
[栃木県・埼玉県・群馬県の三県境]
北緯36度12分27秒、東経139度39分50秒
三つの都府県が一点で交わる場所を三県境といいます。
全国で48か所ほどあるらしいです。
その一つが、渡良瀬遊水地の傍にあります。
栃木県栃木市、埼玉県加須市、群馬県板倉町の三つが接するポイントで、
現在は2市1町の出資により観光スポットとして遊歩道が整備されています。
それ以前から同地を訪れる人は多かったようで、
地方創生加速化交付金(16,927千円)を利用し、
2016年から地域の活性化を図っています。
予てより最も観光地化に積極的だったのが栃木県の地権者で、
逆に最も消極的だったのが群馬県の地権者だったそうです。
でも、群馬県板倉町のHPを見ると、
板倉町の魅力というカテゴリーでしっかりPRしているんですよねぇ。
いろいろあったんだろうなと推察されます。

2018年4月7日に完成した栃木県側の遊歩道。
田んぼの真ん中ですが、観光客が訪れる観光スポットになっています。


看板は栃木県側の地権者が自作で立てたものらしいです。
ちなみに農業用水路の手前側が栃木県になります。


栃木県栃木市が2県との接地面積が多いのが分かります。

栃木の地権者が設置したらしいスタンプ台。


スタンプ用紙は2市1町の共同出資なのか謎ですが。


スタンプの柄は県境杭と同じになっています。
渡良瀬遊水地のこの辺りは道路上に県境が入り乱れる地域らしく、
ひっきりなしに県の表示が変わります。
あと少しで〇〇県だったのに~、
とかいう思いがあるのか無いのか分かりませんが、
日本の県境っていろいろあるんだろうなぁ
と妄想しているワタクシなのでした。

この土手の左側が渡良瀬遊水地。
右側が各県の市街地になります。