みすず細工とは、
松本で取れる「みすず竹」と呼ばれる竹を使った
籠や笊、行李などのことを言うそうです。
「みすず竹」はスズ竹という笹の仲間で、太さは鉛筆ほど。
松本に足を運んだ理由は、この竹を使った工芸品を手に入れるためでした。
高い高いとは聞いていましたが、
値段がサッパリ分からんもんで、とりあえず諭吉価格を想定。
でも古い「ことりっぷ」を見たら諭吉越えはしていないっぽい。
まあ、価格は作品に左右されるのでしょうが。
お店が不定休なので開いているのか不明だったものの、
扉が少し開いたままの状態だったので入店。
奥に向かって声を掛けたら、照明を点けてくださいました。
お店の方にどれがオススメかを伺ってから購入。
竹行李に惹かれたものの、あまりの大きさに持ち運びができず断念。
代わりに籠を購入致しました。
「ことりっぷ」の掲載にあった価格よりも値上がりしておりましたので、
もしかしたら年々価格が上昇しているものなのかもしれんね。
籠や笊は種類が色々ありましたが、電車で持ち運べるかが重要。
ゆえに追加で笊のみ購入しました。
前回栃木で購入して以来、ものごっつい竹の笊が気に入っているワタクシ。
手に馴染む竹の笊の良さは格別ですよねぇ。
買い物籠。
サイズは2種類あるようで、微妙に小さい方を選択しました。
微妙なサイズに比例して、価格は本日現在500円差。
竹の色が褪せたものを選択しました(そのほうが古いってことだから)。
皮面を使っているので割れにくく丈夫なんだとか。
これが購入した笊。
ちょい小さめで、稲造でお釣が来る程度の価格です。
10年は余裕で保つそうです。
帰りは大量におみやげ物を入れる籠として大活躍。
お店は川沿いから一本入った道にあります。
斜向かいに田楽木曽屋があります。
見るものすべてが欲しくなる誘惑に満ちた店内です。
松本到着後真っ先にここで籠を購入したワタクシ。
その後、様々なお店の奥様に「良いものを手に入れたわね」と声を掛けて頂きました。
「見ただけで誰もが良いものだと分かるわよ」
とも太鼓判を押され、思わず「ありがとうございます」とお礼を述べた次第。
とあるお店の奥様は結構乱暴に使ったので欠けた部分があるものの、
まだまだ現役で使い続けているそうです。
色が変化してつやも出てくるんですって。
うん、なんか嬉しいかも。
大いなる野望が達成できたもんで、腹ごしらえをしてから
次なる野望のお店へと向かいたいと思います。
【上原善平商店】
長野県松本市大手4丁目5-5
営業時間 10:00~17:00
定休日:不定休