
マーナ(MARNA) 立つしゃもじ
自立。
支えるものがなく、そのものだけで立っていること。
今更感がありますが、先月、立つしゃもじを購入致しました。
それまでは、立つか立たないかなら、
直ぐに洗えばいいんだから従来品で良いじゃないと思っていました。
しかし使ってみれば、人気商品は侮れないと感じております。

当たり前ですが、自立します。
立つからご飯粒がどこかに付着することがない。

従来品(左)と比べ、厚みがないのも特長です。
炊きたてのご飯を混ぜる際、ご飯粒が押し潰れにくいです。
長く物を使うってのも大事だとは思いますが、
改良された物を使ってみるのも良いものだなぁと感じます。
数十年前に、木のしゃもじから現在のしゃもじに変えた時も、
ご飯粒が付きにくいって素晴らしいと思いましたが、
ご飯粒が潰れにくい上に自立するなんて、
改良品は素晴らしいと思っています。
ただし、
ワタクシは菜箸やキッチン鋏、しゃもじはスタンドに差し入れているもんで、
このしゃもじの握り部分が嵩張って場所を取り過ぎるなぁ感は否めない。
ちなみに、立つしゃもじは他に、黒、黄、桃、赤、緑などのカラーもあります。
お玉がカラフルなのは良いけれど、
しゃもじがカラフルってのには抵抗感が湧くワタクシ。
ご飯ってやはり、昭和生まれにとっては神聖なものなんでしょうね。
米粒には7人の神様が宿っていると子供の頃によく言われましたが、
改めて考えるに、お米の神様って誰なんだろう?
ニニギノミコト(瓊瓊杵尊)、田の神(農耕神)は分かるとして、
他は?
調べてみたら、お稲荷さんも稲作の神様なのだとか。
※稲荷神:宇迦之御魂神(ウカノミヤタマノカミ:穀物の女神、後述の歳神は兄)
民間信仰で狐が「田の神」の使いだと考えられていたからなんですって。
他には、大黒天(五穀豊穣の農業の神)や歳神(としがみ)さまも
該当するのかなと思われます。
しかし、残りの二神はどなたなんだろう?
お米を茶碗一杯分作るには、水はその3000倍も必要なのだそうです。
もしかしたら水の神様なども、お米には宿っているのかも?
なにはともあれ日本の文化として、
お米には沢山の神様が宿ると言われるのは確かなので、
丁寧に取り扱わねばならんなぁと思うところです。
たかが、しゃもじ。されど、しゃもじ。
お米を扱う道具は、侮れません。