伝統工芸の技術を体感できる「第34回伝統的工芸品 月間国民会議 全国大会 東京大会」。
「KOUGEI-EXPO」が11月3日(金)から11月6日(月)まで丸の内界隈で開催中です。
そのうち、大館まげわっぱ弁当箱を作るという体験コーナーがあったので、
それ目当てで会場である東京国際フォーラムまで行って参りました。
【体験コーナー】
曲げわっぱ弁当箱作り/大館曲げわっぱ場所:東京国際フォーラム ホールB5
秋田県・木工品
所要時間:約2時間
体験料(税込):6,000円
参加方法:先着順に随時受付
体験コーナーでは複数の体験ブースがあり、どれも大盛況でした。
文字通り、老若男女まんべんなく参加している感じ。
惹かれるイベントもありましたが、それは後で考えるとして、
本日の目的は何が何でも曲げわっぱを作りたい。
それゆえ、脇目も振らずにブースに向かいました。
受付時に参加費を支払います。
あっという間に午後まで予約でいっぱいになったみたい。
道具は既にセットされています。
伝統工芸士の方が丁寧に教えてくれます。
先ずはボンを輪っかにした杉の木の底側の縁に塗ります。
ちょんちょんちょんとボンドを置いてから、ヘラで撫でて引き伸ばします。
ボンドを全て塗ったら底板を填め込みます。
輪っかより少し大きめの板なので木槌で押し込んで填めます。
底が填まったら、また縁にボンドを細ーく塗っていきます。
底を固定する細い木枠を填め込みます。
これがめっちゃ難しいです。
ボンドが乾き始めるので最後までフラットに填めにくいのです。
ちょっと浮いた。木槌で叩いてもハマらん。
とりあえず溢れたボンドを拭い去ります。これがまたまた難しい。
手や土台にボンドが付いていると無駄な箇所にボンドが付着してしまうんです。
底のボンドをくまなく拭ったら、内側のボンドも丁寧に拭っていきます。
拭い終わったらドライヤーで乾燥。
ボンドが拭い終わったら、
浮いた底枠を統工芸士さんに鉋で削って貰いました。
サンドペーパーで上下の縁の角をかまぼこ型に丸くします。
ほかにボンドが付着している部分があれば、そこもすべすべにします。
蓋の部分の縁もサンドペーパーでかまぼこ型に角をとります。
すっごく肌触りが良くなってきました。
でき上がり!
ボンドが完全に乾くまで24時間放置しておいた方が良いらしいです。
また、曲げわっぱのフタをしたまま保管することは黴が生えることもあるのでNG。
側面を下にし、蓋は外した状態で乾燥させることを推奨されました。
出来上がったお弁当箱を見て、これに白米を入れたくなってきました。
月曜日はお弁当を持って出勤しようかな。
結構集中して作成するので、無心になれます。
世界でただ一つの自作お弁当箱を、
伝統工芸士の方に付きっきりで教わりながら作れる点からしても、
6,000円の体験料は安いと感じます。
明日も開催していると思われますので、
ご興味のある方は11時に行くことをオススメします。
混むからね。
【KOUGEI-EXPO】
第34回伝統的工芸品月間国民会議全国大会 東京大会
11月3日(金)~11月6日(月) 11:00-19:00 ※11月6日は17:00まで
http://kougei-expo.com/
第34回伝統的工芸品月間国民会議全国大会 東京大会
11月3日(金)~11月6日(月) 11:00-19:00 ※11月6日は17:00まで
http://dento-tokyo.jp/【全国の伝統的工芸品の逸品を展示】 丸ビル 1階マルキューブ
【江戸後期の伝統工芸とくらし】 東京ビルTOKIA 1階ガレリア(西側貫通通路)
【伝統工芸の技術を体感】 JPタワー・KITTE 1階アトリウム・地下1階東京シティアイ
【伝統工芸ふれあい広場】 東京国際フォーラム ホールB7・B5
http://kougei-expo.com/