
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)つくばセンター内にある、日本最大級かつ国内唯一の地球科学専門の総合博物館が『地質標本館』です。
ここは、日本の地質調査を担う国の中核的研究機関で日本の地質学研究の総本山とも言える「地質調査総合センター(GSJ)」が公開している施設で、1882年創設以来140年以上に渡って蓄積された約17万点もの登録標本を保管してあります。
地質調査で収集された岩石、鉱物、化石などの貴重な標本が数多く展示されており、「地球の歴史」「日本列島の成り立ち」「防災や資源問題」といった展示が行われています。

前回はもっと木々が鬱蒼としていた気がする。
ということは置いておいて、手前の岩に注目。

「ジュラ紀付加体堆積岩に貫入した稲田花崗岩」
これは単に「古い岩石に新しい岩石が入り込んだ」という話ではなく
異なる時代・成因の岩石が接することで、
堆積・付加と火成活動を重ねることで日本列島が形成されたことを示すものです。

大陸縁辺に付加したジュラ紀の堆積岩に
後の白亜紀に地下深部から花崗岩質マグマが入り込み、冷えて固結。
※白っぽい方が稲田花崗岩
入館時に受付で記名。前回とは異なり、写真についての説明はありませんでした。
館内は以前の記憶がないほど盛況で、ロビーにも展示があるものの夏休みの子供たちでいっぱいだったため、パンフレットを貰って見学をスキップしました。

こちらがロビーの展示説明と思われます。
無料とは思えぬほど立派な冊子。

今回も第4展示室を重点的に見学します。

ふと思ったのですが、その辺りに転がっている磨かれていない石が、
水晶、黄玉(トパーズ)、石英、方解石、ついでに岩塩が
ワタクシには見分けが付けられないかもしれません。

トパーズが水晶に見えるんだもん。

次回拾いに行く時のために、翡翠はじっくりと見学しておきました。

透緑閃石(とうりょくせんせき)は変成作用を示す鉱物だそうで、
過去にどのような熱・圧力環境を経験したのかを読み取る手掛かりになるそうです。

ダナイト(Dunite)は、かんらん岩の一種。
上部マントルでは、かんらん岩が主要な岩石と考えられているため、
地表で見つかるダナイトは、地下深部の状態を知るための貴重な手掛かりになるそうです。

こちらが入口のグッズショップにあったもの。
マスキングテープが異様に安い。

マスキングテープを1種、テープを2種購入しました。
全て鉱物柄です。可愛い。

アンケートに答えてもらったカード。
くじ引きのようにボックスの中から一枚引き抜きました。
何種類あるのか分かりませんが、いい一枚ではなかろうか。

入口外にある、たぶんベンチの機能もあると思われる岩。

前回は全く興味が無かったのでスルーしていましたが、
よく見るとペグマタイトでした!

シュリーレンは花崗岩の中に見える黒っぽく流れた模様。
ペグマタイトは非常に大きい白っぽい岩石。
シュリーレンはマグマ内部で鉱物が移動・濃集した痕跡で
ペグマタイトは固結の最終段階に残った成分が集まった痕跡。
自然のアートですねぇ。
久々に入りましたが、なかなか面白かったです。石好きがこんなにいるんだなとも感じました。
館内にあるフォトスポットとも言える階段を撮り忘れたので、いつかまた再訪したいと思っています。
これだけの石を見たら、またまたビーチコーミングに行きたくなりました。夏が終わったらどこかに石拾いに行こうかな。
前回の記事

【地質標本館】
茨城県つくば市東1-1-1 産総研つくばセンター中央内
開館時間 9:30〜16:30
休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/28~1/4)
入館料:無料
https://www.gsj.jp/Muse/









































