
離れ2階廊下から見た唐破風部分。
応急処置で防水シートが被せられていました。

】の内部に続く。


機那サフラン酒製造本舗
【機那サフラン酒製造本舗】

新潟県長岡市摂田屋4-6-33

機那サフラン酒本舗保存を願う市民の会サイトに募金についての情報があります。


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山形県南陽市『熊野大社』の御朱印。

熊野大社
[熊野大社 拝殿]

イザナミ、イザナギ、スサノオの3神の他に、

境内には様々な神様が祀られています。

30もの神様がここには居るそうです。

八百万の神々を思い出させてくれる場所ですねぇ。

熊野大社
[幸神社(さいわいじんじゃ)]
御祭神:猿田彦神(さるたひこのかみ)


熊野大社
[右]湯殿山神杜(ゆどのさんじんじゃ)
御祭神:少彦名命(すくなひこなのみこと)

[左]月山神社(がっさんじんじゃ)
御祭神:月読命(つくよみのみこと)


熊野大社
[鐘楼(しょうろう)]
寛永3年(1626年)に寄進された貴重な大鐘。


熊野大社
[授与所(じゅよしょ)]


熊野大社
[神楽殿(かぐらでん)]

熊野大社
屋根は茅葺。
雪で劣化しちゃうんでしょうね。


熊野大社
神楽殿の脇にある看板?
無駄に豪華です。


熊野大社
[八幡神社(はちまんじんじゃ)]
御祭神:応神天皇(おうじんてんのう)戌と亥の守り神でもあります。


熊野大社
ここの彫刻も凄いんです。
扉の脇の彫刻とか。


熊野大社
もう、どこを見ればいいのか分からなくなります。

熊野大社
兎の毛通しが亀になっています。
火伏せ、でしょうね。


熊野大社
[菅原神社(すがわらじんじゃ)]
卯年の守り神でもあります。


熊野大社

熊野大社
柵が設けられていて特別感があるけれど、
屋根の劣化が気になる。

さて、かなり時間を割いて境内を見て回りましたが、

ぼちぼち御朱印帳を受け取らないと、忘れて帰ったかと思われるかもしれん。

ちなみにワタクシが居る間に御朱印帳を預けていたのはお一人だけでした。

縁結び色の強い神社ゆえカップルが多く、

御朱印を頂きたいと思うような方は、あまりここまで来ないのかしら?

熊野大社
ご祈祷や御朱印の受付ができる授与所。

熊野大社
[結(ゆわい)うさぎ 初穂料500円]

御朱印
[御朱印]

ちなみにワタクシは恋愛の縁結びには興味が無く、

人生に良い御縁があればいいなぁと思う次第。

それはそうと、気付いたのですが、

ワタクシ、熊野神社関係にお参りするのは初めてでしたわ。

だから、御祭神がイザナミ、イザナギだということに驚いたんですな。

『日本書紀』を習ったけれど、黄泉に下るところぐらいしか覚えてないわ。

あれを読んだとき、

ギリシャ神話のオルフェウスとエウリディケの話と一緒じゃんと思ったっけ。

どちらも男性が取る行動に、なんだかなぁ・・・と呆れたもんですわ。

今読んだら、違う解釈ができるのかな。

今のワタクシなら、男性側の気持ちが分かりそうな予感がして、ちょっと気になる。

山形県長井市
[大鳥居]


熊野大社
【熊野大社】

山形県南陽市宮内3476-1
主祭神:伊弉冉命(イザナミ)
日本三熊野の一つ


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山梨県富士吉田市『北口本宮冨士浅間神社』拝殿と重要文化財の本殿。

