
象牙色のタイルで覆われた昭和初期ならではの建物が静岡市の目抜き通りにあります。
鉄筋コンクリート造4階建ての建物はテラコッタを多用しており、
重厚感ある外観となっています。
設計は静岡銀行本店も手掛けた中村與資平です。
戦前の庁舎で現存するものって、全国でも数件しかないのではないかしら。

正面玄関の車寄せ。


天井部の装飾は細かく、重厚でありながら繊細。

国旗を掲げる金具かしら。

文化財プレートは土台にありました。

ステンドグラスが填まった窓。

通りからも、「あおい塔」と呼ばれるスペイン風のドームが見えます。


中庭側からみた塔屋。
2層の塔屋を重ねた上に望楼があり、
その上にドームが乗っています。
ここを見て、台湾の中山堂を思い出しました。
昭和初期の建物ならでは、って感じですね。

【静岡市役所本館】
静岡県静岡市葵区追手町5-1
登録年月日:1996.12.20
登録有形文化財(建造物)