慶應義塾大学三田キャンパスの図書館旧館2階に『福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館』があります。
福澤諭吉に対する興味は紙幣にしかないので、これを機に記憶に残る情報を得ようと二階へ。
二階に向かう階段からして見応え十分で、変にテンションがあがってしまったため、
結論から申せば展示内容の極々一部しか記憶に残りませんでした。
(空間に付いては印象深かったです)
階段正面のステンドグラスが圧巻です。
ステンドグラスではなく「ステインドグラス」なんですね。
英語表記が「stained glass」だからか。
ゴシック様式の装飾と緑色大理石の三連アーチや柱も見どころかと。
天井がかなり高く、改修されたと思われる漆喰塗の壁が
教会に居るかのような荘厳な印象を与えてくれます。
凝りに凝った照明器具。
こちらが展示室内。中央の部分です。
窓にかかるカーテンまでも装飾性がある。
こちらはアールデコっぽい照明器具。
天井はシンプルながらもモールディングの装飾が見られます。
壁の照明器具とは意匠が異なるシャンデリア。
こちらが印象に残った展示物。
右側の文言で「だから一万円札なのか」と妙に納得。
こちらは昔の模型。右下が図書館です。
興味深かった展示物その二。
階段の途中にあった照明器具と同じものが玄関わきにあります。
良く見たら燭台下は鷲(鷹かもしれんが)なんですね?
玄関角の天井装飾。
玄関内部から見たドア上部。
玄関の天井部分。
こちらは建物の外壁の装飾。
ブツブツしたものは何なんだろう? と寄ってみたところ
葉っぱを模したタイルでした。
印象としては葡萄の葉だけれど実際のところはどうなんだろう?
建物群の間から図書館旧館の一角を眺める。
図書館よりも興味深かったのがこちらの建物。
大正時代に建てられた「塾監局」だそうで(裏側)
総スクラッチタイルが圧巻です。
まだまだ建物的に見どころの多そうな構内。
カフェができたことで一般人にも入り易くなった気がします。
福澤諭吉については『学問のすすめ』の著者ということ以外に、その略歴や功績がワタクシの記憶に留まらない習性があります。
しかしこの度、新たな知識として、同氏が北里柴三郎の伝染病研究所の設立に尽力したことが記憶に刻まれました。
その周辺情報が気になるので、そう遠くないうちに数十年ぶりに明治村を訪れ、「北里研究所本館・医学館」を見学したいと思います。
【福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館】
東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学三田キャンパス 図書館旧館2F
開館時間 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:日曜、祝日、夏季(例年8月中旬1週間程度)、年末年始
入館料:無料
https://history.keio.ac.jp/