北口本宮冨士浅間神社
[拝殿]
元文4年(1739)村上光清師建立
富士吉田市指定有形文化財

拝殿および幣殿、附(つけたり)石垣・本殿瑞垣および恵毘寿社は、

富士吉田市の有形文化財に指定されています。

そして本殿は、国の重要文化財に指定されています。

拝殿の奥にある本殿は、覆いがあるのでじっくりは見られませんけどね。

拝殿は国の文化財指定を受けてはいませんが、かなり立派で見応え十分。

至るところに施された彫刻群に圧倒されます。

北口本宮冨士浅間神社
北口本宮冨士浅間神社の宮司は、
御師(おし)の家でもある上文司家が代々務めているそうです。


北口本宮冨士浅間神社

北口本宮冨士浅間神社
拝殿の鬼瓦。

北口本宮冨士浅間神社
銅板の鬼瓦なんですね。

北口本宮冨士浅間神社
唐破風の彫刻。
鳳凰と唐獅子、龍と獏らしきものが見えます。


北口本宮冨士浅間神社
鳳凰の兎の毛通し。
色は褪せていますが、彩色は見事だったんだろうと想像されます。
それにしても、こんな場所にも千社札を貼る時代があったんですねぇ。

北口本宮冨士浅間神社
向かって右側の唐獅子。

北口本宮冨士浅間神社
向かって左側の唐獅子。

北口本宮冨士浅間神社
向かって右側の龍。

北口本宮冨士浅間神社
組物の大斗には象らしき生き物が彫られています。
牙があるから象だよね?


北口本宮冨士浅間神社
横から見た大斗。
やはり象ですよね。


北口本宮冨士浅間神社
向かって左側の龍。
目が怖い。


北口本宮冨士浅間神社
拝殿の向拝。

北口本宮冨士浅間神社
菊の彫刻が施された手挟み(たばさみ)。

北口本宮冨士浅間神社
これは・・・鶴みたいに見えるけれど違うんだろうなぁ。

北口本宮冨士浅間神社
拝殿の大きな錫。
紐が付いていないので鳴らせません。


北口本宮冨士浅間神社
かなり細々と付いているので、見るところが定まりません。

北口本宮冨士浅間神社
木鼻の彫刻き獅子や象などが入り混じっています。

北口本宮冨士浅間神社
向かって右側の木鼻の彫刻。

北口本宮冨士浅間神社
横から見た木鼻の彫刻。
獅子の肉球がぷにっている。


北口本宮冨士浅間神社
色が付いていたら豪華だろうなぁ。

北口本宮冨士浅間神社
[本殿]
元和元年(1615)鳥居土佐守創建。
国指定重要文化財


北口本宮冨士浅間神社
金の背景に映える唐獅子の姿が垣間見えます。

北口本宮冨士浅間神社
本殿の裏には・・・

北口本宮冨士浅間神社
大黒さんと恵比寿さんが祀られているお堂があります。

大黒さんと恵比寿さんのお堂にお参りしたあと某所でくじ引きをしたら

ティッシュボックスが当たりました。

花粉症ゆえのご利益だったのかも・・・



北口本宮冨士浅間神社
【北口本宮冨士浅間神社(きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)】

山梨県富士吉田市上吉田5558
主祭神:木花開耶姫命、彦火瓊瓊杵命(夫)、大山祇神(父)
※当初は諏訪神社であったと考えられている
諏訪神社の主祭神は、建御名方神と八坂刀売神(妻)

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山梨県甲府市『武田神社』は躑躅ヶ崎館の跡地に建てられた大正時代からの神社です。

武田神社




武田氏の拠点である躑躅ヶ崎館(武田氏館)跡に建てらた『武田神社』。



甲府駅からまっすぐに伸びた道の突き当たりにある神社で、



武田信玄を祭神としています。



ゆえに、ご利益は勝運なんだそうです。



武田神社
意外と広い躑躅ヶ崎館(武田氏館)跡。

武田神社
躑躅ヶ崎館(武田氏館)の遺構である石垣を利用した神社入口。

武田神社
真新しく感じる石鳥居。

武田神社
武田神社
鳥居の両脇をかためる狛犬。

武田神社
[甲陽武能殿]
薪能などが催されるようです。


武田神社
[三葉の松]

武田神社
富山の勝興寺(しょうこうじ)で見ましたけれど、
三ヶ月以内に別の場所で見ることになるとは親近感がわきます。


武田神社
黄金色になって落葉することから、
身につけると金運アップのご利益があるといわれています。


武田神社
[御水舎]

