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今宮神社といえば「あぶり餅」が名物。

今宮神社は、正歴5年(994)、京都で流行した疫病を鎮めるため、無病息災を祈る御霊会(ごりょうえ)を行ったことを起源にもちます。人々は、疫病神への御供えとしてさまざまなものを献上しましたが、中でも、神社に祀られる「神鏡」を形取った白い丸餅は“神聖な霊を宿す”と考えられていたそう。その神聖なお餅を“あぶり”、無病息災・子孫繁栄・長寿などを願って食していたことから、いつしか、今宮神社への参詣の帰りにあぶり餅を食べることが習わしとなり、病気封じ・厄除けのご利益のある門前菓子として、今に伝わっている。
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東門を出てすぐの参道には、向かいあわせで「一和」「かざりや」が建っています。

どちらに行けばいいのか分からないので、行列の人数を見て決めてみました。

選んだのは、長保2年(西暦1000年)創業の『一和 一文字屋 和輔』。

平安時代から続く老舗店だそうです。

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店先で女性が餅をあぶっています。

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火力が強いようでお餅を束であぶっているっぽい。

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価格はこんな感じ。

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小さな餅に白みそが掛かっています。食べやすい。

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建物の造りがとても面白いです。
床下には何があるんだろう?(炭かな)

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江戸時代の人も見上げていたんじゃないかなと思う看板。
(建物は改修済みなので雰囲気を想像しています)

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鍾馗さん。

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一方の「かざりや」にはお多福さんが飾ってありました。

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右が「かざりや」、左が「一和」。

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「かざりや」の行列を見ながら「一和」に並ぶ。

なかなか風情のある場所で、江戸時代の人の気分を味わえました。

茶屋で団子を食べるってこういう感じだったのかもなぁと想像してみたり。

意外にも外国人観光客の姿を見ませんでしたが、餅はダメなのかしら?



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【あぶり餅 一和 一文字屋 和輔】

京都府京都市北区紫野今宮町69
営業時間 10:00~17:00
定休日:水曜(1日、15日、祝日が水曜の場合は営業、翌日休業)
※現金のみ


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