武田神社
鳳凰の兎の毛通し。

武田神社
大正8年(1919年)に竣工した社殿のうち、拝殿。

武田神社
屋根瓦には「武田菱」が見られます。

武田神社
向拝の造形。

武田神社
茅葺屋根の切妻部分に若干の意匠が見られます。

武田神社
向拝部分。

武田神社
本殿にズームすると・・・

武田神社
気配の先に鳥が居ました。

武田神社
拝殿の脇に井戸があります。

武田神社
こちらも躑躅ヶ崎館(武田氏館)の遺構だそうです。

武田神社
空のペットボトルがあるってことは・・・

武田神社
水を汲める場所があるってことで・・・

武田神社
武田信玄の娘が産湯に使ったという「姫の井戸」がありました。
ここで水を汲めます。


武田神社
その脇にある鳥小屋に居た鶏。
ずいぶんとイケメンです。


武田神社
なんかカッコイイ。
キャーこっち見てー的な感じでカメラを構えたら・・・


武田神社
別の鶏に割り込まれました。

武田神社
鳥小屋の下段に居た尾長鳥。
綺麗だ。


武田神社
顔が見えないけれど貴重そうな鶏も居ました。
ブルーの鶏冠って初めて見たわ。




「武田氏館跡」として国の史跡に指定されている武田神社がある敷地。



復元されたものもありますが、



土塁、水堀、空堀、土橋、虎口、井戸、天守台などの遺構が残っています。



武田神社

武田神社
水堀らしき場所。

武田神社
土塁らしき場所。

武田神社
土塁の上に上ると、富士山が見えます。

武田神社
見えてます。

武田神社
鳥も飛んで来ました。
名前がわからんけど。


武田神社
躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)の水堀。

武田神社
さて、御朱印を頂きたいと思います。

武田神社

武田神社
切り絵が描かれた紙の御朱印は1枚500円。

武田神社
書いてもらう場合は300円になります。




場所が気に入ったので、



一人で甲府に来た際は、周囲をぐるりと散策したいと思います。



ご利益は分かりませんが、気持ちの良い場所です。




武田神社
【武田神社(たけだじんじゃ)】

山梨県甲府市古府中町2611
主祭神:武田信玄
創建:1919年(大正8年)



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神奈川県鎌倉市『円覚寺』で国宝の舎利殿と野生のリスらしき生き物を遠目に見る。

円覚寺



臨済宗円覚寺派の大本山であり、


臨済宗の寺院を格付けをする鎌倉五山第二位に列せられる円覚寺。


駅から近いためか、大勢の観光客が訪れるお寺です。


円覚寺
方丈の唐門。

円覚寺
円覚寺
円覚寺
円覚寺
新しい門なのでしょうが、彫刻が見事です。

円覚寺

円覚寺
[方丈]
元来は寺の住持の住む建物を指しますが、
今は行事等で使われているそうです。


円覚寺
[ビャクシン(柏槇)]
和名:イブキ
無学祖元手植えと伝わる、かなりの古木。


円覚寺
内部も見ることが出来ます。

円覚寺

円覚寺



ここまで来ましたが、国宝である建物をまだ目にしていません。


うーむ、ちゃんと地図を見れば良かったのでしょうが、


もう少し上の方にあった気がするので、先に進みます。


円覚寺
総門付近にあった境内図。

妙香池
[妙香池(みょうこうち)]
夢窓疎石作と伝える庭園の遺構です。



ある時期、夢でよく耳にしていた「むそうそせき」の名前。


ここで久々に聞きましたが、こんな字を書くんですね。


苔寺の庭園を造った人だってことを初めて知りました。


っつーか、何の夢で見たのか覚えていないけれど。


さて、続いては国宝の舎利殿です。



舎利殿

舎利殿
[舎利殿]
神奈川県唯一の国宝建造物。
元から円覚寺にあったものではなく
鎌倉市西御門にあった尼寺太平寺(廃寺)の仏殿を移築したもので、
15世紀(室町時代中期)の建築と推定されている。
禅宗様建築を代表するものとされている。


舎利殿
唐門には、欠けているように見える兎の毛通しが見えます。



内部には入れないので、ズームして撮影しました。


こういう時は、カメラが便利ですね。


でも一度は、国宝たる所以をこの目で実際に確かめてみたいものです。


とりあえずは、納得。


そして移動したのですが、途中で木に蠢くものを察知致しました。


目が悪いのですが、凝らしてよく見ると、茶色いものを発見。


円覚寺
この尻尾は・・・

円覚寺
鼠ではなく、リスですよね?

円覚寺
[タイワンリス(台湾栗鼠)]
特定外来種。
鎌倉では数が増え過ぎて問題になっているそうな。


円覚寺
リスにとったら樹木が多いから鎌倉はパラダイスなんだろうなぁ。



鎌倉は相も変わらず苦手なエリアですが、


お寺巡りは、良い運動になるなと実感した、この日のワタクシです。




円覚寺
【円覚寺(えんがくじ)】

神奈川県鎌倉市山ノ内409
山号:瑞鹿山(ずいろくさん)
宗派:臨済宗円覚寺派
正式名:瑞鹿山 円覚興聖禅寺
開基:北条時宗、無学祖元(開山)


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茨城県結城市『健田須賀神社』で御朱印を頂く。

健田須賀神社
[健田須賀神社(たけだすがじんじゃ)]
明治時代に健田神社と須賀神社を合祀。




仁治3年(1242年)創建(旧健田神社)し、



武渟川別命(旧健田神社祭神)と須佐之男命(旧須賀神社祭神)を祀る『健田須賀神社』。



本日は母とこちらに立ち寄って参りました。



そもそも結城に行こうと思ったものの、



神社に行く予定はワタクシ的には無かったのですか、



出がけに母が、



「御朱印帳は持って行った方がいいかしら?」



と訊くもんで、一応持参を奨め、



結城に向かう社内でGoogleマップで確認しておりました。



いつもこの神社の前を通ってはいたのですが、



こういう機会がなければ境内には入っていなかったと思います。



きっかけが御朱印でも、視野がちょろっと広がった気がしました。



健田須賀神社
[手水舎]

健田須賀神社
枝を切った高木にカラスが止まっていました。
なんか絵になるよなぁ。


健田須賀神社
健田須賀神社
阿形・吽形がどちらか分かり難い顔の奥ゆかしい狛犬。

健田須賀神社
[拝殿]
鈴の音が小振りで可愛いです。


健田須賀神社
灯籠が見えにくいのでちょっとズレてみた。

健田須賀神社
県指定と、市指定の文化財があるらしい。

健田須賀神社
願いが叶う栄える木?
願い事が特には無かったので撮るだけにしました。


健田須賀神社
言われてみれば、根元は一つという気がしなくもない。

健田須賀神社
立派なお榊ですねぇ。
健田須賀神社
[神楽殿]

健田須賀神社
兎の毛通しが凄そうなのだけれど、網で見えない。

健田須賀神社
近寄っても見えない。
多分、龍なんだろうなぁ。


健田須賀神社
本殿側から見た神楽殿。

健田須賀神社
本殿(右奥)と稲荷神社(左)脇にある御神木らしき樹。

健田須賀神社
カヤの木だそうです。

健田須賀神社
本殿の屋根の葺き替えを計画しているそうです。
銅板一枚3,000円。


健田須賀神社
[御本殿]




銅板一枚3,000円かぁ・・・と、少々悩んだものの、



小銭入れの中身全てをお賽銭箱に入れるに留めました。



次回以降、結城に来ることがあれば、



ここには必ず立ち寄ってお参りしたいと思います。



また一つ、御縁ができましたわ。



健田須賀神社
御朱印も頂きました。
ワタクシにとり、この日がこの神社の御参り始めとなりました。





健田須賀神社
【健田須賀神社(たけだすがじんじゃ)】

茨城県結城市大字結城195
結城駅から徒歩約10分
主祭神:武渟川別命(たけぬなかわわけのみこと)、須佐之男命(すさのおのみこと)
御神徳:健康・病気平癒・厄除方位除・交通安全



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【その弐】富山県高岡市『勝興寺(しょうこうじ)』の唐門も重要文化財なんです。

勝興寺
[唐門]
重要文化財
明和6年(1769年)京都で建立。
明和26年(1893年)移築。




現在、本堂以外の殆どの建物が改修中につき、



境内に入る門はこちらの唐門になります。



堀にかかる石橋を渡るのですが、圧巻の佇まいです。



もう、ここからで期待値が高まるってもんです。



勝興寺
石橋も古いものらしく、補強もしてありました。

勝興寺

勝興寺
兎の毛通しの鳳凰。
胸元の飾りは何だろう?


勝興寺
門に掲げられた額。
「雲龍山」は勝興寺の山号です。


勝興寺
何処を写真に切り取っても圧巻の彫刻群。

勝興寺
扉に色合いが無くとも、華美です。

勝興寺
龍は玉を持っています。




ちなみに、勝興寺は戦国時代に瑞泉寺と並んで越中一向一揆の中心勢力でした。



浄土真宗本願寺派といえば、一向一揆のイメージが強烈ですもんね。



寺の敷地は土塁・空濠で囲まれておりまして、



ここは越中の国府跡という伝承があるそうです。



境内は東を正面とし、総門、唐門を入った敷地南寄りに大規模な本堂が建ち、北寄りには大広間、書院、台所など寺僧の居住・接客用の建物群が軒を列ねる。近世建立の堂舎群がまとまって残り、近世寺院の景観を残す点に価値が認められる。



勝興寺




この唐門を観ているだけでも時間がさくさく進んでしまいます。



スゴイな、唐門。



歴史の授業で一向一揆のくだりは特に苦手だったワタクシ。



そのあたりをきちんと勉強しなおせば、



この境内の建物群も違った見方ができるのかもなぁと、ぼんやり思いました。



勝興寺
本堂側から唐門を望む。

勝興寺
檜皮葺の屋根が優美です。
こうやって見ていると、ぞりぞりとさかさまに撫ぜたくなりますね。
近くで見ると大きな板なんだろうけれど。




時間が無いので、本道に向かいます。



【その参】につづく。





勝興寺
【勝興寺(しょうこうじ)】

富山県高岡市伏木古国府
宗旨:浄土真宗
宗派:本願寺派
本尊:阿弥陀如来



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栃木県日光市『二荒山神社』には眼病に霊験あらたかな霊泉(名水)があります。

二荒山神社

日光二荒山神社は、標高2,486メートルの男体山山頂の奥宮、

中禅寺湖畔に鎮座する中宮祠、

さらに華厳の滝、いろは坂、日光連山等も境内に含まれる広大な敷地を有しています。

ゆえに、その境目がいまいちワタクシには分かりません。

そしてその殆どの場所が、パワースポットらしいです。

神社のテーマパークみたいだとは思いましたが、

正直、パワーを得られたかは謎。

しかし、東照宮よりは確実に安価な入場料で入れる神苑には、

迷わず入って見学して参りました。

最近、神社で何を願ってよいのか分からず、
オジャマシマスという黙礼のみする率が増えているワタクシです。


神橋
[神橋]
大谷川(だいやがわ)に架かる神橋(しんきょう)は、
国の重要文化財に指定されています。
現在の橋は1904年(明治37年)の再建。


二荒山神社
日光東照宮から二荒山神社へ続く参道(上神道)。
ここはパワースポットらしいです。


二荒山神社
灯篭に彫られた企業名が気になって、
パワースポット気分を味わい忘れました。


二荒山神社
途中、気になる注意書きが立っています。
石を投げる意味がワカラン。


二荒山神社
内側から見た神門と、
夫婦円満や家内安全、良縁結びのご利益があるといわれている
夫婦杉(左手)と親子杉(右手)。


二荒山神社
徳川二代将軍秀忠によって建てられた本殿。
改修中でした。


二荒山神社
[銅灯籠]
神苑内にある正応5年(1292年)銘の銅灯籠は
「化灯籠(ばけどうろう)」とも呼ばれる国の重要文化財。
火を灯すと怪しげな姿に化けたと言われ、
武士が刀で斬りつけた傷が無数に残されている。
・・・らしいのだけれど、どれが刀傷か分からなかった。


二荒山神社
[大国殿]
重要文化財
内部には大太刀「太郎丸」が展示されているそうです。


二荒山神社
丸石と書かれた丸い石。
撫でる人がいるようなつるつる感がありました。


二荒山神社
二荒山神社
[杉の巨木]
この杉には楢(ナラ)が宿り木となっていて、
杉楢一緒(好きなら一緒)ということで、
有名な縁結びのご神木になっているそうな。


二荒山神社
[二荒霊泉(ふたられいせん)]

二荒山神社
御本社背後の恒霊山の洞窟から湧き出て、
眼病に効く霊験があるとされる名水「薬師霊泉」と、
滝尾神社境内の天狗沢のほとりに湧出る名水「酒の泉」を
西神苑に導いたものが「二荒霊泉」と名付けられています。
※しかし種類は三つある


二荒山神社
二つが交わった水は美容にも良いってことらしい。
※疑うとご利益が失われそう


二荒山神社
あづまやにボトルが300円で販売しています。

二荒山神社
買ってみた。
そして水を入れてみた。
持ち帰ってこれで珈琲を淹れるつもり。


二荒山神社
重要文化財の多い神社ですねぇ。

二荒山神社
「酒の泉」の水でつくる酒は銘酒といわれているため、
酒造関係の人々に篤く信仰されているそうな。


二荒山神社

二荒山神社
[神楽殿]
※右手前のライオンみたいなものは狛犬らしいです


二荒山神社
兎の毛通しは鶴でした。

二荒山神社
国歌にある「さざれ石」。
「細石」と書いてさざれ石と読みますが、
その名の通り、もともと小さな石が長い年月をかけて
小石の隙間を炭酸カルシウムや水酸化鉄が埋めることで、
1つの大きな岩の塊に変化したものをいいます。


ワタクシは、ほんと目が悪いもんで、

名水を飲んで少しは改善されるといいなぁとは思います。

まあ、治らなくても、美味しく頂ければ、まあ、いいや。



【日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)】
栃木県日光市山内2307
主祭神:二荒山大神(大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命の総称)


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新潟県新潟市『安吾 風の館』で根上がり松という言葉を初めて知りました。

安吾 風の館




大正11年(1922年)に竣工した旧新潟市長公舎を利用して、



作家・坂口安吾の遺品・所蔵資料を展示しているらしいです。



そんなことを全く知らずに、道路から見える樹高の高い木に惹かれて



ぶらりと立ち寄ってみました。



こちらも入館無料です。



安吾 風の館
鬼板の中央にある紋は、新潟市の市章ですかね。

安吾 風の館
兎の毛通しの模様は波ですかね。

安吾 風の館
建物は意外とコンパクト。
建物以上に庭が広いです。


安吾 風の館
道から見えていたのは、松でした。
「根上がり松(ねあがりまつ)」というそうです。


安吾 風の館
砂地ゆえ、長年の風雪で地面がけずられ、
根っこが地表に上がって見えることから「寝上がり松」と云うそうです。
ほんと、初めて見たし、名前を初めて知りましたわ。


安吾 風の館
展示してあったお内裏様とお雛様。
「三春人形」というそうです。


安吾 風の館
こちらは大正時代の「京陶人形」。




和洋折衷の建物は、外観から愛でるのが良さそうです。



内部からは改修されているようてよく分からないし。



庭に出られれば良いんだけどなぁ。



根上がり松を間近で見てみたかったです。





【安吾 風の館(あんご かぜのやかた)】
新潟県新潟市中央区西大畑町5927-9
開館時間 9:00〜17:00
休館日:月曜



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sava!プロフィール

sava

昭和生まれの大阪育ち。数十年前から母の実家の神楽坂エリアに生息。食,日本酒,旅,富山県,文化財(建築物),読書等を好み、当ブログではそれらにオマケ情報も加味しています。それなりの年齢になり、老眼とか更年期とか諸々の不具合も出て参りました。そんな多様な話をチマチマと記す日々です。
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